Take me to・・・ ~Side Story~   作:ENDLICHERI

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悲しい(?)お知らせしまーす。

『Side Story』内の『Quartzer Style』は、ネタ切れにより終了します。代わりに、こちらの『If Story』を投稿していきます。

そして、前々から考えていました。『Take me to・・・』本編は、一度完結させていただきます。・・・・・・ネタ切れ。
ですが、リクエストいただいてるネタがあるので、それは出します。







Side 紗夜 -10-

 

 

 シャワーだけとはいえ、久しぶりの風呂だ。・・・・・・他人(ひと)の家だけど。

 

「映司く~ん、着替え置いとくね~!」

「ありがとうございます。・・・・・・僕の服ですよね?」

「お父さんのだよ。大丈夫、許可貰ったから!」

 

そういう事じゃないよ。

 

「ごめんね~、まさかおねーちゃんが入ってるとは思わなくて・・・。」

 

本当ですよ。おかげで思いっきりビンタされて、左頬はまだじんじん痛むし・・・・・・。

 

「でもおねーちゃんも反省してたよ。」

「・・・・・・別に、もう過ぎた事ですから。それより、」

「うん?」

「もうビンタを受けたくないので出ていっていただけます?風呂場から出たいので。」

「え?・・・・・・あ!ご、ごめんね・・・。」

 

・・・・・・出ていく音がした。人の声が聞こえない。ようやく上がれる。

 それにしても、たたんでおいた僕の服はどこに?・・・・・・まさか、洗濯機が回ってるけど、この中じゃないよね・・・?

 確かめに行くか・・・・・・。

 

「あの、僕の服は──」

「やっと来た~!」

「ちょっと日菜!」

「・・・・・・あの、僕の服は──」

「そんな事より!」

 

そんな事?

 

「一緒にポテト食べようよ!」

 

ちょっと待て。ひっそりとだけど、自分の服を着てここから去りたいってことよりもポテトを食べることの方が優先事項だと?

 

「すみません、日菜が勝手に・・・。」

「いや良いんですけど、僕の服はどこに?」

「洗濯していますけど。」

 

あの洗濯機の中か・・・。

 

「乾燥もさせますので、洗濯機で止まり次第に服が着れますよ。」

「そうですか。」

「早くみんなでポテト食べようよ~!」

 

・・・・・・とりあえず、キレますよ?

 で、黙ってポテトを食べてるけど・・・・・・。

 

「・・・・・・あ、氷川さん。」

「はい?」「うん?」

 

どっちも氷川だった・・・・・・。

 

「えっと・・・・・・お姉さんの方です。」

「私ですか?」

「はい。さっきは、すみませんでした。その・・・・・・見ちゃって・・・。」

「っ!き、気にしないでください・・・。」///

 

すごい気にしてるよね・・・・・・。

 

「あ、あなたの事も聞きました。お姉さんと喧嘩したとか?」

「・・・・・・僕の勝手な思い込みですけどね。」

「やっぱり、姉弟なんですね?」

「え?」

「お姉さんも言ってましたよ。『自分の勝手な思い込み』と。」

 

ウィズも・・・・・・。

 

「一応、あなたを見つけたらお姉さんに連絡するってことになってまして・・・・・・まだ連絡してません。どうしますか?」

「どうって・・・?」

「今からお姉さんと会うのか、って意味です。気持ちの整理とかも必要でしょうし。」

「・・・・・・・・・・・・。」

 

今なら、ウィズも許してくれると思う。だけど、今行っても、きっと言葉が浮かばないだろう。

 

「・・・・・・まだ、連絡しないでください。」

「分かりました。それと、しばらく泊まっていってください。」

「え?いや、そこまで──」

「では、泊まる所があるんですか?」

「そ、それは・・・・・・。」

「無いよ。」

「うっ・・・。」

「ですよね。」

 

この妹さんをどう黙らせようか・・・!

 

「では・・・・・・日菜、料理は?」

「うーん・・・・・・考えてなかったね。」

「はい?ご両親は帰ってこないの?」

「今日と明日は帰ってこないよ。明後日帰るって!」

 

あはは・・・、『泊まってけ』って言う訳だ・・・。

 

「・・・・・・ん?2人は料理しないの?」

「私は料理に時間を費やしていないので。」

 

キッパリ言うなよ。

 

「あたしもしないよー!」

 

笑顔で言うな!

 

「はぁ・・・、台所借りていい?それと冷蔵庫の中も勝手に使うけど。」

「多分、構いませんが。」

 

仕方ない、料理するか。・・・・・・宿代代わりに。

 

「・・・・・・あの~。」

「はい?」

「どーしたの?」

「冷蔵庫の中、料理できるほど入ってないけど。」

「「・・・あ。」」

 

この姉妹・・・!

 

「えっと、氷川姉。」

「一応、『紗夜』って名前があるんですよ。」

「食材を買いに行くから一緒に来て。」

「それでしたら、私1人で──」

「いいから一緒に来て。」

「は、はい・・・。」

「そして、氷川妹。」

「あたしだって『日菜』って名前が──」

「あなたは料理以外の家事をする。いいね?」

「は、はい・・・。」

 

「お、おねーちゃん・・・。あの人、凄い圧かけてきたけど?」

「私も、あんな彼は初めて見たわよ。」

 

「ほら、早く動いて。」

「は、はい・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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