Take me to・・・ ~Side Story~ 作:ENDLICHERI
久しぶりに映司君のギター教室が開催され、私はあれからずっとその教室に通っています。・・・・・・生徒は私しかいませんが。
最近は、Roseliaの曲を使ってギターの能力を高めています。
「それじゃあ、今日はここまで。」
「ありがとう、ございました。」
「・・・・・・何かあったんですか?」
「え?」
「あ、僕の気のせいかもしれないんですけど・・・・・・あなたの音、前は元気がなくて・・・。今は元に戻ってますけど。」
私の、音・・・?
「それに、もしも何かあったとしても、無理に話せとは言いません。『よければ相談にのりますよ』ぐらいは言いますから。」
「・・・・・・はい・・・。」
なんであなたは、そう言えるんでしょうか?あなたの方が心の傷は深いのに・・・・・・。
「・・・・・・少し、お話しませんか?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「この前、妹の日菜のギターを聴いたんです。日菜のギターは、とても楽しそうで・・・・・・正確さを求める私の音が音楽として、凄く負けているように聴こえました。」
・・・・・・何も、言わないんですね。黙って聞くって意味なんでしょうか?
「今は、その問題は解決しました。」
「・・・・・・じゃあ、なんでその話を僕に?」
「あなたの音も、楽しそうだからです。こうやってあなたの音を聴く度に思ってました、『どうして、楽しそうな音を奏でられるのだろうか?』と。」
「僕が?」
「はい。だから、その理由を教えていただけませんか?」
私の問いに、彼は少し沈黙し、答えました。
「僕が音楽を始めた理由は、現実逃避が理由です。」
「っ!」
「過去にあんな事があったから、ウィズと共に始めたんです。でも今は、自分の奏でたい音を奏でるために、
そんな事を言う彼の目は、とても美しく思えました。とても素敵で・・・・・・とても、切なくて・・・・・・。
私なんか、日菜を見返すために始めたのに・・・。
「これで満足しました?」
どうして、あの笑顔を見るだけで、胸が苦しくなるの?
「ん?・・・・・・紗夜、さん?」
どうして、作り笑いの笑顔でさえ、もっと見たいと思うの?
「紗夜さーん?」
どうして、彼を見るだけで・・・・・・胸が苦しくなるの!?
「・・・・・・それって、君が恋をしているからじゃない?」
「え!?」
「え?」
まさか、声に出てた・・・!?それに『恋』って!?私が、映司君に!?
「まぁ、いいんじゃない?
「っ・・・・・・。」
「恋愛がどういうのか分からないけど、応援するよ?」
「でしたら──」
「・・・はい?」
「・・・・・・っ!」
今、なんて言いました!?なんか、勢いに任せて言ってしまった気がしますけど!?
「・・・・・・こんな僕でよければ。」
「え!?」
「え?そういう流れじゃないの?」
「い、いや・・・・・・。」
「僕は、人の気持ちなんて分からない。でも、紗夜さんといたら、昔持っていた、楽しい気持ちを取り戻せるはずなんだ。」
私が、映司君の・・・?
「だから、姉弟のウィズじゃなくて・・・・・・初めて出来た
「映司君・・・・・・。」
「だから、僕と付き合ってください。」
「・・・・・・はい!」
こうして私たちは、0から感情を作っていく・・・・・・少し変わった『恋人』になりました。
「はい、カットー!」
「これで、撮影は全て終了でーす!」
「お疲れ様です。」
「お疲れ様でした。・・・・・・私、前ってこんな感じでした?」
「紗夜さん、そんな感じだったよ~!」
「ウィズさ~ん?」
「ひっ!?」
「でも映司君、良い演技だったよ~!」
「そうですか?でも、このパターンはもうごめんですね。」
「なんで?」
「ちょいちょいウィズの視線が痛かったんで・・・・・・。」
「あぁ~・・・・・・。」
ってことで、『夢オチ』ならぬ、『番組オチ』でした~!・・・・・・『番組オチ』って言うのか知らんけど。
最後雑に終わりました!いつもの如く!
では、さよなら~!