Take me to・・・ ~Side Story~ 作:ENDLICHERI
あれから私は、あの時の2人の路上ライブを見ていない。・・・・・・いえ、例え見れたとしても、Roseliaのことがあって見る余裕は無かったでしょう。
ただ、1つだけ分かったことがあります。それは・・・・・・。
「では、この問を・・・・・・葛城さん。」
「はい。」
「この問題を答えてください。」
「はい・・・。」
嫌そうに黒板で問題に答える彼女は、あの時路上ライブをしていた人でした。名前は『
ですが、私が彼女のことがすぐに思い浮かばなかった理由は、彼女とはほとんど話していないから、ですかね?彼女自身、そんなに目立つことをしていないからかもしれませんが。
「紗夜ちゃん?・・・・・・紗夜ちゃーん?」
「え?・・・・・・ど、どうかしましたか?」
「珍しくボーっとしてたから・・・・・・。」
「もしかして・・・・・・ちゃんと休んでないのですか・・・・・・?」
「そ、そんなことはありません!」
彼女たちは、同じクラスメイトの『丸山彩』さんと、同じクラスメイトでRoseliaのキーボードの『白金燐子』さん。同じクラスになった時はそんなに関わりは無かったのですが、今となっては同じバンド仲間として、色々話しています。
「ただ・・・・・・気になることがありまして・・・・・・。」
「気になること?」
「はい。同じクラスの葛城さんなんですけど──」
「葛城さん?」
「わたし・・・・・・あの人のことは・・・・・・何も・・・・・・。」
「う~ん・・・・・・あ!1つ知ってることあるよ!」
「本当ですか!?」
「う、うん・・・・・・。いつも帰る時にね、葛城さんを自転車で迎えに来てる人がいるんだよ。」
「迎えに?・・・・・・どんな人ですか?」
「それが、男性なの!」
「男性?」
「・・・・・・あ!『男性』っていうより『男子』かな?学校の制服来てたから。」
ってことは、もう1人の方が迎えに来てる、ってことでしょうか?
「さ、紗夜ちゃん・・・・・・?」
「何か・・・・・・あったのでしょうか・・・・・・?」
はぁ~・・・。相変わらず、映司にメッセージ送っても既読スルーされる。どう送ったら返信してくれるのかな~?
※こちらがそのメッセージです。
「愛しの映司、お姉様を迎えに来て♡」
「葛城さん。」
「はい?・・・・・・あ。」
げっ!?まさかの氷川さんかい!?
「前に、路上ライブされてましたよね?」
「・・・・・・っ!」
「ウィズ。」
「っ、映司!」
「帰るよ。」
「ちょ、ちょっと!?」
「では、これで。」
映司、助かった~。
アタシはこの場を逃げ切り、映司の自転車の後ろに乗って帰る。
「・・・・・・さっきのは?」
「アタシのクラスメイト。」
「へ~。」
「ただ、前に路上ライブしてたの見てたって。」
「・・・・・・・・・・・・。」
何も言わないんだね~、相変わらず。
さて・・・・・・前の投稿から何日経った!?