とあるオタク女の受難(僕のヒーローアカデミア編)。   作:SUN'S

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第35話

⌒月⊂日

 

勤務中ゆえに特売日を逃すことが多かったけど。治崎さん達、死穢八斎會の面々の面倒を見ることが増えたことによって御一人様限定食品を大量購入することが出来るようになった。

 

まあ、そろそろリフォームしないと部屋数が足りなくなりそうなんだけどね。私はエリと一緒に寝てるけど、ラッパー君やカメックス君みたいに並外れた体躯の持ち主には我が家は狭すぎる。

 

簡単に言ってしまえばセメントスジーニストの協力を得て、四階建てマンションを建築することが出来た。

 

デザインや設備関係はジーニストとパワーローダーが担当してくれたおかげで素晴らしい出来映えであり、正直に言えばマンションじゃなくて豪邸みたいな雰囲気だった。

 

隣接していた空き家を同時購入したため、貯蓄していたお金は二割ほど無くなった。

 

ガックリと肩を落としながら大きく広くなった我が家を見上げる死穢八斎會の面々とエリの呆然とした表情を見れたのは面白かった。

 

⌒月ヰ日

 

なにやら白昼堂々と銀行強盗を行おうとしていたヴィランを見付けた。

 

ヴィランの指先から放たれた水弾を払い落としながら撮影しようとしている一般人を庇おうとした瞬間、金属バットやマンホールを構えた一般人が襲い掛かってきた。

 

いきなり、集団リンチとかビビる。

 

まあ、そんなことよりアレは銀行強盗の仲間で良いんだよな?個性を無許可で使ってくるヤツもいる訳だし、手加減しなくていいよな?

 

筋肉繊維を活性化させ、外側だけは最強の戦士に見える「バンプアップ」こと「ゴンさんモード」を発動する。

 

こういう数の暴力は強そうな相手を前にすると「誰を先陣として向かわせるか」という仲間で生け贄を選ぶ行為へと早変わりする。

 

この「ゴンさんモード」は他者だろうと強制的に使わせることは出来る反面、三日ほど筋肉痛で動けなくなるデメリットが存在する。

 

⌒月≒日

 

とりあえず、個性を使ってきた人達はボコり倒してから警察に任せたけど。あのヘンテコなポーズを構えていたキモいヤツは逃したが、次こそ反省するまでボコる。

 

トマトを除菌しようとする治崎さんの手を掴んで止め、トマトのお尻を十字に切ってから沸騰している鍋の中へ熱湯が跳ねないように投入する。

 

直ぐ様、私の後ろでキノコにも除菌剤を吹き掛けようとする治崎さんをキッチンから追い出す。炊き込みご飯なのに、除菌剤の味しかしないのはダメです。

 

なにより子供の身体を労いましょう。

 

私だって考えた上で治崎さんに完全除菌した食材を取り寄せていますからね?

 

まあ、料理の腕前は安心してください。

 

そう伝えると「分かった、あとは任せる」とダイニングへ行ってしまった。ゆっくりと呼吸を整えようとした瞬間、ダイニングから怒鳴り声とお酒の臭いが漂ってきた。

 

はあ、エリが真似したらどうするんですか。

 

 

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