魔法少女で魔女の救済戦線 作:キューラ
~翌日~
転校の日が金曜日で、翌日は土曜日である。凛花はというと今日は町に繰り出している。
「ふぁ~あ…結局パトロール終わったのが日を跨ぐって…」
あくびをしながら町を歩く凛花の後ろに怪しいピンクと青─まどかとさやかがいた。
「転校生?」
「凛花君?」
偶然町に繰り出していたまどかとさやかが凛花を見つけ、通りの店の立て看板に隠れたのだ。それから凛花は裏路地に入り、
「喫茶店…?」
そして、その奥にある喫茶店の中に入って行った。
─────────────
後ろの方にまどかとさやかの存在を感じつつ、路地裏に入り、その奥にある喫茶店[アルカナ]そう看板の立てられた喫茶店の中に入る。
「マスター。例の物、届いてる?」
店内に入り、カウンターに座るとマスターに声をかけた。
「おう。届いてるぞ…っと、いけない。ラプラスの箱は?」
マスターは“物”を取りに行こうとして思いだし、合言葉を聞いてきた。これはもし、“例の物”が別の者に渡らないための策だ。
「連邦の呪い」
「ん、それじゃ…ほれ」
合言葉を確認するとマスターはカウンターに拳銃─ソードカトラスを二丁、それから数十発の銃弾に追加のマガジンが置かれた。
凛花はソードカトラスを手に取り、マガジンを抜き、弾を装填してまた戻す。
「良いな…」
思わず言葉が溢れた。
「また壊すなよ?」
マスターに釘を刺された。実のところBLACK LAGOONのレヴィに憧れてソードカトラスを使っており、以前の町にいた頃に戦闘中に壊してしまいマスターに修理に出していたのだ。
「アハハ…じゃ、これ代金ね」
「おう!またな!」
凛花はソードカトラスを仕舞うと、アルカナを出て家路についた。その後ろにはまだあの二人の影があった。
───────────────
「拳銃…ほ、本物かな?」
まどかとさやかはというとさっきの喫茶店内での凛花が受け取ったソードカトラスについて疑問符を打ち立てていた。
「案外、エアガンとかじゃない?」
さやかはそう言って銃を撃つ仕草をする。
「そ、そうかな?…」
「あっ!マンションの中に入ってった!」
そうして後ろをつけること十数分、すると凛花は高層マンションに入っていった。
「行くよ!まどか!」
「えっ!さやかちゃん!?」
それを見たさやかによりまどかは手を引かれ、マンションの中に入って行く。それから凛花が部屋に入ったのを確認すると急いでその扉の前に走る。
「狂識…ここだね」
「高いところだね」
まどかは通路の手すりから外を見てそう呟いた。凛花達の住む階はそれなりに高いのだ。…その分、(販売価格が)高かっただが…
「さてと」
そう深呼吸をし、呼び鈴を鳴らした。
「転校生~!さやか様とまどかが来たぞ~!」
喫茶店アルカナ
見滝川の商店街の路地裏に存在する喫茶店。主人公の銃の修理や弾の販売等をする武器商でもある。店主のマスターは25~6と見える。主人公とは前の町からの知り合いであり以外と長い付き合いであるらしい。