Take me to・・・ ~Side Story~ 作:ENDLICHERI
「映司、支度出来た~?」
「もう終わる。」
朝から騒がしい・・・。
「はいはい、いっそげ!いっそげ!」
「うるさいな・・・。」
僕たちはアパートの1部屋を借りて生活している。学校に行く時は、毎回ウィズを自転車の荷台部分に乗せて、花女に行ってウィズを置いてから自分の学校に向かう。
「・・・・・・そういえば、昨日ウィズに話しかけていた人なんだけど?」
「ん?・・・・・・あぁ~、あの人か。大丈夫、適当に関わらせないようにするから。」
「・・・・・・ならいいけど。」
あの人、絡まれると面倒な感じがするんだよな・・・。
「それより、今日からまたバイトだね?」
「施設は良いのに、人が少ないさーくるでね。」
「アタシ、あそこのカフェは好きだよ。」
「そっちメインで稼げばいいんじゃないのか?」
「それは、まりなさんに聞かないと分かんないよ~。」
「・・・・・・だね。」
そんな他愛のない話をしているうちに、花女に着いた。
「それじゃ、行ってくるね。」
「うん、また後で。」
それだけ言って、僕は自分の学校に向かう。
あの人と同じクラスって時点で絡まれる確率が凄く高いんだけど・・・・・・確かあの人風紀委員だから、悪いことしなければよっぽど絡んでくることは無い。
「・・・・・・今日は、他の人がいるのね。」
アタシは基本屋上で昼休みを過ごしている。ここなら、ご飯を食べた後も少しは昼寝が出来るからね。
「・・・・・・・・・・・・。」
そして、他人がいない所でのんびり寝転がって休むのが、アタシの昼休みの過ごし方。
「・・・・・・戻ろっと。」
そして、予鈴が聞こえたら教室に戻る。で、授業受けて、帰れるようになったらすぐに帰る。
「・・・・・・あれ?」
靴に履き替えて玄関を出ると、珍しく自転車の影が見えた。慎重に覗きに行くと、
「・・・・・・ん?お疲れ。」
「映司~!今日は早いね?」
「ちょっと急いで来ただけだ。」
「ふ~ん・・・。」
「・・・・・・何?」
「誰を警戒してるのかな~?」
「・・・・・・うるさい。行くよ。」
アタシは行きと同様、自転車の荷台部分に乗って、バイト先の『ライブハウスCiRCLE』に向かう。
「・・・・・・ねぇ映司。」
「うん?」
「あの人、氷川紗夜っていうんだけどさ・・・・・・ギター持ってたんだ。」
「・・・・・・それで?」
「ちょっと、不安になるんだよね・・・。」
「・・・・・・そうか。」
「映司は、不安じゃないの?」
「普段通り、適当にあしらうだけだから。」
「・・・・・・そっか。」
いざとなったら、アタシが映司を守らないとね・・・!
「着いたぞ。」
「うん。」
アタシたちはCiRCLEでバイトしている、去年から。今年、新しいバイトの人が入ったけど、その人が新しく5つのバンドをここの常連にしたみたい。
「ウィズ、次のスタジオの準備しよう。」
「ラジャ!」
「・・・・・・本当に、僕といる時だけ元気が良いな。」
「さぁ、どうでしょうね~?」
スタジオの準備を終え、少しカフェで休んでいる。ウィズは宿題があるって言って、建物内にいる。
「あの、葛城さん・・・・・・ですよね?」
「・・・・・・?」
「少し、よろしいでしょうか?」
「・・・・・・・・・・・・。」
まさか、このタイミングであの人に会うなんて・・・。この、『氷川紗夜』さんに・・・・・・。
ほぼノープランで書いてるこのシリーズ。いつ終わるか、予定が決まってないです・・・。