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錬金術のアトリエ 37
「さて、あと136時間あるけど、時間は止める?」
ぷにちゃんの部屋。
ぷにちゃんは口を開ける。
「止める!じっくりゆっくりエロエロ儀式したいから!」
プラフタへの劣情渦巻く、ハダカ族ソフィーは元気に答える。
「張り切ってる所ナンだけど、受け取る能力によっては慎重にしないとだからね?」
ぷにちゃんがたしなめる。
「明日はオスカーと、エロエロ儀式ではないのですか?」
プラフタは楽に笑って、言う。
「む~……なんか水を差されるなぁ……」
ソフィーは指を交差して顔を曇らせる。
せっかく渦巻いてた劣情も、散ってしまった。
「さて、でもエロエロ儀式はするけどね~。また美味しくいただきます」
ぷにちゃんがそう言うと、少し涼しくなって、弱く風が吹く。
その弱い風が肌に触れて、今ハダカ族なんだとプラフタに自覚させる。
プラフタは途端に、頬を赤く染めて身体を閉じた。
「んっ?……」
ぴくん、とプラフタが反応する。
「エロエロ始まった?」
プラフタを見つめるソフィーが尋ねる。
「そうですね……今は足の裏がエロエロされてる感じですが……本の時には無かった感覚ですね。リラックスしているような……はうっ……!肩も……」
プラフタは目を潤ませて、目を細める。
「プラフタのエッチな顔、凄く可愛い♪」
ソフィーは微笑む。
ぷにちゃんはプラフタの足裏、肩を揉むだけで、落ち着いた感じが続く。
「そんな顔をしましたか……不覚です」
プラフタはソフィーを見る。
「いやいや、不覚とかじゃなくって、そうなっちゃうって」
ソフィーも、真顔になったプラフタを見る。
「感覚がしっかりあるというのは……色々と怖くなりますね」
足もみ、肩もみに慣れて来たプラフタが、落ち着いた呼吸で、気持ち良さそうな顔を時折見せてみたり。
「でしょ~?あたしもおっかなびっくりだったもんね」
ソフィーはオスカーとの初めてを思い出す。
結構忘れていたりするのだけれど、ぷにちゃんの中で意識すると思い出せたりして。
……オスカーが興味津々で、ソフィーのおっぱいを見たり触ったりしたのが始まりで、ソフィーとしては好きな人だったし……
そんな事を考えながら、ソフィーはプラフタのおっぱいに手を伸ばす。
「あの頃のあたしのおっぱいは、プラフタみたいに綺麗でも豊かでもなかったと思うけど……」
「ソフィーのイメージからすると、そうなのかも知れませんね。今は立派なおっぱいですけれど……んっ……」
プラフタは触られた事に反応しながら、ソフィーのおっぱいに手を伸ばす。
「いや……!あの頃もなんでかおっぱいだけはぷりんぷりんだったよ!思い出した!オスカーと一緒に不思議に思ったもんだったよ……」
ソフィーは目を見開く。
色々とあの頃の事を忘れてしまっているもんだなぁ……
と、思う。
「ふふ、やはり思い出した感覚、というのは良いものですね。私もそうして色々と思い出して行きたいものですね」
プラフタはそう言って微笑む。
そうこうして……
触れ合う時間……
時折指を立ててみたり。
プラフタもそれを真似ていたり。
「ああっ!……はぁ……はぁ……」
プラフタが先に音を上げた。
その声を聞いて、その思いを受けてソフィーは微笑む。
「プラフタのあたしへの恋が弾けてる……そんなに想って貰えて、本当に嬉しい……」
ソフィーはプラフタの唇に、唇を寄せる。
……ソフィー……っ!
……おっぱいを弄るのを……
今は……っ!
プラフタはびくん、びくん、と感覚に身体を震わせながら、キスに応える。
……だ~め……
ここが楽しいトコなんだから……
もっとあたしにプラフタを見せて?
……あたしも見せちゃうんだから……
それから2人は、どんどん熱く高まって行き……
「いやぁ……ご馳走さまでした」
ソフィーとプラフタが目を覚まして、ぷにちゃんに言われる。
「何も言い訳など出来ないくらい……恥ずかしい所を……」
プラフタが落ち込む。
「でもそれが気持ちいいんだよねぇ……」
ソフィーが呑気に言い、プラフタにくっつく。
「でもソフィーはフライング気味だったよね?錬金術の複とかあったら止めたけど……」
ぷにちゃんが言う。
そしてプラフタが得た能力は……
魔法バリアHPMPLP、魔法、慈愛。
と、モニカ同様にシンプルだった。
「錬金術はありませんでしたか……」
プラフタは少しガッカリする。
「でも、かなり大きく力を受け取れる感じがするね」
ぷにちゃんがそう話す。
「これでプラフタも旅に参加出来るんだね!」
ソフィーは能天気に喜ぶ。
「まあ……そうですね」
ソフィーにつられて、プラフタも綻ぶ。
ともかく、2人は長く過ごしてしまったぷにちゃんの部屋を出る。
……とはいえ時間は止まっていたのだけど……
「なんだか……凄く恥ずかしかったのですけれども……軽蔑されていたりは、していないものなのですね……」
アトリエに戻って、プラフタが呟く。
「まぁ……不安には思うよね?ぷにちゃんの部屋だから相手の気持ちも筒抜けで、安心できちゃったりするんだけど」
「あんなみっともない状態で、でもそうですね。ソフィーのワクワクウキウキばかり感じていました」
夜の1時……
ソフィーとプラフタは、ベッドに腰かけて肩を寄せる。
「プラフタ、凄く可愛かったし、恋心の爆発でめちゃくちゃドキドキしたよ。こんなに好きになってもらっちゃうと、あたしも好きになっちゃうよぉ」
ソフィーは、プラフタのおっぱいに手をやる。
「今はマナの柱の中ではありませんから、感覚は鈍くなってしまっていますが、素敵な体験でした……私からもまた……お願いしたいくらいです」
プラフタはおっぱいにはあまり動じず、でも顔を赤らめてそう告げる。
「へへ~……こちらこそ♪プラフタ」
アトリエの2人に、甘々な時間が流れる。
「あまり浮かれていては良くありませんね。引き締めて行かないと……」
「無理だよ~……浮かれちゃうよぉぉ~……」
ソフィーはプラフタに抱きついて、うねうねする。
プラフタもそれを受け止めてつい、にやけてしまっていたり。
「そ、それはそうですけれども……!もう!あなたって人は!」
そしてうねうねする。
「さて、それはさておき、何を作ろうかなぁ……」
ひとしきりうねうねして、うねうねに飽きる頃にソフィーは錬金釜に戻り、中を見つめる。
「……!図鑑を進めるレシピを思い出しました!」
遅れて錬金釜に向かうプラフタが、目を見開く。
「おお!じゃあ……またレシピ構築だね!でもその前に……この浮かれた気持ちで素朴な焼き菓子を仕込みます!」
「……そのココロは?」
「いつも苦い、しょっぱいな焼き菓子も……今なら甘々になるような気がします!」
「……そうはならないと思いますが、やってみる価値はありますね」
ソフィーは素朴な焼き菓子、図鑑の調合編を仕込む。
ちょこっと調合編だと、芋の蜜で甘く出来るやつなんだけど、図鑑の調合だと厳しい。
仕込んで1時間、プラフタとレシピ構築。
メルクリウスの瞳と、最高級ホットミルクのレシピ。
「……?」
いざメルクリウスの瞳の調合……
という時に、ソフィーの動きが止まる。
「どうしました?」
「なんでか分からないんだけど……素材の中でね……メルクリウスの瞳になりたがってるのがあるんだよね……」
ソフィーは錬金釜を見つめる。
「そうなのですか……しかし、なんだか見事に粗悪品のようですが……」
「それなんだよね……なんでだろ?……って思うんだけど、なりたがってるからなぁ……これで行きます!」
ソフィーはメルクリウスの瞳を錬金釜の中に仕込む。
これは浸け置き12時間……
長い。
「よし!より丁寧に配置したよ!」
ソフィーは錬金釜から離れる。
「果たして……どんなメルクリウスの瞳が出来上がるものでしょうか……」
プラフタも錬金釜を眺める。
「う~ん……やる気に溢れてるのが出来ると思う!」
ソフィーはそう言いながら、プラフタにそっと抱きつく。
「……どうしました?」
「なんか、イチャイチャしたいよぉ……」
「……錬金術談義してる気分ではないみたいですね」
プラフタも、ソフィーの身体に手を回す。
「へへ~……なんだか幸せな気分♪」
「ソフィーにそう言って貰えると安心しますね」
また甘々な時間が流れる。
メルクリウスの瞳の浸け置き12時間、食事だったり掃除だったり……
ぷにちゃんの部屋に行ってみたり……
「こんにちはです~……」
14時……
コルちゃんとモニカがやって来た。
丁度、メルクリウスの瞳が出来上がる時。
「あれ?プラフタもソフィーもどうしたの?」
モニカは訪ねる。ソフィーは錬金釜に向かい、プラフタは暖炉のテーブルで本を読んでいる。
……なんだか険悪な空気……
「どうもしないよ。この調合終わらせたら、出掛けて来るから」
メルクリウスの瞳を完成させると、ソフィーはアトリエを出る。
「……ソフィーさんがあんなに怒るなんて、初めて見たです」
「プラフタ、どうしたの?」
コルちゃんとモニカは尋ねる。
そしてケンカの原因は朝食を作る時の、ソフィーのナイフの持ち方で、それだけのようだった。
「……確かにソフィーってなんか危なっかしい感じになる時あるわね?」
モニカが同意する。
「そうなのですか?ソフィーさんがナイフ持つ所は、見た事ないです」
コルちゃんは口許を隠して、不思議そうな顔をする。
「旅ではオスカーがやっちゃうものね」
3人、アトリエでまったり話し込んでいたり。
ソフィーは1人、噴水広場へ。
少し雨模様のキルヘンベル。
ふと教会へと足を向けた。
お祈りの時間ではない教会は空いていて、椅子にも座り放題。
ぽつぽつとしか人が居ない。
そして、パメラが神様の1番近くでお祈りをしていた。
「……やっぱり教会のシスターたるもの、神様へのお祈りは欠かせないんだなぁ……」
ソフィーはそう小さく呟いて、最前列の椅子に座る。
隣にはまだ小さな女の子が座っていて、ニヤニヤしてる。
パメラから聞こえてくる懺悔の声……
お菓子を食べ過ぎたとか、お祈り中に居眠りしてたとか、つまみ食いしてたとか……
ソフィーも女の子と一緒ににやけてしまう。
……パメラらしい……
そしてパメラ印のお札と聖水を貰う。
結構なお金を寄付してみたり。
「ソフィーちゃん……ソフィーちゃんは、そこかしこで散財しまくってるって噂……本当なの?」
パメラに聞かれる。
「え……まぁ……」
なんかパメラが真剣な顔で言い出すものだから、ソフィーは怯む。
「お金は大事よ~?」
なんか説教される。
ソフィーはお人好しで騙されやすいから、パメラとしては心配しているみたいで。
そして八百屋へと行ってみる。
今日はオスカーと……
なんて思ってみたりするけれど、プラフタとケンカしてるし……
なんか複雑な気持ち。
「おおソフィー……すげえいい所に!ちょっと裏に来ておくれよ!」
オスカーは青い三白眼を見開いて、ソフィーの肩を掴む。
「え?なになに?」
そして最近、八百屋に届く野菜の元気がない話をする。
豊作続きの反動で土が痩せていると思われるから、土の栄養剤を作って欲しい、という話だった。
「それならアトリエに、ミネラルエキスがあるからそれが効くんじゃないかなぁ……」
ソフィーは思い出しながら話す。
「本当か!?ソフィー!オイラ今からアトリエに取りに行ってさ、農家の人に配って来るよ!」
オスカーは嬉しそうに話し、落ち着かなく地団駄を踏んだ。
「いや、そんな配る程はないよ?コルちゃんに言えば増えるかもだけど……ちょっと時間かかっちゃうんだよね?」
「そ、そうだよな……でもそれでもじっとしてられないからな。プラフタはアトリエに居るのかい?」
「うん、居るはずだよ?」
「そうか!ありがとな!ソフィー!」
オスカーは走り出す。
八百屋の野菜の事になると、他は見えないぐらい必死になるもので。
……これじゃ、今日の夜は忘れてるよなぁ……
そう思いながら、ソフィーはしょんぼりする。
とはいえ、何となくアトリエに帰るのも気が乗らなくて……
ふとレオンさんの仕立屋さんに、ふらふらと行ってみたりする。
相変わらずの人気だ。
そして人気過ぎて近付けなかったりするのだけど、その裏……
ハロルさんの時計店に、お客さんぽい人が入っているものだから、ソフィーもちょっと入ってみる。
「……デザインがいいね。この懐中時計、新しいのに風格があって……」
時計店に並んでいる時計達を見る夫婦が、そう話していた。
「古い時計なんだが、修理を頼みたいんだが……」
そして、また別のお客さんが時計の修理を頼んでいるみたいだった。
「ええ、今は受けていますよ。これは……ゼンマイが切れてしまっていますね。明日の夕方には、直してお渡し出来ると思います」
ハロルさんが凄く柔らかな物腰で接客をしていた。
「おい、ソフィー。そんなツラで固まっていられると営業妨害なんだがな」
ハロルさんに言われてソフィーは、はっ、と我に返る。
「あ、あはは、ハロルさんがあまりにも時計屋さんしてて。あはは……」
ソフィーはごまかし笑いをする。
「お前は今まで俺を何だと思っていたんだ。……今までも時計の調整とか、出来る事はしていたぞ」
ハロルさんはため息をつき、でも優しく微笑んだ。
「まあ……プラフタのねじまきで苦戦したせいもあるな……ほんの少しだが、客に喜ばれるのも悪くはないからな……」
ハロルさんは少し気に入らない、みたいな表情を見せる。
「皆頑張ってるんだなぁ……あたしも頑張らないとね!」
ソフィーはガッツポーズをして見せる。
「そうだな。プラフタを人形にしたようだし、錬金術とやらにも力が入るんだろう。こんな所で油売ってていいのか?」
ハロルさんは少し古びた時計を手に取る。
他のお客さんからの預かりものだろうか。
ソフィーは時計店から出る。
そしてアトリエに帰ろうとするも……
途中の鍛冶屋さんに寄り道。
コルちゃん露店にコルちゃんが居ないと思ったら、鍛冶屋さんに居たり。
「おお、丁度いい所にソフィーさん!」
なんかお客さんは居なくて、コルちゃんとロジーさんで何やら研究してた。
「へへ~……なんかピーンと来て立ち寄ってみたんだよね!」
ソフィーはそう言って笑ってみる。
「プラフタさんとケンカしたので、帰りづらいんじゃないですか?」
コルちゃんはジト目を向けて、あっさりとソフィーの本当の所を抉る。
「うぐぐ……」
わかりやすく怯むソフィー。
「でももう、プラフタさんも怒ってはいないようでした。なので帰ったら仲直り出来そうですが……ソフィーさんもナイフの扱いがちょっとアレなので、指が切れてしまうかと心配するあまり、怖くなったそうですよ?」
「そんなにソフィーはナイフの扱いがアレなのか?」
ロジーさんも聞いて来た。
「いえいえ?いつも通りだから……そんなにアレじゃないですよ?」
ソフィーは、てのひらを横ぶんぶんする。
「まあ、ウチは台所が無いから実演してもらう訳にも行かないが……ひとつ相談があったんだ」
ロジーさんが話し出す。
何でもコルちゃんの武器を作るのに、ドナーストーン伯爵を使いたい、という話だった。
「コルちゃんの仕込み鉄甲の中に、仕込む用の、ドナーストーン伯爵……分かりました!バッチリ作ってみます!」
ソフィーは快諾する。
そしてアトリエに帰る事にした。
オスカーは……と気にしてみたりするけど、農家の人と肥料の研究に行ってしまってるんだろう。
「ただいま~……」
アトリエに帰ると、プラフタが夕食を作って待っていた。
「お帰りなさい、ソフィー。味付けを手元でするのならば、切って煮てるだけですので、作ってみました」
特に機嫌が悪い、という事もなくプラフタはソフィーを出迎える。
「……なんか、朝はごめんね?ついはずみで……」
なんか今なら謝りやすそうで、ソフィーは頭を下げる。
「その原因も、マナの柱に行くと、よりお互いの気持ちが分かるのではないでしょうか?私も、冷静さを失っていましたので、お互い様です」
プラフタは少し、ぎこちなく微笑む。
「そ、そうだよね……ところで何を煮たの?」
加熱ブロックの上の鍋に、ソフィーは歩み寄る。
お腹ぺこぺこな時間。
「豚ネズミの肉とにんじん、土いもと……大白玉にんにくに、ふかふか緑です」
プラフタは加熱ブロックを寄せる。
鍋はまた熱を帯びていく。
「ご、豪華~……」
ソフィーはそんな鍋を見て、食器を用意する。
「コンテナに食材を余らせ過ぎてますから……本にあった組み合わせではありますので、美味しく食べられるかと思います」
見た目にも美味しそうな煮物に、ちょこっと調合の麦パンを添えて、いつになく豪華な夕ごはんを食べる。
「凄い!オスカーが作ったみたいに美味しい!」
ソフィーは美味しそうな顔をして、煮物を食べる。
「本当に味付けは、その粉だけで良かったのですか?」
味付けと言えば、オスカー印の粉だけだったし、それもほんの少ししか振らないものだから、プラフタはソフィーに尋ねる。
「え?大白玉ニンニク皇帝に、にんじんの味とかあるから、オスカーも粉振ってるくらいだよ?味付けは。やっぱ豪華だと違うよねぇ……」
満足そうなソフィー。
「大白玉ニンニクは……皇帝なのですか?」
良く分からないけれど、ソフィーは色んな物に役職みたいなのを付ける。
フラム大先輩、レヘルン先生、ドナーストーン伯爵、そして大白玉ニンニク皇帝……
「なんかね、オスカーの話だとね、大白玉ニンニク大好きな皇帝が居て~……食べ過ぎて、頭が破裂して死んじゃったんだって」
ソフィーは、あっけらかんと残酷な話をする。
「……それで……皇帝ですか……」
ちょっと引きつつ、プラフタは相槌を打つ。
そしてコルちゃんの武器用となる、ドナーストーン伯爵の作成!
武器に欲しい特性は、大体金属の方にあるので、品質の高さに重点を置く事にする。
「6時間かぁ……」
ソフィーは材料ゆらめく錬金釜を眺めて呟く。
「昼間にオスカーが、ミネラルエキスを取りに来たのですが、そのミネラルエキスに興味深い特性がありまして……それと残りが1つになってしまいましたね」
ソフィーとプラフタは、そこから次の錬金術計画を立てる。それでもあと5時間……
「寝ないと……だねぇ……」
ソフィーはコンテナを眺める。
「ベッドではないのですか?」
そんなソフィーを眺めて、プラフタは言う。
本の身体だった時、ソフィーはベッドで寝ていたし。
「プラフタの食べたもの、ぷにちゃんの部屋に行かないと消化されないんでしょ?それに、やっぱ一緒に寝たいかな~……なんて」
ソフィーは胸の前で指を絡めてそう言う。
「……一緒に寝る……やはりそれは素敵ですね……」
プラフタは顔を綻ばせる。
そしてハダカ族となってぷにちゃんの部屋に。
「……任せて貰おう……来客がこのアトリエに……近付いて来る時……もしくは……錬金術の……品物が完成する……辺りに起こそう」
ぷにちゃんは口を開ける。
「オスカーが来る時って、分かるの!?」
ソフィーは尋ねる。
「今……アトリエからは離れた場所に……居るようだ……アトリエの近くに……人は居ない……」
「そんな事まで解るのですか………」
「我は……ソフィーのおかげで……色々と能力を……思い出している……こうして外の状況が……見えるようになったのは……最近だ……」
「おお~……でも今は眠いよ……」
ソフィーはプラフタに抱きついて、眠ろうとしている。
ぷにちゃんの中で、ふわふわと浮いているみたいな2人。
「プラフタも……ここでは肉体を眠りに落として……意識を落とす……睡眠も出来るだろう……」
「そうですね。アトリエを空っぽにしているのは非常に気がかりなのですが……私も眠るのが良いのでしょう……」
「それも……我に任せて……良い……」
抱きつくソフィーを受け止めた格好で、プラフタも瞼を落とした。
……少し寒くなり、ソフィーは目を覚ます。
そしてプラフタから離れると、プラフタはぷにちゃんの中で浮いたまま、ソフィーに絡めていた両手をほどき、それでも眠りの中みたいで……
「じゃあ、ちょっとドナーストーン伯爵の仕上げと、ミネラルエキスの特性を増やしてみたりしてくるね」
ソフィーはアトリエに戻る。
そんな夜中の0時。
そしてミネラルエキスを仕込み、ぷにちゃんの部屋に戻る……
「朝だよ~♪」
ぷにちゃんに言われて、ソフィーとプラフタは目を覚ます。
「おお~……立って寝てたの、初めてかも」
ぷにちゃんの中で、2人は直立して抱き合う姿勢で眠っていて、ソフィーは驚く。
「どんな姿勢であれ、私の中ならラクな姿勢なんだけど、プラフタ的に夢の捗る姿勢がコレみたいだったからね」
ぷにちゃんはそう話す。
若い女の子の人格。
「さて、確かドナーストーン伯爵を仕上げて……でしたね?」
ぷにちゃんから出て地面に着地しながら、プラフタは話す。
「あ、それはプラフタ寝てたから、あたしが仕上げて、今はミネラルエキスだよ。6時に仕上げて教会でお祈りの日だから~……人形劇の日だね♪」
ハダカ族の2人は、そう話しながらぷにちゃんの部屋を出る。
ここには、ゲームには無い、勝手に付け加えた設定を書いておく所。
[エロエロ儀式]
18禁!でも生まれつき備わってるモノなのに18禁!というのも変な話。
[ハダカ族]
服を着ていない状態。プラフタは服を着てる方が過激な感じするけど……
ドナーストーン[伯爵]
なんか偉そう。そして怒ると怖そう。
[豚ネズミの肉]
みんな大好き豚ネズミのお肉。コンテナに置くと、寄生虫とか居た場合、番人ぷにちゃんが食べるので安心度が上がる。
[大白玉ニンニク]
ソフィー曰く、大白玉ニンニク皇帝。
[ふかふか緑]
シソ的な葉っぱ。シソ程に香りは強くない。
[麦パン]
ちょこっと調合品。錬金釜の中でこんがりさせるのが難しい一品。