Take me to・・・ ~Side Story~ 作:ENDLICHERI
今日の葛城さんは、少し様子が変です。朝は1人で来て、休憩時間どころか、授業中も心ここにあらずって感じで。
「紗夜ちゃん。」
「丸山さん?・・・・・・どうかしましたか?」
「葛城さん、何かあったのかな?」
「・・・・・・分かっていたら、助けてあげていますよ。」
2人への罪滅ぼしのためにも・・・・・・。
とりあえず、学校に『しばらく風邪で休む』って連絡はしたけど・・・・・・これからどうするかな~?見栄張って飛び出したけど、このまま行けば、ホームレス生活まっしぐらだ。
手元には、学校の制服と私服1セット、そして計10000円くらいのお金。
そして、今は家からだいぶ離れた公園にいる。
「・・・・・・とりあえず、一日一食だな。」
金はこうするとして、問題は風呂と洗濯と寝床だ。行く宛が見つからない・・・・・・。あと、携帯の充電も考えないと・・・!
「・・・・・・やっぱり、言い過ぎたかな・・・?」
ウィズの気持ちは分かってる。・・・・・・分かってたはずなのに・・・!
正直、今すぐ謝りたい。『言い過ぎた、ごめんなさい。』って。でも、すぐに言えば、『また仲を悪くしてしまう』って気持ちが大きくなってしまう。
「・・・・・・少し、時間をおこう。」
あと2・3日待ってから、ちゃんと謝りに行こう。そう決めた後、それまでの間の生活手段を考えることにした。
映司、大丈夫かな・・・?映司に今すぐにでも謝りたいけど、すぐ仲直りできるかな・・・・・・?
「葛城さん?」
「・・・・・・氷川、さん?」
「もう、下校時間ですよ。」
「え?・・・・・・あ。」
「今日は、ずっと考え事をしていたようですから。」
さっき登校したと思ってたけど、もう下校時間だなんて・・・・・・。
「・・・・・・なんでアタシに声をかけたんですか?」
「え・・・?」
「昨日、あんな事を言ったのに・・・・・・。」
「・・・・・・あなたの機嫌を悪くさせてしまった事、彼を傷付けてしまったのは分かってます。だから、その罪滅ぼしがしたくて・・・・・・。」
罪滅ぼしって・・・・・・。映司が自分から決めてアナタを教えて、それをアタシが勝手な解釈で勘違いをしたたけなのに・・・・・・。
「許されなくても構いません。ですが、私に出来ることがあるなら、なんでも言ってください・・・!」
「・・・・・・だったら、アタシに謝らせて。」
「え・・・?」
「昨日は、あんな事を言ってごめんなさい・・・。」
「ちょっと、葛城さん・・・!?」
「昨日、映司の様子がおかしくて・・・・・・アタシ、どうかしてた。だから、ごめんなさい!」
今、この教室にはアタシと氷川さんしかいない。今なら、どれだけクラスでのイメージを崩しても問題ない。そして、氷川さんに謝罪するタイミングも・・・・・・。
「か、葛城さん・・・。」
「・・・・・・!」
「顔を上げてください。私も、あなたたちに謝らなければならない事をしました。おあいこって事にしませんか?」
「・・・・・・アナタが、それで許してくれるなら。」
まずは、氷川さんとの関係が治った・・・・・・気がする。後は、
「・・・・・・映司に謝らないと。」
「え?弟さんと何かあったんですか?」
・・・・・・頼っていいのか?ううん、今はそんな事を言ってる場合じゃない!
「氷川さん、さっき『私に出来ることがあるなら、なんでも言って』って言いましたよね?」
「え、えぇ・・・。」
「だったら、お願いがあります。」
さ~て、次回はどうなるかな~?
そして、いつ更新されるかな~?