とあるオタク女の受難(僕のヒーローアカデミア編)。   作:SUN'S

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第5話

⊃月♯日

 

エリを膝に乗せながらブランコを漕いでいるとバクホー君と一緒に熱血漢という言葉を切り出したような男の子を連れてきた。

 

おばさん、友達を連れてくるなら教えて欲しかったよ。成る程、タキシマ君だね。えっ、きりしま?名前なんてヒーローになれば覚えるから良いじゃないか。しかし、バクホー君とタキシマ君が揃うと暑苦しくなるな。

 

まあ、そんなことはどうでもいいけど。

 

たしか君の個性は硬化だったね。地味だと思っているようだが、私からすれば難攻不落の鉄壁だな。

 

ヴィランの攻撃を耐え抜き、民間人を守ることに適している。バクホー君と違うのは、機動力の無さと決め技が無いことだ。

 

バクホー君と同じようにタキシマ君も死なない程度に鍛えてあげよう。なに、臨死体験程度ならバクホー君は繰り返しているよ。

 

さあ、トレーニングしようか。

 

⊃月η日

 

昨日、二人に伝授したノッキングは好評だったらしい。なんでも異形型の個性を持っているヴィランを倒すには手加減せずに叩き潰す必要があることを危機していたとのことだ。

 

若いのに考えているな。エリ、こういう人を心配することが出来る大人になるんだぞ?私のようなヒーローを目指すことはオススメしない。最近なんて活性の個性を酷使し過ぎた。

 

なんと言えばいいのか、普通の細胞がグルメ細胞に変質してるような気がするんだ。食べれば食べるほど強さを増している、そんな感じがする。

 

ほら、食べた日は覚えないけど。私の個性"活性"を注ぎ込んだ宝石の肉(ジュエル・ミート)を食べたじゃないか。

 

そう、あのキラキラしたお肉だ。

 

アレのおかげで、グルメ細胞が進化したんだ。このままだと美食の神"アカシア"になっちゃう。まあ、美食を求めるのも良いかもしれないけど。

 

⊃月∃日

 

爆豪君、切島君、名前を覚えた相手なんて五年ほど昔のような気がする。

 

しかし、二人とも努力家だな。爆破と硬化は使用する回数を増やせば個性強化に繋がるし、このままプロまで頑張って貰えると嬉しいな。

 

ん?おお、エリは個性を使うと角が光るんだな。

 

……細胞の退化を感知したんだけど。これはエリの個性なのか?ふむ、私の活性化を強めれば打ち消せるな。

 

問題点は出力調整と発動するために必要な動作や仕草、他にはビビらないことだな。

 

ピンチだろうと怖がるだけじゃあ、助かることは出来ない。絶対、諦めないこと。

 

なにより怖くても勇気を出すこと。

 

あばよ涙、よろしく勇気ーーー。

 

これを覚えておきなさい。ピンチだろうとチャンスは転がっているモノだからね。

 

 

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