Take me to・・・ ~Side Story~   作:ENDLICHERI

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Side 紗夜 -2-

 あれから私は、あの時の2人の路上ライブを見ていない。・・・・・・いえ、例え見れたとしても、Roseliaのことがあって見る余裕は無かったでしょう。

 

ただ、1つだけ分かったことがあります。それは・・・・・・。

 

「では、この問を・・・・・・葛城さん。」

「はい。」

「この問題を答えてください。」

「はい・・・。」

 

嫌そうに黒板で問題に答える彼女は、あの時路上ライブをしていた人でした。名前は『葛城(かつらぎ)ウィズ』、ハーフということしか知りませんが、同じクラスメイトだったそうです。

 ですが、私が彼女のことがすぐに思い浮かばなかった理由は、彼女とはほとんど話していないから、ですかね?彼女自身、そんなに目立つことをしていないからかもしれませんが。

 

「紗夜ちゃん?・・・・・・紗夜ちゃーん?」

「え?・・・・・・ど、どうかしましたか?」

「珍しくボーっとしてたから・・・・・・。」

「もしかして・・・・・・ちゃんと休んでないのですか・・・・・・?」

「そ、そんなことはありません!」

 

彼女たちは、同じクラスメイトの『丸山彩』さんと、同じクラスメイトでRoseliaのキーボードの『白金燐子』さん。同じクラスになった時はそんなに関わりは無かったのですが、今となっては同じバンド仲間として、色々話しています。

 

「ただ・・・・・・気になることがありまして・・・・・・。」

「気になること?」

「はい。同じクラスの葛城さんなんですけど──」

「葛城さん?」

「わたし・・・・・・あの人のことは・・・・・・何も・・・・・・。」

「う~ん・・・・・・あ!1つ知ってることあるよ!」

「本当ですか!?」

「う、うん・・・・・・。いつも帰る時にね、葛城さんを自転車で迎えに来てる人がいるんだよ。」

「迎えに?・・・・・・どんな人ですか?」

「それが、男性なの!」

「男性?」

「・・・・・・あ!『男性』っていうより『男子』かな?学校の制服来てたから。」

 

ってことは、もう1人の方が迎えに来てる、ってことでしょうか?

 

「さ、紗夜ちゃん・・・・・・?」

「何か・・・・・・あったのでしょうか・・・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はぁ~・・・。相変わらず、映司にメッセージ送っても既読スルーされる。どう送ったら返信してくれるのかな~?

 

※こちらがそのメッセージです。

「愛しの映司、お姉様を迎えに来て♡」

 

「葛城さん。」

「はい?・・・・・・あ。」

 

げっ!?まさかの氷川さんかい!?

 

「前に、路上ライブされてましたよね?」

「・・・・・・っ!」

「ウィズ。」

「っ、映司!」

「帰るよ。」

「ちょ、ちょっと!?」

「では、これで。」

 

映司、助かった~。

 アタシはこの場を逃げ切り、映司の自転車の後ろに乗って帰る。

 

「・・・・・・さっきのは?」

「アタシのクラスメイト。」

「へ~。」

「ただ、前に路上ライブしてたの見てたって。」

「・・・・・・・・・・・・。」

 

何も言わないんだね~、相変わらず。

 

 

 

 

 




さて・・・・・・前の投稿から何日経った!?
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