魔法少女で魔女の救済戦線   作:キューラ

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第四話 放課後のお隣さん その弐

「巴さんのソールジェムは何色かな?」

 

凛花がそう問うとマミの表情が変わり、質問してきた。

 

「…あなたも魔法少女なのかしら?」

 

「まぁ、そうだね。ただ俺の場合は魔法少女より男だから…さしずめ魔法使いかな?その証拠に…ほら。これが俺のソールジェムだ」

 

凛花はそう言って机の上に鉄十字とハーケンクロイツが刻まれ、白く、淡い宝石が埋まっている魔法少女の魂の塊であるソールジェムが置かれた。

 

「この町に─私の家の隣に来たと言うことは……目的は何かしら?」

 

マミが怪しげに聞く。

 

「なに、引っ越し先は偶然ですよ。目的は…まぁ、この未確認生物に『この町の魔法少女に協力してあげてくれないかい?』とか言われたからですよ」

 

インキュベーターをガシッと掴み、引き寄せる。勿論、その間にインキュベーターに念話を使って話しかけてはいる。

 

(インキュベーター、口裏は合わしてくれよ)

 

(ちょっと!凛花!ボクはそんな事言ってないんだけど!?)

 

(巴マミの弱点が軽くなるだろ?それだけでもお前にはプラスだろ?で、あ・わ・せ・ろ・よ♪)

 

(わ、わかったよ…)

 

「本当なの?キュゥべえ」

 

マミがそうインキュベーターに問う。

 

「う、うん。君は一人で居すぎるからね。協力してもらうために呼んだんだよ」

 

「…どうやら本当みたいね」

 

マミはインキュベーターの答えを聞いて警戒を解いてくれたみたいである。

 

「なぁ、巴さん。お隣さんでこれからも魔女狩りで協力するんだし俺の友達になってくれないか?」

 

凛花はマミの警戒が緩んだ隙に友達になってくれないかと言う。それに追撃を掛ける。

 

「だめかな?」

 

そう言って片手を出した。

 

「…も、勿論よ!よろしくたのむわね!」

 

マミがとても上機嫌に凛花の手をとった。

 

「あ、せっかく友達になれたんだから名前で呼んでもいいかな?」

 

「え、ええ!勿論よ!」

 

「なら…マミさん、かな」

 

「り、凛花、君?さん?…君ね。凛花君ね。しっくりくるわ」

 

凛花の外見の為か君付けかさん付けかで迷っていたが結局は君付けに纏まったようだ。…マミが時折トモダチ…トモダチカァ~ウフフって笑ってるんだが…

 

「今からパトロールに行くんだけど…凛花君も来るかしら?」

 

「うーん…そうだな。なら、俺も行かせてもらうわ」

 

凛花は絶望と希望の魔女、ディプスホープであるが同時に魔法少女でもあり他の魔女を狩る仕事があるのだ。

 

「なら、今から行きましょう」

 

「うん、わかった」

 

そう返事をし、二人が変身した。マミは原作通り黄色い服装に、そして凛花は銀の長い髪をなびかせ、白を基調として黒とフリルがちりばめた服を着ている。

 

「へぇー、服装も白いのね」

 

「ええ、“私”のパーソナルカラーは白銀だからね」

 

さて、皆様。お気づきになっただろうか。凛花は一人称が俺から“私”に変わっている事に。

 

「あれ?私?」

 

「ああ、私は魔法少女になると性別が変わるのよ。この状態では伊敷狂華と名乗っているわ」

 

「魔法少女の修正が働いているのかしら…」

 

マミはその内容に考え込む。

 

「さぁ、行きましょうか」

 

「え、ええ!」

 

狂華によって急に呼び戻されたマミは狂華と共に夜の空に飛び立って行った。

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