家庭教師 Ⅹ世   作:naomi

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EP10 霧の秘書

「貴方が大谷殿ですね。沢田殿よりお話し伺っております。よろしくお願い申し上げます」

 

「こちらこそ。よろしくお願いします」

 

(なんかえらく一昔前の日本人口調なんだな、日本人顔じゃないのに)

 

「あっあの、石田鈴っていいます。バジルさんよろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしくでござる。石田殿」

 

(石田。露骨に媚過ぎだろ)

 

「ではお三方。ご案内しますのでどうぞこちらへ」

 

そうして。リムジンに乗り込む5人

 

(あんたなんでリムジンに乗ってそんな冷静でいられるのよ)

 

(つい最近乗ったからな。流石にその時は驚いたけど)

 

(マジで…)

 

「今のうちに拙者に聞きたいことがありましたら。遠慮なくお聞きください」

 

「あの、その口調は生まれ付きですか。日本人じゃないですよね」

 

「これは、親方様からご教授頂いていた頃の名残です」

 

「おっ親方様…」

 

「バジルさんの師匠さんはツナさんのお父さんなんですよ」

 

「あっそうですか…」

 

(ツナさんのお父さんどういう教え方したんだよ)

 

「あのバジルさんはCEDEFではどの部門で働かれているんですか」

 

「拙者は諜報…ある部門の調査員です」

 

「調査員ですか」

 

「はい。各国へ行き情報を集めたり、その時の市場や物流の流れを調査し会社へ報告し、そこから会社の方針が定まっていくこともあるので、大事な役職です」

 

「あの。京子さんは何されているんですか」

 

「私。私は手芸教室を開いたりすりけど、特にお仕事には就いてないかな」

 

「京子ちゃんにはツナさんを支えるパートナーという重要な事がありますからね」

 

「ハルちゃん。止めてよ恥ずかしいよ」

 

「結婚されてるんですか」

 

「ううん。一緒に暮らしてはいるけどしてないよ」

 

「どうしてですか」

 

(石田。深掘りし過ぎだ)

 

(何あんたツナって人に妬いてるの)

 

(そんなんじゃねぇー)

 

「ツナさん。まだプロポーズしてないんですか」

 

「うん」

 

「…」

 

(バジルさんは理由を知ってるのかな)

 

「さあ、着きましたこちらです」

 

CEDEF本社に到着し玄関を通ると眼帯をした女性が立っていた。

 

「クローム殿。只今三浦殿達をお連れしました。沢田殿へ連絡お願いします」

 

「はい」

 

(ツナさんの知り合いにしては珍しく少し暗そうな方だな…)

 

「クロームちゃん。久しぶりだね」

 

「京子ちゃんにハルちゃん。久しぶり」

 

「どうですか秘書のお仕事は慣れましたか」

 

「うん。それなりに」

 

(バジルさん。彼女はツナさんの秘書なんですか)

 

(はい。『クローム髑髏』彼女は沢田殿の秘書を勤めています)

 

「皆さんはお元気ですか」

 

「私はteacher生活をエンジョイしてます。ビアンキさんとイーピンちゃんも元気ですよ。イーピンちゃんなんて小森女学園という女子高の現役女子高生です」

 

「そっか、良かった。またあとでね。ボスの元にこの人案内しなきゃ」

 

「はい。お仕事終わったらスィーツ巡りしましょうね」

 

「うん。またね…大谷さんお待たせしました」

 

「では、拙者はこれで」

 

ツナのいる部屋に向かう2人。

 

「あのクロームさん。左目は怪我されているんですか」

 

「これはボスよりも前に出会った大切な人との繋がりの証」

 

(誰だろう…)

 

気がつくとある部屋の前に立っていた。

 

「ボス…大谷さんを連れて来ました」

 

部屋の中ではツナは金髪の好青年と話しをしていた。

 

 

 

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