アイドルマスターを、ぶっ壊す! 作:新鮮なウニ
あと動画で主人公が喋る間に地の文入れるのが気持ち悪くて台本形式みたいになっちゃったので初投稿です。
色が着きました。ありがとうございます!
私は一つ、この世界について誤解していた事があった。いや、大した差はないと考えていた事があった。
君たちは、タイムマシンについて考えた事はあるだろうか。
タイムマシンという概念は、19世紀末に登場している。G•H•ウェルズが著した『タイム・マシン』が最も有名だろう。
だが、本題はそこではない。
という点である。
そもそもタイムマシンなんてものは、存在しえない。もし遡行が可能ならば、"過去"という世界に異物が入り込む事になる。そうすれば、"未来"は確実に変化する。たとえ須臾であろうと、バタフライエフェクトという言葉が示すように、未来は大きく変質していく。
そして、"タイムマシンを作り、その時代に遡行した未来"は、大きな変容を遂げ、存在しなくなってしまう。
こうして、所謂タイムパラドックスの解決策として、しばしば
更に、この理論は量子力学的にも裏付けられている。エヴェレットの多世界解釈*1がそれである。
そして、この理論を更に深めたのが、デイヴィッド=ドイッチュという人物である。興行収入世界一の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、アイアンマンことトニー・スタークが彼の名に言及した事でも有名である。
こうしてタイムパラドックスの問題は解消されたわけだが。
ちょっと熱くなって語りすぎてしまったが、これがどう今回の話に繋がるかというと、私はただ単にこの並行世界の日本に転生した訳ではないと言うことだ。
そう、ここは、過去の世界だったのだ。私は、タイムトラベルをも経験していたのである。
そう言われてみれば、という点がある。
『2ちゃんねる』という呼称である。現在*2では、既に名前が『5ちゃんねる』へと変わっている。
しかし、今私がいるこの世界では、バリバリ現役だ。
そして、こういった時間のズレを深く認識していなかったがために、今回の
それすなわち
まず経緯を説明しよう。前回の超展開の裏側の話だ。
思ったように動画が伸びなかった私は、ならば
そして、昔取った杵柄で、なんとか人に見せてもいいような絵が完成、そのまま動画をヴァーチャルユーチューバー仕様にした。
しかし、これも伸び悩んだのである。
どうすればいいかと考えた結果、普通のVTuber板よりもでかい掲示板の方が反応も多いだろうという小学生並発想に従い、
しかし、ここでボロが出てしまった。
そう、この世界、未だVTuberという概念自体が登場していなかったのである。伸び悩むのも当然の帰結だ。
もし、VTuberという存在が前世と同じタイミングで登場するとしても、キズ○アイが活動を始めるのは2016年末である。
一方で、346プロの『シンデレラプロジェクト』が大躍進を遂げたのは(アニメ放映日で言えば)2015年始の出来事である。二期の話までしたとしても、2015年中に収まっている。
どうしてVTuberが存在するだろうか、いや、いない。(反語)
そのため、どうも話が食い違うのだ。相手は初見であるがため、"VTuber"という技術を褒める。一方で私はこれが普通だと考えているから、称賛を拒否する。更に、彼らは初見の技術の説明を求めてくるが、私は常識だと考えているからそれを冗談と受け取り、テキトーに返信する。
しかし、この世界で『ヴァーチャルユーチューバー』を知っているのは、私だけ。
私一人だけ。
そりゃあ、
新しく開設したTωitterアカウントは速攻で凍結させられ、動画は転載。私自身の動画にも野次馬が大量発生して低評価の嵐。YouTubeから警告まで食らう始末。
ムカついたのでアンチコメ送ってきた奴に別垢でログインしてクソリプ送っときましたけど(勝者の笑み)
コメント抜粋 『』...アンチ 「」...私(別垢)
『転載から来ました』「←そんな自分語り要らないわゴミ」
『346プロを馬鹿にすんな殺すぞ』「←はいはい怖い怖いww」
『人生止めたいならさっさと市ね』「←これが冗談だって理解できないクソガキwwwww」
『何がナロードネキだよわかりづれぇしクソ寒いわ。』「←低学歴には理解できなかったかーwww」
『勝手に一人で笑い出す...もしかして、アスペ?』「←お前がなwww」
『特定しますた』「つくならもっとマシな嘘つけww」
『企画から逃げんなよ?』「←当たり前だろうが」
『頑張れ』「←ありかとうございます!」
すぐに私だってバレたんだが...?
しかし、結果として登録者数が伸び、動画再生数のノルマも達成される事となった。
Now Loading...
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「おはよぉぉぉぉ!!!!!!
こんにちはぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
こんばんはぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
おやすみぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!
おきてぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
「どうもー毛布だよー。今回は動画第三段。なんと前回の動画が
「はい、、、嘘ですすいませんでした!この度は、動画が伸びないストレスからか、不幸にも黒塗りの高級掲示板に突撃してしまう。一般人を装い自演をかました毛布に、ネットの民、引きこもり2ちゃんねらーが言い渡した示談の条件とは...。」
「それは、346プロダクションへのいたずら調査書を提出しろ、との事でした(当社調べ)。これは、そうですね...いつか配信もやるって言ってましたけど...おい、ちっと配信、どうする?」
「やっちゃいますか?」
「そのための、PC。あと、そのための、VTuber。
あ、茶番やってる暇じゃありません。皆さんにVTuberが何なのかを説明してませんでしたね。とは言ってもまぁ、VTuberというのは、私の自称です*3。私は電子生命体です。
そう、つまり私は、ヴァーチャルなユーチューバー。VTuber!」
「生身でやるのではなく、こうして、ヴァーチャルなキャラクターの魂となってやっていくという事です。まぁ、なんというか、こんな正直者が得を見て、嘘つきがバカを見る世界で、仮面を被って生きてるような私にはピッタリですね...」
「おっと、それでは今回は、ここらへんで終わらせたいと思います。次回は、皆さんお楽しみの生配信と行きましょう。この口とか顔とかの動き、適当に編集で後付してると思ったら大間違いですよ。これしっかりモーションキャプチャーで実際の動きと合わせてますから。では、次の配信でお会いしましょう。ほいじゃ~まったのぅ~、イヤッ。」
こうして、毛布は無事第3回の動画を投稿した。取り敢えず相手を煽るような言動を慎み、一転して情に訴える作戦を取ったようだが、それが功を奏したようで好意的な意見も少なからず増えているようだった。
「いやー、私がまさかなろう転生の部類だったとは。先駆者が一人もいない一方で、こっちはどのスタイルが成功して何が失敗するのかをほぼ網羅してるんだ。知識無双かー。楽勝やな。」
そう呟きながら、凍結が解除されたTωitterアカウントで初配信日程の告知を行う。急増するいいねとRT、フォロワーにほくそ笑みながら、彼女は毛布に包まるのだった。
楽しいっすね。これ。再現できた達成感が凄い。
この先のこのssの方針
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そのまま346
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敢えての765
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黒い(ブラック的な意味で)961
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そのままただの配信者
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自分で会社を立ち上げる(笑)