とある侍の漂白剤   作:カツヲ武士

8 / 26
この作品はディスプレイから100cm以上
距離を取った上で頭を空っぽにして読みましょう。

見るんじゃない。感じるんだ!

オリ設定・オリ展開
嫌いな人は読み飛ばし!


8話。常識を起こさないでくれ。死ぬほど疲れてる。

死神としての常識を投げ捨てる。

 

これは別に伊勢に限ったことではない。

むしろ自分こそ、その殻をぶち破る

必要があると思っている。

 

なぜなら、浦原喜助は一人で、否、

四楓院夜一や握菱鉄斎の手を借りた

としても、わずが数人で8名もの

隊長格をほぼ同時に無力化しているのだ。

 

それはつまり卍解を修めたからと言って増長してはダメだと言う証でもある。

 

そもそもの話、卍解は(鬼道もそうだが)

わざわざその名称を大声で叫ぶと言う

欠点がある。

 

さらに予備動作として霊圧を高める

必要があるので、見え見えなんだよな。

 

卍解が必要なレベルの敵を前にして

そんな余裕があるのか?

わざわざ相手に自分の情報を晒す必要が

あるのか?

 

わかるか?死神の戦闘は基本的に全部予備動作丸出しのテレフォンパンチなんだぞ?

 

鬼道を切り捨てたことにたいして伊勢が

非常に驚いていたが、そこまで

事前情報をもらっておきながら対処

出来ないほうがおかしいだろう?

 

詠唱破棄だの後述詠唱・二重詠唱があるなら

無詠唱の研究しろや!

 

と、こんな考えの元で鍛錬していた際に

偶然生み出したのが、

『鬼道を乗せて物理で殴る』と言う基本

にして奥義とも言える攻撃だった。

 

これが出来れば、部分的に強化を

行うことで爆発的な瞬発力を得る

こともできるし、これを使うことで

鬼道と白打と歩法を鍛えることにも

なるから、万々歳だろう。

 

・・・なにせ相手は瞬神夜一。

早さが足りなければ追いつけない。

そんなのを敵にするのだから最低限

の準備は必要なのだ。

 

そして浦原喜助の研究も一つの契機となった。

そう。虚化だ。

 

俺はその名前しか知らないが、それでも

彼が何を目指したかは十分わかった。

 

死神はプラス。虚はマイナス。

この考えが駄目だったんだ。

 

算数的に考えれば、プラスとマイナスが合わされば、ゼロになるか、どちらかが消えて数が多い方が残る。

 

俺はこれを当たり前だと考えていた。

 

しかし死神を黒。虚を白と考えればどうだ?

 

太極図のように黒と白が入り混じる

ことが可能なんじゃないか?

 

光と闇が両方そなわり最強に見えるんじゃないか?

 

メラゾーマとマヒャドで極大消滅呪文が出来上がるんじゃないか?

 

前世の知識もさることながら、溢れ出る

浪漫が止められん。

 

それに、だ。卍解の先が無いなんて誰が決めた?

 

普通の死神が斬魄刀をものにした状態を

『活動』とするなら、始解の状態が

『形成』と言っても良いだろう。

 

そんで卍解が『創造』とすれば・・・もちろんその先に『流出』があるよなぁ?

 

この考えは想像に想像を重ねた暴論で

ある意味ぶっ飛んだ解釈だが、当然

根拠はあるんだぞ?

 

この斬魄刀は、元々は誰かが造ったものだ。

当然斬魄刀が無い時代だってあったし、

そんな時代にも死神は居た。

 

その時の死神は弱かったか?

否。そんなことはない。

 

つまり斬魄刀と死神の強さは比例しない。

むしろ当時の死神の力こそ、俺が考える

『流出』に近いんじゃ無いかと思ってる。

 

そして滅却師。彼らも自身の力だけで戦う存在だ。

 

それを考えれば、斬魄刀に頼ること自体が

死神としての停滞なのではなかろうか?

 

無刀の極致とでも言うのが、剣士としての完成形ではなかろうか?

 

いや、斬魄刀が不要と言う訳ではない。

間違いなく多様性は増してるし、卍解が

強力なのは事実なんだからな。

 

だがしかし、縋るのはダメだ。

 

剣人一体。否、斬魄刀は己の魂でもある。故に目指すは心身一如。

 

その上で虚の力を取り込むことが出来れば

身体的な能力を高めることも可能になる。

 

つまり、俺はまだまだ成長できると言う事だ。

 

・・・鍛えねば(使命感)

 

問題は、最近になってこのことに気付いた

俺と、少なくとも20年以上前から

この技術を研究していた浦原の間には

大きな隔たりがあるってことだよな。

 

つまり俺がリサの仇を討つためには、

最低でも向こうが仕掛けてくるであろう

虚化に対抗出来るだけの下地が必要になる。

 

Q・毒耐性を付けるにはどうしたらいい?

 

A・毒を体内に取り込みましょう

 

そんなわけで今後は虚を殺したら少し

体内に取り込んだり、相手からわざと

攻撃を受けて自然治癒に任せるように

していこうと思う。

 

一気には無理だろうから、最初は普通の虚。

それから中型、次いで大型。そして大虚。

 

少しずつ、順番に取り込んで強くなる。

 

そのためには現世に行くか、虚園に乗り込む必要がある。

 

それを考えれば副隊長と言う役職が邪魔だ。

 

これを返上・・・は出来ないから、伊勢が

副隊長に相応しい実力になったら彼女を

副隊長に推薦し、俺は現世か虚園に乗り込む

ように働きかける必要があるだろう。

 

隊長や伊勢からはいつまでも仇討ちに拘る

女々しい男と笑われるかもしれん。

 

他の死神からも失望されるだろう。

 

しかし、だ。少なくとも向こうは既存の隊長を

返り討ちに出来るだけの技術と力があるのだ。

 

これに対抗する手段が無ければ、死神は常に

彼らの技術に怯えて暮らす事になるじゃないか。

 

俺はそれを認める訳にはいかんのだ。

 

だから外法だろうが何だろうが力を手に入れる。

 

そしてその力を以て護廷一三隊を強化し

死神としての矜持を取り戻す。

 

それが出来て初めて俺は前に進めるのだ!

 

この後、八番隊副隊長である円乗寺辰房は

積極的に現世や虚園への遠征を行い、相当

数の虚を殲滅して回ることになる。

 

その際、自身が被る傷にも構わらず、

むしろ積極的に傷を受けながらも戦い続ける

彼のことを、周囲の人間は『八番隊の剣八』

と呼ぶようになる。

 

・・・その二つ名のせいで辰房が十一番隊の

隊長や、四番隊の隊長から目をつけられる

ことになったのは、もはや様式美と言っても

良いかもしれない。




犯人が生きてるのに対処も追撃も何もしないって、原作の隊長とか普通に危機感無さすぎですよね。

浦原喜助の追放は元々のネタだったけど、その理由が後付けだったとかでしょうか?

零番隊には裏破道みたいなのもありますし、斬魄刀が必要不可欠って程でも無い気がします。

それはさておき、作者は正田卿が大好きです!ってお話。
・・・タグ追加しなきゃ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。