ディ・・・ジェイ・・・ディジェイ・・・ロンリィナァイ・・・(死にかけ)
では3日目を潰していきましょう。
まずは前回のあらすじを。
真昼間から他人の家に土足で入り込む人間の屑ことタチ。
その上家の中を物色し、良さげなものはリュックに詰め込んでいる。
実に堂々とした空き巣である。家主がご存命であったら居直り強盗となるのもうなずけるであろう。
だがしかし、お天道様は見逃がさなかった!
そのような悪事を見逃していては世は滅ぶ。
制裁を与えるため、一般的な家屋に相応しくない無理矢理な罠を仕掛けたのだ。
見事に引っかかる極悪人、果たしてかの存在の運命やいかに。
めちゃくちゃ悪事を見逃してるから未だに未解決事件が無くならないんですがそれは(困惑)
あ、そっかぁ。犯人を人知れず始末してるから警察にも知られずに報いを受けてるんですね(自問自答)
では、今日は無線機の出番の日!
はたして両足欠損で同じルートに行けるか怪しいですが行ける所まで生きます。
今は父と部屋で話してますね。
お、移動手段の話になると父が下の階、恐らく小屋から車椅子を持ってきました。
あなたなかなかやりますねぇ!(AZLN)
しかし、父との約束で外出が禁じられてしまいました。仕方ないね(レ)
今後、外での用事は全て父に頼らなければならなくなりました。
では、早速ゾンビ狩りに出てもらいましょう。
事前に用意したチャートでは早々と退場させてしまおうというものでしたが、残ってもらうなら使い勝手を良くしないと思わぬガバが発生する可能性があります。
その間に私の手元にあるメモ、今後の学校組への指示書に従い学校組へとコンタクトを取る準備に入ります。
まずは護衛対象のいる私立高校の周波数を調べましょう。
とはいっても4つのパターンからランダムなので、4つ全て総当たりします。
<僅かな時間流れる苦行のテーマ>
この時点でゲ内時間は12時15分。昼休みの放送が流れているはずですので、それぞれハッキングして組織内で完結するはずの放送を聞きます。
なお、ハズレの3局ではこれまた確率によって流れるものが変わってきます。
当たりだとムービーが入り、以降学校での放送が入ってきます。
これによりタチの家から離れた位置にある学校でのパンデミック発生タイミングが掴めるようになります。
ハズレのうち1つはこれまたムービーが入り、不気味な通信を聞いて主人公の精神安定度が下がってしまいます。
しかも思考に耽ることが多くなり、行動時間に制約が発生します。
だから、セーブする必要があったんですね。
ん?一回もセーブしてない気がしますね...まぁ気のせいでしょう。
では、いきます。
最初に選んだ周波数は【173.45】...ムービーなしのハズレでした。
では次に【51.00】...ファッ!?これはハズレの中で最もハズレのムービー付きじゃねーか!
スキップだスキップ!とりあえずは次、【163.90】...ハズレっした。
最後に【181.23】…当たりました。ようやく。
[脳内]
<走る手:どうだ、娘の様子は?>
<見る目:え、ええ。順調ですとも。>
<考える頭:それにしてはえらく考え込んでいるようだが?>
瞬間、走者は絶望した!
最悪のケース、不運に続々と連なる不運。
走者にはもう走り続ける力など残ってはいなかった。
走者はトイレへ駆け込んだ!やんぬるかな...
というわけで5分ほど落ち着こうとしてました。
いやーここまで来たの初めてなものでして、これからリセットすると思うとひじょーに胃が痛んだのです。
ではさようならタチ...うつむいて何してるんだい。
(こんなムービーが入るなんて)聞いていません。
カメラがタチの足元を映すと、なんと無くなったはずの足先がムクムクと伸びています。
タチ曰く、「インフルの後遺症だろうか」らしいです。お、そうだな(思考停止)
そうして瞬く間に足が元通りになってしまいました。
そういえば、他のゾンビゲーではウイルスが定着すると身体機能が飛躍的に向上するとかありますねぇ!
一応、このゲームでも「定着」という要素はありますが、それには抗体を打ってから3ヶ月という長い時間が必要でRTAとは無縁のはずです。
おっと、タチが思考タイムに入りました。なにか有益な情報が得られればいいのですが。
「3カ月ほど前に予防注射をした。そして直後に副作用で熱が出た。
しかし、以前に聞いたことがあったが予防注射の副作用に熱はない。
なら、その予防注射が原因とみるべきだろう。
その予防注射は私のおじいちゃんとおばあちゃんが営む診療所で打ってもらった。
おじいちゃん...そういえば、ちょうどそのころにきれいな女の人がおじいちゃんを訪ねに来ていた。
なんでも新型のウイルスが発見されたそうで、サンプル確保の依頼をしにきたそうだ。」
うわあ……これはウイルスを開発した会社のライバル会社が送り込んだスパイで、周辺住民に打ってほしいと言われたのがおじいちゃんですね。
間違いない。なんだこれは……たまげたなあ。
というわけで驚きの事実が判明しました。
なんとタチのおじいちゃんはウイルス散布元のひとつだったのです。
とはいえ、おじいちゃんはゲーム開始当初から行方知れず。
ED後にのっそりと現れるだけなので、気にするな!
では、学校側で騒ぎが起きるまで待ちましょう。
ただ、視聴者の皆さまをお暇にさせてはアレですので、皆様の暇つぶしのために~
タチを思考盗聴してみましょう。
パート1以来ですね。
「CQ、CQ、コチラは...
自殺じゃない...かれは殺されたんだ...
ヤツは1人であって1人でない...
追いつめられ、行き場を無くした人間の所に...
いつでもどこにでも現れることが出来る...
ヤツは野放しだ...
アイツは、まだどこかにいる!」
・・・おや、これしか考えてないようですね。
これは先ほどのハズレ周波数に流されていた音声で、これまたランダムキャラ関連のイベントです。
ただ、前回のいわゆる「予告編」と違い、こちらは学校組と行動を共にしているランダムキャラのヒントとなります。
たまに「虐殺ルート」や「救済超越神力ルート」とかいうとんでもないルートを進むキャラもいますので、その場合は無線を介した
ただ、きちんと言うことを聞いてくれるかは運次第です。
今起きた。
まずはトイレ、そして顔洗い。
いつも通りに準備をする。
父は私が起きてから30分ぐらい経って、ちょうどいつもの制服に着替えてるときに起きてきた。
どうにも重い荷物を持って長時間歩いたのが響くようで、今日は家で荷解きをしてもらうことにする。
まずは近場の制圧、余裕があれば夜になっても明りが付いてたアパートの部屋を見てみる。
昨日は見回って間引いただけだったので、今回は根絶やしにする。
そうすることにより、これまでのような「形だけの地主」から一転して本当の領主になれる。
つまりは見張りという仕事が増えるのだ。
そのため、早いうちにヤボ用は済ませておきたい。
家の周辺は既にゾンビがいないので、水路や建物の間をくまなく捜索、5体が成仏。
糸を切られた人々は、だらりんやんわりと緩慢な移動をする。
成仏とゾンビ化の関係は如何なものか、帰ってきたら考えるものと腹に決めた。
もう外ですることはない。道に支柱バリケードを設置し、地域一帯を封鎖。
これで"農民一揆"が起きても"応対"が出来る。
では、家のお隣のアパート、明かりが点きっぱなしの一室にお邪魔しちゃいましょう。
軽くドアノブを回し鍵がかかっていないことを確かめ、ドアノブを僅かに左右へ振る。
他の部屋と同じ感触なので、トラップは仕掛けられていないようだ。
静かにドアを開け中に入ると、見た感じ奥の部屋の方に椅子に座っているであろう人影があった。
こんな日中にカーテンを閉めてパソコンと向き合ってる当たり、いわゆる廃人というものらしい。
こんなときにいつも通りのことをしているのは、ゾンビか変わり者かだ。
家の中に入り、静かにドアを閉めた。
廊下は玄関から入ってすぐ左に曲がり、1~2mほど進んで右に曲がる。そうすることで浴室のスペースを稼いでいるのだ。
あちこちに荷物が積み上げられており一見迷路かのように感じるが、すぐさま脳内で進路構成と敵方の進路予測を行い、最適な配置に就く。
落ちていた長めの棒でドアをノックした。
カタカタとキーボードを打つ音は続き、何度かクリックの音も続く。
よっぽどのめり込んでるのか、と思ったら区切りがついたみたいでこちらに来た。
PCモニタからの光という非常に直線的な光線は、電気の付いていない廊下の、私のいる物陰を闇色に塗りつぶしていた。
中毒者は玄関と呼ぶには貧相なドアを開け、外に身を乗り出している。
この間に私は男のいた部屋へ向かった。
真っ先に確認すべきは男の見ていたもの。
おや、これはこれは。
ネットがあとどれくらい続くかも分からないのにご苦労さんでした。
こちらのRTA動画は私が預かっておきましょう。
タイムラインからなにから編集ソフトごとコピーさせてもらおうと、ゴチャゴチャとした部屋を掻き分け、USBポートに自前のUSBを差し込む。
どうやらこいつは他にも複数RTAを走っている様だ。全てコピーさせてもらう。
さて、もうさすがにヤツは戻ってくる。ここで私の交渉力、とくとご覧あれ。
ガチャッ(玄関ドア閉)
とつとつとつ(廊下を歩く音)
ご対面。見た限り、典型的なガリヒョロくんといって差し支えないだろう。
相手の皮膚や体勢に異常はないので、話しかけることにした。
「初めまして、でいいのかな?」
…沈黙。口開いてんならなんかしゃべれこの野郎。
「キミ、RTA走者なんだね。ご近所にもいたなんて驚いたよ。」
…まじでこの人どうにかして。なに、失語症?るーちゃんなの?ならせめて手話してよ。分からないなりに分かろうとするからさ。
―あぅ。ウヴォぁ!
お、口から音がでた。しかしながら、私の期待に反し中身はもうゾンビ化している様だ。
たまにこういうのがあるから安心できない。
こっちに迫り来るゾンビ。まったく、しょうがないなぁ。
おじいちゃん謹製護身用催眠スプレーを顔に掛ける。目にしみないタイプならいいが。
こういうタイプのゾンビというのは、適合者にのみ起こりうる「ゾンビ脳が作られず既存の脳で代用する」という現象により誕生する。
既存の脳はゾンビ脳と違い、強制的な指令割り込みに対する耐性、つまりはゾンビ特有の本能的行動を自らの意志で抑制できる力を持つのだ。
しかし、本能に基づく強制的な指令というのは中々に強いらしく、そこそこ度胸があり落ち着いてられる者でないと完全な制御をするのは困難だ。
まさに、目前の者はその一例だ。
知らないやつを持って帰るメリットはないし私の目的を達成するには何の関係もない。
眠るそいつを横目に見ながら、間違えてカット→貼り付けしてしまったすべてのデータが入ったUSBを回収、アパートのむさ苦しい一室を出た。
家に帰るが父はまだ荷解きの途中だった。あと2時間もあれば終わるだろう。
自室にあがり、動画編集ソフトを通してUSBの中身を見る。
今後の参考だけでなく過去を振り返るために。