2020/2/18 誤字脱字修正と一部加筆
ウルベルトsideーーー
「明日退院とは言え、暇だな」
そう独り言を言い、暇を間際らしていると
「…失礼します」
と、消えるような声が聞こえた
「篠ノ之か、謹慎中とブリュンヒルデから聞いたが?」
「……はい」
大方ブリュンヒルデが篠ノ之に俺に謝罪とか何とかと言ったんだろうが……
「ジェームズさん、私の身勝手な行動で大怪我をさせてしまい本当に申し訳ありませんでした」
これが世に聞く『ジャパニーズ土下座』か
「…とりあえず頭を上げて立て」
「…はい」
「謝罪は受け取る。今回は偶然間に合ったが次はないと思ったほうがいい。お前があの『
「……はい」
だいぶ精神に堪えているようだな。頼りない足取りで篠ノ之が病室から出ていく
「なるように、なるしかないか」
そう言って俺は再び暇と言う強敵と戦い始めた
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予定通り退院しそこから一週間と数日がたち、明日はGWとなる
「ウルさんはGWどうするんですか?」
「明日の早い便で帰国してこっちに戻って来るのは休みが終わる前日だな」
「もしかしなくてもお仕事ですか?」
「イタリアにも『ポンテ』を利用して連休を取る人もいるが、今回はテンピをオーバーホールにかけなきゃいけないし、家族にも戻ると伝えたからな」
「なるほど……」
「お土産は期待しとけ」
「ありがとうございます」
そう言って一夏と別れ、生徒会室に向かう。中に入ると
「あっ!ウルベルト君。明日って暇?」
「明日から帰国するから暫くは無理だな」
「具体的には?」
「GW最終日かその前日まで日本には居ない」
「そ、そんな〜」
「だから言ったでは無いですかお嬢様。前日とはいえ、聞いておいて正解でしたね」
約束のことか
「すまんな。約束に関しては連休明け直ぐの土日でどうだ?」
「「ホント(に(ですか))!!」
「お、おう」
「簪ちゃん達にも伝えなきゃ!」
そう言って出ていこうとするが、俺が襟首を掴む
「グベェ」
カエルみたいな声をだすストー会長
「そんなもん、夕食のときでいいだろ。さっさと仕事しろ」
「………はい」
その後は仕事を終わらせ簪たちと合流し夕食を取り、部屋に戻って帰国の準備する
「布仏、お土産何がいい?」
「ムスー…………お菓子」
「なんで名前を呼ぶと不機嫌になるんだ?」
「……………かんちゃんとお姉ちゃん、それにたっちゃんだって下の名前で呼んでるのに、私だけ上の名前呼びなんだもん」
確かにそうだが、向こうから呼んで欲しいと頼まれただけだしなぁ
「呼んで欲しいのか?」
「……………別に」
めんどくせぇ。
「『本音』これでいいか?」
「わぁーい」ダキッ
またこいつは……
「えひひひ//」ギューーーーウ
解放させたのは一時間後であった。背中に本音の『ツインボム』がァァ
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朝、空港に行き搭乗手続きを済ませ、イタリアの都市『フィレンツェ』に向かう。
〜15時間後〜
「あ〜長かった」コキッコキッ
迎えが来ているはずなんだが、辺りを見回すと
「お兄様ァーーー!」
と叫びながら走って来るのが聞こえ振り向いたら、腹部に衝撃が走りよろけそうになるが何とか踏ん張る
「ただいまクロエ」
「お帰りなさいませお兄様!」
頭を撫でながら久しぶりにクロエと会話をする
「義姉さんは?」
「車を回して待っているだそうです」
「行くか」
「はい!」
空港のロビーを抜け、義姉さんの車を探すと『プゥープゥー』とクラクションを鳴らさせる。音がした方を見ると
「こっちサ、二人とも」
「今行く」
俺は車に荷物を積み
「久しぶり義姉さん」
「元気そうで良かったサ。ウル」
「この後はどうする?」
「少し早いが夕食にしよう思うサ」
17時15分微妙に早いな
「二人とも乗るサ」
「「おう(はい)」」
姉さんの車に乗り込みレストランに向かった
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夕食後、入学からの出来事を話した。死にかけたことも。クロエは篠ノ之に憤り、義姉さんも静かにだが確実にキレていた
「二人とも落ち着けって、俺は気にしてはないし、謝罪もちゃんと受け取ったからさ」
「…お兄様がそう言うなら」
クロエはまだ納得仕切れてないのか渋々とした感じだ。義姉さんのほうを見ると
「……まぁ、ウルが納得しているのなら私からはとくに何かはするつもりはないサ」
納得して貰えてよ「でも」ん?
「次はないサ」
「そうですね。次はありません」
「お、おう」
俺は二人に気圧されながら答え、二人の近況を聞いた
〜翌日〜
朝、三人で朝食をとり俺とクロエは
「久しぶりに動かすが大丈夫そうだな」
「お兄様の為に定期的に点検してました!」
「ありがとな、クロエ」
俺はクロエ頭を撫でながら感謝していると
「はぅ〜〜。気持ちいですぅ〜」
一分くらいクロエの頭を撫で続け、愛車である『NM4-02』のエンジンを始動させる。ヘルメットを渡し
「行くぞ」
「はい!出発前進です!」
「それを言うなら出発進行な」
間違いの訂正し、出発した
一時間程で
「「「「「お帰りなさいませ、ジェームズ主任」」」」」
「あぁ、ただいま。これはお土産だ」
「ありがとうございます」
「変わったことは?」
「今のところはありません」
「悪いが整備室に行く。なんかあったら呼んでくれ」
「「「「「はい!」」」」」
俺は整備室に移動し機体を展開するが
「これは中々に…」
フレームは融解、変形し装甲の六割が全壊し残りも半壊レベルである。ブリュンヒルデめ、何が『C寄りのB』だ。どう見たって『E』じゃないか!
「装甲の予備パーツはあるが、フレームは新しく作るしかないか。武器は……」
うん。アウトですね。と言っても刀身がへし折れているだけだから、予備パーツでどうにかなる。
「しかし。本当によく五体満足で生きてたな俺。フレームすら融解して変形しているのに」
そう独り言言って作業を開始した
〜六日後〜
設計データのおかげで時間短縮しながらオーバーホールをし、あとは装甲を嵌めるだけとなった。テンピ用のパッケージの試作も開始された。どうやら一夏程ではないが尖った性能のパッケージになりそうだ。『
「明日は休みか。二人を誘ってお土産を買いにでも行くかな」
そう考えていたら『ウィン』と扉が開きクロエが入ってきた
「お兄様、社長がお呼びです」
「社長が?珍しいな」
俺は嫌な予感がしてならない。こういう時、前触れもなく社長に呼ばれると大抵ロクなもんじゃない。ため息をつきながら社長室に向かう
コンコン
「入れ」
「失礼します。技術開発部主任ウルベルト・ジェームズです」
「同じく、技術開発部クロエ・ジェームズです」
「座りたまえ」
俺たちはソファーに座り、社長もこちらに来てソファーに座る
「ウルベルト君の活躍は聞いてるよ。随分と無茶をしたようだね」
「ご心配お掛けし、申し訳ありませんでした」
俺が謝ると社長が
「君はオスカーとイザベラの忘れ形見なんだ、あまり無茶しないでくれ。君を死なせてしまったら私は………俺は向こうでアイツらに会わせる顔がないからさ」
社長である、クラウディオ・メラードさんは亡き父と母の友人で、昔イギリスで暮らして時に出会いそれ以来の友人らしい。『
「……はい」
申し訳なさそうに答えると
「さて、この話はここまでだ。君にはこれを見て欲しい」
社長から書類を渡され読むとそこには連休明けからIS学園に
「フランチアで見つかった
「IS委員会とフランスはそうと言っているが、実際の所はかなりきな臭い。彼の苗字を見てみてくれ」
そう言われ見てみると、そこには
「デュノア……という事はあの『デュノア』なんですか?」
「あぁ、その『デュノア』だ」
「…マジかよ」
広告塔が目的か?それとも他国の機体の詳細なデータか若しくは別の目的が………
「目的が何かはこちらで調べておく。君は学園の方で警戒をしておいてくれ」
「了解しました」
話が終わり部屋を出ようとすると
「ちょっと待ってくれ、
「どうしたんです?」
「何、学園で彼女でも出来たかなと思ってね」ニヤニヤ
ラウさんがそう言った瞬間、室内の温度というか俺の周りだけ急激に温度が下がる
「何を馬鹿な。そんな俺を好きになる、もの好きなんていませんよ」
そう答えると温度が戻る
「はぁ、そこんとこはイザベラに似て厄介だなぁ」
「ん?母さんがどうしたんです?」
「なんでもないよ」
「そうですか。では、今度こそ失礼しますね?」
「あぁ、くれぐれも学園の件
あと、アリーシャ君によろしくと伝えておいてくれ」
「えぇ、クロエ」
「はい、お兄様」
俺たちは社長室から退室し、整備室で残りの作業を終わらせた。
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そして、連休が明けた日のSHR
「はぁーい、今日は転校生を紹介します。しかも二人」
「「「「「えぇーーーーーーー!」」」」」
「静かにしろ貴様ら。デュノア、ボーデヴィッヒ入れ」
「「はい」」
二人の男女が入ってきた
「初めましてシャルル・デュノアです。ここに僕と同じ境遇の人達がいると聞きました。これからよろしくお願いします」
デュノアが自己紹介をすると
「…き」
「き?」
俺と一夏は瞬時に耳栓をする
「「「「「きゃああああぁぁぁぁぁ」」」」」
間に合ったぁ〜。あっ、デュノアが耳を抑えている
「男子よ男子!しかも美形の!!」
「織斑君やジェームズさんと違って守ってあげたい系の!」
「まさに!金髪の貴公子!!」
「熱血系の織斑君にクール系のジェームズさん、そして王子様系のデュノア君!もう最っ高だわ!!」
「織×シャルいえウル×シャルあえてシャル×ウルそれともシャル×織?やっぱり王道のウル×織と織×ウルも捨て難い!どうすれば」
「簡単よ!ウル×織×シャルにすれば」
「!?あなたって天才?」
なんか後半は不穏な言葉が聞こえたが聞かなこっとにする
「貴様らァ、静かにしろ!」
ピタ
先程の騒がしさは一瞬のうちに収まる
「挨拶しろ、ボーデヴィッヒ」
「はっ!教官」
「私はもうお前の教官では無い。ここでは先生と呼べ」
「了解しました」
彼女は息を吸い
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
そう一言だけ言った
「あの〜、それだけですか?」
「……………」
「…ぐすん」
山田ちゃんドンマイ。そう思っていたら銀髪ロリが一夏の元に行き
「お前が織斑一夏か?」
「だったらなんだよ」
手を振り上げ思いっ切り一夏にビンタをかました
「私は認めない。貴様があの人の弟だなんて!」
連休明けから前途多難だと、心の中で盛大ため息をついた
ーーーsideout
という訳で新キャラ?が出てきました!クラウディオさんは、これからもちょくちょく出てきます。『あのデュノア』については追々説明していきます
ではまた、Ciao♪