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錬金術のアトリエ 45
種の日の朝……
「人形劇!行くしかない!」
ソフィーとプラフタはアトリエを出る。
蕾の日の夕方に帰り、開花の日、果実の日……
と、錬金術生活して、プラフタの新しい武器、オーラバングル完成!
更に進化版モノクログラス、ソフィーの新しい武器、さすらいの杖!
……と、完成させていた。
さらに万薬のもと、の手掛かりも掴んだ。
オスカー曰く、薬ってのは植物から作られるハズ。
だからそれっぽい植物を調べておいてくれるそうだ。
ともかく、ソフィーは新しい杖、太陽と翼が先端に付いた、さすらいの杖を立ててお祈りをする。
そんな種の日、お祈りの時間のヴァルム教会。
「次の旅の話をオスカーにされたよ。ナザルスさんを治せる薬の手掛かりかも知れない、って話だったけれど、月と太陽の原野と、山師の水辺みたいなんだ。2つは逆方向なんだけどね」
ジュリオさんが話す。
お祈りが終わると、噴水端会議の時間。
ソフィーもパーティーメンバーで集まって、おしゃべりの時間。
「それは大丈夫です。妖精の道標を2回使えば」
新しい武器とか、鍛冶屋のロジーさんスケジュール事情の話とか、山師の水辺ならまた水遊びの話と泳ぎの話……
温泉の話と、噴水端会議は充実する。
そして北の人形劇……
お昼はモニカの家で、エルノアさんとジュリオさんと一緒に。
そしてアトリエに帰るお昼過ぎ。
そのすぐ後にコルちゃんがやって来た。手甲が青い。
「コルネリアも新しい武器になったのですか……動いています!?」
プラフタが近付いて、驚く。
「プラフタさんの武器を作った事により、ロジーさんの鍛冶屋魂もレベルアップ致しまして」
仕込み手甲:プニ。と、いうらしいけれど、蠢いている……
「あはは!すっごいぷにぷにしてる!」
そんなコルちゃんの手甲を、ソフィーがめっちゃ揉みながら、凄く幸せそうに笑う。
「あたしの杖もプニが良かった!」
そして思い立つと、壁に立て掛けてあるさすらいの杖を見る。
「ソフィーさんはすでに、ぷにぷに落とし!とか……してるじゃないですか」
コルちゃんは口許を隠して、ジト目でソフィーを見る。
「でも、やっぱりコルちゃんのおっぱいの方が柔らかい……はっ!……ほっ!」
コルちゃんが鮮やかな体裁きでソフィーを投げようとして、ソフィーがそれを綺麗にかわす。
「なんと!」
「へへ~♪」
そして2人で戦い出した。
かと思うと……
「2人とも!」
ソフィーとコルちゃんを、プラフタの悪魔の手が掴むと、ドアを開けてアトリエの外に放り出す。
「そういう事は外でやって下さい!全く……」
2人はうまく着地する。
「プラフタの手が……」
「ナザルスさんよりも凶悪な感じになってるです……」
どうやらオーラバングルになると、ヘクセ・アウリスも全く違う見た目になるみたいだ。
「よく見せてプラフタ!」
「すっごい夢に出てきそうな腕でした!」
2人はプラフタに突撃する。
「もう!なんでそんな子供っぽいハイテンションなのですか!」
2人に取りつかれて、プラフタは苦笑いする。
そして夕方……
錬金術生活しつつ、ぷにちゃんの部屋でプラフタとイチャイチャしていたら、ぷにちゃんから誰か来るコールが。
その人物が、アトリエのある山に差し掛かった時に言われて、アトリエで待ち構える事に。
「誰でしょうか……」
「オスカーじゃない誰か……う~ん……」
ぷにちゃんの力を得ている人だと分かるんだけど、そうでない人の場合、分からない。
ソフィーもプラフタも、予想してみるけど、分からない。
そして、やって来たのはフリッツさんだった。
「ソフィー、君の格好も変わり、プラフタも本ではなくなったからな。プレゼントとして2人分、人形を作ったのだ。いつも世話になっているからな」
ソフィーもプラフタもプレゼントを貰う。
この場合の人形って……
ソフィーは飾ってあるソフィー人形を見る。
クオリティーの低い、だけど可愛い人形。
「おお~♪いつもお世話になっているのは、あたしの方ですけど……あ!ちょうど夕食の時間ですね!一緒に食べて行きます?」
プレゼントの箱を窓際テーブルに置いて、ソフィーは尋ねる。
「ふむ……だがすぐに帰らねばならん。好意だけ、受け取っておこう」
フリッツさんは、手のひらを見せてそう言う。
「さては……エリーゼお姉ちゃんと夕食?」
ソフィーは腰を曲げてニタリと笑うと、フリッツさんを低い所から見る。
「まあ……そんな所だな。ではまた明日、まずは錬金荷車に揺られる旅になりそうだが……やはり旅は楽しみになるな」
フリッツさんは、そそくさと帰って行った。
「さて!どんな人形なのかな~?」
ソフィーはプレゼントの箱を開ける。クオリティーの低い、でも新しい衣装の人形が出て……
「ちょ~っ!?こんな能天気な顔してないし!あとヘソ出しどころか胸も出てるし!」
「ふっ!あ~っはっはっはっ!」
2人して笑い転げる。
そして次はプラフタ人形……
「頭でっかち!頭でっかちさんだ!」
「これは……っ!はっ!あ~っはっはっはっ!はははっ!」
頭でっかちで大爆笑しているプラフタが出てきた。
凄く幸せそうな、でもクオリティーの低い人形。
そしてアトリエに飾る。
そんな人形に見守られながら翌朝まで、錬金術生活!
ギリギリまで調合をするのが常な2人の時間は流れる。
そして朝一番。
まだ暗いうちにソフィーとプラフタはカフェへと行く。
オスカーもモニカもジュリオさんも、カフェの前に既に居た。
「おや?今日は早いんだね、ソフィー」
ジュリオさんが微笑みかける。
いつもよりも2割増しくらいに、めっちゃ好青年なのは天気がいいからなのか。
「後は誰が?」
プラフタが尋ねる。
コルちゃんは既に八百屋にて、朝ミルクの儀式を終えた所だった。
「ハロルとレオンがまだかな」
ジュリオさんは時計屋の方を見る。
「ともかく!依頼の話とカリカリトースト!お腹減ったよぉ~」
ソフィーはモニカとオスカーの手を引いて、カフェへと入る。
そして依頼の話をしながら朝食を食べて、そして月と太陽の原野へと向かう。
「コル助、最近はどうなの?ラブラブなの?」
荷車1階に乗ってるコルちゃんに、横を歩くレオンさんが尋ねる。
晴れた旅の道。
「ふっふっふっ、バッチリラブラブです!お陰で私は、自信満々なのです!」
コルちゃんは口許を隠すいつものポーズで、妖しい笑顔で答える。
口許を隠してる青い手甲が、蠢いている手甲が気になる、端から眺めるソフィー。
「ほほ~う。結構夜も充実してたりするの~?」
レオンさんが尋ねる。
旅の道だと、こういう話が弾んで楽しかったりする。
「それは勿論です。私も女の子の端くれですので、ロジーさんもメロメロなのです。この前なんて……」
コルちゃんもノロケたかったりするのか、そう話す。
そしてそういう話をすると、決まってハロルさんが馬車から距離を取る。
今回も、そそくさとオスカー側へ離れていく。
そこにソフィーが突撃して、肩をくっつけていく。
「ハ~ロルさんっ!」
恐ろしく可愛い声でのアプローチに、ハロルさんはめっちゃ嫌そうな顔をして見せた。
「うおおっ!ハロルさんっ!その顔は反則でお願いしますっ!」
さすがに距離を取るソフィー。
「……なんだ?レオンとの話なら、レオンに聞いておけ」
そんなソフィーに、ハロルさんは言う。
「う……そ、そうじゃなくてあの~……時計屋!最近ホラ、時計屋さんが人気だな~……って思いましてぇ……」
レオンさんとの話を聞くつもりだったけれど、牽制されたので、時計屋さんの話にしてみるソフィー。
「まあ……おかげで教会から人を頼む事になったな。生意気なガキだが、使える奴だから助かっているな」
ハロルさんは言う。
そしてまた離れていく。
そんなまったりのんびりな旅路。
荷車に花とか蜂の巣とか、魔法の蔦なんて増えていく。
お昼と夕方の間くらいに、月と太陽の原野に着いた。
「よし!皆、じめじめした所を探すんだぞ。太古の昔に、薬に使われているという伝説の、アルタルって名前の苔があるんだよ!緑色に輝く、ふわふわの宝石みたいなのがアルタルだ!」
恐ろしく元気なオスカー。
「石の回りとかにありそうだよね~……」
一面のヘビの草々を掻き分けて、ソフィーとモニカ、ジュリオさんチームで謎のでかい石の根本を探す。
コルちゃん、ハロルさんとレオンさんチームと、プラフタ、オスカー、フリッツさんチームと……
手分けして探して歩く。
「ここは石碑とか、色々とあるわよねぇ……なんか槍とか持ってる原住民の話、あったじゃない?」
「エルポレ族!エルポレ族の槍が天空を貫いて、恵みの雨が降るやつ!」
ソフィーは目を輝かせる。
人形劇の1つの題目にもなっている。
髭の立派なエルポレ族人形、髪の長い、エルポレ族の娘さん人形の織り成す、あまりにも滑稽な生活の、ちょっと悲しいお話。
「この場所に、エルポレ族も居たのかも知れないね。それに、その後の時代にも教会があったみたいだし、興味深い場所でもあるね」
ジュリオさんは石碑を見上げる。
翌朝まで探し歩いて……
結構沢山のアルタルが採れた。
そして妖精の道標で帰る。
今回はそこから、山師の水辺も目指す!
そして辿り着いたアトリエ……
そのまま荷車だけ空っぽにする為、皆でコンテナに素材を運ぶ。
「おっ?これは新しいソフィー人形だな?なんか……ぷぷっ……」
ベッドの側に飾ってあるソフィー人形とプラフタ人形に、オスカーが気付いた。
「へぇ……ぶっ……あ~はっはっはっ!何コレ!ちょっと!」
皆それぞれ笑っていたけれど、レオンさんが1番笑い転げていた。
ともかく、錬金荷車2号を空っぽにして、もう一度キルヘンベルを出る。
今度は、山師の水辺へ!
何度も通った森の道。
冒険者6人組とすれ違った。
ロジーさんは居ないパーティーだったみたいで。
そして夜に朝凪のほとり温泉に寄る。
折角来たなら、温泉で過ごさないと!
「夜だからここで羽を休めている……そういう事なのかも知れんな……」
ハロルさんに寄ってくるいつものカラスに、ハロルさんは呟く。
そして一緒に温泉に入る。
「そのカラスと、本当に仲良しよねぇ」
そこにレオンさんが近寄る。
ソフィーとコルちゃん、モニカはいつものお猿さんがどこからともなくやって来て、仲良くしてるし。
「お前も、いつもの猿が来てるぞ」
レオンさんにも、お猿さんが来る。
ガッツリ雄で、おっぱいめっちゃ触るんだけど、欲情はしないみたいで、レオンさんとモニカ、コルちゃんは髪の毛もめっちゃ触られる。
「ソフィーさんだけお母さんで、ずるいです」
「子ども可愛い~♪」
コルちゃんとモニカは、ソフィーに懐いた母ザルの背中にしがみつく、子ザルに夢中だったり。
少し離れて浸かるフリッツさんとプラフタの所には、20匹以上、タヌキが行ったり来たりしてたそうだ。
そして真夜中、星が眩しい山師の水辺に到着!
オスカー情報によると、ここから地底湖にかけても、薬の材料伝説の植物があるのだと言う。
「凄い星が綺麗ねぇ!」
「しかも今日はなんか、あったかい風が吹いてるです!」
「素敵な日ね!なんか私達の為の日みたい!」
いっそ水着のままのモニカとコルちゃん、レオンさんが荷車2階から顔を出す。
何かあった時の戦闘メンバーだったソフィーとプラフタは荷車の護り役で、これから水着だ。
「なるほど、あの頃とは見違える程立派になったもんだ……」
せっかく荷車の影で着替えようと、ソフィーが服を脱いだ所で、ハロルさんがソフィーの着替えのすぐ側に立つ。
「うん、まだあどけなさが残る感じが、素敵じゃないかな」
ジュリオさんまでが、ソフィーの着替えを見張る。
めっちゃ目が合ったけど、凄くいつもの爽やか笑顔だったりして……
「いつも見てはいるけど、この満天の星空の下だから……ミステリアスな感じが、いいよな」
オスカーまでも……
「もう!ちょっと!着替えらんないよぉ!」
さすがのソフィーも顔を赤くする。
この男共、脱いだ所で瞬間移動ばりに間合いを詰めて来たし。
「ソフィーさんも遂に餌食になりましたね」
水着になって水に入ると、コルちゃんに慰められる。
「もう、なんであたしの時はジュリオさんまで……トホホだよ」
ともかく、水遊びをして……
しかもダクスターというでかいカニをゲットした!
「海じゃないのに、こんな大物が居るなんて……凄いな」
ジュリオさんが感心する。
「こいつは凄いな。しかも子持ちだぜ。キルヘンベルじゃ、まず見る事も出来ないご馳走だな」
鼻息を荒くしながらオスカーが、テンションを上げる。
そして、皆で食べるこんがりダクスター。
めっちゃ殻の所をちゅーちゅーした。
凄い美味しい。
ともかく、紅草の採取をして……
やはり戦闘物足りないと言う事で、地底湖へと足を伸ばす。
地底湖の奥へ奥へと進む……
以前の時よりも冒険する感じで。
でもファング様御一行、黒プニ君との戦闘は危なげなく勝てていく。
「何かあったら小悪魔のいたずら、防御陣形だよ、プラフタ、コルちゃん!」
でも怯えるソフィー。
オリフラム公爵は、まだ出番がない。
そんな時、なんかイキナリ稲妻がパーティーを襲う。
それは直撃するも、HPバリアを僅かに削るのみで、金プニとの戦闘が始まる……
スーパー早い!
……でも早いだけで、普通に倒せた。
何だったのか……
なんかブリッツライトを閃く。
そんな採取生活をしていると、突然空気が震えた。
ファング御一行様だけど、明らかに強そうな獣が混じる。
しかも2匹いる!
「今までとは違う難敵だな!防御陣形で慎重に行くぞ!」
フリッツさんが剣を構える。
「こ、小悪魔のいたずらの君、オリフラム公爵の出番……来たね!」
ソフィーも身構える。
錬金術生活で、強敵との戦闘となった時の、錬金術アイテムの使い方も予習していたのだけど、どうにもこの小悪魔のいたずらの君が、強敵に対しては強力。
というプラフタの記憶。
それを信じて!
まずは小悪魔のいたずらの君を、コルちゃんが使う。
難敵、ツインヘッダー1匹のレベルを下げて毒にして呪いをかけて……
恐ろしい弱体化が入る。
何これ怖い。
プラフタも、もう1匹の方に小悪魔のいたずらの君を使う。
恐ろしい弱体化、ガッツリ入る。
それでも、防御陣形のこちらのHPバリアを大きく削る。
更に銀いも回復の阻害まで入れて来た!
防御陣形は続行。
ソフィーのオリフラム公爵を投げ込み、プラフタの悪魔の手シャワーをかけたり、フリッツさんの氷の剣を炸裂させたり……
それでも相手が元気いっぱいだったり!
そして攻撃陣形!
そろそろ怯ませられる、との公算と、黒プニ洞窟スペシャルアタック生活の時にやってた、スペシャルアタックチャンス。
ぷにちゃんパワー渦巻くこの時に勝負をかける!
ツインヘッダーを怯ませ、そしてソフィーのスペシャルアタック、本召喚からの、ソフィー超絶ビームがツインヘッダーに炸裂する!
「結局生きてるしー!!」
また防御陣形から仕切り直す。
コルちゃんのHPバリアがかなりヤバい。
「す~っ……はいっ!」
なんと深呼吸でHPバリアを全部立て直して、更に防御力まで上げてた。
コルちゃん優秀すぎる。
ソフィーバリアをかけ直したり、プラフタが回復と強化の雨を降らせたり……
ツインヘッダー1匹がダウンしてからはこちらの流れとなり、御一行様を倒す。
「は~っ……ヤバかったよぉ……」
倒してから、ソフィーがへたりこんだ。
小悪魔のいたずらの君のスペシャル弱体化で、これほど強いって事は……
無かったらどれだけ強いのか……
ともかく紅草も結構採れたし、ヤバそうなので帰る事にした。
真夜中……
ダクスター食べてからは、1日経って帰って来た。
もう果実の日になった、という事。
今回はちょっと長い旅だった。
そしてアトリエ前に行く手前に、パメラが歩いていた。
「あれ?パメラ~♪」
「あら~……こんな夜中に帰って来たりするのね~」
相変わらずのゆるふわ高音ボイスで、パメラは言う。
夜風が気持ち良くて、散歩していたみたいで。
「夜のパメラ、格好良く見える!」
ソフィーが言い、皆して頷く。
黒い豪華ドレスに、紫のふわっふわロングヘアー、あまりにも夜が似合う。
お昼にしか会わないので、気づかなかったけれど。
「なに~?全くも~……ほめられると照れるわ~……」
そう言って、教会方面に帰って行った。めっちゃ早い。
「パメラって、あんな走り辛そうなドレスなのに、無茶苦茶早いわよね」
それを見送る一同。
モニカが呟く。
「彼女は飛んでいるのではないでしょうか?私みたいに」
プラフタが言う。
確かに、飛んでるみたいな早さだし。
「さすがにそんな事はないだろ?パメラは人間……じゃないのか?もしかして……オイラもビックリだぜ……」
オスカーが青い三白眼を見開いた。
そしていつもの4人でぷにちゃんの部屋に。
そして時間を止めてがっつり眠り……
ピカピカキラキラになって別れると、ソフィーとオスカーでイチャイチャラブラブな時間。
「どうだい?万薬のもと、ってのは出来るようになったかい?」
オスカーが尋ねる。
「シロヒメクサ、アルタル、紅草……薬になる材料3種類ゲットだけど……これがさっぱりなんだ……」
ソフィーは答える。
「そうかぁ……なかなか難しいなぁ?」
「新しい錬金術を目指していくしかないよねぇ」
「まぁ……オイラも調べておくよ」
「それよりも!イチャイチャしたい!」
「お、おう……」
2人の夜が始まる。
「ソフィー……朝ですよ?」
プラフタが揺さぶる。
ハダカ族ソフィーはがばっ、と起きる。
オスカーは、もう居なかった。
「……あまりにも事後……といった感じですので、マナの柱の部屋行きですね」
プラフタがジト目でソフィーを見る。
めちゃくちゃハジケました感が漂っている。
そして敷布とふわモフモフコットと共に、ソフィーはハダカ族のまま、ぷにちゃんの部屋へと行く。
「ふぅ……しかし、イチャイチャするというのも、部屋を汚すものですね……」
プラフタは井戸水を汲み、掃除の準備を始める。
「プラフタ大変!」
少しすると、事後ハダカ族ソフィーがコンテナから出てきた。
「あなたはまた!なんでハダカのまま出て来るのですか!」
プラフタは顔を赤くして、微妙な叫び声を上げる。
「そんな事より!プラフタをパワーアップして衣装変更も出来るって!番人ぷにちゃんサークル&ちょこっと調合で!」
ソフィーはそう言って両手をぱたぱたさせる。
そこそこのおっぱいも、ふるふるしてる。
「だとしても……服を着て下さい……子供じゃないんですから……」
そして錬金術生活。
中和剤の特性充実を狙い、浸け置きタイムにはコンテナにて、ちょこっと調合が始まる。
プラフタの衣装も若葉スカートに花飾り、露出がめっちゃ抑えられて、プラフタもお気に入りの出来上がりとなった!
しかも空気中の魔力を取り込む為の露出……
というのも、この服の不思議材料ならばクリアなのだと言う。
そしてお昼過ぎ、コルちゃんがやって来た。
「おおっ!これはプラフタさん、素敵な衣装ではないですか!」
めっちゃ食いついて身体をゆらゆらさせる。
「そ、そんなにですか?」
プラフタは少し怯みながら言う。
「この色……素敵です!オシャレなロングソックスも、いいです!」
コルちゃんはそう言って、ゆらゆらさせながらぱたぱたしだした。
「そう言えば!あたしのこの服のお礼、してないんだよね。最近は錬金ドロップ!クリアドロップ!ノーブルサファイア!と宝石も作れるようになったし、何か作ろうかなぁ……」
ソフィーも新しい衣装で、ゆらゆらする。
「そう言えばソフィーさん、レオンさんに荷車で色々と聞いてましたね。何やらメモもしていましたけれど」
コルちゃんが口許を隠すいつものポーズで言う。
「そうそう!どこだっけ……ふむ……青色……ブローチ……以上!」
ソフィーはメモを閉じる。
「青……レオンと言えば青、で決まりですよね……」
プラフタも、そう呟いた。
……そしてレシピ構築。
コルちゃんはぷにちゃんの部屋へと行き、そして帰る。
そしてエアリスブローチの作成となった。
エアリスブローチ用インゴットと合わせて14時間。
夕方……
錬金釜は浸け置き中。
種の日、朝の4時まで。
すっかりアトリエの掃除も済んで、アトリエ前で素振りをしていたり。
「ソフィー、あなたの杖捌きは、中々キリッとしていますね」
プラフタがソフィーの杖攻撃を受け、程よくHPバリアが削れた後で、言う。
「まあね~♪錬金術出来ない時なんか、こればっかりだったもんね」
ソフィーは杖をすっ、と振り、空を見る。
夕方の空……
杖の振り方を教えてくれたのはバーニィさんだった。
「なんか、思い出したい事が出来た!ぷにちゃんの部屋に行こうよ!あと眠りたいかも」
ソフィーは駆け出す。
「あなたは、本当に元気ですねぇ……」
プラフタはソフィーの後に続く。
………
「杖に限らず、何でもそうだが……走ってからなら走った勢いが加わる。それをうまく加えてやる体捌きってのがある」
バーニィさんは通りかかりに、ソフィーにそう教えてくれた。
杖を振る、という事は専門ではなく、剣の方が馴染みがある人。
それに剣も専門ではない人。
それでも、何かをする時、例えば杖を振る時に腰が入ってなければ、腰の力を損なう。
足が出ていなければ足の力を失う。
と、教えてくれた。
どう腰を回すのか、どう足を出して行くのか、それはソフィー自身が獲得していく事。
バーニィさんは詳しくは分からない、とも話した。
ついさっき見た夕焼けの空に、よく似た空の日、夕方の時間。
アトリエ前……
………
ぷにちゃんの部屋の中で、ソフィーはよりくっきりとその事を思い出した。
それはプラフタにも伝わったのだろう。
「なるほど……いい教えですね」
ぷにちゃんの中、ハダカ族のプラフタは少しふわふわとしながら腕組みをする。
「それであたし、オスカーに全力アタックする事にしたんだよね……っと」
ソフィーも逆さまに浮いて、ぷにちゃんの頭限界みたいな場所に居たけれど、そこからプラフタに突撃する。
「うわっ……!それとこれと何の関係が!?」
プラフタは驚きながらも、ソフィーを受け止める。
そして深く抱き合う。
「今も、あたしは全力でプラフタとイチャイチャしたいんだよね♪あたしの全部、好きな事にぶつけていたいんだ♪」
ソフィーはそう言って笑う。
あの時、オスカーにもぶつけたんだ……
恥ずかしいって気持ちと、嫌われたらどうしよう、って気持ち……
あの時の自分の全部。
そう考えると、ぷにちゃんの中は気持ちも何もぶつけやすいように思う。
「ソフィー……でもそう言われると……あなたはいつも全力……こら!……んっ!」
ソフィーの思いを受けて、ぷにちゃんがプラフタのお尻に撫でる感覚を伝える。
ぞわぞわっ、とする感覚にプラフタは驚き、でも素直に身体を揺らす。
「プラフタ好き!その声も、凄く恥ずかしがり屋さんな所も!……はぁっ……んっ!」
深く抱き合ったまま、ソフィーもぷにちゃんの愛撫を受ける。
オスカーよりも涼しい感じで、それでいて気分とリンクして敏感な所を揺らされるような……
「そんな突然……っ!ダメっ!ダメですっ!」
ほんの1分程で、プラフタが顎を上げる。
そしてぷにちゃんは敏感な所を揺らすのを止める。
「プラフタあたしよりも敏感…っ!可愛い……んっ!……んぅっ!」
ソフィーもプラフタにしがみついて、思いと声をぶつける。
声を出して!声を出して!
……って思いがお互いにしていて、ソフィーもプラフタもそれに応える。
「今はぁ……っ!本当にっ!……あっ!あああぁっ!」
ソフィーに太ももを捕まれて拡げられて……
プラフタはすっかり降参する。
その感覚は、ソフィーがオスカーとエロエロする時に、よくあるやつ。
「幸せ感じてるのっ!分かるんだからっ!あたしのっ!幸せもぉぉっ……!」
ソフィーも身体を震わせてハジケる。
そしてプラフタのお尻を撫でて、背中に手のひらを游がせると、深く息を吐いた。
それからも休んではハジケて、を繰り返す。
弱くハジケて笑い合ったり、激しくハジケて力尽き合ったり……
ぷにちゃんの愛撫は、そんな気分にバッチリリンクして、色々な風が2人を撫でていく。
そんな長いエロエロイチャイチャも、プラフタが責めてソフィーが鳴かされる事が多い。
そしてそれは、止まった時間を増やしながら、止める時間も消費して、でもなお増えた。
「へへ~♪……ちゅっ……」
そんなエロエロの果てに、ソフィーがプラフタのお尻と背中を撫でながら、キスをする。
「もう……あなたは本当に能天気で……無邪気なんですから……」
プラフタも、ソフィーの頬を髪を撫でながら応える。
にやけてしまう感覚。
ソフィーを可愛いと思って、更に好きにさせられる感覚。
ここでは、いつも感じないからなのか、敏感にそうした感じが渦巻いてる。
そして2人は眠った。
ここには、ゲームには無い、勝手に付け加えた設定を書いておく所。
[錬金術生活]
特性を移したり増やしたり、装備品に磨きをかけたり、図鑑を更に進めたり……1日があっという間に過ぎる。
[噴水端会議]
種の日のお祈りの時間の次は、皆で情報交換の時間。ソフィーのパーティーも、明日からの冒険の予定とか話したりする。
[北の人形劇]
ソフィーも常連の人形劇。午前中だけで終わる。
[朝ミルクの儀式]
コルちゃん露店で働く子供達と、コルちゃんによる朝のミルク飲みタイム。朝が1番新鮮!なお、ゲームでも、八百屋のキルヘンミルクは夕方は品質が下がっている。
[エルポレ族]
太古にキルヘンベル周辺に住んでいたとされる民族。建築技術が高く、そして信心深かったらしく、色んな遺跡を残している。
[錬金荷車2号]
2階建て荷車。フリッツさんが寝ていたり、二日酔いのハロルさんが寝ていたりもする。
[朝凪のほとり温泉]
腐ったタマゴの臭いたちこめる洞窟の温泉。お猿さんやカラス、タヌキまで。動物たちの憩いの場所でもあるみたい。
[ダクスター]
毛ガニ的な生き物。幻の最高級食材。
小悪魔のいたずら[の君]
強烈デバフが頼れるアイテム。ゲームでもお世話になりました。
オリフラム[公爵]
フラム大先輩の強化版。
[スペシャルアタックチャンス]
スペシャルなアタックチャンスではなく、スペシャルアタックのチャンス。
[ハダカ族]
ぷにちゃんの部屋で眠る時、身体を洗う時、エロエロする時もハダカ族である。
[事後ハダカ族]
エロエロした後もハダカ族で気絶してたりもする。
[バーニィさん]
幼い頃のソフィーの先生でもあった。
[ぷにちゃん]
巨大ぷにちゃんの中で、浮いたり逆さになったり超スロー1回転とか出来るので、楽しい場所でもある。
[エロエロ]
そんな気持ちになる時もある。
[ハジケる]
そんな気持ちになると、なんかエロい所が敏感になってビクンビクンする。