Take me to・・・ ~Side Story~   作:ENDLICHERI

11 / 21
Side 紗夜 -3-

 

 

「映司、支度出来た~?」

「もう終わる。」

 

朝から騒がしい・・・。

 

「はいはい、いっそげ!いっそげ!」

「うるさいな・・・。」

 

僕たちはアパートの1部屋を借りて生活している。学校に行く時は、毎回ウィズを自転車の荷台部分に乗せて、花女に行ってウィズを置いてから自分の学校に向かう。

 

「・・・・・・そういえば、昨日ウィズに話しかけていた人なんだけど?」

「ん?・・・・・・あぁ~、あの人か。大丈夫、適当に関わらせないようにするから。」

「・・・・・・ならいいけど。」

 

あの人、絡まれると面倒な感じがするんだよな・・・。

 

「それより、今日からまたバイトだね?」

「施設は良いのに、人が少ないさーくるでね。」

「アタシ、あそこのカフェは好きだよ。」

「そっちメインで稼げばいいんじゃないのか?」

「それは、まりなさんに聞かないと分かんないよ~。」

「・・・・・・だね。」

 

そんな他愛のない話をしているうちに、花女に着いた。

 

「それじゃ、行ってくるね。」

「うん、また後で。」

 

それだけ言って、僕は自分の学校に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの人と同じクラスって時点で絡まれる確率が凄く高いんだけど・・・・・・確かあの人風紀委員だから、悪いことしなければよっぽど絡んでくることは無い。

 

「・・・・・・今日は、他の人がいるのね。」

 

アタシは基本屋上で昼休みを過ごしている。ここなら、ご飯を食べた後も少しは昼寝が出来るからね。

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

そして、他人がいない所でのんびり寝転がって休むのが、アタシの昼休みの過ごし方。

 

「・・・・・・戻ろっと。」

 

そして、予鈴が聞こえたら教室に戻る。で、授業受けて、帰れるようになったらすぐに帰る。

 

「・・・・・・あれ?」

 

靴に履き替えて玄関を出ると、珍しく自転車の影が見えた。慎重に覗きに行くと、

 

「・・・・・・ん?お疲れ。」

「映司~!今日は早いね?」

「ちょっと急いで来ただけだ。」

「ふ~ん・・・。」

「・・・・・・何?」

「誰を警戒してるのかな~?」

「・・・・・・うるさい。行くよ。」

 

アタシは行きと同様、自転車の荷台部分に乗って、バイト先の『ライブハウスCiRCLE』に向かう。

 

「・・・・・・ねぇ映司。」

「うん?」

「あの人、氷川紗夜っていうんだけどさ・・・・・・ギター持ってたんだ。」

「・・・・・・それで?」

「ちょっと、不安になるんだよね・・・。」

「・・・・・・そうか。」

「映司は、不安じゃないの?」

「普段通り、適当にあしらうだけだから。」

「・・・・・・そっか。」

 

いざとなったら、アタシが映司を守らないとね・・・!

 

「着いたぞ。」

「うん。」

 

アタシたちはCiRCLEでバイトしている、去年から。今年、新しいバイトの人が入ったけど、その人が新しく5つのバンドをここの常連にしたみたい。

 

「ウィズ、次のスタジオの準備しよう。」

「ラジャ!」

「・・・・・・本当に、僕といる時だけ元気が良いな。」

「さぁ、どうでしょうね~?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スタジオの準備を終え、少しカフェで休んでいる。ウィズは宿題があるって言って、建物内にいる。

 

「あの、葛城さん・・・・・・ですよね?」

「・・・・・・?」

「少し、よろしいでしょうか?」

「・・・・・・・・・・・・。」

 

まさか、このタイミングであの人に会うなんて・・・。この、『氷川紗夜』さんに・・・・・・。

 

 

 

 

 




ほぼノープランで書いてるこのシリーズ。いつ終わるか、予定が決まってないです・・・。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。