私が中学生の頃に考えてたストーリーを題材に色々アレンジをして作り上げた内容となっております。あと、好きなモノを詰め込んでるので、「ここのセリフあれっぽいな」とか思ったらそういうことです。
では、本編をどうぞ。
「こんな昔話があったそうだ」
一人の男がそう語り出した。
興味本位で耳を傾ける民衆、その中には勿論俺も混ざっている。
「皆も知ってる通り、この世界には大きく分かれて二つの種族が存在していた」
–––人間と魔物。
小学生でも知っている答えだ、それ以外に答えはない。
「時は遡り、大昔、我々のご先祖様と魔物はともに共存していた」
人間と魔物の関係性は紀元前数百万年前からあったと聞くが、その辺の詳細はよく解ってないらしい。
「しかし長い長い年月の果てにとうとう共存は無理だと人間と魔物はこの星の所有権を懸けて戦争を行った」
二つの種族の多数はお互いを嫌悪していた。文化性の違いなのか、外見の話なのか、その辺は個人差によるものだろう。それでも二つの種族は長い間戦争をふっかけてこないで平和に過ごしてたのに、とうとう頭のイカれた人間側のお偉いさんが戦争をふっかけたのだ。
馬鹿な話だ。記録にちゃんと残っていない為、名前や顔は知らないがその戦争をふっかけたバカを1度殴ってやりたい。周りの民衆もそう思っているだろう、なんせ–––
我々【人間】は負けたのだから。
それからというもの、人間は、魔物に生活の自由を奪われた。
奴隷、家畜、快楽物と酷い扱われ方をしてきたものだ。その関係性は嫌々受け継がれている。現在でもこの関係性が刻まれていると考えると全く反吐が出る。俺達みたいな難民もいつ目をつけられるか分からない。それが明日なのか今日なのか、そんなことを心配しながら我々は生活しているのだ。
「しかし! 敗戦族となっても尚、抗い続ける者達がいた!!」
語り手は急に大声を出し始めた。
抗い続ける者… 革命軍ってやつか…?
周りの民衆の目の色が変わった。
「魔王と呼ばれる存在を討つべく、その者達は立ち上がったのだ!」
語り手の熱い話し方に心を引き寄せられたのか、周りの民衆が増えていく。
「抗い続ける者達は、幾つもの部隊を作り、歯向かい続けた!!」
そんな勇敢な人間達がいたのか…高い金を払って魔物側に寝返って安全に暮らしている人間共に聞かせてやりたいものだ。
「その者たちの中でも歴史に大きく刻まれた者達。
サカイ…か
「サカイが率いる部隊は他の部隊よりも遥かに少人数ながらも戦力は他の部隊よりも圧倒的だった!! 中には拳で魔物を圧倒した者もいたとか!!」
拳で魔物を? そんな人間がいたのか世の中に………
「だが、しかし–––」
語り手の勢いが急に静まり返る。
熱く語られたこの内容の結末…大凡の予想はついているが…
「その部隊でさえ、魔物達には勝てずに、敗北したのだ」
だろうな。その調子で魔王を倒せてりゃあ、俺たちの生活がこんなはずじゃねぇもんな
周りの民衆の熱気は冷たい水でもかけられたみたいに落ち着いてしまった。俺も熱気に乗せられていたのだろう、急激に体温が下がったような感覚に落ち着いた。
サカイ…サカイか…凄い英雄だったのだろうな
……ん?
––––サカイ…だと…?
俺はこの人物を…いや、男だということまで知っている
周りの民衆は物語の結末を理解し散っていく。
その人混みに押し出されそうになるが俺は
「ま、待ってくれ! アンタ! その話って! いつの話なんだよ!」
声が届いたのか、語り手だった男はコチラに顔を向けた。
「いつ…か…そいつは私にもわからないな……なんせ作り話だからな」
え…嘘だッ! そんなはずはない…!!
だ、だって! こんなにもハッキリと………
………っ………て………
–––!
激しいノイズ音が頭の中を掻き回す。
……も………い
訳も分からぬまま、意識が遠のいていく。
俺は……一体……
混沌に渦巻かれる己が思想
その行方に見えるのは覚えのない絶望への一直線
『さぁ、剣を取れよ、若き流星。』
『お前の物語はここからだろ…? 』
どこからともなく聞こえる謎の声に耳を傾けて俺は全てを
全てを–––
失ったんだ。
←to be continued
意味のわからないと感じた方は申し訳ございません。
物語は本当にここから始まります。
これからの展開にご期待下さい。