魔法少女で魔女の救済戦線   作:キューラ

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第一話 転生と魔女家業

中世ヨーロッパ、ファンタジーな建物が建ち並ぶ町─その中心にそびえ立つ城の玉座にて座る少女が一人

 

「…ふぅー、今日の魔女家業やっとおわった~!」

 

どうも、お久しぶりです。明石夕凪こと狂識凛花です。──ちゃんと男に転生しましたよ。…男の子というより男の娘だけど…

でだ、今はというと家業であります魔女の絶望狩りがおわった所で自分の結界の中の城に来てます。あ、今私魔女やってるんですよ。何の魔女かわかります?絶望と希望の魔女です。なんか今日来た魔法少女が私の事を「ディプスホープめ!!」なんて言ってきたので魔法少女内での通り名はディプスホープみたいです。

 

「ディプス、回収に来たよ」

 

「…やっと来たの?遅くないか?」

 

玉座の端にあるカーテンから声がして、その奥から白い謎の生き物が現れた。

 

「─インキュベーター」

 

そう、あの白い悪魔扱いのインキュベーター、通称QBである。

 

「そうかい?僕は時間通りに来たつもりだったんだけど…すまないね」

 

「次からちゃんとしてよ?」

 

そう言って凛花は側の机の引き出しからグリーフシード状のカプセルを取り出し、インキュベーターに向けて投げる。

 

「う~ん。ちょっと今日は濃いね」

 

「そうでしょ?今日は獲物(魔法少女)が大漁だったしね。色付けてあげたわ」

 

凛花が投げ渡したカプセル、それはこの結界に入ってきた者が出した絶望が詰められている。実は凛花、この結界の中に入ってきた魔法少女を絶望に堕とし、希望を与えることで絶望のエネルギーを集めている。そしてそれの何割かをインキュベーターに渡しているのだ

 

「それは嬉しいね。次もよろしく頼むよ」

 

「…感情無いくせして何言ってるのよ…まぁ、いいわ。明日には“あの町”に行くからこれからもよろしくね…」

 

凛花はインキュベーターが消え、一人になった玉座で誰にも届かない呟きをあげるのだった。

 

 

 

───────────────

 

さぁ~て!ここでちょっと解説するよ~

 

この私、ディプスホープこと狂識凛花の魔女の能力を教えてあげるよ!

 

私の能力は簡単に言うと絶望を与え、そして希望を与えることで人間の絶望のエネルギーを集めるんだ。で、絶望を吸い取った人間は絶望をからっぽにして外に出すから魔法少女のソールジェムも浄化しちゃうんだよね。一応私も人間であり魔法少女だから入ってきた同胞(魔法少女)だから殺す訳にはいかないからね。

 

「…にしても明日にはまどか達と会うかもだよね。…まぁ、取り敢えずはまどかの魔女化阻止かな。(能力使って戻せそうだけどその前に殺られそう…)」

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