...これはとある物語。
「…貴方なんていなければ良かったのに…。」
私は急に目が覚めて、辺りを見渡した。...時計の針は7時をさしていて、ベットは汗でびっしょり濡れていた...。..,まるで悪夢でも見ていたかのように...。
(...切り替えなきゃ。)
気持ちが引きずられないようにシャワーを浴びていつもの服に着替え終わった頃、私達に緊急招集がかかった。
中央管制室に到着すると、ライダー 、マシュは先に来ていた。
「...おはようっす、マスター...。」
「おはようございます、先輩。」
「...2人とも、おはよう...」
...挨拶位ならまともに出来るようには頑張った...。
まだぎこちない感じは変わらないし、声も大きくは出ないけれどね...。
挨拶が終わるとダ・ヴィンチちゃんとドクターが降りてきた。
「やぁ、皆揃ってるかな。」
「はい、先輩やライダーさんも揃っています。」
「よろしい。今日は遂に特異点を観測する事が出来た。特異点の場所は現代で言うところのフランスで、規模はちょっと大きいかな...。正直あまり詳しい事は現地に行かないと分からないんだ、済まないね。」
「...それで今回の目的は、特異点の修復と聖杯の入手ですね。」
「あぁ、観測は基本安定してるけど何が起きるかが分からないのが特異点だ、注意してくれたまえ。」
「...分かりました...。行ってきます...。」
...こうは言ったものの本当は凄く怖い...。私は気付かぬ間に手が震えていた。本当は部屋に篭もりたい、何もしたくない。
「マスター、大丈夫っすよ。...なんかあった時は俺とマシュで守ってみせるっす。」
「はい。先輩には傷1つつけさせません。」
...私が怖がったのに気付いたのだろう。ライダーのマシュがそう言ってくれた。
...2人がそう言ってくれたお陰で何とか私は頑張ろうと少し思えた...。
「準備出来たかな?じゃあカルデアスの前のコクピットに移動してくれ。」
ドクターにそう言われて、改めて気持ちを入れなおす。
...コクピット内はあまり広い訳ではないがこれくらいのスペースの方が私にとっては幸せだった。
「じゃあいくよ。カルデアス起動、レイシフト開始」
そう聞こえると世界は青い光に包まれた。
...コクピットの床を踏む感覚が無くなり、世界が青い光の色から明るい太陽の光に変わり私は目を開けた。
周りは緑豊かな草原でシミュレーションルームでも良く見るような光景だった...。しかしその光景は足が地面についていないことを表していた。...そう私はいや、私達は空から落下していた...。
「...っっ。マスター!」
そう言ってライダーが必死に手を伸ばす。
私はライダーの手に掴まって地面が近くなるとお姫様抱っこの形になってライダーが落下の衝撃を抑えてくれようとした。
「先輩、ライダーさん!」
マシュは地面落下するギリギリに仮想宝具を展開する。
「擬似展開/人理の礎!」
...正直、この宝具が無ければライダーとマシュは満身創痍になっていたかもしれない...。
マシュの宝具とライダーによって、着地の襲撃はほぼ無くなっていた。
...その後、周りの安全を確保してからダ・ヴィンチちゃんに片言になりつつも必死に怒るマスターの姿があった...。
オルレアン編、始めました。大分ストーリーとは異なる可能性が出てきたけど大筋は変える気なしです。
アマゾネスイベントは一段落するまでもうちょっと時間かかりそうです。(現状更新速度は問題なし。)