勢いで書いたワンピース   作:おたまたま

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取り合えず書き溜めた分は放出しようと思ってる。
短いかな?


2話

 

 

名無しの野生児からサボと名乗り始めて1年、相変わらず俺はエースと共に行動をしていた。

というのも俺とエースは毎日朝から晩までとある町を駆けずり回っていた。

 

俺が最初に目覚めた町、あのゴミだらけの町はグレイターミナルと言うらしい。

そんなゴミだらけの町で俺達はチンピラ相手に金品を強奪していた。

最初はビビりながらの強奪だったが人間慣れる生き物であるが故か、半年もたたない内に俺は立派なクソガキになった。

 

黙って突っ立てたら死んでしまうのだ。

俺がクソガキになるのは当然の事だった。

 

 

 

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…………………………

 

 

 

 

「くっそ!また負けた!」

 

日も沈みかけた頃、俺達はグレイターミナルから戻りいつもの木の上で本日の成果を報告し合っていた。

 

「カッカッカ…また俺の勝ちだな!」

 

エースは満面の笑みでそう言った。

 

「チッ!次こそは負けねぇよ」

 

悔しさに顔を歪ませながら俺は枝の一部分を剥がした。

 

「しっかし…集め始めて結構経つけど…中々集まらねぇもんだな」

 

「そうだな。でもまだまだこれからさ」

 

「でも海賊船って幾らありゃ買えるんだ?」

 

「さぁな…数千万か…数億か…そんくらいあれば買えるだろ?」

 

「エース…お前どんな船を買う気なんだよ…」

 

俺は溜息交じりにエースに言う。

 

「は?どういう意味だ?」

 

エースは意味がわからないという様に俺を見る。

 

「2人しか乗らない船にそんな金をかけるのか?」

 

「そりゃそうだろ。それに仲間もきっと沢山増えてくんだぜ?」

 

「だけどもだ…そんな最初っからそんな大きな船を買って俺とお前でどうやって動かす?」

 

俺の言葉にエースは『うっ』と言葉を詰まらせる。

 

「船は仲間が増えたらその都度変えていけばいい…最初にデカい船を買って手に負えなくなる方が怖い」

 

「じゃあどうするんだよ!」

 

エースは声を荒げる。

 

「だから最初はそれこそ漁に使う様な小船でいいんじゃないか?そんでヤバくなったら海賊らしく海賊から奪おう」

 

俺がそう言うとエースはポカンとした表情になった。

 

「アッハッハ!…そりゃあいいな!」

 

「何で笑ってんだよ…」

 

結構真面目に考えたんだけど…

 

「まぁその辺はサボの考えに任せるさ!頼むぜ?副船長?」

 

エースはニヤリと笑みを浮かべながら俺にそう言った。

 

「あぁ…まかせろ。船長…」

 

俺も笑みを浮かべそう返した。

 

 

 

 

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…………………………

 

 

 

辺りもすっかり暗くなり、エースも家に帰って行った。

因みにだがエースはエースでちゃんと家があるらしい。

羨ましい……俺なんてずっと洞穴だぞ?

 

それはさておき俺は1人で今しがた捕まえた魚を焼いていた。

その間に少し将来について考える。

 

俺達はいずれ海に出る事に決めた。

エースがいつだったかそんな事を言っていた。

そして海賊王になるのだそうだ。

 

俺は海賊は疎かこの世界についてさえよく知らない。

そもそも何も思い出せないからな。

 

俺が知っている世界はこの森と金品を強奪するだけのあの穢れた町だけだった。

だから俺もエースの夢に便乗した。

 

是非、この島を出て海の向こうの世界を見てみたかったからだ。

それにここにいても野垂れ死ぬかグレイターミナルでチンピラになるだけだ。

 

どっちもクソなら夢に生きたい。

 

それに海に出れば俺も何か思い出すかもしれない。

砂粒程度の期待もあるけど、実際どうでも良かったりする。

 

出航は17才と2人で話し合い決めた。

だからそれまでの間、俺とエースは適度に金を溜めながら体を鍛えるのだ。

 

 

 

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…………………………

 

 

 

2年が経った。

あれからお金もそこそこ集まり、体も少し大きくなった。

エースが10才になった事で俺の年も10才になった。

 

というか自分の年齢もわからない為、取り合えずエースと同い年という事にしておいた。

 

「お~~いサボ。いるか?」

 

何時の通り木の枝で待っているとエースがいつもの様に現れた。

 

「…おぅ。いるぞ。遅かったな。どうかしたのか?」

 

「ちょっとジジイにな…」

 

「あぁ…それか…」

 

偶にエースはこうして待ち合わせに遅れてくる事がある。

その度に「ジジイ」という言葉を口にする。

エースの言うジジイは恐らく祖父か何かだとは思うけど…

俺は会った事が無いから何とも言えない。

というかエースが他に知り合いがいた事に驚きだった。

 

あれ?俺、エース以外に知り合いがいない。

 

よし…海に出たら友達を沢山作ろう。

俺の夢は友達100人作る事だ。今決めた!

 

何てしょうもない事を考えているとエースが俺の目の前にまでやってきた。

 

「それより…ほら見ろ!」

 

エースは布の袋を俺に見せて来た。

恐らく一仕事終えたのだろう…

 

「どうだ?」

 

エースはニヤリと笑い俺を見る。

 

フッ…甘いな。

 

「お前がそうするだろうと思ってな」

 

俺もエース同様に布の袋を見せてみる。

 

「あ!………やるな。サボ…」

 

俺達は誰が言う事も無くお互いに袋を前に出す

 

「…行くぞ?」

 

「…おう」

 

俺達は互いに頷き合う。

 

「「せーーのっ!!」」

 

同時に袋を開いた。

 

「っっしゃああーーー!!!勝った!!」

 

「……くそっ!!」

 

久しぶりに勝利を収め柄にも無く歓喜の雄叫びを上げる俺。

対するエースは久しぶりの敗北に悔しさを滲ませる。

 

「自信あったんだけどなぁ…」

 

未だ悔しいのか納得いかない表情をするエース。

 

「俺も自身はあったんだ。まぁこんな日もあるだろうよ」

 

俺は得意げにエースを慰める。

 

「くそぅ…悔しいが…しゃあねぇか…」

 

エースは手に入れた金品を枝の中にしまう。

俺のエースに続いて金品をしまった。

 

「これでかなり貯まったんじゃないか?」

 

「そうだな…これだけありゃあそこそこの船が手に入るかもな」

 

「そうか…じゃあそろそろいいかもな」

 

俺はそう呟く。

 

「何がだ?」

 

エースは首を傾げる。

 

「強奪がだよ。最近町の連中にも警戒されてるみたいだし…ここらで一度姿をくらますのもありだなってさ…」

 

俺の言葉にエースはますます首を傾げる。

 

「は?逃げんのかよ?全員倒せばいいだけだろ?」

 

エースはさも当たり前の様に答える。

 

「まぁ…それが出来れば楽なんだけどよ…最近、目つけられてるだろ?」

 

「あぁ…ブルージャムか…」

 

エースも流石にわかっている様だ。

 

「悔しいけどよ、今の俺達じゃあアイツにゃ敵わない」

 

「そんな事ねぇよ!2人でやればいつか…」

 

「いつか…っていつだ?」

 

「…それは」

 

エースは言葉を詰まらせる。

 

「俺達は海賊になるんだろ?海賊になったら常に命の取り合いだ。

いつかなんて言葉、そうそう使えねぇよ」

 

「サボ…お前…」

 

エースは神妙な顔をして俺を見る。

 

「まっ!かと言って負けっぱなしは悔しいからな。そのいつかの為に鍛えようと思うんだ」

 

俺の言葉にエースは呆然としている。

 

「鍛える?俺達が…か?」

 

「あぁ…ブルージャムに負けないくらい強くなって船出の日までにぶっ飛ばしてやろうぜ?」

 

徐々にエースの顔が緩んでいく。

 

「サボ…お前そんな事考えてたのか!」

 

俺の肩をバシバシ叩きながらエースは言った。

 

「いて!いてぇよ!……当たり前だろ?俺はお前を海賊王にする男だぞ?」

 

それを聞いてエースはますます破顔する。

 

「そうかそうか!…じゃあやるか!」

 

どうやらエースも賛成の様だ。

 

「俺が言うのもなんだが…いいのか?」

 

俺の提案はエースは受けないと思っていた。

そもそもこいつは負けず嫌いな上に、人の言う事を素直に聞くタイプではない。

 

「ん?あぁ…勿論あいつに尻尾撒いて逃げるみたいで胸糞悪いがよ…サボがそこまで言うんだ。乗ってやるよ」

 

「はは…じゃあそう言う事で…しばらく鍛えるぞ?」

 

「おう!……で何をしたらいいんだ?」

 

勢いよく頷いたは良いがエースは何をしたらいいかわからない様だ。

 

「…そうだな…とりあえず…」

 

俺は枝の上から森を見渡す。

 

「この森の頂点に立とう」

 

俺の言葉にエースは呆然としていた。

 

 

 




ジワジワとフラグを折りたいな!って…

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