デート・ア・ライブ 雷蒼の物語   作:バルクス

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ど、どうもバルクスです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

24日の間投稿出来ず申し訳ありませんでした!_| ̄|○

早く投稿すると言ったな、あれは嘘だ。
最近リアルが忙しすぎて小説に手を付けられない状態でした......少しずつ書いてはいたのですが、あまり台詞が思いつかなかったのでこの状況を作ってしまいました。

では狂三キラー編どうぞ!(⊃σ▂σ)⊃ドウゾドウゾ⊂(σ▂σ⊂)


狂三キラー編
第12話: 狂響の来訪


陸上自衛隊天宮駐屯地、特別演習場。

 

『――うわぁぁぁぁぁッ!?』

 

「.....ちっ」

 

ヘッドセットに搭載された通信機から聞こえてきた悲鳴に雷牙は、舌打ちを漏らす。

聞き覚えのある声。雷牙が所属する対精霊部隊(アンチ・スピリット・チーム)、通称ASTの隊員のものだ。これで――九人目。雷牙と折紙以外の味方が全て倒されてしまったことになる。

すると物陰から出てきた折紙が真那に向かって顕現装置(リアライザ)を駆動しながらスラスターを吹かせて接近し、そのCR-ユニットを真那に向かって接続を解除。それに合わせて真那の後ろに回り込み。レイザーブレイド<ノーペイン>を抜き彼女の背中に切ろうとするが――

 

 

「残念、詰み(チェック)です」

 

真那は人並み外れた対応力で折紙の攻撃を随意領域(テリトリー)で止めたのだ。それを見た雷牙は驚きを隠せなかった。

 

「あれが精霊を殺した力か.....」

 

正直、彼女に敵うか微妙だ。あの随意領域の操作、そして日本自衛隊のより性能が高いCR-ユニット。

何もかもが劣っていた。だが、雷牙も負けるつもりは毛頭ないし、性能が低いからってそのせいにもしたくはなかった。

 

「やるしか――ねぇよなぁ!」

 

その言葉を言った瞬間。雷牙は脳に指令を送り顕現装置を起動し、随意領域も展開した。

その音に気づいたのか真那が雷牙のいる方に首を向けてきた。

 

「――やっと出てきやがりましたか、しかしもう時間が1分しかねぇーですがどうしますか?このまま負けを認めてもいいですけど?」

 

真那は自分が勝つ事が目に見えているのか雷牙に挑発をする。流石に時間がないのでその挑発に乗ることにした。ついでに彼女にも仕返しに挑発をしてみることにした。

 

「――あ〜すまんな、俺は生まれながらの負けず嫌いでよ、そう易々と降参とかしたくねぇんだ。それとも何か?お前が強すぎて俺たちが弱いからっていじめしてんのか、はぁー相当いい趣味してるわ。安心しろよ、まだまだこれからだぜ?もっと楽しめよ?可愛いお嬢ちゃん?」

 

「ふーん。私も舐められたものですね、確かに真那はこの中で1番強いです。ですが、真那は弱い物いじめをしてねぇーですよ?ただこれが精霊だったらどーするきやがりですか?私はそれを教えてるだけです。まぁそれは建前で本当はあなたと鳶一 一曹と戦ってみたかっただけです」

 

真那は雷牙の挑発を鼻で笑うがその目だけはまるで獲物を狙う肉食獣の強い殺気を放つ。すると真那は再び口を開く。

 

「鳶一 一曹の力は分かりましたが、あなたはまだ分からねーです。一体どんな力があるのか存分真那に見せてください」

 

「おう、上等だ。だが残りの30秒で決着がつけばいいがな」

 

話が終わると雷牙と真那は2人とも剣を構えて脳に意識を集中させて何時でも近づけるように顕現装置を起動する。その刹那――1つの一閃が向かってきた。

専攻してきたは真那だ。彼女のレイザーブレイドは右横から雷牙の首を切り取るかのように向かってきて雷牙はそれをレイザーブレイド<ノーペイン>で防ぐ。その瞬間に左の方からもう1つレイザーブレイドが雷牙の首に向かって振ってきた。だが雷牙はそれを予測してか、右手に持っていた<ノーペイン>を離して脳に指令を出してスラスター思いっきり吹かして宙を舞りながら後ろに下がった。

その彼の対応差に真那は目を細くして驚き、口を三日月じょうに作り笑みを浮かべた。

 

「やりやがりますね。まさか、真那の最速を1発で防ぐとは一杯食わされやがりました」

 

「それはどーも。まぁ伊達にAST要員はやってないからな俺をあんまり舐めんなよ?」

 

お互い素っ気ない返事で返す。だがその目だけの睨み合いはまだ続いていた。それは隙を伺っているかのように、いや、その表現は少し違っていた。直すならこうだろう一発入れるために(殺すために)なのだ。

 

すると焦れたのか真那から先手を打ち。さっきよりも倍以上に凄まじい速度で雷牙の距離を詰めてきた。それに雷牙は1歩対応出来ず足場に躓き後ろに倒れ真那のレイザーブレイドの剣先が雷牙の頬に触れようとした瞬間。周囲にブザー鳴り響きアナウンスが聞こえた。

 

演習終了(セット)。高宮真那三尉の勝利です』

 

そのアナウンスを聞いた真那は息を吐き雷牙に嫌味ぽく声を発する。

 

「――どうやら真那の勝ちですね。しかし、運がいー人です」

 

「......そいつは嬉しいな。それにトドメがさせなくて残念だったなまた相手をしてくれ今度は俺が勝つからさ宜しく頼むよ高宮三尉殿」

 

「ふん、随分よゆーな言い草ですが、その威勢が何処まで続くか見ものですね、まぁこれから仲間同士宜しくお願いしますよ?雷蒼特別二尉(・・・・)殿?」

 

真那は嫌味ぽく鼻を鳴らし、言うとそれを最後に折紙の方へ向かって歩いて行った。

雷牙は真那が遠くに行ったあと強く息を吐きながら呟く。

 

「はぁ.....また(・・)壊しちまったな」

 

雷牙はそんなことを言っていると演習が終わってあと片付けをするべく整備室に行くと燎子に呼び出されCR-ユニットを壊した事についてお叱りを受けた。

 

 

 

「......これでよし、と」

 

自宅のキッチンで夏服の制服を着ている雷牙は朝食を作っていた。しかし、作っていたのは自分の分のものと今上で制服に着替えている白刃の分を作っていたのだ。やはり自分の分を作るのは楽だが1人増えるだけでこんなにも時間がかかるのだろうか?

と、リビングに続く廊下側から階段の降りてくる音がしたと思うとその瞬間ガチャリという音を立てながら扉が開き、そこから1人の少女が雷牙と同じ夏用の女子制服着ながら現れた。

 

「ライガ、ご飯出来た?」

 

その容姿はアルビノを持っていると疑いたくなる程、背中まで伸びている髪に高価な水晶を入れ込んだかのような深紅の瞳。そしてシミ1つもない雪のような肌。無表情ではあるが、外に出てみれば男子の注目の的にされそうな美少女。

白風白刃。ASTからは精霊<ホワイト>と呼ばれており4月に雷牙によって精霊の力を封印され今は彼のクラスメイト兼同居人なのだ。

何故雷牙と白刃が夏用の制服を着ているとかいうと今日は六月五日月曜日。どの学校も夏服を着ている頃合だろう。しかも今年は去年より少し暑いらしい。

 

「ん、ああ白刃か。今丁度朝飯が出来たから早くテーブルに座りな」

 

雷牙は白刃が来るにのに気付くと直ぐに返事を返し朝食を白刃がいるリビングのテーブルに持っていった。

テーブルに自分の分と白刃の分の食事を置き、白刃がいる反対側に椅子に座る。

 

「んじゃ食べるか」

 

「うん」

 

「「いただきます」」

 

2人は両手を合わせる。合わせ終わるとすぐさま目の前のある食事に箸を摘み出した。

朝食を易易と食べながら数分経ってからか白刃が食べるの止め口を開く。

 

「ライガ」

 

ふん?ふぉおぉひは?(うん?どうした?)

 

皿を口元に運びガツガツと食べている雷牙は口の中にある食べ物を噛み締めながら(口に手を置いて)喋る。白刃はそれを気にせず口を動かす。

 

「今日十香と昼ごはんを食べるんだけどライガも一緒にどう?」

 

「ん、ああいいぞ?」

 

雷牙が応えると白刃はパァと頬を緩ませニッコリと笑った。

 

「本当?」

 

「おう。俺もたまには十香達と昼飯を食べたいと思ってたからな」

 

ここ最近昼食を白刃と食べる事が多いのでたまには他の人と一緒に食べたいと思ってしまう時がある。別に白刃ともう食べたくないとは思ってもいない。寧ろ一緒にいて心地が良かった。

 

「そう。なら十香達に伝えとくね」

 

「お、おう頼むわ」

 

そうして雷牙と白刃は朝食を食べ終わり2人とも食器をキッチンに置き洗面台で1枚ずつ洗い。水切りカゴに皿を入れていった。

それが終わると二人は椅子に置いておいた学校の鞄を手に取り玄関に向かう。

靴を履き終わり扉に手を掛け外に出ると強い日差しの光が目に刺さる。

 

「うわっ眩し......」

 

少し視界が歪んだが数秒の後すぐ元に戻った。

その後ろで心配そうに見ている白刃が口を動かす。

 

「ライガ大丈夫?」

 

「――ああ。大丈夫だよ」

 

そう言って雷牙は白刃の頭を撫でた。白刃は雷牙の手を受け入れて無表情だが少し表情が柔らかくなっていると感じた。白刃の頭を撫で終わると学校がある方面に身体を向ける。

 

「んじゃ、行くか白刃」

 

「うん」

 

二人は横に並び、学校に登校すべく歩き出したのだった。

 

 

雷牙と白刃は来禅高校の2年4組の扉の前に着いていた。

だが、扉を開けようとするとクラスの中から男の断末魔?みたいなものが響いて来て反対側の扉からワックスで髪を固めた男が泣き目になりながら廊下を走っていった。

 

「ち.......ッ、ちくしょぉぉぉぉぉッ!」

 

雷牙はその声の主を知っていたのであえて触れない事にして扉を開けるとそこには苦笑している士道と状況を掴めていないのか首を傾げている十香がいた。

 

「よぉ士道。朝から人気者(笑)だな」

 

「確かに。士道と十香の行動は目のやり場に毒だからね」

 

「そんな事いわないでくれ......」

 

士道は疲れた顔をしながら言うと、十香が雷牙と白刃に気づいたのか元気に挨拶をしてきた。

 

「おお!白刃、雷牙。おはようなのだ!」

 

「うん。おはよう」

 

「よう、今日も士道と元気にイチャイチャしてんな。ご褒美にきなこパンを買ってあげよう」

 

白刃は手を振りながら十香の返事を返す。雷牙はというと士道の心を抉るような感じに言ってきてその横で士道は「イチャイチャしてねぇから!」と言ってはいるがその言葉は聞こえない振りをした。十香はきなこパンの話に目を輝かせた。

 

「なんと!それはありがたいぞ雷牙、約束だぞ!帰りに帰ってくるのだぞ!」

 

「お、おう任せろ」

 

十香のきなこパンへの執着心は誰にも引けを取らないだろう(きなこパンをそこまで好きな人はいないから)。

と、白刃が何か思い出し十香に口を開く。

 

「あ、十香。今日の昼食雷牙も入ったからよろしくね」

 

「ぬ?うむ分かった」

 

「サンキュー十香」

 

雷牙はそう言ってから、窓際から三列目に位置する自分の席に歩いて行く。チラと一席越して左隣を見る。そこにはいつものごとく、綺麗な少女が腰掛けていた。色素の薄い肌に、どこか人形めいた貌。浮世がのものとは思えない雰囲気が醸し出す、不思議な少女である。だが雷牙はそんな彼女を知っていた。何せ5歳ぐらいの時から一緒にいた幼馴染でもあり家族だったのだ。雷牙は彼女の名前を呼びながら手を上げる。

 

「よ、折紙。おはよう」

 

「.......」

 

折紙は返事を返さなかった。いつもは返事を返してくれるのだが、今回は珍しく反応を示さなかった。いや、何か雷牙に対して怒っているのかもしれない。

凄まじいプレッシャー。

 

「――お、折紙?」

 

折紙が雷牙の腹越しに白刃と十香の姿を認め、視線を鋭くする。

 

「一緒に登校してきたの?」

 

「え?あー 十香は違うけど白刃とは登校してきたな......?」

 

「そう」

 

別段表情にも、語調にも変化は見られないのだが。何故だろう、そこからはとてつもない威圧感が辺りに満ちていた気がした。

 

「ライガ、席につかなくていいの――」

 

丁度雷牙の所に白刃がやって来て雷牙の目の前にいる折紙の視線に気づいたのか少し眉がピクリ動いたのが見えた。

 

「何か私に用?」

 

「別に、私は雷牙に用があるだけ。貴方に用は全くない」

 

「.......ふーん、そう」

 

無関心そうに鼻を鳴らす。だが、雷牙から見てみるときっと白刃の心の中では少し不快感がありそうな感じがした。

 

四糸乃の一件からずっとこんな感じなのだ。まぁ、それは仕方ないといえば仕方ない。折紙はAST――つまりは、白刃や十香のような精霊を武力を行使して排除する事を目的にした部隊の人間なのである。

実際、雷牙が白刃の力を封印するまでは、何の冗談もなく命を取り合う戦いを繰り広げていたのだから。

 

加えて、折紙も折紙で、精霊に両親を殺されたという過去がある。精霊に対して並々ならぬ憎悪と敵意を有している。そう易々と仲直りできないのも当然ではあった。

 

――と。そこで、スピーカーからチャイムが鳴り響いた。

 

「.......お、もうそんな時間か。ほら、二人とも。ホームルームだ!白刃、先に席に着いとけ。な?」

 

「ん?分かった」

 

白刃は素直に大人しく、自分の席に着いた。

白刃が座ったのを確認すると雷牙も自席に向かおうとしたが折紙が突然雷牙の袖を掴んできた。

 

「.......どうしたんだ折紙?」

 

「1つ質問をする。それを正直に応えてほしい」

 

何時にもなく折紙は真剣に雷牙の顔を見ていた。

これは冗談が通じないだろう。仕方なく雷牙はコクリとうなづいた。

 

「何故貴方は彼女――白風白刃に肩入れするの?」

 

折紙の意見も最もだろう。雷牙もASTに所属している身。そしてお世話になった折紙の両親を目の前で殺されるのを見てしまっているのだ。雷牙自身、恨みがないのは嘘になるがそれでも精霊を――白刃をどうしてそこまで贔屓するのか、それは分かっている。初めて彼女に会って話をしたら彼女は昔の俺に似ていたのだ。だからこそ雷牙は彼女を救いたいと心から思って命を賭してまで張ったのだろう。

だからこそ折紙には言わなければならない。嫌われたとしても。

 

「アイツが昔の俺みたいだったから」

 

「昔の......雷牙?」

 

今折紙は初めて会った雷牙の事を思い出したのだろう。その事を察してか雷牙は話を続ける。

 

「だからこそ俺は白刃に肩入れしたんだ。彼女が昔の俺にならないようにいや、ならせないように。そして――」

 

アイツが幸せになっている光景が見たいから。と、雷牙は言ってみせた。

明らかに矛盾が生じる。ASTに所属しているやつが何を言っているんだてっ話になるがそれでいい。人の考え方なんてそれぞれなのだ。それをとやかく言われるつもりは毛頭ない。それでも自分の考え方にイチャモンを付けるのならソイツを分からせるまで殴ればいい(殺せばいい)だけの話だ。

それを聞いた折紙は表情は変えてはいないがなんとも言えないような顔をしているような気がした。

 

「お前は自分の信念を貫けばいい。それを誰かにとやかく言うつもりもない。だから俺はお前の復讐を応援する」

 

「.......貴方の言葉は滅茶苦茶。何を言っているのか分からない雷牙は一体どっちの味方?」

 

「少なからずお前が仲間だと思っているのなら俺は仲間だしそれに幼馴染を孤立させない為に俺がいるんだ感謝しろよ?」

 

折紙は雷牙の言い方に少し腹が立ったが嬉しかった。まだ私は雷牙に幼馴染だと思われていたのだと。だが、今の折紙はその感情を雷牙に預けているだから今は必要ない。

 

「んじゃ俺は席に戻るからまたな折紙」

 

早々に雷牙は自分の席に戻って着席した。

雷牙の後ろ姿を見ながら折紙は先程の言葉を考えていた。

 

「.......自分の信念を貫く」

 

折紙は担任の先生が来るまでずっとその言葉について考えていたいたのだった。

 

 

 

「はい、みなさぁーんおはようございます。今日はみんなにお知らせがあります」

 

クラスの担任タマちゃん先生がホームルーム中にそう言うとクラス皆がざわめき出した。

 

「ふふ、なんとねぇ、このクラスに、転校生が来るのです!」

 

ビシッ、とポーズをつけながらタマちゃんが叫ぶ。すると教室中から、『おおぉぉぉぉ!?』とか『来たァァァァ!』やらでいっぱいだ。

まぁ、仕方あるまい。転校生といえば、学校生活の中でも大きな青春のイベントだ。実際十香や白刃がクラスに来た時も、皆一様に浮かれていた。

 

「.......妙だな」

 

そこで、雷牙は腕を組みながら下を俯いた。

ついふた月前に十香と白刃が転校してきた(という扱いになっているらしい)というのに、何故またもやこのクラスに転校生が宛てがわれるのだろうという疑問が浮かんだのだ。別に、他のクラスより人数が少ないわけでもないのに何故.....

 

「さ、入ってきて!」

 

雷牙の思考は、どことなく間延びしたタマちゃん教諭の声によって中断された。

ゆっくりと扉が開き、転校生が入ってくる。

瞬間――教室は水をうったかのように静まり返った。

姿を現したのは、少女だった。この暑い中、冬服のブレザーをきっちりと着込み、足には黒タイツわ穿いている。

影のような、なんて形容が良く似合う、漆黒の髪。長い前髪は顔の左半分を覆い隠しており、右目しか見とることが出来なかった。

だが、それでも、その少女が十香と白刃に――人外の美貌を備えた精霊に――勝るとも劣らない妖しい魅力を持っている事は容易に知れたのだと。

 

「さ、じゃあ自己紹介をお願いしますね」

 

「ええ」

 

タマちゃんが促すと、少女は優美な仕草でうなずき、チョークを手に取った。

そして黒板に、美しい字で『時崎狂三』の名を記す。

 

「時崎狂三と申しますわ」

 

そして、その響く声で、少女――狂三はこう続けた。

 

(わたくし)精霊(・・)ですのよ」

 

「.......ッ!?」

 

その言葉に雷牙は、心臓が何かに鷲掴みされるかのような感覚を覚えた。

ざわめく生徒たちの中。白刃、士道、十香、折紙だけが、同じ反応を示している。

狂三はそれに気づいたのか、一瞬、士道と雷牙の方を見て微笑んだ気がした。

 

新たな精霊。それはどんな状況に左右されるのか未だ雷牙達は知る由もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はいいかがでしたでしょうか?オリ主の考えがよく分からないと思いますが、彼なりに正しいと思っての行動だと思います。(多分)

さて次回は狂三が士道に学校を案内される所から始まりますね!これからどうなるのか分かりませんが、頑張って書きますので宜しくお願いします!

次回第13話: 狂食の晩餐

ゲームや映画のシリーズも入れた方がいいか(もしやるとしたら短く終わる。)

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