パラレルスプレットワールド 作:通りすがりのめいりん君@すきょあ
~書物にまみれた研究室のような場所~
渚(なんだろう。私は夢でも見ているのかな…。なんで部屋を見下ろしてるんだろう…)
亨「ふふ、ついに、ついに解りましたよ!古代魔力の謎、そして秘められた力が!さあ、早速始めるとしましょう」
渚(魔力…?こいつは何を言っているんだ。でも、なんだかそれをやっちゃいけない気がする。なんでかはわからないけど、きっと駄目なんだと思う)
亨「さて、世界の繋がりもわかったことですし、試しに“向こうの俺”に呼びかけてみるとしましょうか」
―亨の体が光出して部屋を包む
渚(なにこれ…まぶし…い。向こうの、私?向こうってなんのことだよ…!)
亨「ふふふ、反応はありますね。もっと強く、引き寄せるようにしてみたら良いのでしょうか?」
―より光が強まる
渚(何も、見えな…い。…??何だ、すごく…うる、さ、い…!)
―騒音と目覚ましのアラームが響く
渚(なんだ…耳元で、騒がしい…!)
渚「あー!もう、うるさーい!!」
―目覚し時計を叩く
***
【始まり~魔力と平行世界~】
~南エンシア高等学校~
渚「とにかく、私は変な夢をみたんだよ」
若桜「魔力って(笑)渚もついに厨二病にかかったか?」
―小馬鹿にするように
渚「バカサと一緒にするな」
若桜「バカサって言うな!」
渚「馬鹿は馬鹿だろ」
らん「なぎの言う通りなのだ」
若桜「西園寺まで言うか!」
渚+らん「あはははは」
地の文(渚)
「この世界の名は“ソルナティア”広大な大陸1つと幾多の小島で形成された星。そして広大な大陸に存在する唯一にして絶対なる国がこの“独治国家エンシア”だ。私、『神無月 渚』はこの国の中央城下都市“エスペランサ”に住む高校2年生で、馬鹿馬鹿言われてるやつが『若桜』、通称バカサ。「なのだ」って言ってるのは西園寺 らん。私の親友で、忍者の末裔と言われてる西園寺家の令嬢だ」
らん「それにしても興味深い夢なのだ。なぎはその男の人に見覚えなかったの?」
渚「無いなぁ。場所も知らんかったし。でも、あの男はなーんか私に似ている気がしたんだよな。似ているっつ―か私自信みたいだったっつーか…」
らん「聞いている限りはそんな感じしなかったのだけれど、口調も違ったんじゃないの?」
―確認するように。 問い詰めてはいない
渚「そうなんだよなー。普通に考えれば似ている要素なんてどこにも無いと思うんだが…。なんでだろ?」
らん「うーーーん………」
―深く考え込むように
らん「もしかして、パラレルワールドってやつかもしれないのだ」
若桜「お、西園寺まで厨ニ病発症?」
―やや食い気味に
らん「バカサはちょっと黙ってるのだ」
若桜「つ、つめてぇ…」
渚「んー。若桜じゃないけど私もちょっと話が飛躍してるように感じるぞ」
らん「それは、なぎがテレビを見てないからそう感じるだけなのだ。去年くらいに並行世界を発見したかもって大ニュースになっていたのだ」
渚「ニュースくらいみてるわ!これでも去年の期末は学年14位だぞ!担任が“アイツ”なんだから時事は外せねぇっつの!」
若桜「14位ってなんか微妙な数字だな」
渚「下から数えたほうが早いやつは黙ってろ」
若桜「なんか今日、俺への当たりが強くない!?」
渚「…何言おうとしたっけ。…ああ、そうだ。そのニュースだが、確証のある結果じゃなかったからって学会側が報告を撤回しただろ。『噂だけが先走りしてしまった』って教授が言ってたじゃん」
らん「逆にその話はらんが知らないのだ」
渚「さっき私に言った言葉覚えてるか?」
らん「流石にらんでも見逃すことはあるのだ。というか本当に知らないのだけれど、ニュースで言ってたことなの?」
渚「いや、情報番組に教授が呼ばれてたときに言ってた」
らん「…それはわからなくても仕方ないと思うのだ」
―呆れるように
らん「でも、可能性がある話ではあるのだし、そもそも夢なんて不確かなものについて話しているのだから、パラレルワールドかもしれないって考えたほうが楽しいと思うのだ」
渚「それはそうだな。でも、らんの言い分だと夢で見た男は私ってことになるんじゃないか?」
らん「そこは、パラレルワールドの自分が今の自分と同じとは限らないってことにしとくのだ」
渚「なんじゃそりゃ、都合良すぎないか?」
らん「そもそもが文字通り夢物語なのだ」
―チャイム音が響く
通里「もうチャイムなってんぞー。早く席につけ―」
若桜「やべっ。キョウヤ来ちまった。俺、席に戻るわ」
―コソコソとするように
通里「若桜ー席についてないのお前だけだぞー」
渚(パラレルワールドなんて非現実だとは思うが、でもあの男が言っていた“向こうの俺”が私の事ならば、パラレルワールドってのも説明がつくんだよな)
若桜「っく…バレたか!」(背景)
―観念したように
通里「バレるも何も、丸見えだし」(背景)
渚(それにしてもあの夢はなんだったんだ。妙にリアルだったし、夢にしてははっきりと覚えてるし)
…
……
………
~授業中~
通里「神無月、これ答えてくれ。…神無月?おーい」
渚「……」
通里「なんだ。珍しいこともあるもんだな。じゃあ代わりに若桜、これ解るか?」
若桜「なんで俺!?」
―不意打ちを食らったように
通里「先生と目があったから」
―わざとらしく
若桜「いや、絶対合ってない!俺、目ぇそらしてたし!」
通里「ほう、それは俺の授業をまともに聞くつもりが無いってことか?」
若桜「それは、そのー、あのー…」
―困ったように
通里「冗談だ。もうチャイムも鳴るし、この問題は次回への宿題とするから、各自調べてくるように」
若桜「助かった…」
通里「西園寺は後で渚に宿題のこと教えてやってくれ。あと、放課後俺のところに来いとも言っておいて」
らん「わかったのだ」
―通里が教室を出ていく
***
声劇の台本になるらしい。
昔、他人のオリキャラ集めてごった煮ストーリーにしようみたいな企画で書いていた作品のリメイク。
勝手に使ってくれていいけど、折角なら録音したやつを聞きたいので、使って録音したら教えてほしいです。