Take me to・・・ ~Side Story~   作:ENDLICHERI

21 / 21
唐突ながら、最終回です。







Side 紗夜 -13-

 

 

 久しぶりに映司君のギター教室が開催され、私はあれからずっとその教室に通っています。・・・・・・生徒は私しかいませんが。

 最近は、Roseliaの曲を使ってギターの能力を高めています。

 

「それじゃあ、今日はここまで。」

「ありがとう、ございました。」

「・・・・・・何かあったんですか?」

「え?」

「あ、僕の気のせいかもしれないんですけど・・・・・・あなたの音、前は元気がなくて・・・。今は元に戻ってますけど。」

 

私の、音・・・?

 

「それに、もしも何かあったとしても、無理に話せとは言いません。『よければ相談にのりますよ』ぐらいは言いますから。」

「・・・・・・はい・・・。」

 

なんであなたは、そう言えるんでしょうか?あなたの方が心の傷は深いのに・・・・・・。

 

「・・・・・・少し、お話しませんか?」

「・・・・・・・・・・・・。」

「この前、妹の日菜のギターを聴いたんです。日菜のギターは、とても楽しそうで・・・・・・正確さを求める私の音が音楽として、凄く負けているように聴こえました。」

 

・・・・・・何も、言わないんですね。黙って聞くって意味なんでしょうか?

 

「今は、その問題は解決しました。」

「・・・・・・じゃあ、なんでその話を僕に?」

「あなたの音も、楽しそうだからです。こうやってあなたの音を聴く度に思ってました、『どうして、楽しそうな音を奏でられるのだろうか?』と。」

「僕が?」

「はい。だから、その理由を教えていただけませんか?」

 

私の問いに、彼は少し沈黙し、答えました。

 

「僕が音楽を始めた理由は、現実逃避が理由です。」

「っ!」

「過去にあんな事があったから、ウィズと共に始めたんです。でも今は、自分の奏でたい音を奏でるために、音楽(ギター)をしているんですけどね。」

 

そんな事を言う彼の目は、とても美しく思えました。とても素敵で・・・・・・とても、切なくて・・・・・・。

 私なんか、日菜を見返すために始めたのに・・・。

 

「これで満足しました?」

 

どうして、あの笑顔を見るだけで、胸が苦しくなるの?

 

「ん?・・・・・・紗夜、さん?」

 

どうして、作り笑いの笑顔でさえ、もっと見たいと思うの?

 

「紗夜さーん?」

 

どうして、彼を見るだけで・・・・・・胸が苦しくなるの!?

 

「・・・・・・それって、君が恋をしているからじゃない?」

「え!?」

「え?」

 

まさか、声に出てた・・・!?それに『恋』って!?私が、映司君に!?

 

「まぁ、いいんじゃない?()がどんな人か分からないけど、好きな人を見ると胸が苦しくなるのって、多分君が、その人のことが好きだからじゃない?」

「っ・・・・・・。」

「恋愛がどういうのか分からないけど、応援するよ?」

「でしたら──」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私と、付き合ってください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・はい?」

「・・・・・・っ!」

 

今、なんて言いました!?なんか、勢いに任せて言ってしまった気がしますけど!?

 

「・・・・・・こんな僕でよければ。」

「え!?」

「え?そういう流れじゃないの?」

「い、いや・・・・・・。」

「僕は、人の気持ちなんて分からない。でも、紗夜さんといたら、昔持っていた、楽しい気持ちを取り戻せるはずなんだ。」

 

私が、映司君の・・・?

 

「だから、姉弟のウィズじゃなくて・・・・・・初めて出来た()()の紗夜さんと、これから色んな思い出を作っていきたいんだ。」

「映司君・・・・・・。」

「だから、僕と付き合ってください。」

「・・・・・・はい!」

 

 

 

 

 

こうして私たちは、0から感情を作っていく・・・・・・少し変わった『恋人』になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

 

「はい、カットー!」

「これで、撮影は全て終了でーす!」

「お疲れ様です。」

「お疲れ様でした。・・・・・・私、前ってこんな感じでした?」

「紗夜さん、そんな感じだったよ~!」

「ウィズさ~ん?」

「ひっ!?」

 

「でも映司君、良い演技だったよ~!」

「そうですか?でも、このパターンはもうごめんですね。」

「なんで?」

「ちょいちょいウィズの視線が痛かったんで・・・・・・。」

「あぁ~・・・・・・。」

 

 

 

 

 




ってことで、『夢オチ』ならぬ、『番組オチ』でした~!・・・・・・『番組オチ』って言うのか知らんけど。

最後雑に終わりました!いつもの如く!

では、さよなら~!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。