これはとあるマスターの物語   作:メルトソニア

12 / 12
今回は、マイフレンド要素薄め。


とあるマスターの冒険譚1-7

マスター達に訪れていた一時の平穏は、街に溢れた悲鳴で掻き消えてしまった...。

 

「...んん...。」

周りが騒がしい気がする...。いつの間にかに寝てしまっていた体を起こして、意識を覚醒させていく...。

(...あれ?なんで近くにライダーがいないの...?)

そう思った時だった。

 

ドォォン...。

 

建物の崩れる音、聞こえ始めた街の人々の悲鳴、直ぐに周りの状況がおかしい事に気づいたマスターは急いで建物の外に出た。

 

外はまるで最初から人がいなかったかのような廃墟が並んでいた。空にはワイバーンやドラゴンといった神話に出てくる様な生物が溢れていた。

 

「先輩!大丈夫ですか!」

「ふぅ...とりあえず建物の周りの奴は倒しておいたっす、マスター。」

「...う、うん。大丈夫...。...とりあえずルーラーと合流を目指そうか。」

「了解っす。」「了解です。」

 

そう言って、マスター達は周りを警戒しつつ広場の方へ歩き出した。

 

「私達が来るまではあんなに綺麗な街でしたが、ワイバーンやドラゴンだけではこんな風にはならないはず...。もしかしたら、サーヴァントが絡んでいるかもしれないですね...。」

「そうっすね...。その時はまぁ、出来るだけは頑張るっす...。」

 

ピピッ...。支給されていた通信機器が鳴る。

「前方にサーヴァント反応!反応数6。その中の1人はルーラーの反応が出てるよ。その他5人は未確認サーヴァント、敵か味方かは分からないから注意してほしい!」

「...了解。」

「敵サーヴァントだと、ルーラーがヤバそうっすね、出来るだけ急ぐっすよ!」

そう言ってボロボロになった街を横目に広場に向けて駆け出した。

 

.,.広場ではルーラーと向かい合っているジャンヌらしき人物の後ろに4人の人が立っていた...。

 

「貴方は...そう。どうしようもなく愚かなのですね。そうやってサーヴァントになってでも、貴方を...いいえ、私達を裏切った国の為に戦うのですね...。」

「...やはりですか...、貴方はルーラーでは無いのですか?ジルは、ジルは近くにいるのですか...?」

「ふっ...。教えてあげる義理はありませんが、まぁ少し位は良いでしょう...。私は黒化(オルタ化)しているのでルーラーとしては顕現していません...、ジルは今追加のサーヴァントを呼ぶ儀式の用意をしています...。これくらいでいいでしよう?」

「待って下さい...何故このような事を...」

「何故?何故ですって?...あはは、ホントに馬鹿なんですね...。...全ては私を裏切ったこの国への復讐しです...。例え私自身が敵であっても容赦はしませんよ?」

「...っ。私がこの国を恨んでも、復讐しても、何も変わらないんですよ...。」

「そうかもしれませんが、それでも私はただ復讐するだけです。ランサー アサシン、貴方達にこの場を任せます。ルーラーと...今、こちらに向かってきている他のマスター、サーヴァントも処理しておいて下さい。」

「了解だ、マスター」「ふふふ、了解よ、マスター」

 

そうして、戦いの火蓋が切って落とされた。

 

 

 

 

 

 




遅くなってすまねぇ...インフルエンザになったり、アイアイエー島に囚われたり...続き...何時になるかな...。気長にお待ちください。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。