錬金術のアトリエ 1   作:東京のぷるぷる

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錬金術のアトリエ 9

錬金術のアトリエ 9

 

ハダカ族のソフィーとモニカで、ぷにちゃんの中に入る。

抱き合って、ハジケて眠った場合は、時間が膨らみ、夜中なら夜中のまんま。

これはやはり、やたら便利だ。

 

「では……」

ぷにちゃんが始まる事を伝える。

「んっ……はあぁ……はあぁ……」

ソフィーとモニカで抱き合って、ぷにちゃんにしゃぶられる。

ソフィーはモニカのおっぱいに甘えながら、びくん、びくんと身体を震わせる。

「うくっ!んっ……あんっ……」

モニカのエロい声も、なんか随分と馴れて柔らかくなって、そんな声にソフィーも心地好く耳を寄せる。

 

「モニカ可愛いよぉ……んっ……くうぅっ……」

身体の中をくすぐられる感覚に、ソフィーもモニカも抱き合いながら震える。

思わずエロい声が出る。

「あっ!もうっ!それっ!!」

「これっ!はあぁァあァんっ!!」

そして程よくトドメを受けて、2人してハジケて、眠らされる。

散々恥ずかしい思いをしたけど、もう馴れた感じもあって、だけどこうされたいって気持ちが強くなった。

すっかりクセになった訳で……

ソフィーとモニカは、抱き合って眠る。

 

 

……そして充分に眠ってから起き出す。

「はぁぁ……すっごい元気になったよ!」

抱き合ったまんま目を覚ます。目を覚ますと2人は離れて、余り時間を確認してみる。

「まだ20分程、部屋からは出れないが……」

ぷにちゃんはそう伝える。眠らせているのだから、時間ぴったりに起こせるのだけど、敢えて20分程余裕を持たせている。

 

「ぼよんぼよん出来ちゃうわね」

モニカが微笑む。

「おー!ぼよんぼよん、しないとだよね!」

ソフィーもノリノリだ。そしてぷにちゃんで、ぼよんぼよんするのが始まる。

 

……あまりに心地好く休めるものだから、起きると元気があり余っていて、ぼよんぼよんする時間があると、ソフィーもモニカもご機嫌だ。

尚、コルちゃんも、ぼよんぼよん大好きなので、同じように早めに起こす。

……モニカと抱き合って眠ったり、コルちゃんと抱き合って眠ったりしてきて、ソフィーには分かった事がある。

オスカーと抱き合ってる時は凄いドキドキしてたり、ほっこりしてたりするんだけど、モニカとコルちゃんだと、単に心地好い。

……ってだけなんだ……

 

恋はしていない。

でも、抱き合って眠る。

……というのも貴重な経験なのかも知れない。

ぷにちゃんが居るので日常になってるけど。

ぷにちゃんが居なかったら、そんな事してない訳だし。

そして、そんなソフィーの思いはモニカにもコルちゃんにも共有されていて、そしてモニカもコルちゃんも、恋はしていない。

単に心地好い、と感じている。

 

 

「さて、じゃあ私は帰るわね」

ぷにちゃんの部屋を出てアトリエに戻り、モニカはそう言って帰る。

 

そして、ソフィーは錬金術生活。

フラム大先輩を更に生み出したりする。

「インゴットかぁ……依頼のラーメル麦粉を先に作って、朝イチで八百屋に行きたいかな」

ソフィーは新鮮うに等、欲しい物があったりして、行動計画を立てる。

「それは好きに作ると良いでしょう。それにソフィーの錬金術は見た感じですが、とても力強い感じがします。錬金術とは願いの力。その思いが強いのかも知れませんね」

……色々とプラフタと語り合いながら、少し眠ったり本を読んだりしながら、ソフィーは夜中の錬金術生活を送る。

 

そして朝になる。

今日は雨が降っている。

「ちょっと行って来るね。今日はすぐ戻って来るから」

雨だけど、ソフィーはアトリエを出る事にする。

元々、キルヘンミルクスネークカモン!

……で、雨といえば外出する日だったりする。

「もし長く出掛ける事になっても、私の事は気にせずどうぞ。いってらっしゃい、ソフィー」

プラフタはソフィーを見送る。

 

 

雨の街外れ、広場……

モニカの姿が見られない。

……まあ、雨だし家でゆっくりしてるのかな……

ソフィーはそう思いながら、広場の噴水を眺める。

……中和剤(青)を閃いて、素早くメモを出した。

 

他に何か閃くかも……

ソフィーはストリートではなく、逆の旧市街の方へと行ってみる。

雨なのに、エリーゼお姉ちゃんが本を手に、近くの森の方へと歩いて行くのが見えた。

 

キルヘンミルクスネーク取りに明け暮れた森……

……懐かしいなぁ……

いや、つい最近までキルヘンミルクスネークカモン!

ゆってたけれど……

最近は教会の子供達で、まだ狙っているのだろうか……

ソフィーも、近くの森へと足を向ける。

雨の凌げる木陰で、エリーゼお姉ちゃんは本を読み出した。

 

「エリーゼお姉ちゃん」

ソフィーが声を掛けると、エリーゼお姉ちゃんは本に落とした眼差しを、ソフィーに向ける。

「あら?ソフィーじゃない……どうしたの?」

エリーゼお姉ちゃんは言う。

「いや……お姉ちゃんを見かけたから来てみたんだけど……お店はいいの?」

ソフィーは気になった、お店の事を聞く。

「ちょこっとだけ、常連のお客さんが見てくれてるのよ。たまには外にでないと……ね」

エリーゼお姉ちゃんは、そう答える。

でも……雨なのに……

「そうなんだぁ……雨なのに……外で本を読むの?」

そう聞いてみる。

「みんな不思議に思うみたいね。でも大丈夫なのよ。この場所だけ、雨が降らないから」

ソフィーは上を見る……

大きな木が雨を防ぎ、その根本だけ地面も濡れていない。

……何の木だろう?

 

「エリーゼの木って言うの。私の名前も、この木から取ったらしいのよね。この辺りの草花も、エリーゼの木の根本にしか生えないそうよ」

エリーゼお姉ちゃんはそう言うと、また本に目を落とした。

「エリーゼお姉ちゃんに、ついてきて良かったかも。こんな素敵な場所、知らなかったもん」

これ以上は邪魔みたいだし、ソフィーはアトリエに帰る事にする。

 

 

そして、錬金術生活を再開する。

 

お昼過ぎに、コルちゃんがやって来た。

「コルちゃん、それからロジーさんとはどう?」

来たからには聞いてみる。

「……へへ……キスしちゃいました……ロジーさんも私の事を、段々と女の子だと……見てくれるようになったのかと」

コルちゃんは嬉しそうに笑う。

今日も鍛冶屋さんで寝るべく、ぷにちゃんに綺麗にしてもらうのだとか。

それと、お店も順調で、鍛冶屋さんの近くに露店として出せるように、話は進んでいると言う。

時間が膨らむ都合で、5分程でコルちゃんは出てきてアトリエを出て行った。

 

……錬金術生活は続く。

 

 

夕方頃にオスカー……

との期待もあったけど、来なかった。

 

 

なんか夜中にモニカが来た。

「なんか、凄い時間に来たね。モニカ」

むしろ朝に近い時間で、ソフィーはそう言う。

「うん……実はね……え~……と……ぷにちゃんの所に行こうか。その方が伝わるもんね」

モニカとソフィーで、ぷにちゃんの部屋へと行く。

そこでモニカに何が起きたのかを伝えるという事で。

 

 

……ジュリオさん、というイケメンな騎士がやって来て、モニカがマナの柱に能力を覚醒されてる事を見抜いたのが始まりで、モニカはジュリオさんに声を掛けられた。

「君……マナの柱って知ってるかい?」

そう声を掛けられて、モニカはドギマギする。

モニカの好みど真ん中な感じで、誠実そうで……

それでいてガッシリしていて……なのに太くはなくて……

……あまりにも理想の人……

その問いに何て答えたのか……

モニカはもう、覚えていなかった。

 

……ただ、色を聞かれたので、輝くような白だった、でもソフィーは黒と言い、コルちゃんは青空の色と言ってた、と答えた。

「マナの柱は、1000年以上前に、錬金術で作られた物だって話でね……そして複数作られたのだと、文献や、地域の話にあったんだ」

ジュリオさんは、マナの柱について話した。

かなり詳しく知っていて……

ソフィーのアトリエにあるマナの柱はおそらく、オリジナルだと言う話をモニカに話した。

 

そして、マナの柱に力を覚醒させられた女性と、肉体的に結ばれた男性も、力の覚醒を得られる。

「……僕を、君を守る騎士にして欲しいんだ。モニカ」

ジュリオさんに言われて、モニカは戸惑い、でも頷いた。

 

彼の誰かを守りたい、という話にも心を打たれたし、会ったばかりだけど、あまりに好みのど真ん中だったから、冷静に考える事も逃げる事も出来ずに、あれよあれよとジュリオさんのペースで……

街の入り口の、入り口からは離れた川沿いの宿に行った。

 

格好いいジュリオさんの横顔……

知的な会話。

……なんと大人の男性……

という感じなのは、モニカフィルターを通したからなのだろうか。

ソフィーにも、なんかそんな素敵な男性として、ジュリオさん像が伝わってくる。

 

暗闇の中で肩を撫で合って……

色々と話をして……

ハダカの絡みもロマンチックというか……

参考になるというか……

そしてこんな朝近くまで、ジュリオさんに、モニカに合わせたペースで悦ばせられて……

その後でアトリエに来た、と言う事がソフィーに伝わる。

 

「……そ……そんなちんちんでかくて硬いの……?それにお腹揉んでおっぱい吸って……ハジケ方もなんか柔らかくて……ちょっと羨ましいかも……でも細いけど……」

ソフィーは思う。

ジュリオさんは、「いつかマナの柱に、力を覚醒させた女性に会った時に」

……と女性の扱いにも、真面目に修練を重ねて来たのだと言う。

恐ろしく真面目な男だ。

そしてモニカは散々優しくされて……

エロ狂わせられてきた……と言う事だ。

 

「ど……どうせぷにちゃんの部屋でバレるし……ソフィーがハジケ倒してる所も知ってるから……でもあんなにされて、それでまたされたくて……ジュリオさんの事、好きになっちゃって……はぁ……私ってなんなのかしら」

モニカは盛大に、自己嫌悪のため息をつく。

「いいじゃん!騎士様で好みど真ん中で、真面目でエロエロも達人レベルなんて……羨ましい話だよ!」

欠点がない完璧超人じゃないか……

と、さえ思える。

 

そしてモニカは家に帰った。

 

 

ソフィーは錬金術の続きをする。

「はぁ……あたしもそんな大人の恋……してみたいかも……」

錬金釜に向かって、ソフィーはため息をつく。

「……どうしたんですか?急に」

プラフタが尋ねる。

「うぅ~……モニカがね……」

ソフィーはモニカのいきさつをプラフタに話す。

 

「なるほど……ソフィーとオスカーの場合……獣の恋、といった風情ですからね」

「え!?そんな評価なの!?」

ソフィーは驚く。

「まあ……男女の営みというものは往々にして、そういうもの……かも知れませんけれども」

プラフタはそう言うとソフィーから離れて行く。

「……改めた方がいいのかも……?」

ソフィーは錬金釜に向かって考え込んだ。

 

 

そんな錬金術生活で朝になり、オスカーがやって来た。

「大変だソフィー!」

なんか血相変えて慌てている。オスカーらしくない。

「どうしたの?なんか慌てちゃって……」

ソフィーは不思議に思いながら聞く。

「すっごい魔物が出たんだ!忘却のナーセリーって場所なんだけど、一緒に倒しに行ってくれよ!」

オスカーは、そう言ってソフィーを見る。

キメラビーストも倒したから、その魔物も倒せる……

そういう話だろうか……

「フラム大先輩なら増やしてるから、またフラム大先輩に頼ろうかな……じゃあ、行こう!オスカー」

ソフィーはオスカーとアトリエを出る。

朝になった訳だから……

どうせ、どこか行こうと思っていたし。

 

 

そしてオスカーと一緒に広場に行くと、モニカとジュリオさんが居た。

「やあ。僕はつい先日こちらへと来た、隣国アダレットの教会騎士団所属、ジュリオと言います」

ジュリオさんはそう自己紹介して、ソフィーとオスカーを見て微笑む。

モニカフィルターを通したジュリオさん像よりは格好良くもないし、キラキラしてもいないけれど……

誠実そうで優しそうな笑顔。騎士様って感じ……

でもどこの国のファッションだろうか?

お堅い騎士様……という感じでもなくて……

どこか旅人が混ざったような……

 

「ん~……オイラは八百屋の息子のオスカー。だな」

オスカーがそう言って自己紹介を返す。

「あたしは錬金術士のソフィーって言います」

ソフィーもオスカーに続く。

なんと今回から、ジュリオさんも採取に同行してくれるそうで……

騎士様が居たならフラム大先輩、出番ないかも……

 

 

カフェに行き、依頼報酬を貰いながらの朝食。

エリーゼお姉ちゃんが本を読んでたので、一緒する。

「あらソフィー、オスカーにモニカも」

エリーゼお姉ちゃんは顔を上げる。

「へへ……最近オイラ達、外に出て色々と調達しているんだ」

オスカーは鼻を掻きながら話す。

「エリーゼさん、ご無沙汰してます」

モニカは丁寧な挨拶。

「今日はカフェで読書?」

ソフィーは昨日ぶりだし……

そんな感じで、エリーゼお姉ちゃんに声を掛ける。

「ええ。新しい本が幾つか入ったのよ。目を通さないと、どこに置いたらいいか分からないものね」

 

紅茶と、色々なメモがあるテーブル。

エリーゼお姉ちゃんは優雅に見えて、お仕事だった。

「さすがキルヘンベルの知の番人、エリーゼさん」

モニカがそんな事を言う。

……確かにそうだけど……

「変な肩書き入れないで?それと、新しくこちらに来た方かしら?」

エリーゼお姉ちゃんはそう言って、ジュリオさんを見る。

「はい、隣国アダレットから来ました……ジュリオと言います。以降、お見知りおきを」

ジュリオさんも丁寧に挨拶した。

 

 

……邪魔しても良くないので、ホルストさんの所へ行って依頼を受ける。今回は忘却のナーセリー行き。

そう伝えると、ホルストさんは忘却のナーセリーに関係する依頼を探してくれる。

それと……錬金術品に買い手があった。

 

 

「ちょっとお金入ると、すぐに散財するんだから……」

モニカに呆れられながら八百屋で散財していると、コルちゃんが現れた。

「……おはようございます……買った物、アトリエのコンテナに預けておきましょう……こちらの騎士様は?」

コルちゃんが八百屋で買った品物を預ってくれた。

「僕は隣国、アダレットの教会騎士団所属、ジュリオと言うんだよ。君は?」

ジュリオさんは、微笑みながら自己紹介する。

さわやか好青年だ。

「私はコルネリア露店の主、コルネリアと申します。お店はこれからなのですが……もうじき、御披露目となりますので、宜しくお願いします」

コルちゃんも口許を隠しながら、ゆっくりしっかりと、自己紹介する。

それからコルちゃんと色々と世間話していたら、アプコールを閃いて、素早くメモを出す。

 

 

「見てくださいジュリオさん、こんな秘密兵器があるんですよ。でも今回、すっごい魔物らしくて不安だったんです」

キルヘンベルを出て歩き出す、忘却のナーセリーへの道。

「ほう。ソフィーは錬金術士だったね。これは中々に良くできたフラム……大先輩?だね。色々と見てきたけれど、危なっかしい出来で、後から補強されてる、なんてのも珍しくないんだ」

ジュリオさんは他の旅の出来事を話してくれる。

それと守りを重視する隊形も教えてくれて、4人で打ち合わせをする。

いつもやっている事とあまり変わらなかったけれど、勉強になる。

 

 

お昼過ぎ、恵みの森を通過した所で恵みの森の名物であると言う、白丸大根をオスカーが掘り出し、煮て食べる。

 

「なるほど……これは外に出るのが楽しみになるね。ヴァルム食堂でも食べたけれど、別物くらい違う……美味しいよ」

ジュリオさんが掘りたての白丸大根を食べて絶賛する。

キルヘンベルでも、この白丸大根の畑があって、出回っているそうだ。

特にヴァルム食堂では重宝しているみたい。

 

「新鮮だからな。今掘った……ってのが大きいんだな。ヴァルム食堂だと少し時間が経っていても、勿体ないから使うんだよ。その代わり安いし、時間が経たないと出ない味もあるから、悪いだけじゃないんだけど」

オスカーが言う。

ヴァルム教会の食堂には、八百屋からの納品があるから詳しいみたいだけど、ソフィーは店の存在すら知らなかった。

 

「あと、オスカーが掘るのは、ちょうど食べ頃のやつだから、めちゃくちゃ美味しいんだよね!」

ソフィーも食べて、左右に揺れる。

揺れながら言う。

美味しいものを食べると、左右に身体を揺らす癖がある。

「私もオスカーの作る料理にはもう、やられっぱなしだもの。植物の声が聞こえる、というのも嘘じゃなさそうだものね」

モニカも舌を出して笑って見せた。めっちゃ可愛い。

 

 

そして忘却のナーセリーへと着く。

いきなり緑の悪魔が1体、宙に浮いてうろうろしていた。

「ちょっとオスカー!あそこまで凄そうな魔物なんて聞いてないよ!」

ソフィーが慌てる。

「嘘つけ!オイラちゃ~んと言ったぞ?」

オスカーも答える。すっごい魔物って噂だった訳だし。

「なんであんな悪魔みたいなのが……居るのかしら……?」

モニカが呟き、そんな風に、ざわざわするソフィー達4人に気付いて、緑の悪魔は凄い早さで間合いを詰める。

 

「はぁぁっ!」

そこにジュリオさんの一閃!

緑の悪魔はあっさりとやられて消えた。

「凄い!強すぎる!」

「さすが騎士様だ……オイラもびっくりだよ」

「きゃーーーー!ジュリオさーん!」

モニカがなんか、ファンみたいな黄色い声援を送る。

ソフィーもオスカーも、モニカの意外な声色に、驚いてモニカを見る。

「今の声……!?」

「オイラもびっくりしたよ……」

2人に見られて、モニカは赤面してあさっての方向に俯いた。

「こ、こほん……」

照れ隠しに咳払いをしてるのが、凄く可愛い。

 

 

その後はせっかくだし、採取生活をする。

歩む者なきアベニュー方面へ。

緑プニとマンドラゴラが歩んでた。

「……ペアなのかも……」

テンパった表情で襲い掛かってきたけど、やり過ごした。

緑プニがめっちゃ???出して、今居た筈の侵入者を探していた。

ともかく粘銀の糸採取。

やたらとある。

 

「何でか、丈夫だね……」

人食い蜘蛛の糸らしい。

なお、巣に掛からなければ襲って来ないし、巣が張ってあっても、大体居ない。

1匹で幾つも巣を張り、巨体のくせに地中で暮らしているらしい。

……じゃあ、巣いらないじゃん……

 

「この蜘蛛は変わり者でね。女王蜘蛛が居て、蟻みたいに社会を持っているんだけど……それがどうやらかなり大規模らしいんだ。1匹はジュリオさんよりもでかいから、人食い蜘蛛と呼ばれてるけど……」

オスカーが説明する。

……キルヘンベルのエリーゼお姉ちゃんの本屋によると、人は食べないそうだ。

巣は、栄養過多となった蜘蛛がダイエットの為に作るそうで、餌はプニ。

プニに効く毒を持っているのだとか。

「……で、美味しいの?」

最近、すっかり食いしん坊のソフィーは聞いてみる。

 

「美味しいらしいけど、糸液が凄く硬かったり毒液があったりで、捌くのは手間みたいだな。あと、見かける事がそもそもないからなぁ……」

そんな話を色々と聞いて、ソフィーは束ねた金糸を閃く。

 

そして人を襲う魔物、魔鳥アードラが襲って来た。

出て来ない蜘蛛よりも、こちらの方が余程脅威だ。

フラム大先輩は、ここで大活躍。

アードラを弱らせ、ついでにお供のプニをやっつける事が出来る。

それなりにHPバリアを削られ、アードラを倒して行く。

ジュリオさんが攻撃を受け止める。

凄い攻撃………というより凄い防御の人だ。

 

「やっぱり騎士様、頼れる存在過ぎる」

オスカーが呟く。

「でもこうして戦いに身を投じてるなら、あまり人を頼るスタイルは良くないけれどね。ゆくゆくは君も頼れる存在になるのだろうからね」

ジュリオさんはそう、オスカーに話す。

「既に頼れる存在なんですよ!オスカーは!」

そしてソフィーが入って行く。

「確かに。僕もあれほど美味しい料理、食べた事が無かったからね」

ジュリオさんはオスカーを見る。

戦いも野営も、オスカーは貪欲にレベルアップしている。

 

 

そんな中、ソフィーはクロースとハチミツを閃く。

そしてこの辺りで採れる大白玉ニンニクを採る。

オスカーはここに来て、ひたすら大白玉ニンニクを採っていて、荷車を満載にしてた。

 

「匂うわ……」

モニカが荷車満載の、大白玉ニンニクを見る。

野営でも食べたけど、確かに美味しいし、元気になる。

重要が高く、食べると息が臭くなる。

けれど、あの蒼キノコみたいな絶望的な臭いではなく、強壮剤としても有用で、キルヘンベル農家も扱っているそうだ。

 

「ん~……元気な匂いだなぁ……畑で育てると少しこの匂いが弱くなるんだよな……」

オスカーはそう呟きながら、ジュリオさんの引いてくれる荷車を覗く。

そんな帰り道となった。

「でも人気なのも分かるかも。なんか元気になったし!」

ソフィーはお得意のガッツポーズを取る。

「ははは、僕も元気になったよ。これを持って帰れば、ヴァルム食堂でも使われるかと思うと、楽しみになるね」

ジュリオさんは、ガッツポーズソフィーを笑って眺める。

そうして、キルヘンベルには夕方ちょっと前に到着した。

 

 

ソフィーとモニカは、散々汚れたのでアトリエに帰る。

「えへへ……明日は久しぶりにオスカーと……お腹マッサージかぁ……」

アトリエへの帰り道、ソフィーはそう呟く。

明日は外に出るのはお休み、モニカもジュリオさんの住む家を教わって、そっちに行く。

「まあ……そうなんだけど……楽しみにし過ぎでしょ……」

モニカは言い、呆れた顔をソフィーに向ける。

 

行きの道すがら、帰りの道すがら、ジュリオさんと夜のエロエロ話をし出すソフィー。

しかもオスカーも混ざって、モニカは赤面して俯くばかりだ。

とはいえ、3人揃ってモニカの話をする訳ではなく、エロエロ達人に、これからのエロエロを習う感じで、真面目な話だったりする。

ジュリオさんはモニカの話はしなかったが、女性の扱い方については、丁寧に説明していた。

そしてソフィーは、真面目にメモを取っていた。

 

 

そして夕方になる頃にアトリエに帰り、ぷにちゃんの部屋へと行く。

「も~……ソフィーはエロい話ばっかりジュリオさんに聞くんだもの……」

モニカはぼやきながら、ぷにちゃんの部屋へと向かう。

「いや~……それだけモニカが羨ましかったりするんだって」

ソフィーはそう話して笑う。

そして時間を膨らませて身体を綺麗にしてもらい、ゆっくり眠ってアトリエに戻る。

 

洗濯も済ませ、モニカはアトリエを出て、帰路に着く。

 

「さて、錬金術……やるよ~……」

 

ソフィーは夜中に錬金術生活をする。

とは言っても、浸け置きの時間が長いから、うとうとしてたりするけど。

ちょこっと調合。洗濯用ふわふわゼッテル作成。

コルちゃんに絶賛されるかも知れない。

使った後は燃料にしかならないけど。

 

身体を洗う用、中和剤石鹸(青)も作る。

泡立ち重視で、見た目も宝石みたいで綺麗だ。

 

化粧品も作る。色だけを抜く錬金術で、石鹸みたいに固めた口紅やチークも作る。

プラフタがやたら詳しい。

 

そして、プラフタが記憶をまた1つ取り戻す。

500年前に生まれたらしい。

そして500年前は、今とあまり変わらないらしい。

そして新しい採取地を思い出した。

フラム大先輩のような爆弾、こちらは氷の爆弾……

レヘルン先生を作る。

そしてプラフタと錬金釜のレシピ構築。

更にいい物を作る為に、錬金釜を改良するレシピだ。

 

「錬金釜で、錬金釜を調合するの?」

ソフィーが聞く。

「錬金釜はセットしなければ小さくなりますからね。ソフィーはセットを外した事が無いでしょうけれど………」

プラフタが答える。

ちなみに、おばあちゃんの錬金釜で、おばあちゃんの錬金釜を作る場合、内側を作るような錬金術をすれば良いらしい。

 

 

……そんなこんなで朝になり、ソフィーはお出掛けする。

モニカはどんな顔をしている事やら……

 

街外れを行き、教会広場に来ると、見慣れないお洒落な服の女の人が居た。

「ちょっとあなた……」

ソフィーは呼び止められて、キルヘンベルの街を色々案内というか……説明をした。

 

そんな所を、ハロルさんが通り掛かる。

「ちょ……ちょっとあなた……あのお洒落貴族……誰!?」

仕立師だと言うレオンさんは、ソフィーに尋ねる。

なんか今までとは変わって、必死になった。

「あ……あれは時計店のハロルさんだよ。時計はあまり扱ってないみたいだけど……」

レオンさんにしがみつかれながら、ソフィーは答える。

「な……なんてお洒落なのかしら……それにイケメンだわ……ど、どうしましょ?」

少し遠くのハロルさんをうっとりと見つめて、ソフィーに尋ねる。

ハロルさんはこちらを見て、不思議そうな顔をしていた。

「ハロルさ~ん」

ソフィーが呼んだ瞬間、猛ダッシュで逃げて行った。

「嘘ぉ!?なんで!?」

 

ソフィーは追いかける。

ストリートの方へと行った。

普通に考えて時計店だろう。

時計店へと行く。しかし逃げ足早い。

「なんで逃げるのハロルさん!」

時計店に入る。

「なんだ?なんかまた面倒な話が飛び出すに……お?誰だその女性は……お前の友達ではないな……?」

なんか平静な感じで、ハロルさんはカウンターの中に居た。

そしてレオンさんも、時計店に来ていた。

「私はレオン。旅の仕立師をしているわ……偶然あなたを見掛けて……そのお洒落な服はどうしたのかしら?」

レオンさんが聞く。

ハロルさんが面倒臭そうな顔をソフィーに向けた。

ソフィーは知らんぷりを決め込んで外に出てく。

 

 

「……何があったです?」

時計店を出るとすぐに八百屋。

そこではコルちゃんと教会の子供達が、ミルクを飲んでいた。

「あれ?コルちゃん?」

ソフィーは足を止める。

「ソフィーさんもミルクいかがですか?これからもお世話になりますので、どうぞ一杯」

気前良くコルちゃんが、60コールもするキルヘンミルクをご馳走してくれた。

 

「お金、大丈夫なの?」

ソフィーは心配する。

「お皿やグラスなど、増やして欲しい注文はありますので……お金は大丈夫です。それに、今日から露店がオープンしますので、ソフィーさんもご利用……お待ちしています」

そんな訳でソフィーもキルヘンミルクを飲む。

朝の新鮮ミルク、美味しい。

「ぷはぁ~……美味しい!」

ソフィーとしては好物だし、ミルクを飲む。

うまい!

……と言うかキルヘンミルクが不味い訳がない。

「ソフィーさん、いい飲みっぷりです。さすがです!」

コルちゃんは機嫌良さそうに笑う。

マルグリットさんも微笑んでいるけど、お客さんに追われていた。

最近凄く繁盛していて、教会の子供達も手伝っている。

 

「コルネリア露店も宜しくお願いします。ソフィーさんの枠もありますので、増やしたい物がありましたら、可能かどうか分かりませんが、可能なら増やしますので」

コルちゃんは、ぺこりと頭を下げた。

遂にコルネリア露店が開店……と言う事だ。

「あ。コルちゃんがこの前言ってた汚れを落とす紙、あたしが作ってみたんだけど……アトリエに行ったら見てみて。良ければ増やしたりして、商売になるかもだから。他に石鹸とか口紅とか色々あるけど、商売になりそうならどうぞ」

 

ふと思い出す。コルちゃんも喜んで貰えるかもだ。

「ソフィーさん……売り物はひどく大きな課題でした……ありがとうございます!」

コルちゃんは目を輝かせる。

凄く喜んでいるみたいだった。

「そこまで喜んで貰えるとは思わなかったけど、頑張ってね」

ソフィーは鍛冶屋の方へと行ったコルちゃんを見送る。なんかキルヘンベルも賑わってきた。

 

 

 




ここには、ゲームには無い、勝手に付け加えた設定を書いておく所。

[ハダカ族]
一糸纏わぬ、産まれたまんまの姿。とか言うけれどおヒゲ生えてたりするから、そうでもない。

[ハジケて]
エロい事されるとびくんびくんする。人は皆……そうなのだろうか?

[ぷにちゃん]
アトリエの地下のマナの柱の愛称。ぼよんぼよんも楽しい。

[キルヘンミルクスネーク]
白い蛇。地中生活で夜行性。夜になると木に登ったりするらしい。

[エリーゼの木]
根本にエリーゼの木ならではの植物が茂る。

[マナの柱オリジナル]
全ての条件が揃って作られたマナの柱が、オリジナル。何らかの条件を、代替品としたのがイミテーション。より優秀な錬金術士だけが、イミテーションのマナの柱を作れたそうだ。

[川沿いの宿]
キルヘンベルの入り口の川沿い、入り口からは離れた場所にある宿。

[モニカ×ジュリオさん]
お似合いのカップルだと思われる。ゲームでも2人の配置は近い。ゲームでは、特に惚れた腫れたの人間関係は出て来ない。

[紅茶]
原料となる葉っぱは、大馬車が持ってくるみたい。キルヘンベルならではの紅茶も、鋭意研究中。

[白丸大根]
恵みの森にやたら生えてる。畑でも作っている。

[人食い蜘蛛]
女王蜘蛛から産まれて、社会生活をする巨大蜘蛛。蜘蛛の巣を張るけれど、地中生活をしている。主食はプニ。人を食べる事は無いのに人食い蜘蛛と呼ばれている。人前に現れる事も無い。巣だけがやたらと見つかる不思議な蜘蛛。女王蜘蛛は金の糸の巣。他の蜘蛛は銀の糸の巣を作る。が、どちらも地中生活が基本。

[大白玉ニンニク]
忘却のナーセリーにやたらと生えてる。キルヘンベルの畑でも作っている。

[洗濯用ふわふわゼッテル]
ちょこっと調合品。汚れを吸い取る紙。

[中和剤石鹸(青)]
ちょこっと調合品。青い石なので、オシャレ。

[化粧品]
口紅とか肌水とか。モニカも唇油を付けてたりする。

レヘルン[先生]
歴代の錬金術士を支えて来たらしい氷の爆弾。

[ハロルさん×レオンさん]
お似合いのカップルだと思われる。ゲームでも2人の配置は近い。

[教会の子供達]
孤児も居るけど、大体はキルヘンベルに両親の居る子供。大人の仕事中に事故にならないように、また教育が行き届かない、という事がないように教会に10年くらい預けている。勿論、ゲームではそんな設定は無い。

[汚れを取る紙]
白くてごわごわした紙。品質も良くないけど、汚れを取れる!

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