ゼロファイト《シンフォギア》   作:ブレイアッ

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 待たせたなぁッ! 今回は皆さんお待ちかね、皆が愛してくれたあの人達が登場するぞッ!


7話 『科学大迫力研究所』

 マリアが運転する車に揺られ、着いた先は人里離れた山の中。

 かつて怪獣と防衛軍との衝突によって拓けた荒野のような場所(クレーター)にそれはあった。

 

「見た目は普通の建物に見えるけど……」

 

「バカ、クレーターのど真ん中にあんなものが建つかよ」

 

 高さは約50メートル。横幅は約30メートル。一見すると普通のビルのように見えるが、窓らしきものは無く、入り口のような物もない。

 窓のような凹みがあるだけの砂色の直方体の物体にしか見えない。

 

「あんなものが本当に前触れもなく現れたってのか?」

 

「ええ、衛星からの映像でも、レーダーでも、肉眼でも、あんなものは存在していなかった。いえ、隠されていたのでしょうね」

 

「異星の技術によるものか。それで、どう侵入するつもりだマリア? 見たところ、あれに入り口に該当するものは見当たらないが──」

 

「決まってるでしょう?」

 

 ガッチャンと身の丈以上のサイズのランチャーを担ぐマリア。

 

「って、おいマリアどっから出したそのランチャー!?」

 

「こんな事もあろうかと用意しておいたこの“対艦ビームランチャー”を以てブチ通るッ! チャージ完了、ファイアァァアッ!」

 

 マリアがぶっ放したビームが施設の一階に相当する場所に激突。そして壁に穴を開けた。

 

「よしッ!」

 

「よしッ! じゃねーだろッ! バカかアンタッ! あんなことしたら──」

 

「気付かれて当然ッ! 乗り込むわよッ!」

 

「はいッ!」

「承知ッ!」

 

「だああもうッ! マトモなのはあたしだけかッ!」

 

 並行世界の同一人物が自分達の世界と同じとは限らない。

 知属性だと思っていたら実は生粋の力属性でした的な事はよくある事だ。

 

 脳筋マリアが先頭を走り、その後ろを駆けだす響と翼。一歩二歩ほど遅れてクリスが続いて建物の中に侵入した。

 

 

≪≫≪≫≪≫

 

 

「中はえらく散らかっているのだな……」

 

 瓦礫を飛び越え、翼が見たままを呟く。

 内心で「よし、私の部屋の方が片付いている」なんて思ったが口にはしない。

 

「そりゃビームで横穴開けりゃあ散らかりもするだろうよ」

 

「見てこれ! 貼り紙がある!」

 

 マリアと並んで先行していた響が突き当たりの壁に貼ってあった紙をゼロに翻訳してもらって読み上げる。

 

「えーっと、科学大迫力研究所。新聞勧誘お断り……」

 

「新聞勧誘って……こんなとこに新聞勧誘が来るか! ってか、本当にそう書いてあんのか!?」

 

 その時、カチャ、と響達の後ろで音がした。

 

「動くな」

 

 地球の言葉での警告。さっきの音はおそらく銃だろう。

 状況からして銃口は響達の背中を狙っている。

 

(くそっ、マリアの突飛な行動に気をとられすぎた! 突入するにも、先にギアを纏うべきだったのに。迂闊だった!)

 

 クリスは内心で己の迂闊さを恥じる。

 

「……そのままゆっくりと振り返りな。

 おっと、少しでもへそでお茶の間を湧かすような事をすると銃爪(ひきがね)を引いてしまうトカ。

 光るッ! 鳴るッ! 赤外線通信対応なDX(デラックス)光線銃ッ!

 もしかするとGが付く方でR-18行きなショッキングなシーンが繰り広げられちゃうトカ」

 

「げ~ッ!」

 

 闇を切り裂く怪しい声の指示するまま、響達はゆっくりと振り返る。

 そこにいたのは見るからに怪しい大小の二足歩行のトカゲの二人(?)組。

 

「きゃ~ッ! 見るからに怪しい四人組よ~ッ! 助けて~ッ!」

 

「お前が悲鳴を上げるのかよッ!」

 

「何を言うかおっぱいミサイルッ子。ここは明らかに肌面積の多い我輩が悲鳴を上げるところだトカ。

 いやッ! 乱暴する気でしょッ! Gが付かない方のR-18的な意味でッ!」

 

「しねぇよッ! ってか誰がおっぱいミサイルッ子だ! あたしには雪音クリスってちゃんとした名前が──」

 

「聞く耳はもう売り切れ御免だトカ。

 出でよッ! 侵入者排除用怪獣ッ!」

 

 クリスのツッコミと文句を聞き流しながら小さい方のトカゲの人が両手を掲げて叫ぶ。

 すると響達とトカゲの人の間に割り込むように天井を突き破ってピエロのような装飾が特徴的な丸いボディをした二足歩行の怪獣が現れた。

 その大きさは2メートルを越え、天井スレスレの位置に頭がある。エレキングほど規格外の大きさでは無いが、見上げるほど大きく、圧迫感と威圧感はかなりのものだ。

 

「見てッ! 触ってッ! 驚いてッ! これぞ我が科学大迫力研究所の粋を集めた侵入者排除用怪獣ッ! ウンディーネッ!

 我が友ジョンとの協力で生み出された改造素体怪獣だトカ。その頭脳はコンビニで万引きして罪悪感を感じる思春期中学生3人分の極悪さッ!

 さあ、ウンディーネよッ! そこの不審者を足蹴にしてやるのだッ!」

 

 ウンディーネはトカゲの人に応えるように、そして威嚇するように両手を広げた。

 

「ッ! 来るぞッ!」

 

「ここはわたしがッ!」

 

 響がギアを握りしめ、聖詠を歌ってシンフォギアを纏い、マリア達を庇うように前に出る。

 

 ウンディーネはその場で跳躍し、回し蹴りを後ろのトカゲの人に放った!

 

「え?」

 

「あ~~~れ~~~ッ!?」

 

「げっげ~~~~~ッ!?」

 

 ゲシッゲシッ、バシッバシッとトカゲの人達を蹴りまくるウンディーネ。

 

 

「………………へ?」

 

 

「そこのお嬢さん、この仕打ちを何とかしてくれるととても嬉しいトカ」

 

「げーッ!」

 

「え、あの……」

 

「よし、先に進むぞ」

 

「クリスちゃんッ!?」

 

 響が奥へ進もうとするクリスの手を引き、四人で顔を見合わせて作戦会議を開始する。

 

「助けようよ、可哀想だよ」

 

「お前の人助けはどこまで見境が無いんだッ!

 あーゆー手合いには関わり合いにならない方がいいって相場が決まってんだよ」

 

「しかし、異星人とはいえ、ここで見捨てるのは寝覚めが悪い」

 

「それなら、助けて恩を売るってのはどう? いざとなったらふん(じば)ってあの尻尾をちょん切ってステーキにして食べさせてやるくらいはしてやりましょう!」

 

「それはそれでどうなんだッ?」

 

 

「そんなところでしゃべってないで、所詮、言葉は無力なの!? くッ、これがバラルの呪詛……ッ!

 手も足も、シッポすら出ない。我輩らの意識と運勢は急転直下気味……そう、さながら舞い散る羽毛の如く」

 

「随分とゆっくりな急転直下だなッ!」

 

「助けるよッ! クリスちゃんッ!」

 

「だぁーッ、もうッ! わーったよッ!」

 

 クリスと翼もシンフォギアを纏い、目の前で絶賛怪しいトカゲの二人組を蹴り続けている怪獣、ウンディーネに挑む!

 

 

≪≫≪≫≪≫

 

 

 いくら響達が攻撃しても何故か反撃せず、執拗に小さい方のトカゲの人を狙うウンディーネを響がぶん殴って一撃で撃破。壁際には目を×にしたウンディーネが転がっている。

 

「はひーっ、はひーっ、いたずらに殉職するところであったわ……。

 ところでそこなお胸が盾のようなシールド系ガール」

 

「盾とは不躾な、剣だッ!」

 

「ワオッ! まさかのツルギ系ガールッ! カーックイィ~ッ!」

 

「む、そうか……それは、悪い気がしないな……」

 

 ポッと頬を赤く染めて照れる翼。まんざらでもないご様子。

 

「「ここはボケの見本市かッ!」」

 

『ゼロさんッ!?』

 

 クリスと思わず出てきたゼロのツッコミが施設内に響いた。

 しかし、生粋のボケたるトカゲの人にはどこ吹く風のようで。

 

「よくぞ聞いてくれたッ!」

 

「「何をッ!?」」

 

「我輩はリザード星の天才科学者、トカ。そしてこっちは助手の……」

 

「げっげげー!」

 

「ゲーくんだ」

 

「うそっ、言ってる事が分かるの?」

 

 マリアの問いにトカが胸をはる。

 

「そりゃあもう、三度や四度の脱皮では済まされない関係故に。のう?」

 

「げー」

 

「それで、私に何の用だ」

 

「そうそう、そこのウンディーネのここをスパッと切ってほしいトカ。さながらウェディングケーキの如く」

 

 翼がトカに指定された箇所をアームドギアで切る。するとその断面からずぬるっと粘液まみれの人間の男性が出てきた。

 

「うわぁッ! 何か出てきたッ!」

 

「待て、彼は……ッ!」

 

 白衣を纏った白髪の男性。その顔に装者達は見覚えがあった。

 

「うーん……ここは?」

 

「目覚めたか、我が友ジョンよッ!」

 

「その声は、我が友トカッ!」

 

 ぬべちゃっと抱き合うトカゲと粘液まみれの成人男性ジョン。

 

「なあ、あれって……」

 

「ああ、間違い無い。Dr.ウェルだ」

 

「何で怪獣の中に……ってか、アイツ友って言ってたよな? それなのにあたし達にけしかけたのか」

 

「過ぎたことはどうでもいいトカ。そんな細かい事を気にしていたらでっかくなれないトカ」

 

「余計なお世話だッ! つーか、ここは何なんだ。ついでにてめーら何者なんだッ!」

 

「リザード星の科学者と言っていたが、やはり地球侵略同盟の手の者か? それに、そのドクターウェルとの関係は?」

 

 クリスと翼の問いによくぞ聞いてくれたと意味もなくクルクルと回り始めるトカ&ウェル。動きがうるさいことこの上ない。

 

 暗転。

 

 ゲーが壁にあったパネルを操作してトカにスポットライトを当てる。

 ……半分くらいズレたのでトカがライトの中心に移動した。

 

「そう、これは聞くも涙語るも涙のお話……」

 

 壁際でウェルが号泣する。

 そっとマリアがハンカチを手渡した。

 ずべーっと鼻をかまれた。

 

「宇宙を旅していたら乗っていた宇宙船が地球の重力に心惹かれて落ちたトカ」

 

 暗転。

 

 スポットライトがウェルに当たる。

 ヌルヌルした粘液はギャグマンガ特有のあれでキレイに無くなっていた。

 

「そしてこの天ッ才ッ生化学者である僕と出逢い、意 気 投 合 ッ!

 リザード星の科学力と僕の生化学がキラメキ合わさって、この科学大迫力研究所が出来たというわけなのさッ!」

 

 目の前の並行世界のドクターウェルこと、本名ジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクスは装者達の知る彼とは色々と違うらしい。具体的には世界観が違う。

 

「頭いてぇ……」

 

 新たなるボケの登場にクリスは頭を痛ませるのだった。

 ちなみにもう一人のツッコミことゼロは内心でボケをかまし続ける響の相手をしながら、ドクターウェルと何となく声が似ているような、いやそんな筈は無い友の姿が脳裏にちらついていた。

 

「さてとっても強いガール&ガールズ。早速我が家を案内してくれたまえ」

 

「ここっておめーん家だったのかよ……」

 

「いや待て。だったら何故案内なんて頼むんだ?」

 

 呆れるクリス。

 呆れつつもゼロがトカに問う。

 

「最新のセキュリティによって不審者認定されて閉め出されたトカ。

 ハッ! これが最近流行りのシンギュラリティ! ヒュー、マギア(マジか)ッ!」

 

「よッ! トカのダジャレ、面白いぞー!」

 

「げーッ!」

 

 そうでしょともッ! なんて満足げに胸を張ってうんうんと頷くトカ。一行の彼らを見る目はどんどん冷めていく。

 

「コイツら全員バグってんじゃないのか? ここのシステム含めて」

 

「そうだな」

 

 クリスの言葉にゼロが頷き、ため息を一つ。

 

「──まあいい。とにかく、案内でも何でもしてやる」

 

 そう言えとゼロは施設の内部へと歩みを進めていった。

 

 

≪≫≪≫≪≫

 

 

 ゼロを先頭に、途中にあるセキュリティと称したなぞなぞやらクイズやらを解きつつ、漢字クイズで翼が「捨」の文字をど忘れして書けなくなるなんてトラブルもありながらも施設内を進んでいく一行。

 そんな彼女達の前に鋭利な剃刀(かみそり)で床を切り落としたかのような大きく床が抜けた空間が現れた。穴の下は真っ暗で底が見えない。

 

「これは……!?」

 

「ふむふむ、これはセキュリティシステムが施設内部を勝手に改造して作ったトラップと見ました」

 

「どうする? ギアを纏った状態の私達ならこの距離は跳べないこともないが、いかんせん天井が低すぎる。

 私や立花、いや今はゼロか。私やゼロは跳べても、雪音やマリアは跳べない可能性が高い」

 

「抱えて跳ぼうにも、重さで届かなくなるだろうしな、くそっ、ふざけたセキュリティだと思っていたが、予想外に強かだな」

 

「ふっふっふ、ここは我輩の頭脳にお任せッ!」

 

「なんか手立てでもあんのかッ!? トカゲのおっさん!」

 

「科学的根拠だけでも引く手あまただトカ。

 行くぞジョンッ! 友情クロスだッ!」

 

「げーッ!」

 

 体の小さなトカが切り立った床に立ち、姿勢良く気をつけしたウェルの両足を巨体のげーが持ち上げる。

 

「そして打球は──」

 

 ウェルをバットにゲーがフルスイング。そしてトカをホームランッ!

 

「「場外に~~ッ!」」

 

 ウェルの眼鏡を代償に、向こう側まで飛ばされたトカが勢いのままレバーを入れる。

 

 ガコンッ!

 

 切り立った床から向こう側までの道が現れた。

 

「よしッ! 先を急ぐぞッ!」

 

『置いていくんですかゼロさんッ!?』

 

「くっ、やっぱりダメか……ッ!」

 

『ゼロさーんッ!?』

 

 なんてやりとりもあったりしつつ、たどり着いた先は広い空間の天井に球形の何かがぶら下がっている場所。

 

「なんだこれ……?」

 

「うむ、我輩が設置したセキュリティシステムだトカ」

 

「じゃあアレをどうにかすればもう変な防衛機構に捕まらなくて済むんだな?」

 

 ゼロの言葉にトカが何故か偉そうに頷く。

 

「勿論ッ! 科学的根拠だけでも両手に余るほどだトカ。行くぞ我が友よッ!」

 

「おうともッ!」

 

 空中にコンソールパネルを出現させ、ウェルと共に操作していく。ゲーは彼らの回りをぐるぐると盆踊りを始めた。

 すると、球体に青い光のラインが走り、ピロピロと音が出始める。

 

「明らかに怪しい奴らだけど、腕は確かみたいね」

 

「────あ」

 

 ぽろり、とウェルがこぼす。

 

「おい待て、今「あ」って言ったよな? 何が起きたッ?」

 

 クリスの声をかき消すようにアラートが鳴り響き、球体に走る光のラインが赤く点滅を始める。

 

《全区画分離、変形を開始します。全区画分離、変形を開始します》

 

「総員、退避ーッ!」

 

 にゅう、と床から赤いボタンが付いたポールが伸び、トカが振り上げた拳が赤いボタンを叩く。

 すると、その場にいる者達を囲うように床がリング状に光り──。

 

「うわっ!」

「なっ!」

「はあ!?」

「ちょっ!」

 

 ぽっかりと床が消え、その場にいた全員が真っ逆さまに落ちていく。

 

 

『「ぉぅゎぁぁぁあああああッ!?』」

 

 

 チューブ状の滑り台をぐんぐん滑り落ち、左右に急カーブ、360度回転にドリル回転。

 

「トカッ!」

「あんッど!」

「ゲーッ!」

 

 外に開いた穴からペイッと外に吐き出され、トカ&ゲーWithウェルを下敷きに響、翼、マリア、クリスが上に落ちた。

 

()ったたた……ッ、何が起きたんだッ?」

 

「それより、早くそこをどいて欲しいのですがッ、このままでは悩ましい僕のボディが生化学的に大変な事になってしまうのですよッ!」

 

「あ、ああ。(ワリ)ィ」

 

 クリスが人の山から降り、マリアと翼、響も降りる。

 トカとゲーは頭の上に星がクルクルと回っていた。

 

「う~ん……思い出が領空侵犯してきおる……」

 

「ソイツはめくるめく走馬灯だッ! ヤバイぞッ!」

 

「あ、おいッ! そんな事よりアレは何だッ!?」

 

 トカとゼロを無視してクリスが空を指差す。その先にはロケット噴射で空へ飛び上がる科学大迫力研究所があった。

 

 一歩前に踏み出し、眼鏡をキラリと輝かせたウェルが自慢気に語り出す。

 

「科学大迫力研究所とは仮の姿──その正体は、アイアンロックスの残骸を僕の生化学と、我が友トカの科学力によって再誕した超超、超ッ絶ッロボットォッ!」

 

「げっげーッ!」

 

 アイアンロックス。

 かつて地球防衛軍の戦闘機の約4割を落とし、弦十郎達フェネクス隊の決死の攻撃によって沈めらた、無数の飛行型小型怪獣を生み出し、その主砲で数々の島を消し去ったミミー星人の宇宙軍艦ロボットの名である。

 

「アイアンロックスですってッ!? あなた達、一体何を──ッ!?」

 

 科学大迫力研究所が空中で分離し、変形し、砂色の壁が赤に、黄に、青に変わる。

 マリアの叫びを無視してハイテンションなウェルにトカが続く。

 

「我が友ジョンがうっかり起動スイッチを押しちゃって起動した。その名も“ブルコギドン”ッ!

 それでは皆さんご一緒にッ! ブ~ル~コ~ギ~ドンッ!」

 

「「 ブゥ~ルゥ~コォ~ギィ~ドォ~ンッ! 」」

「げっげげ、ゲーッ!」

 

 空中で煌めき、合体ッ!

 スケベ本の袋とじの如きヴェールを脱いで暴れ怪ロボットが今、その姿を現すッ!

 

 

「オォォォオオオンッッ!!」

 

 

 

『ゼロさんッ!』

 

「ああッ! 行くぞヒビキッ!」

 

 ウルトラゼロアイを装着。

 

『「デュアッ!』」

 

 響の身体が光に包まれ、巨大化。

 

 頭に黄の角を戴き、背に赤き二門の巨大艦砲、天を突かんばかりの青き長い尾の怪獣型巨大ロボット、ブルコギドンと光の巨人、ウルトラマンゼロが並び立ち、対峙するッ!

 

 

「なあ、うっかり起動スイッチを押したって言ってたが、謀反を起こしていたシステムはどうなったんだ?」

 

「「……あ」」

 

 トカとゲー、ウェルがクリスとゼロの背中に隠れる。

 

「「た、助けてー! 頼れるお姉さーんッ!」」

「げげげっげーッ!」

 




 この並行世界のウェルは世界観の違う人です。そしてWA2よりトカとゲー、ブルコギドンの登場。



次回予告ッ!

 猛悪と驚異に彩られた破壊の象徴に成す術もなく地に伏す戦姫(いくさひめ)
 然れども、その胸に灯る歌の音は止むこと無く。

 ──故に、輝きは銀と煌めいて。

 次回『イージス、煌めく』

キャロル「これでいーの?」
フィーネ「よく出来ました」
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