ダンジョン攻略していたらいつの間にか魔王に雇われていた件   作:とあるスライム好き

8 / 9
ここで一つ読者の皆様に聞きたいことがあります。
「転スラ」世界の金貨の価値が十万、銀貨が千なんですけど、
銅貨の価値っていくらでした?
多分、百円だと思うのですが自信がないので出来れば教えてください。


鍛冶屋へ

今はもう真夜中。出歩くものはほとんどいなくなり。輝くものといえば、街灯と酒屋の光ばかり。

そんな夜道を一人の男が歩いている。

 

 

 

 

いや~頑張った者には福があるってほんとだね~。

 ポケットの中に入っている金貨二十三枚(230万)の鳴らす、ジャリジャという子気味の良い音に満足する。この音聞くとなんか気分上がらない?俺は上がるね。

 この金貨は俺の倒したテンペスト・サーペントとサクラの代金だ。ちなみにだがこのうち二十枚は討伐報酬、三枚がサクラの代金だね。

もうさ、魔王リムル様には感謝しかないよね。魔王リムルなんて呼び方はやめないとな。様をつけなくては。敬称をつけないと!

ほとんど資金の尽きた俺をどん底から助けてくれたんだからさ。

 今までの財産が大体、金貨四枚だったってこと考えるともう、一晩で全財産の約四倍を稼いだってことなんだから。冒険者のなかでも上位に位置する、Aランクの人たちならこんぐらい直ぐに稼げちゃうんだろうけどさ。

さて、それはともかくとして俺にはもう一つ収穫があるのだ。

それは~~~前に倒したテンペスト・サーペントの素材で~す。

ハッハッハ!ヤバい、めっちゃ嬉しいいいいい‼

どんぐらいうれしいかっていえば、一時的に性格変わっちゃうぐらいには嬉しいですよおおお!

何せこの二つの物があれば俺の欲しかったアレが作れるんだから。

 正直言って今すぐにその店に駆け込みたいところだが、生憎今は真夜中だ。今行ったところであいてもないだろう。

ああ、朝日よ!早くさしておくれ!

 

 

 

ザアァァアアアアァア

翌日・天候・大雨

 

地面に打ち付ける雨粒の音が部屋中に響く。

 なんだろうね?なんなんだろうね?嫌がらせかな?昨日の運が良すぎたから、もう一度不幸になれと?そうおっしゃるのですかね?

俺は昔からなんかこんな感じになる事が多い。そういう星のもとに生まれたのかな?

まあいいや。俺は大雨がふろうが雷が落ちようが目的の場所に行くのだ。

 

 

 

 

はい。びっしょびっしょになりながら俺がついたのは・・・

ここ魔国連邦(テンペスト)で最も有名な「鍛冶屋」だ。

俺が何でここにいるのか言わなくても分かるだろう?

そう、俺はここに新たな装備を求めてきたんだ。

 冒険者だったらより強い武器に憧れを抱くのは当然のことだろ?何たって冒険者にとって装備というのは正しく、命綱なのだ。それに装備が良ければ力の底上げにもなるし、カッコイイじゃないか。

 だったらいい装備買えって思うかもしれないが、それが簡単なことじゃあないからこそ尊敬されるのだ。

 ここで少し武器のランクについて説明するがこの世界には知っての通り、全部で六種類のランクがある。

 

通常級(ノーマル)

 

特に目立った性能のない武具。量産が可能であり、一般兵に適用されることが多い。

 

特上級(スペシャル)

腕のたつ職人が製作する武具。量産は少しではあるがされており、西方諸国で高値で取引されている。

 

希少級(レア)

非常に腕のたつ職人が製作する剣の芯が「魔鋼」で形作られた逸品。剣そのものに魔力があり、思い描く剣に進化することもある。量産はされていなく、それ故に西方諸国では非常に高値で取引されていた。

 

特質級(ユニーク)

基本的に希少級(レア)が長き時を経て剣全体に「魔鋼」がいきわたった状態の逸品。魂すら攻撃できる程の恐ろしい威力を発揮する。西方諸国どころか東の帝国であっても滅多に手に入らない代物。それ故に金はあっても現物がない為、手に入れることどころか見ることすら困難。

 

伝説級(レジェンド)

基本的に特質級(ユニーク)が非常に長き時を経て進化したもの。最早、おとぎ話や英雄伝説などでしか聞くことのない存在。あらゆる属性に攻撃可能であり、まともに当たれば上位魔将(アークデーモン)すら仕留めうる。

 

神話級(ゴッズ)

神話の時代から存在するといわれる最強の神器。天災級(カタストロフ)にすらとどくと言われる程の威力を有する。世界でも数本しか確認されていない。

 

と、まあこんな感じだな。

ちなみにだが俺が今、使ってる短剣は特上級(スペシャル)だ。爺さんが冒険者になった祝いだって言ってくれたのだ。

あと、これはあくまでも噂の話なんだが実はこの神話級(ゴッズ)の上のランクがあるのでは?というのがある。

そのランクがコレだ。

 

創世級(ジェネシス)

神話級(ゴッズ)をはるかに上回る力を秘めているとされる武具。その威力は惑星をも破壊するとされている。

 

 この創世級(ジェネシス)がホントにあるのかはさておき、この説明を見たらわかる通り、いい武具というのはとんでもなく高いのである。

 製作費や素材の値段もあって昔の俺にはとても手の届くような代物じゃあない。だから今までは買っていなかったのだ。が!今の俺には金があるのだよ。そ、れ、に!素材もな!

この二つがあればかなり良いランクの武器が作成できるだろう。

 素材だってA-ランクのテンペスト・サーペントの物だ。これでクズ武器ができるわけがないのだ。

 

俺はこの前の戦いで学んだのだ。普段、岩がなくなったら俺は勿論、剣で戦う。

 だけど、それは二十階層だから通用したやり方だ。昨日の話だとこれから低階層に上位の魔物が出現する可能性が出てきた。するとこの短剣をくれた爺さんには悪いが、特上級(スペシャル)では致命傷どころか、傷をつけることすら困難なのだ。

 これでは武器を持ってる意味がない。というわけで新たな武器を作ってもらうためにここに来たというわけだ。

 

ふとその店の前にある「ショウウィンドウ」という種類のガラスの向こう側に光輝く、武器を見る。

 空はあいにくの大雨で光がさしてるはずもないのにその武器はまるでそれ自身が光を発しているかの様に光り輝いている。

ゴクリと唾をのむ。まるで美術品の様に美しい。

次に自身の持つ金貨とテンペスト・サーペントの素材に目を向ける。

 正直言って金貨がほとんどここで消えることは間違いない。だがそれでも良い武器を作ることのメリットが勝つ。

そして俺はその鍛冶屋に足を踏み入れるのだった。

 

 




文字に色付けるの地味に苦労しました・・・。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。