☆
錬金術のアトリエ 32
「なんか、粘土ばっかり拾って来てるのね……」
ソフィーとモニカ、コルちゃんで素材をコンテナに運び、棚に乗せて行く。
今回は湖底の土、海底の土、くすぶる鍛石ばかりが目についた。
余分を食べる為に、番人ぷにちゃん達は素材に群がる。
「この素材調達が楽しみなのよねぇ……色んな情報がごろごろ吸収されるもの」
番人ぷにちゃんは、服を脱ぐ3人にそう話す。
今回は女の子の人格のようだ。
そしてぷにちゃんの部屋へと入る。
「おかえり。残りは9時間あるね」
ぷにちゃんはそう言う。
コルちゃんが安定して日々消費してる、的な所がある。
ソフィーは調合の待ち時間、眠って時間をやり過ごす事が多いので、それほど消費していない。
モニカは……
と、コルちゃんとソフィーで考える。
そう言えば、先週帰ってから姿を見なかった気がする。
ジュリオさんも見かけなかった。
「これは……さてはモニカ……」
ぷにちゃんの中でソフィーが思う。
そしてモニカにしがみつく。
「ま……まあ……ソフィーが思う通りよ……なんか目一杯遊んでました……って言うのが申し訳ないけれど……」
モニカはその思いをぶつけられて、ジュリオさんとハダカ族で過ごした2日間を思い浮かべる。
ソフィーがオスカーと行った事もある、3階の王様部屋を2日借り切るという……
「え?ソフィーも行ったの?あそこ……」
モニカは、抱きついたソフィーの頬と、髪を撫でながら聞く。
「お昼に空いてる時に、オスカーが掃除のおばあちゃんに言って借りてたんだよね……」
ソフィーは、モニカのおっぱいに甘えながら答える。
「……これは……私もそこで過ごしてみたいです……!」
モニカの反対側のおっぱいに甘えるコルちゃんにも、その部屋の感じが伝わり、コルちゃんも考えて、だだもれる。
3人で仲良くうねうねしながら、色んな思惑を巡らせる。
「ん~……時間増やすマッサージしとく?」
ぷにちゃんに言われて、3人して頷く。
残り9時間じゃ、すぐなくなっちゃうし……
モニカのただれた2日間をサカナに、きゅんきゅんしとくのは悪くない。
……そして3人はエロエロして過ごして、ぷにちゃんの部屋を出る。
時間は大きく膨らみ、でもゆっくり眠り……
出てきた時は元気なんだけど、やたらとお腹が空いた。
「なんか……いつもよりもお腹ぺこぺこです……」
コンテナで服を着る時、コルちゃんが呟く。
「今……何時だっけ?」
モニカは考える。
かなり長い時間ハジケてたものだから、分からなくなる。
「もう……アトリエに出てみないと分からないね。きゅんきゅんしすぎたよぉ……でもモニカはジュリオさんとラブラブで、ジュリオさんもちゃ~んとモニカを好きみたいで安心したよ」
ぷにちゃんの部屋で、モニカのただれた2日間を存分に味わったソフィーが、呑気に言う。
それもモニカフィルターを通したものだけど……
「あんまり言わないでよ……複雑な思いで反省中なんだから……」
モニカはにやけた顔を、両手で隠しながらそう話した。
開花の日15時。
アトリエで時間を確認する。
……山師の水辺から帰ってきたばかりなんだった……
と、思い出す。
そして、ソフィーは錬金術生活。
モニカとコルちゃんは夕食の話をしながら帰って行く。
「さて……エリーゼお姉ちゃん、早くに帰ったんだっけ?」
ソフィーはプラフタに尋ねる。
「ええ、13時に、ウメとエリーゼは遅いお昼を食べながら帰る、と話して切り上げました」
プラフタはパタパタと飛ぶ。
ソフィーの旅が、最近は双葉の日の朝~開花の日の昼、と読み易いので、プラフタがそう案内しているそうだ。
双葉の日は、エリーゼお姉ちゃんとウメさんでアトリエに泊まって、蕾の日は、エリーゼお姉ちゃんは本屋に行ったりおでかけして、ウメさんは古本補修をひたすらしていて……
と、プラフタは退屈せずに過ごしていた話をした。
「それはともかく、魂結いの石ですね」
「そうそう!魂盟の針……ついにレシピ構築だよっ!」
「……その前に、ロジーに見せて来た方が良いのではないですか?それが本物かどうか、定かではないと話してませんでしたか?」
「さすがプラフタ!行って来るね!」
「ええ、行ってらっしゃい、ソフィー」
ソフィーはアトリエを出る。
……こんなだったら、モニカとコルちゃんと一緒に歩けば良かったなぁ……
と、思いながら。
「ふむ……」
フリッツさんが鍛冶屋に居た。
ソフィーの作った「全能の力」「猛獣の力」「HP吸収」シュタルメタルが登録されてる都合で、新しい剣の注文をしていたみたいで。
「結構バランスが難しいんですね……」
ロジーさんは、フリッツさんの双剣の設計図を手掛けてる所だった。
「……あたしのフローリッシュハートも……その金属でやり直さないとなんですよね……そう言えば……」
ソフィーが呟くと、フリッツさんもロジーさんも気付いた。
「ソフィーじゃないか。ライデン鉱は1個だけ入荷してるぞ」
「あ、じゃあ買います。それと、ロジーさんに魂結いの石を見てもらおうと思って来たんです」
ソフィーは魂結いの石を取り出す。
つるつるした丸い石。
「実物は見た事が無かったけれど、伝説の通りなんだな……こんなに丸いとは……」
そうして鍛冶屋で過ごす。
フリッツさんの剣と、魂結いの石を使った道具の話なんかをして、ソフィーは鍛冶屋を出る。
八百屋で夕食の買い物をして……アトリエへと帰る。
魂盟の針を作らなくては!
アトリエに帰ると、夕方……
ソフィーはプラフタと錬金釜に向かう。
魂盟の針作成に6時間……
色々と導き出して、錬金釜に仕込む。
そして夕食……
八百屋の新発売人気商品、マルグリットサンド(緑)を食べる。
「新作で人気商品なんだって!も~……食べながら来ようかと思うくらいお腹ぺこぺこだったよぉ~……」
「まあ……仕込みが終わればゆっくりですからね」
ソフィーはゆっくりと食事をする。
どのみち6時間過ごさないといけないし。
「プラフタ、モニカがね……」
その時間で、ソフィーはモニカの話をする。
ジュリオさんとハダカ族で過ごした2日間……
ソフィーもそんな2日間、過ごせたらいいなぁ……
と、無邪気に思ったりもして………
「生真面目なモニカとジュリオですから、1度集中したかった……とか、まとまって場所が取れた……とかそういう事なのではないですか?」
プラフタは答える。
「そうなのかな~……」
「ソフィーの場合、場所はある訳ですし、私が居ても憚らず集中出来るようですから……2日もあった所で、もて余してしまいますよ」
「もて余す……うん、もて余す自信ある!」
もて余してる時間に、ソフィーは王様の部屋で時間をもて余す2人を思う。
「……ん?プラフタも生真面目な性格だから……」
ソフィーはプラフタを見る。
「まあ……そうであったのかも知れませんけれど……記憶にはありませんね……」
パタパタしていたプラフタは、かくっ、となる。
「いや……プラフタの場合思い出しても、言わないと思うんだよね……」
ソフィーはジト目でにやける。
「そんな顔で私を見ないで頂けますか?」
「本当は思い出してるでしょ!」
「知りません!思い出したとしても、そんな過去はありません!」
ソフィーとプラフタの追いかけっこが始まる。
そして夜中に魂盟の針が出来上がる。
ソフィーとプラフタは早速、幽世の羅針盤のレシピ構築に入る。
「……ん?」
「……ふむ……」
レシピ構築の紙に色々と書き、ソフィーとプラフタは唸る。
「……これ、魂盟の針……1つじゃダメじゃん!?」
「これは……どうやってもそうなりますね」
どう組み立てても、4つ必要なのだ。
「コルちゃんに頼るしかないね……」
そんな訳で、「全能の力」「竜鱗の守り」「変異物質」の特性を移す錬金術に切り替える。
錬金術生活……
すぐに朝になって果実の日、ソフィーは朝からお出かけだ。
「……雨ですね……」
「まあ、すぐ止むと思うし、行って来るね」
魂盟の針を持って、ソフィーはアトリエを出る。
「ふむ……これはかなりの物ですね。複製が無理な物です」
雨なので少し寂しい、休日コルちゃん露店。
コルちゃんに一刀両断される。
「すると……魂を移す事を諦めるか……それとも……大昔に湧いたけど使われなかった、と思われる魂結いの石を探すか……」
ソフィーは考える。
「全く同じで無くても良ければ、量産出来ます。その劣化品でもなんとかなれば……と言う話なら、受けられます」
コルちゃんは魂盟の針を見つめて、言う。
「それで行こう!」
ソフィーは明るい顔をする。
「時間は掛かりますが、スペシャルな劣化品を作ってみます。なんとかなると良いのですが……」
時間は掛かるけど、ここはコルちゃんの出来上がりを見てから、どうするか決める事になった。
「おお、ソフィーにコルネリアではないか」
そんな話をしていると、フリッツさんに声を掛けられる。
「フリッツさん、おはようございます。今日はコルちゃん露店で飲む会とかですか?」
ソフィーは雨が弱くなり、地味に増えていくオジサン達を眺めて言う。
「ふむ……人形が取り敢えず完成した今、そうした息抜きも良いかも知れないな……だが、今日は武器の新調をしたくてな……ここでその原料となる金属を扱っていると聞いて来たのだ」
フリッツさんはそんな青空座席を眺めて、相変わらずの、落ち着いたナイスミドルボイスで話す。
「それなら、登録したのがあるハズですよ!ね、コルちゃん?」
「まだ増やしてないですが、1個ならあります」
コルちゃんは「全能の力」「野獣の力」「HP吸収」のシュタルメタルを取り出す。
「それ!それだよぉ~」
早速その1つを買って、フリッツさんの武器を作ろうという話になり、ソフィーも鍛冶屋へと行く事にした。
「ロジーさ~ん♪」
ソフィーとフリッツさんで訪れる、鍛冶屋ロジックス。
ロジーさんは既に数人の冒険者の注文を受けていた。
「ほう。閉まっている事が多いのだが、開いているとなると人気の店のようだな……」
フリッツさんは呟く。
「金属と、なんかそれ以外の材料も必要なんですよ。コルちゃん露店でリストもあるんですけど、見つけました?」
「ふむ、そうだったのか……それは気付かなかったな……」
フリッツさんは呟く。
ソフィーの前に並ぶ冒険者の方々も、金属はあれど他の材料は無かった……
そういう人も居るようで、次々に退散していく。
フリッツさんの剣も設計図が出来た所で、シュタルメタル、クプルフ鉱、何らかの粘土、何らかの布。
と要求される原料がある。
「クプルフ鉱は、青葉の黒プニ地獄産のが!粘土は山師の水辺産、海底の土が!布はコルちゃん露店登録品が、あります!」
ソフィーは、早速アトリエのコンテナに取りに帰る事に。
「……何だか手間を掛けてしまっているようだな……」
そんなソフィーを見送って、鍛冶屋に残るフリッツは呟く。
「あなたの活躍はコルネリアから聞いていますよ。物凄く強いんだとか………」
ロジーがそう話す。
「まあ、長年傭兵をしていたからな。だがソフィーのような人物に関わるのは初めての事だが」
「ソフィーのような?」
ロジーは尋ねる。ソフィーのイメージというと……
今ひとつロクなモノが無いのだけど、フリッツはさすがに、その時代は知らないだろうし……
「オスカーの影響があるのか何なのか……あれほど他者の為に走り回れる人物、というのは珍しいように見えるな」
「僕の鍛冶屋も、金属にはお世話になってますね。コルネリアの量産も、ソフィーの開発なしでは回らないそうですから」
「君もまた、冒険に出ているんだったな」
「ええ……」
2人はそんな世間話をしながらソフィーを待つ。
素材を届けて……ソフィーは鍛冶屋を出る。
後はフリッツさんの注文で、ロジーさんが武器を作る訳だし……
特性の注文だけしといたし……
雨上がりの晴れたキルヘンベルは、また休日の景色になって来た。
「防具も注文しなきゃだなぁ……」
ソフィーは飲み客に賑わう、コルちゃん露店を眺める。忙しそうだ。
そして、帰って錬金術生活に戻る事にした。
「さてさて……お昼かぁ……」
ソフィーは錬金釜を眺める。これから翌朝まで、錬金術生活だし、何を作って行こうか……
「防具も装飾品も全能の力で適用させて行きたいね。金糸、ゼッテル、錬金粘土……ちょっと退屈な錬金術生活になっちゃうなぁ……」
「ふふっ………贅沢な悩みですね」
そんな錬金術生活が始まる。
………
「おお、エリーゼさん、夕飯の買い物かい?」
何となく歩く午後の八百屋、エリーゼはふと立ち止まる。
そこにオスカーが声を掛けた。
「ふふっ……ちょっと何となく歩いてるだけなのよ?」
エリーゼは、オスカーの八百屋弁当をふと思う。
今やプラフタ人形は完成して、ソフィーのアトリエへと持って行ったそうだから、もう必要ない。
それが少し寂しく思う。
フリッツの家には、エリーゼの好む物語や、絵本から飛び出した人形達が居たからだ。
「お、いらっしゃい。今日は白丸大根がイイよ!」
オスカーは他のおばさんに声を掛けて、エリーゼから離れる。
エリーゼは教会広場の方へと歩き出した。
賑わうコルネリア露店の、おじさん達をふと眺める。
今日は果実の日、コルネリア露店の飲み客で賑わうストリート……
「おお、エリーゼではないか」
そうフリッツに声を掛けられて、エリーゼは驚いて飛び上がる。
「あ!あれ?フリッツさん……?」
どこから現れたのか、急に出て来るおじさんだ。
「ロジー君に新しい剣を打って貰っていてな。これからは、本格的な冒険になりそうだからな……」
フリッツはエリーゼの肩に手をやると、すすっ、と道の端に寄せる。
そこを職人のおじさん達が通った。
「ごめんよ?」
「へへ……裏も行くか?」
そんな会話が通過していく。
「何か、悩み事でもあるのかな?あまり上の空で歩いては危ないぞ」
そうフリッツがたしなめる。
肩を掴んで寄せた分、顔が近い。
「い!いえ……あの、どうも……」
よく分からない返事をして、エリーゼは固まる。
「明日は人形劇の日だな。明日は私も参加出来そうだが、人形がまだ足らなくてな……また作らなくては、代わり映えのしない話ばかりをせねばならなくなる」
エリーゼから離れながらそう話すと、フリッツは微笑む。
「八百屋のバスケットでも囲んで、また手伝って貰えるとありがたいが、いかがかな?」
そして、そう付け加えた。
「はい……ぜひ」
エリーゼは、そう答える。
「ならば今日は私が買って行くとしよう。世話になりっぱなしだからな……」
フリッツは八百屋の方へと歩き出す。
エリーゼは、やたら深いため息をついた。
そして顔を上げる。賑やかなコルネリア露店前……
これから夕方になるにつれて、人が減っていくストリート。
「見てしまいました。エリーゼさん……」
コルネリアが口許を隠し、エリーゼの真横から声を掛けた。
「ぅわぁっ!」
エリーゼはまた飛び上がる。
そしてコルネリアを見る。
「ちょっ!そんなんじゃないのよ?」
裏返った声で言う。
「そんなんじゃない顔を、してはいないような……」
コルネリアは口許を隠しつつ、エリーゼを見上げる。
「あ、明日は人形劇がね、ほら……あるじゃない?そのお手伝いをね?その話をしてたのよ」
エリーゼは慌てつつ、そう話す。
話しながら落ち着いて来た。
「恋をしている顔をしていたような……私もそんな事がありましたので、ピーンと来たのです」
コルネリアがズバリ言う。
「……コルちゃんも、そんな事があったの?」
また1つため息をついて、エリーゼは尋ねる。
「今ではロジーさんの押し掛け女房をしてるです」
コルネリアはそう答えて、エリーゼは仰け反る。
「え!?ええっ!そ、そうなの!?」
エリーゼは、そんなコルネリアを見る。
あどけない顔、コドモコドモしてる感じは、相変わらずだ。
「結構有名なのですが……だからエリーゼさんも応援してあげたい……そんな余計なお世話です」
コルネリアはそう話して、露店へと戻って行く。
……何だか、キルヘンベルは本当に色々と変わって行くのねぇ……
エリーゼはそんな事を思いながら、コルネリア露店のコルネリアを眺める。
教会の子供達と一緒に、楽しそうに働いている姿からは……
押し掛け女房とか伺い知れないけれど……
……でも、そういう物なのかも……
そんな事を考えながら、エリーゼは教会の噴水広場へと歩き出す。
このままフリッツと並んで歩くのも、なんだか憚られる所だと気付いた。
そして噴水広場で待つ事にする。
思えば恋愛なんてして来なかったものだな……と思う。
そのまま、17になってしまった。
13歳、ガリガリのソフィーがオスカーとラブラブしてる話に、やたらと驚いたものだ。
だけど元気に飛び回るソフィーを見ると、なんとなく納得するものはあったような……
なかったような……
でも、フリッツはかなり年上……
エリーゼの2倍を越えていそうだし……
むしろお父さんぐらいだ……
そんな事を考えて待っていると、でかいバスケットを手に、フリッツがやって来た。
「待たせたな……台本は起こしてあるのだが、やはり人数分持たせねばならんからな。エリーゼには写しをしてもらえるとありがたい」
声の届く距離になると、フリッツはそう話す。
「はい。今度はどんなお話なんです?」
「今度のは少し長い、本格的な話だな。人形の素材は揃っているが、まだ出来ていないのが2つあってな……」
エリーゼとフリッツは、そう話しながら、フリッツの家へと向かう。
「……あ、あのプラフタ人形は、顔と髪が怖かったんですけど……あれ大丈夫だったんですか?」
エリーゼが問う。
見てしまうと、あれはやたらと気になる。
そしてそう聞いた所で、フリッツの家に着いた。
「それは大丈夫だったな。やはりマナの柱が仕上げを掛けるからな。そこで完成となるように出来ている」
フリッツはそう答えながら、本棚に置いてある紙の束を手に取る。
「ソフィーとかマナの柱の力で……なんだか色々と変わったみたいだし、プラフタも人形で動き出したり……」
そうエリーゼが話した所で、フリッツは台本を並べる。
「マナの柱の話をするとなると、そちらに集中せねばならなくなるな。そして今は少し人形劇に集中せねばならん。その話は後でもいいかな?」
フリッツは、そう言うと作業台へと向かう。
エリーゼも台本の写しを始める事にした。
「そろそろ夕食にしませんか?」
夜になり、作業台に集中するフリッツに、エリーゼが声を掛ける。
そうでもしないと、このおじさんは食事を忘れたままになりそうなのだ。
そして既に夜の8時。
そしてそんな時間まで一言もなく、黙々と作業する時間で、台本も1冊半写し終えた。
エリーゼも物語に集中して過ごしていたので、退屈はしなかったけれど。
「そうだな……この工程だけ終わったら食事にしよう」
フリッツはそう呟き、エリーゼもまた台本に向かう。
この物語だと5冊は欲しいので、これは完成が朝になりそうだ。
「よし、食事としよう。すっかり集中してしまったな……」
フリッツは腰を上げる。
エリーゼも顔を上げる。
「台本、いい物語ですね。書き写す事でクスっとしたり、うるっとしたりしました」
立ち上がったフリッツを見上げて、エリーゼはそう話す。
「ああ、今回のは少し長めなのだがな。もう少し時間が経てば、衣装を揃えて劇としたいとも考えているな。いつの時代でも、演ずる事に興味を示す者もあるだろうからな。それにこのキルヘンベルでも、心当たりのある者もある」
フリッツはそう話すとサンドイッチに手を伸ばす。
バスケットの中に冷えた花茶まであり、キルヘンミルクが苦手なエリーゼとしてはありがたい。
「衣装……?衣装まで作っているのですか?」
「ああ……レオン程ではないが、長らく人形の衣装を作っているからな。だがレオンに注文するのが早いかも知れないな……」
そう話して遅い夕食を過ごす。
そして種の日、人形の方が早く出来上がり、フリッツも1冊、台本の写しをする。
夜中に出来上がり、外は雷雨……
エリーゼも、フリッツの寝室で眠る事にした。
家族で暮らしていた家だったみたいで、寝室のベッドが4つあり、人形が幾つか、既にベッドに寝ている部屋だった。
そうして朝……
雷雨の中、教会へと行く。
人形劇は、雨なら中止になる。
台本も人形も、雨に耐えられる作りではない。
教会、噴水広場に溢れた人々と共に祈りの時間を過ごし、人形劇は中止となって帰る。
「エリーゼお姉ちゃん、凄い眠そうだよ?」
ずぶ濡れの教会前広場、ソフィーが心配そうに声を掛けた。
雷雨は続いている。
「あまり寝てないのよ……人形劇の準備でね……」
エリーゼはそう答える。
自分の濡れた髪が重い。
「でも、今日は中止かな?この雨も続きそうだもんね」
「そうね。台本が濡れてしまうと、ダメになってしまうものね」
エリーゼはそう言って微笑む。
濡れた髪の張り付いた、ちょっと怖い笑顔。
「中止なら、アトリエ来る?あたしも錬金術生活だから、どうせまったりまったりだし」
その言葉に甘えて、エリーゼはアトリエに寝に行く事にする。
ソフィー版不思議な毛布、ふわふわモフコットを使えば……
ずぶ濡れ状態もすぐ乾くみたいだし。
「よっ!ほっ!はっ!……と~う!」
そして起きると午後。
晴れたキルヘンベルになっていた。
「晴れてる!?」
エリーゼがそう言って顔を出すと、ソフィーが逆立ち歩きでプラフタを追いかけていた。
ソフィーはごろん、と転がって普通に立ち上がる。
「お昼前から晴れてたよ?」
「じゃあ、人形劇してるかも知れないわ!」
エリーゼは慌ててアトリエを飛び出す。
………
「エリーゼお姉ちゃんも、忙しそうだねぇ……」
ソフィーはプラフタに呟く。
「ソフィーも、昨日注文したとか言う、防具が出来上がったりするのではないですか?」
「全能の力」を入れて作り直している防具。
それに今は、12時間掛かるモノクログラスが浸け置き中だ。
「晴れた訳だし、ちょっと行って来ようかなぁ……人形劇にふらふらしそうだから、やっぱりここでウネウネしてようかなあ……」
ソフィーはアトリエの外を眺める。
明日は旅立ちの日だし、モノクログラスの仕上がりが4時間後と、出掛けるには中途半端だし……
「よっ!」
ソフィーは逆立ちをする。
「何故逆立ち歩きの練習に余念がないのですか!?」
プラフタは、パタパタとソフィーから離れる。
ソフィーは、足でプラフタを捕まえようと追いかける。
……コンコン……
「きっとコルネリアですよ?ソフィー」
長らく逆立ちをし過ぎて、ソフィーは床にダウンしていた。
「頭ふらふらするぅ~……」
プラフタが軍手を取り上げドアを開けると、コルちゃんが入って来る。
そんな午後。
「ソフィーさん、どうしたのです?」
スカートもコートも、捲り上がったソフィーを見て、コルちゃんが尋ねる。
「逆立ち歩きのしすぎで、ダウンしてるのですが……」
プラフタが答える。
「じゃあ、ぷにちゃんに頼るとスッキリしますので、一緒に行きましょう」
コルちゃんとソフィーは、ぷにちゃんの部屋へと行く。
「はあぁぁ~……凄いスッキリする~……」
ぷにちゃんの中でソフィーは心地好いため息をつく。
「でも何だって、逆立ちブームが来ちゃったのかしらね?」
ぷにちゃんが尋ねる。
「プラフタが逆立ちした時のお尻でウケたものだから……ついつい、ね」
ソフィーが答える。
そしてプラフタが笑いだした時の事を思い浮かべた。
「サービス精神ですねぇ……」
コルちゃんがソフィーに抱き付いて、おっぱいを揉みながら思う。
ソフィーとしても、今や揉まれ馴れてて、ぷにちゃんが介入しない限り平常心だ。
「コルちゃんも逆立ちしたら、大ウケかも!パンツV字じゃん!?」
ぷにちゃんの中でも、ソフィーは逆さまになる。
抱きついているコルちゃんごと、逆さまになる。
「プラフタさん、そんなにお尻で笑うのですか?プラフタさんなら一肌脱いでもいいですが、そんな小さな子供みたいな事がある……というのは信じられないです」
それに、今や馴れちゃってるかも……
と、コルちゃんは思う。
「コルちゃん、おっぱい大きくなった?」
ソフィーがコルちゃんのおっぱいを揉みながら思う。
「どうでしょうか?服が小さいから、大きくなってしまうと苦しくなったりしそうですけど、そんな事ないから……変わらないんじゃないでしょうか?」
コルちゃんはそう思いながら、逆さまからまた戻る。
そんなまったりな、相変わらずな時間。
「ふぅ……スッキリしたよ……」
すぐに出たソフィーと、8時間程眠ったコルちゃんが、一緒にコンテナから出てくる。
眠ってしまうと、また浸け置き時間をもて余すと思って、ソフィーは眠らずに出て来た。
「モノクログラスの仕上がりはどうなるのか、ひやひやしました。あまり逆立ち歩きはしないようにしないと……」
そんな2人をプラフタが出迎える。
「やはり、逆立ちはよろしくありません……」
コルちゃんがそそくさとアトリエを出ていく。
「あ~!」
ソフィーは裏切られた気分で、コルちゃんを見送る。
そのまま、朝まで錬金術生活……
ちょこっと調合品も作ってみたりする。
もふもふモフコット辺りは、コルちゃんが増やすにも、需要とSP事情が釣り合っておらず、間に合わないそうで……
ソフィーの錬金術生活も、段々忙しくなってきているけど、図鑑調合は相変わらずの浸け置き6時間、寝て過ごす的な錬金術が柱である。
そして双葉の日、朝……
旅立ちの朝となった。
「何だか運動不足になりがちなんだよね~……やっと冒険だよ~♪」
ソフィーはアトリエから出て空を見上げる。
今にも雨が来そうな曇り空。
「逆立ちでウロウロするくらい、ヤキモキしてましたからね……」
プラフタも見送りに出てくる。
今日もエリーゼお姉ちゃんとウメさんが来て、古本補修のアトリエになるのだろうか?
プラフタの退屈も紛れるといいのだけど……
「さて!行って来るね!」
まだ朝の明るさが来る前に、ソフィーはカフェへと駆け出す。
カフェには皆が集まっていて、今日の最後はフリッツさんだった。
遅刻ではなく、皆が早すぎただけなんだけど……
「ソフィー、死神退治と黒プニ退治でいいかな?なんかこれらが急務だそうだし」
ジュリオさんとレオンさんで依頼の話を吟味して、行き先が決まる。
しかも、欲しかったライデン鉱もカバーされている!
「それで行きましょう!……ところで……他に依頼を受けてる人って見かけないんですけれど」
ソフィーはカフェの店内、辺りを見回す。
「冒険者の方々は、その住まいからも近くなる、裏酒場で依頼を受けていますね。その都合で、ソフィー宛てには近場が無くなってしまうのですが……」
ホルストさんは、相変わらずにこやかに答える。
「天気よし!朝食よし!今回は2部構成!張り切って行こう!」
ソフィーは元気にキルヘンベル入り口の橋を渡る。
「果実の日、種の日の休みが長いもんなぁ……」
オスカーはそう呟いて曇り空を見上げる。
ぽつぽつと雨が降って来た。
「やたら張り切ってるです……」
コルちゃんは荷車を引くジュリオさんと、その隣のレオンさんを見る。
「まあ、僕らも同じ気分だよ」
「私もね、マナの柱の力が目を覚ます旅だしね」
ソフィー達は、キルヘンベルを出て東へ。
先ずは青葉の丘へと向かう道。
今回は帰ってから更に月と太陽の原野へ行き、死神退治……
2回、旅に行く予定だ。
いつもの巡礼街道~メーベルト農場~有閑広場~青葉の丘……
この道を歩くのに1日掛かる。
蕾の日が始まった瞬間……
つまり0時の夜中に、黒プニの巣、ライデン鉱の産地へと辿り着く。
「ジュリオさんが大好きな場所だね!」
ソフィーが笑顔でジュリオさんを見る。
「力を求めて止まない戦士なら、こうした場所は好きなんじゃないかな……」
オスカーもそう呟いて、ジュリオさんを見る。
「そうだけど……今はもう、強敵でも無さそうだね。そんなに強い気配は感じられなくなったから……とはいえ、油断はしないようにしよう」
ジュリオさんは冷静にそう言って、真っ直ぐに黒い水溜まりを見ていた。
そして採取生活……
それと黒プニを倒して行く。
今回は依頼なので、証として黒プニの赤い石を集めて行く。
ただ、もう黒プニ達は、こちらの空気をあまり震わせて来なかった。
余裕で倒せてしまうのはいいけれど、マナの柱の力もあまり強くはなれない。
ただ、撃退までは少し掛かる。
黒プニプレス!
黒プニブレス!
黒プニアタック!
……と、存分に食らう。
結局、黒プニ汚れは凄い事になる……
「ぷにちゃんの力が無かったら、こんな所絶対に来れなかったよね……そんな場所なのに、少し退屈だなんて、なんか変な気持ち……」
そんな洞窟の中での野営に、ソフィーが呟く。
そのソフィーの言葉に、フリッツさんが顔を上げた。
「……マナの柱の力は、みるみる育って行くからな。そしてその力は、他のマナの柱の領域に踏み込む力となる。踏み込めば踏み込む程、更に深く踏み込む力となって行く……」
黒プニの煮物を食べつつ、フリッツさんが話す。
「……更に深く踏み込むと、どうなるです?」
黒プニの煮物のおかわりをする、コルちゃんが尋ねる。
「滅びたマナの柱に、辿り着けるのだろうな。魔物を産み出し続けるパンドラの箱の中へ……」
黒プニの煮物片手に、フリッツさんは遠い目をして話す。
「……そんな所に辿り着く為に、この力はあるんですか?」
ジュリオさんも、フリッツさんに近付いて来た。
「まあ、そうなのだろう。そしてパンドラの箱の中は、宝の山があるな……大いに魔力を含み、輝く物で溢れ返っている……」
フリッツさんはそう話して、目を伏せる。
少し寂しい表情になった。
「フリッツのおっさんは、そんな所まで行った事があるのか?」
ハロルさんが尋ねる。
「傭兵時代に、な……だがあまりいい思い出ではないな……戦友はそのパンドラの箱に、呑まれた」
フリッツさんは話す。
……今回はソフィーの錬金術が、大いにパンドラの箱へ近付く力となっている。
「全能の力」「変異物質」「竜鱗の守り」
……そうした特性を持たせる錬金術。
特性を適用させるマナの柱の力……
傭兵時代は、それとは違う……
でもそれに匹敵するような力があったそうだ……
その力は、強い魔物の元へ誘う。
パンドラの箱となった、滅びたマナの柱の元へ行ける力なのだ。
その力が無い者は、近付く事も出来ない場所。
滅びたマナの柱は、その力を魔物を産み出す事に費やす。
魔物は、滅びたマナの柱から離れれば離れる程、その力を失う。
キルヘンベルから離れた、この辺りの滅びたマナの柱は……
ちょうど魔物が、キルヘンベルに辿り着けない距離にあるのだ。
街道には、先の錬金術師の施した守りがある。
街道でだけ、その守りの中でだけ扱える免罪符が使える。
そして免罪符を使う以前に、魔物がそうそう居ない。
その街道を使えば、人は滅びたマナの柱の近くであっても行ける。
ただ、それは街道の中だけだ。
「魔法の世界……それは夢のような世界かも知れぬが、結局は我々人間はちっぽけだ……魔法の源、マナの柱という大いなる存在がある」
フリッツさんは、そう語った。
パンドラの箱となったマナの柱に挑む事は、まるで湖や海に挑むような物だと。
どれだけ水を克服しても、少し海が荒れたりすれば、人の命など儚い物だ。
「大丈夫!パンドラの箱の中に、興味はないから!でも近付く事はしたいかな!色んな世界を見たいし!」
ソフィーは立ち上がる。
そしてガッツポーズする。
「……どこからパンドラの箱の中か……その場所まで辿り着く事があれば、私が案内しよう」
フリッツさんは、そう言うと微笑んだ。
「オイラ達、危険な力を持ってるんだな……」
オスカーは隣のモニカに言う。
「あまり急に不可解に強くなったもんだから、ケンカもしづらくなったな……」
ハロルさんは頭を掻きながら呟く。
「この人、最近全然ケンカしなくなったのよ?」
レオンさんも言う。
「ケンカ相手が居なくなっただけだ……口ゲンカまでは今もよくやるがな……」
マナの柱の力で強くなってしまい、冒険者や酔っ払いと殴り合っても、あまりに差がありすぎて、面白くならないらしい。
フェアじゃないケンカは、したくないそうだ。
「……分別があるわよねぇ……」
レオンさんが呆れたように言う。
「そんなにケンカばかりしてたんですか?」
モニカが尋ねる。
「さあな。それより、そろそろ戻って2回戦、西へ行くんじゃないのか?」
ハロルさんに言われて、ソフィーは妖精の道標を取り出す。
「じゃあ、行くよー?」
そうしてソフィー達は一旦、キルヘンベルへ帰る。
蕾の日17時……
採取物だけコンテナに預け、またキルヘンベルを西へ出発。
今度は月と太陽の原野へと向かう。
蛇の草と死神討伐の依頼だ。
「お腹減った……」
朝に黒プニの煮物、昼くらいに黒プニの煮物……
悪くはないけど、あまり食が進まなかったソフィーが呟く。
「そうそう腹一杯にする訳にも行かないからなぁ……でも豚ネズミでも仕留めるかい?」
オスカーが言う。
荷車の2階でコルちゃんが目を輝かせる。
「賛成です!」
キルヘンベル付近の街道を離れて、豚ネズミを1匹仕留める事にする。
あまりにキルヘンベルに近くて、使わなかった泉での野営となった。
「なんか、以前より4枚花って増えた気がするね~……」
ソフィーが4枚花を摘んで来る。
小さくて香りが強くなってるような……
「気のせいじゃない?そんな変わらないように思うけど……」
モニカも摘んで来て、花の香りに目を閉じる。
この泉には、野営の跡がやたらとあった。
よく使われる場所ではあるようだ……
「ここは野営がしやすいなぁ……」
オスカーは相変わらずのおとぼけボイスで呟き、豚ネズミを捌く。
「他の冒険者は、よくここを使っているようだな」
かまどの跡に火を起こしながら、フリッツさんは呟く。
黒くプニ汚れたままのフリッツさんは、なんだか凄味が増しているように見える。
「まさかこんな近場で野営するとは思ってもみなかったわね……」
モニカはジュリオさんを眺めて呟く。
黒プニ汚れは、ジュリオさんもモニカも同じだ。
野営も済ませ、ソフィー達は月と太陽の原野へと向かう。恵みの森を抜けて西へ……
そして朝の4時に到着。
蛇の草と死神退治……
ギリギリまだ暗かったので、死神君がふらふらしてた。
1つ倒すと、明るくなって依頼の死神君は居なくなった。
変わりに赤プニがコロコロし出す。
そして採取生活もする。
依頼の蛇の草を採りまくり、地面魔法を試す事に。
……パキーン……
ソフィーが杖を立てて音を響かせる。
「うわぁぁ!」
その足元が盛り上がり、巨大蜘蛛が出てきた!
ソフィーの5倍程もある黒い蜘蛛。
それがソフィーを持ち上げて転ばせ、人の居ない方へと移動したかと思うと、また地面に潜って行った。
「人食い蜘蛛……本当に人を食べないんだね……」
ジュリオさんもフリッツさんも、皆でそんな蜘蛛を見送る。
こちらの空気を震わす事も無く、敵対的な雰囲気も無かった。
でも地面がボコボコになった。
「びっくりしたぁ……地面魔法、あまりどこでもやるのは考え物かも……」
黒プニ汚れがあっても、人は食べないようだ。
ともかく、まだ朝も早いのだけど……妖精の道標を使い、アトリエに帰る事にした。
ここには、ゲームには無い、勝手に付け加えた設定を書いておく所。
[番人ぷにちゃん達]
今日も装備品と採取品の汚れを、両手をぴょこぴょこさせながら待っている。
[ぷにちゃん]
ソフィーのアトリエの地下のマナの柱。柱って名前だけどプニプニみたいなフォルムをしている。
[3階の王様部屋]
ラーメル宿の3階にある、お高いけど凄い部屋。こんな所でエロエロするのは、なんか特別な気分になる。
[ハジケてた]
きゅんきゅんしてビクンビクンする感じ。
[マルグリットサンド(緑)]
八百屋特製サンドイッチバスケットが始まって、マルグリットさんも張り切ってるみたい。
[ハダカ族]
ぷにちゃんの中ではハダカ族。
[エリーゼ×フリッツ]
ゲームでも、2人の配置は近い。
[冷えた花茶]
八百屋特製サンドイッチバスケットには、飲み物も付いてくる。
[裏酒場]
ホルストさんのメイン酒場。今は表の方がメインみたい。裏酒場の方は冒険者上がりの人が切り盛りしているとか。
[マナの柱の力が目を覚ます]
他のマナの柱の力が弾けると、その力をソフィー達が受ける。そうする事でレベルが上がってHPバリアが厚くなったりするみたい。
[黒プニの赤い石]
黒プニを倒した証。
[黒プニの煮物]
黒プニ君も煮るとぷるんぷるんになる。なんか上品な甘さだけど、倒したすぐ後じゃないと溶けて無くなってしまう。
[パンドラの箱となったマナの柱]
魔力発生装置であるマナの柱を焼いたりして殺すと、それでも魔力発生装置として機能し続ける。そして魔物発生装置となる。
[街道の守り]
商人の人が移動する為に設けられた街道には、魔物を寄せ付けない魔法が掛かっているのだとか。なので魔物が居たとしても、追い払う事が出来る。なので商人の人とかメーベルト農場の馬車とかが移動出来る。
[蛇の草]
にょろにょろしてる緑の草。良く見るとうぶ毛みたいなのがびっしり生えていたり。食べると美味しい。
[豚ネズミ]
地中生活している、大型のネズミ。耳が発達していて、地面で爆発音とかすると、混乱して出てくる。お肉がっしりで、美味しい。
[4枚花]
香りの強い花。キルヘンベル近辺だと、そこらじゅうに咲いてる。
[巨大蜘蛛]
そこらじゅうに巣を作る、地中生活の巨大蜘蛛。忘却のナーセリー辺りに女王蜘蛛が居て、キルヘンベルも含む広大な地域を社会とする蜘蛛。人食い蜘蛛と呼ばれているけれど、人は食べない。巣の糸は頑丈で、利用価値バッチリ。