Take me to・・・ ~Side Story~   作:ENDLICHERI

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Side 紗夜 -12-

 

 

 今日は、よく眠れた気がしますね。

 

「おねーちゃん、大変だよ!!」

「日菜、朝からどうしたの?」

「葛城くんいないよ!!」

「そう。・・・え!?」

 

確かに、リビングには置き手紙がありました。

 

「葛城くん、大丈夫かな・・・?」

 

・・・・・・人間不信も大概にしてほしいですよ・・・!

 

 私の中で、怒りの感情が芽生えていった。映司君に対するものではなく、映司君が信じられるような人間ではないと思い知らされた自分に・・・・・・。

 

「日菜、すぐ出掛けるわ。」

「え?朝ごはんは?」

「もちろん食べるわよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さてと、少しは臭いが消えたから、店に入りやすくなった。・・・・・・あの姉妹には申し訳ないことをしたな。

 

「さて、どうしたものか・・・?」

 

「だったら、宿から出ていくのを止めなさいよ・・・!」

 

「え・・・?」

 

声のする方を見ると、肩で息をしている紗夜さんがいた。

 

「なんで、こんなとこに・・・?」

「探すのに・・・苦労しましたよ・・・!」

「っ・・・・・・。」

「そんなに私が側にいるのが嫌ですか・・・?」

「・・・・・・・・・・・・。」

「そんなに私が・・・・・・信用できませんか!?」

 

そんな事はない・・・・・・。

 

「・・・・・・映司君!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・あなたを信用してない訳ではない。」

 

彼の口から、答えが出てきた。

 

「でも、怖いんですよ。もしも、僕と一緒にいて、あなたの心が壊れてしまったらどうすればいいのか?って。あなたを傷付けてしまうのではないかと思ってしまって・・・・・・。」

「映司君・・・・・・。」

 

これが、彼の本当の気持ち・・・・・・。

 

「っ・・・・・・。」

 

「まだ、そんな事を誰にも思ってるの?」

 

「っ!・・・・・・ウィズ?どうして・・・?」

「私が呼びました。」

 

彼には申し訳ないけど、いい加減仲直りをしていただかないと。

 

「映司、ごめんなさい!アタシが間違ってた、アナタを守る事で頭の中がいっぱいになっちゃって・・・・・・。」

「僕の方こそ・・・・・・ごめんなさい。ウィズの言葉に感情的になって・・・。」

「・・・・・・なんか、アタシたち、バカみたいだね?」

「うん、勝手に変な解釈しちゃってね。」

 

これで、葛城姉弟の喧嘩は終わりましたね。私はこの辺で──

 

「紗夜さん、ありがとうございます。」

「・・・・・・明日から、ギターを再び教えてくださいね?」

「・・・・・・はい。」

 

なんでしょう?彼が今ちょっと、()()()気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?・・・・・・ちょっと映司。なんで『紗夜さん』呼びなの!!?」

「え、そこ?って、ちょっ!?」

「答えなさい映司ーーー!!」

「ちょっ、苦しい・・・!?息が・・・!?」

 

見てませんけど・・・・・・映司君の首、大丈夫かしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、仲直り。

後は、くっつけるだけ。
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