異世界現地調査   作:赤地鎌

16 / 41
問題が勃発、それにあの四人とネオは…


異星間プレイ

 ネオは皇帝城の玉座の間…玉座のドームにいた。

 

 皇帝ロンバルディアが、ゼルとスタンクを見た瞬間、眉間が寄って少し殺気を出すも、フッと笑み

「ようこそ、我の命を狙った愚か者のエルフと…その子孫よ」

 

 ゼルはヒヒヒヒと笑い、スタンクは気まずい顔をする。

 

 大魔導士戦士ディオが

「陛下…今は…」

 

 皇帝ロンバルディアは頷き

「分かっている。そして…天使とは…我が国では天使が降臨するのを良しとしていないぞ」

と、カンチャルが持っている通信球から映るクリムを見る。

 

 クリムが

「え、そうなんですか?」

 

 皇帝ロンバルディアが呆れて額を掻きつつ

「まあ、非常事態だ。話を戻す。で…」

 

 クリムが映る画面の中には、黒目で銀色に光るドレスのような体を持つ、明らかにグレイタイプの異星人ですよ…という女性?、まあ、胸の膨らみと髪のような触手を頭部から伸ばしているので、そうとして

 

 皇帝ロンバルディアが

「汝の…その…話では、我らの国を侵略しに来たのでは無いと?」

 

 クリム達が映る通信球の映像を前にするのは、皇帝ロンバルディアと大魔導士戦士ディオに、ネオ、スタンク、ゼル、その通信球を持つカンチャル、ブルーズと、一同がいた。

 

 映像…映画のようなスクリーンにクリムとそのグレイタイプの異星人みたいな女が、クリムに

「ぎゅるるるうっるるるるるる」

と、高音域の声を放つと、それにクリムが頷き

「彼女…私達は、ここにアルルティスの為に立ち寄っただけで、争いに来たのでは無いと…」

 

 大魔導士戦士ディオが

「そのアルルティ何とかは、何だ?」

 

 クリムが困り顔で

「ごめんさい。ぼくでは、説明できる言葉が無くて」

 

 要するに、クリムが理解して意味に出来ない事があるらしい。

 

 ネオは考えて「そうか…なら」と体のナノマシン端子から投影映像ドローンを出して、DIメイドランに繋げて

「メイドラン」

 

 DIメイドランは頷き

「はい、事態は存じています。こういう場合は…異星間文明分析担当のDIマンティスネオに頼んでみては?」

 

 ネオが

「陛下、我々の中でそういう違う文明生命に関して優れた知見を持つ者が…」

 

 皇帝ロンバルディアは頷き

「よろしい、やってみよ」

 

 ネオが、クリム達が映るスクリーンへ、投影映像ドローンを飛ばすと、そのドローンの映像から、中性的な男性のDIが投影される。

「初めまして、異星間文明分析を担当するDIマンティスネオと申します」

 

 クリムがお辞儀して

「どうも…よろしくです」

 

 こうして、DIマンティスネオは、クリムと会話しつつ、クリムを介して話すグレイタイプの異星人みたいな女?と、対話していく内に

 DIマンティスネオが

「ぎゅるるるうるるるるるるうるるるる」

と、グレイタイプの異星人の女?が話した言語らしき何かで話すと、グレイタイプの異星人の女?が顔を明るくさせ

「ぎゅるるるるいるるうるうるるるるる」

と、高音域の言葉を放つ。

 

 スタンクがそれを見て顔を引き攣らせ

「全く何を言っているのか…分からん」

 ゼルも

「オレも分からん。鳥の鳴き声にしか聞こえないなぁ…」

 

 ネオが

「それは正解だと思う。恐らくだが…言語ではなく、通信のような会話なのだろう」

 

 ブルーズが

「そんなんで通じるのか?」

 

 ネオが

「言葉じゃあない。通信のようにイメージや考えを直接伝達している。こっちで言うなら…テレパシーに近いのかもしれん」

 

「へぇ…」とスタンクやゼルにブルーズが頷いていると、DIマンティスネオは対話?ならぬ通信を終えて、全員に向くと

「では、彼女達…まあ、彼女達としましょう」

 DIマンティスネオが説明を始める。

「まずは…彼女達は、この惑星とは違う別の惑星から来た来訪者です」

 

 皇帝ロンバルディアは頷き

「ほう…で、目的は?」

 

 DIマンティスネオは

「目的は、ただの休憩です。本星がある銀河から、目的の銀河までの移動途中で、生体活動が活発なこの惑星を発見して休憩ながら、この惑星のサンプルを獲得しようと…」

 

 大魔導士戦士ディオが

「それでは、サンプルとなった我が帝国の民は…そちらに誘拐されたままになるのだな」

 

 DIマンティスネオは首を横に振り

「いいえ。直ぐにサンプルを取り終えて返すつもりでしたが…。その…一時的なサンプル採取した方達が…とても…原始的欲求に忠実で、かなり危険なのを…察知してしまって、彼女達の本体…まあ、大きな移動体に備わっている防衛機構が反応してしまって…

 このような誤解が生じていると…」

 

 スタンクが

「何だよ。原始的欲求に忠実って?」

 

 ネオが額を抱えて

「ああ…帝都のリリスガール街の…連中が…」

 

 皇帝ロンバルディアは、はぁ…と溜息を漏らし

「つまり、下半身の欲求に忠実な者達が回収されて、警戒してしまったと」

 

 DIマンティスネオは苦い笑みで頷き

「その通りです」

 

 大魔導士戦士ディオが

「一つ、聞きたい。そちらは生命なのだろう?」

 

 DIマンティスネオは頷き

「はい。知的生命というより、知性と様々な技術との融合生命といった方が正しいのでしょうね」

 

 大魔導士戦士ディオが

「具体的に掴めん」

 

 DIマンティスネオは

「そうですね…この世界でいうなら…植物系亜人種と大精霊が融合した…と思って貰っても構いません。この世界の世界樹とされる大きな魔力を秘めた巨大樹が進化して、宇宙にまで進出した種族…世界樹のような異種族を考慮するなら、ユグドラシル族…とでも言いましょうか…」

 

 ネオが暫し考え

「世界樹が進化した種族…って事は、あの空に浮いてる傘型のような巨大な物体が…」

 

 DIマンティスネオは

「そうです。本体と呼べる存在で、この映っている彼女は、それから生じた分身体という事です」

 

 投影スクリーンのクリムの隣にいるグレイタイプの異星人の彼女、本体がクリムと会話とする為に用意した分身体が

「きゅるるるるうううるるうるるるるるる」

と、通信会話をすると、それをクリムとDIマンティスネオは頷いて聞いて

 

 クリムが

「ご迷惑をかけた事を深くお詫びすると…」

 

 DIマンティスネオが

「事態の解決の為に、新たな…ちゃんとしたサンプルさえ提供してくれれば、直ぐに問題を解決するそうです。もちろん、サンプルになった方達の身の安全は保障しますので。それと…その間に…滞在に許可について」

 

 皇帝ロンバルディアは争いで解決しないで済みそうな具合に

「分かった。民を傷つけないとするなら良し。まあ、緩やかな解決で済むなら…」

 

「ぎゅああああるるるるるるるる」

と、皇帝の玉座ドームに、似たような通信会話を放った人物が入って来た。

 フラスパ教会のスレイプニルだ。

 

 それを聞いたクリムの隣にいるユグドラシル族の彼女は焦った顔をする。

 

 ネオがDIマンティスネオに視線を向けると無音の通信で

”なんだ? どういう事を話した?”

 

 DIマンティスネオは渋い顔をして

”暗号化された通信会話です”

 

 ユグドラシル族の彼女は、困った顔をした後

「ぎゅるるるるるうるるるるるる」

と、DIマンティスネオに伝える。

 

 DIマンティスネオは渋い顔で

「申し訳ない。早急に事を片付けないといけないので、解決の協力を…」

 

 皇帝ロンバルディアと大魔導士戦士ディオがアイコンタクトをする。

 その間にフラスパ教会のスレイプニルが

「だ、そうですので…ねぇ。龍皇帝様」

 

 皇帝ロンバルディアは鋭い視線の次に

「分かった。事態の早期解決へ、移行するとしよう…」

 

 

 

 作戦が始まった。

 

 ネオは皇帝城から見えるあの二体の防衛機構アシュヴィンに狙いを定める。

 防衛機構アシュヴィンの内、大きい方はメス型のサティア、少し小さいのがオス型のダスラ。

 オスメスと区分がある理由は、防衛の際に違う視点を持つ事によって、より強固な防衛を行う為らしい。

 

 防衛機構アシュヴィンの二頭は、マナの怪獣鎧を纏っているので、魔法攻撃を全て吸収する。なので、物理攻撃が有効だが…物理攻撃をマナの防壁によって完全に防ぐ。

 ならば…と、帝都の周囲に様々な魔法を使える者達を配備、物理防壁をマナで中和して消して、ネオの攻撃を叩き込む。

 

 ネオは皇帝城から飛翔すると、背中から武装のコンテナを幾つも備える小型宇宙駆逐艦を取り出し、それにネオは乗り込み、防衛機構アシュヴィンのサティアとダスラへ向かった。

 

 サティアとダスラは、直ぐにネオが乗る宇宙駆逐艦に気付き、ユグドラシル族の本体の傍に留まりながら、背面と顎門から魔法光線を放って攻撃する。

 

 無数に迫る攻撃の光線だが、帝都内に配備した魔法戦士達によって弾かれ、ネオの宇宙駆逐艦が攻撃のミサイルレーザーや砲塔粒子加速砲を発射する。

 

 サティアとダスラは防壁を展開するも、それを中和する魔法戦士達によって中和して消えて物理攻撃(光線)が叩き込まれる。

 爆発するサティアとダスラだが…その爆炎から飛び出て再び攻撃の光線を放つ。

 

 ネオは、自身の宇宙駆逐艦は空に上げて、攻撃を上に逸らしつつ、攻撃をする。

 

 ユグドラシル族の本体の周囲を衛星のように周回しならがら攻撃を放つネオの宇宙駆逐艦。

 操縦席のネオは

「よし、食いついた」

 

 

 ネオの宇宙駆逐艦と戦っている最中に、スタンクにゼルとカンチャルにブルーズの四人がユグドラシル族の本体の真下に来ると、そこに用意された魔法絨毯に乗ってユグドラシル族の本体、スカイリムへ昇った。

 

 ネオの陽動のお陰で、四人はスカイリムへ侵入できた。

 

 スカイリムの下部に来ると、そこは白い結晶で出来た有機的な通路が広がっている。

 カンチャルが右手に通信球を持つと、クリムが出て

「こっちです」

と、四人を誘導する。

 

 クリムの誘導に従って小走りで進む四人。

 スタンクが

「しかし、解決する方法が…内部にはいって、その間違ったデータの入った結晶を壊すなんてなぁ…」

 

 カンチャルが

「そんな簡単にいけば良いけどね」

 

 ゼルが

「嫌なフラグを立てるなよ」

 

 

 サティアとダスラは、侵入した四人に気付き、視線をユグドラシル族の本体に向けるも

「まだまだ、終わってないぞ!」

と、ネオがその隙へ攻撃を叩き込む。

 

 ネオの攻撃が苛烈なので、どっちかが行けないサティアとダスラは、ユグドラシル族の本体の内部に仕込んだ防衛機構の分身体を動かす。

 

 

 ユグドラシル族の本体を走っているスタンク達の前に、壁から結晶で出来たロボットのような兵士が出現する。

 

 スタンクが

「うわぁ…やっぱり、そうなるよなぁ…」

 

 防衛機構アシュヴィンの分身達が、スタンク達に迫る。

 通信球のクリムが

「彼らを破壊しても問題ありませんが。破壊した場合、直ぐに破片が吸収されて再生されます」

 

 カンチャルが

「モンスター無限発生トラップかよ」

 

 ブルーズが前に出て

「要するに、突き抜ければ良い事だろう」

と、両手を組んで鳴らしていると

「じゃあ、オレが道を切り開く」

 

 スタンクが

「任せた!」

 

 カンチャルがブルーズの肩に掴まり

「案内は、任せろ!」

 

「行くぞ!」とブルーズが力を込めた瞬間、ブルーズの体が一回り大きくなり

レオバルド(重器戦車)

と、ブルーズの全身をマナの魔力が包み、両手、頭部に獅子の如き鉤爪と顎門のオーラが被さる。

 

 ブルーズの最強スキルの一つ、目の前にある敵を圧倒的な蹂躙で踏みつぶす技だ。

 ゴアアアアアアアアア

と、ブルーズが吠えて、目の前にいる結晶の兵士を蹴散らして道を作る。

 

 ブルーズの戦での呼び名、ロード・キング。

 相対した相手を粉砕して道を作る様からきている。

 

 ブルーズの圧倒的粉砕によって、道が出来る。

 背後から狙う防衛機構アシュヴィンの分身達を、スタンクやゼルが倒す。

 ブルーズの肩にいるカンチャルが行き先を示し、壁があろうとも、レオバルド状態のブルーズは止まらない。

 そして、目的の場所に到着する。

 

 大きなドームのそこで

「目的の結晶のデータは!」

と、スタンクが周囲を見渡す。

 幾つもの結晶の柱が伸びるそこだが、伸びていた結晶の柱が床に沈んで、残る結晶の柱がある。

 それをカンチャルの持つ通信球のクリムが指差し

「あれです!」

 

 スタンクが「行くぞ!」と斬りかかるが、その結晶が飛び出した。

 ゼルがそれを狙って弓を放つも、結晶から防壁が展開されて矢を弾いた後、目的の結晶が天井に突き刺さり、天井の一部が落ちる。

 いや、結晶が天井の一部を素材として、防衛を開始する。

 

 それは、牙を備えた結晶のエイリアンである。

 全長が五メートルほどもある結晶の不気味なエイリアンが

 ギシャアアアアアアア

と、吠えてスタンク達を襲う。

 

 ゼルがマナで攻撃力を加速させた弓を放つも、エイリアン型防衛兵士に当たった弓は飲み込まれて消えた。

 

 カンチャルが袖から小型手榴弾を握り、投擲爆撃する。

 

 ひるむエイリアン型防衛兵士、そこへスタンクが一閃を振り下ろすも弾かれ、ブルーズの突進が入る。

 僅かに後退した程度のエイリアン型防衛兵士。

 

 スタンクが「チィ」と舌打ちして

「やれやれ、何か…特別報償でもないと、やる気になれないぜ」

 

 通信球のクリムが

「皆さん。その…終われば、こちらで望む報酬をってユグドラシル族の彼女が!」

 

 ハッとスタンク、ゼル、カンチャル、ブルーズが身震いする。

 スタンクが卑猥な指をして

「アレで頼むぜ」

 

 それをクリムは見て

「ああ…もう! こんな時にーーーー」

 

 スタンクが

「やれやれ、クソ親父の剣術なんて使いたくなかったが…仕方ない! 未知との遭遇エッチをする為なら!」

 

 ゼルが

「そうだ! 見せてやれスタンク!」

 

 カンチャルが

「弾幕、任せろ!」

と、袖から無数の手榴弾や、爆雷、煙幕を放出する。

 

 巨大なドームが煙に包まれると、スタンクが愛剣を横に構えると

エレメンタリーソード(五色マナ剣)

 スタンクの血統が代々の名家である由縁だ。

 スタンクの一族には、属性を武器に付与できる特別な能力がある。

 次期当主だった筈のスタンクは、その一族の中で五つの属性剣を持つ。

 三つの属性が限度だった一族の中で、スタンクだけが五つの属性剣を持っているスペシャルだった。

 だが…問題を起こして家を追い出された。

 ゼルは、その一族に代々付いているエルフ、一族付きだ。

 ゼルの父親はスタンクの何代前の祖先。

 要するにゼルとスタンクは、遠くの縁を持つ親類なのだ。

 

 スタンクが五色マナ剣を持ってエイリアン型防衛兵士に斬りかかる。

 無数の斬撃、その中で幾つもの属性の力に刃を切り替え、効く属性の刃でエイリアン型防衛兵士の腕を落とした。

 

 だが、エイリアン型防衛兵士は腕を失っても臀部に四つの鉤爪の尻尾を持っている。

 それでスタンクを攻撃するも、ゼルが

「スタンク!」

 属性付加をした矢を飛ばすと、それに瞬時にスタンクが有効な属性剣の力を付加して、同時射出の四つの弓矢が、鉤爪の尻尾達を切断する。

 そして、ブルーズが突進を喰らわして、エイリアン型防衛兵士を倒すと、その上にスタンクが飛び出し、剣先を向け

「悪いな」

と、突き落ちる。

 

 直ぐにエイリアン型防衛兵士は、逃れようとするもカンチャルが粘着弾を放って動きを止める。

 

 スタンクの一閃が、エイリアン型防衛兵士を両断する。

 エイリアン型防衛兵士の内部にあった目的のデータ結晶が破壊された。

 

 

 外では、ネオの宇宙駆逐艦と防衛機構アシュヴィンのサティアとダスラが戦っている。

 サティアが攻撃を放つ、それに応戦するネオの宇宙駆逐艦だが、その隙にダズラが特攻して、ネオの宇宙駆逐艦にぶつかり

「おおおおお!」

 激震がネオの操縦席を襲う。

 

 そしてダズラが宇宙駆逐艦に食らい付き、引き千切る。

 ネオは「く!」と次の戦術兵器に切り替えようとするが、唐突にダズラとサティアの動きが止まった。

 

 ユグドラシル族の本体から

「きゅるるるるるうううるるるるる」

と何かを呼びかける声が響く

 

 サティアとダズラがお互いにアイコンタクトをするが、二頭は

「ぎゅるるるるるうううるるる」

と、何かを言い放つ。

 

 そしてユグドラシル族の本体が返信を放つも、それにサティアとダスラが返信する。

 

 宇宙駆逐艦の操縦室にいるネオは

「マンティスネオ…どういう事になっている?」

 

 隣にDIマンティスネオが出て

「どうやら、データを破壊した程度では納得していないようです」

 

 ネオは渋い顔で

「じゃあ、戦闘の継続か?」

 

 そう不安を口にすると、ユグドラシル族の本体のスカイリムの上にスタンクが立ち

「うるせぇ! テメェ等の考えだけでオレ達を下に見てんじゃあねぇぞ!」

と、言い放った言葉を背に朝日が昇ってくる。

 

 サティアとダスラが四つめを交差させた次に、巨体のモードを解除する。

 白いドレスのような意匠の男ダズラと女サティアが、叫んだスタンクの前に来て、サティアが

「なら、そうでない証拠を見せて貰おう」

 

 スタンクが笑顔で指を立て

「おうよ!」

 

 そう答えて、一次休戦となった。

 

 その後、一時的サンプルにされた者達は解放され、チャンとしたサンプルを得たユグドラシル族は、ダズラが

「なんと落差が激しい連中よ」

と、言葉を残した。

 

 そして、明日中に再び宇宙へ去って行った。

 

 その前に、スタンク達が望んだ報酬があった。

 それを知ったサティアは軽蔑の視線と、ダズラは呆れを通り越して唖然の視線だった。

 

 スタンク達が望んだ報酬…それはユグドラシル族とのエッチだった。

 

 ユグドラシル族の本体の分身である彼女は、額を抱えるも…これも生殖的なサンプルが貰えるとして、スタンク、ゼル、カンチャル、ブルーズの四人にエッチなサービスを提供した。

 因みにネオとクリムは、却下した。

余りにもバカらしかったからだ。

 

 

 スタンクは、ユグドラシル族の本体の天空城、スカイリムでグレイタイプの異星人風の女の子とエッチする。

 スタンクは真っ裸で、光のドーム内にいる三人のグレイ風の異星人嬢? まあ、用意してくれたリリースガールと楽しむ。

 最初は、膝枕や、肌と肌の触れ合いをする。

 そして、ドッキング。

 言語は…違うので鳥のさえずりのようだった。

 

 他の三人、ゼルやカンチャルにブルーズも数人をあてがって貰った。

 

 

 

 レビュー もう二度と無い未知との遭遇

 

 スタンク 人族

 今回は、未知との遭遇をさせて貰った。

 肌は銀色で、目は全部が黒めと、最初は戸惑ったが…そのすべすべの肌の触り心地は最高で、いっぱい嘗めまくった。

 体格としては人族と同じなので、人族の女の子とエッチしていると似ているが、ドッキングした時に中の具合は段違いだった。

 あと、頭部にある触手髪プレイは斬新で、他の種族としては、植物系が近いのかもしれない。未知との遭遇に感謝しつつ

 10点中7点

 

 ゼル エルフ

 宇宙人というジャンルでのレビューだが、基本は人型なので、人型の女の子とやっている感覚だ。

 だが、ドッキングの感触は、人の女の子とは違う。

 様々に動いて、刺激的だった。

 もちろん、マナも持っていて、この世界とは違うマナも味わえたので、面白かった。

 ただ、相当な未知との遭遇を望んでいるなら…拍子抜けを喰らうかもしれない。

 10点中8点

 

 カンチャル ハーフリング

 人の女の子とやっている感覚に近いけど。

 僕の先っちょが入った瞬間の未知の感覚には驚きだ。

 雄しべと雌しべのドッキングの主な僕たちにとっては、違う感触なので。

 そこは未知との遭遇だ。

 だけど、やっぱり人の体格なので、そこが…ちょっと残念かなぁ…。

 10点中7点

 

 ブルーズ 犬型獣人

 オレの体格を考えると少し小さい。

 人の女の子とやっている感覚に近いが、すべすべする肌は新鮮で、なにより毛が絡まないから良い。

 皮膚の感触は水棲族の女の子と近いかもしれないが、水棲族のように水ッ気がないのがいい。

 すべすべする肌達と毛の多い獣人との相性は良いように思える。

 10点中9点

 

 未知との遭遇エッチを楽しんだ四人とは裏腹にネオは、DIマンティスネオに尋ねていた。

「マンティスネオ。あの時…フラスパの関係者が…」

 スレイプニルが、通信会話をした時の事だ。

 

 DIマンティスネオが

「暗号を解析したが…解析できなかった部分が多い」

 

 ネオが鋭い顔で

「それでも…」

 

 DIマンティスネオは頷き

「分かった」

 

スレイプニルの

 ザ……ここは…ザ…の管轄…だ…も…なら…我々…排除…す…

 

 聞いたネオは額を小突く。

 具体的な事が分からない。

 だが、どうしてか…天使のクリムは話が通じた。

 そして…フラスパ教会の連中も…。

 

 ネオはポツリ

「フラスパ…フラスコかなぁ…」

 この世界は余りにも多様すぎる。

 

 

 

 皇帝城、皇帝ロンバルディアの御前にフラスパ教会のスレイプニルがいた。

 王座から見下ろす皇帝ロンバルディアが

「キサマ等…どういうつもりだ?」

 

 スレイプニルが

「なにも、早急な事態解決を促したまで…」

 

 皇帝ロンバルディアの目が輝く

「キサマ等…二千年前の事…忘れたか?」

 

 スレイプニルが

「いいえ。ですが…余りにも目に余るようですと…我々とて…」

 

 フンと皇帝ロンバルディアは鼻息を荒げ

「それはこっちの台詞だ。あの女神に伝えて置け、いらぬ干渉はするな…とな」

 

 スレイプニルは頭を下げ

「畏まりました…」  




最後まで読んでいただきありがとうございます。
次話もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。