祖龍だけど、一人は寂しいのでハンターになります。   作:やいやいのやいの

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ノリと勢いで行きます。
主作品の息抜きなので完全に何も考えてない妄想垂れ流しです。矛盾点などはその辺に転がってると思われますのでどうか許してください!!



祖龍、集会所に立つ!!

ハンター達の楽園、『アイナ』。

そこは世界中から腕自慢のハンター達が集う、大狩都市とも呼ばれる程の大きな街。

 

全方位を高い壁に囲われたこの街は、空から見れば綺麗に円形になっている事から、円…縁の街とも呼ばれることがある。

 

「はい、ハンター登録ですね。まずはお名前をお聞かせ下さい」

 

「はい!ミラボレアスです!」

 

その都市の丁度中央に、大型集会所は存在する。

温泉、飯屋、武具屋、加工屋、果ては宿泊施設何でもござれな正しくハンター達の楽園に相応しい規模だ。

 

「み、ミラボレアスさんですか。偽名ではなく?」

 

「ミラボレアスです!ミラと呼んでくださいっ!」

 

そんな集会所の一角に、ハンター達がクエストの受注やその他諸々の手続きを行う為のカウンターがある。

そこの一番端っこで、白髪の長い髪を揺らし少女はこれでもかとはしゃいでいた。

 

「は、はぁ…。ミラさんですね。メイン武器とサブ武器は何ですか?」

 

「はい!この拳一つあれば充分です!あと口から火が…あっ、雷も落とせます!」

 

「何この子…帰りたい」

 

そんな白髪少女の相手をカウンター越しに務めるのが、このアイナ集会所でもきってのエリート受付嬢。名前を『サーシャ』という。

赤の肩まで掛かる程のミディアムボブに、同じく赤色の瞳で、その見目麗しい容姿がハンター達を虜にしてやまない。

 

だが、そんなサーシャも目の前の変人少女の相手はお手上げと言った風だ。

突然ハンターになりたいと言ったかと思えば、名前は伝説の古龍を名乗るし武器は素手だと抜かし遊ばせるし…。

 

「武器が無ければクエストは受注出来ませんが…?」

 

「え……、武器って、何があるんですか…!?」

 

そこからかよ。

思わず突っ込んでしまいそうになるのをサーシャはすんででぐっと堪える。

ここへやってきたハンター志望の人へ武器の説明などしたことがないサーシャは困惑した。そりゃそうだ、何故ならここはハンターの楽園…武器を知らないハンター志望などいる訳がない。

 

「(今目の前にいるけど…)現在は、全部で14種類の武器が存在します。大まかに前衛武器、中衛武器、後衛武器の3つの中にそれぞれ分けられます」

 

「はえー。じゃあ、力使わない武器を登録して下さい!斬ったりしないやつ!」

 

「…?ガンナーなら剣士程の力は必要としませんが、刀も持ち上げる事が出来ないようではハンターとしてやっていくのは難しいですよ」

 

「じゃ、そのガンナーって武器でお願いします!サブ?は適当で!」

 

「はぁ…」

 

本当に何なのこの子…、と泣きたいサーシャであった。

そもそも、ガンナーは武器種ではないのだが…。

 

「なら、一番軽く使いやすい“ライトボウガン”をメインにします。サブは…そうですね、偶にトレーニングも兼ねて大剣でも使ってみては?」

 

「トレーニング何て必要ありませんけど、まぁそれでいいです」

 

「うぐぐ…そうですか、で、ではこれがあなたのギルドカードです、ハンターとしての身分証明書みたいな物ですので失くさないように」

 

『ギルドカード』

それはサーシャが言うようにハンターとしての証明書だ。

主な用途としてはクエスト受注時に受付嬢に見せなければならないのと、自らの“ランク”がカードには記載されているのだ。

1つ目の用途は、クエストに向かうハンターの管理が目的である。受付嬢にカードを渡す事でカウンターにある何かあれな機械でピッとやればあら不思議、カードに自分が受注したクエストが登録されるのだ。

クエストクリアしたハンターは、そのカードを受付嬢に見せなければ報酬を貰うことが出来ない仕組みになっている。

そしてもう一つのランク記載。

これはその名の通り自らのランクをカードに記載する事を指す。

ハンターは大きく、『E、D、C、B、A、G』ランクに分けられる。左から右へ順にランクは高くなり、それに応じて受注出来るクエストの範囲も広がるという訳だ。

 

「よくわかんないけど、わかりました!」

 

「わかってないんですか!?」

 

少しこの自称古龍には難しかったようだ。何故か説明をした筈のサーシャが頭を抱える羽目になっている。

 

「…新人のハンターさん向けに毎週ハンター講座を開催しております、丁度明日の朝に第3闘技場を貸し切って行いますのでミラさんは是非いらして下さい…!!」

 

「いきます!!」

 

「え、あはい、ありがとうございます…」

 

それは来るんだ…。

もう色々と面倒くさくなったサーシャは、考えるのをやめた。

 

 

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