以下のポケモン多分超優遇されるかもなので()
作者の好きなポケモン
ミジュマル←嫁
サザンドラ
ジュラルドン
ゼクロム
天候は砂嵐。
そんなフィールドに立つ2人のトレーナーと2匹のポケモン。
ここはポケモンスタジアム、腕っ節のポケモントレーナーたちが己の強さをぶつけ合う最高にして最強の舞台。
試合は中盤、褐色肌のトレーナーが自分のポケモンをモンスターボールに戻した。
「さぁ見せてやる、このオレサマの相棒をなぁ!・・・いくぜ、吹けよ風!呼べよ砂嵐!!龍よ吼えろ!!!ジュラルドン、キョダイマックスっ!!!!」
モンスターボールが赤く光ったかと思ったら巨大なプレミアボールへと変わり、トレーナーが後ろに向かって大きく投げた。
するとそこから高層ビルのようなキョダイなポケモンが現れた。
『おーっとここでキバナ選手の相棒、キョダイマックスジュラルドンだぁぁぁぁあ!!!さぁ、この強大な鋼の龍の前にどう対抗するか!!』
トレーナーより遥かに大きい巨大な鋼の龍、ジュラルドンが相手トレーナーと相手ポケモンを言葉の通り上から見下ろす。
しかしそれに怯えるどころかニカッとスケーターの服を着た女性トレーナーは笑った。
「いいねいいね、ノってきた!!そっちがキョダイマックスなら、こっちはこれだ!!いくよルカリオ!命!爆!発!メガシンカ!!!」
キバナというトレーナーの対戦相手のトレーナーが自分の手の甲にあった宝石?のようなものに触れた。
するとそのポケモンの腕輪についていた宝石が突然輝き出し、光の筋がポケモンとトレーナーを繋ぐとポケモンが新たな姿へと変わった。
『コルニ選手、こちらも負けじとルカリオをメガシンカ!!メガルカリオの登場だぁぁぁぁあ!!!』
「へへっ、噂に聞くメガシンカか!!だが、オレサマとジュラルドンの相手じゃねぇ!!」
「そんな余裕ぶっこいてると痛い目見るよ!!わたしとルカリオの絆、舐めないでね!!」
そうした白熱したバトルがこのフィールドで繰り広げられている!!
・・・のをアタシはワンパチとぼーっとしながら見ていた。
ちょっと前、チュチュに「ワンパチが新しい技を覚えたら教えなさい!」と言われてからはや数日。
ワンパチは1個も伸びる要素がなくただただしっぽ振ってアタシの顔を舐めていた。
今日は学校も練習も休みの日。
たまにはこうしてぐだーっとテレビを見るのも悪くない。
「おいワンパチ・・・舐めすぎ・・・」
「ワパッ!」
ワンパチなそれでもお構いなくぺろぺろと顔を舐めてくる。
すると突然スマホに着信音がなった。
どうやら相手はレイのようだ。
「もしもしレイ?どうした?」
『あぁ、マスキ?今日予定空いてる?』
「空いてるけどどうしたんだ?」
『マスキ、ポケモンについてわからないこと多いでしょ?だから今日ちょっと教えようと思って。』
「お、マジか!そいつはありがたい!!」
『うん、それじゃあ場所はCIRCLEの前辺りでいい?』
「わかった、すぐ向かう。」
電話を切って体を起こす。
CIRCLEならバイクの方が早いか。
「行くぞワンパチ、かっ飛ばすぜ!」
「ワパワパッ!」
ワンパチはあまりよくわかってなさそうだがとりあえず楽しそうな雰囲気を感じ取ってニコニコ笑いながら鳴いた。
この世界でポケモンとバイクに乗るにはある程度の規則がある。
まず高さ1.2m以上のポケモン、重さ40kgを超えるポケモンは載せることが出来ない。
そしてバイクに乗るポケモンも専用のヘルメットを着用、更にシートベルトでトレーナーから離れないよう固定する義務がある。
そのためにアタシはワンパチ用のヘルメットを買った。
「悪いな、これ付けてアタシに括り付けなきゃ警察に怒られちまう。」
「ワパ?」
ワンパチはよくわかっていないようだ!
しかしヘルメット自体は特に気にしてないみたいだ。
アタシはバイクに跨るとワンパチを後ろに乗せてしっかりと固定した。
「さて、かっ飛ばすぜ!」
バイクのハンドルを捻って前に進ませる。
このバイクの振動と体にぶち当たる風が心地よい。
これだからバイクは辞められないのだ。
「どうだワンパチ!気持ちいいか!!」
「ワパァ〜〜!!!」
叫んでるのか楽しんでいるのか怖がってるのかわからない声をワンパチは上げていた。
とりあえず楽しんでるということでいいだろう。
とりあえずアタシはレイの待つCIRCLEへ向かった。
「とーばーすーぜー!!」
「イヌヌワァァァン!」
「お前今なんて鳴いた!?」
CIRCLEの駐車スペースにバイクを止めてワンパチの様子を見る。
「おーいワンパチ、どうだった?」
「ワパッ!」
少々疲れてはいたっぽいがそれでもワンパチは楽しかったようだ。
ワンパチのヘルメットとベルトを外して抱き上げる。
「よし、じゃあ行くか。」
「ワパ!」
ワンパチを連れてCIRCLEの中に入った。
カウンターにはこのCIRCLEの顔とも言っていいスタッフの月島まりなさんがいた。
「まりなさんちわーっす。」
「あーマスキちゃん!久しぶり〜今日はどうしたの?」
「レイのやつと待ち合わせなんすよ。んでまりなさんにも顔出しとこうと思って。」
「なるほどねー・・・って、マスキちゃんそのワンパチどうしたの?」
まりなさんが抱きかかえられていたワンパチに気づいた。
「あー、アタシのポケモンっす。この間ゲットしたんすよ。」
「ワパッ!」
「へぇ〜ついにマスキちゃんもポケモントレーナーになったんだ!」
「今日はトレーナーについてレイから色々教わる予定なんすよ。」
「そっか、レイヤちゃんトレーナーとして結構凄い方だもんね!」
「そうなんすか?」
「そうだよ〜だって・・・」
「まりなさーん、ちょっといいですかー?」
話の途中にここに練習しに来てるであろう子がまりなさんに声をかけた。
「あ、ごめんこの話は後で!」
「大丈夫すよ、お仕事頑張ってください。」
「ワパワパ〜」
まりなさんが声をかけた子の元に向かっていった。
するとタイミングがいいのかレイがCIRCLEに入ってきた。
「お待たせマスキ。」
「レイ、おせぇぞ。」
「ワパッ!」
「ごめんごめん、それよりも少し表に出ようか。」
レイに促されるように外に出た。
するとレイはこっちを向いて話し出した。
「ねぇマスキ、ワンパチ新しい技覚えた?」
「いや、全く・・・」
「やっぱり・・・あのねマスキ、ポケモンが技を覚えるには基本的に経験を積ませるしかないの。バンドと同じ、経験もないのに新しい技を覚えれるわけがないの。」
「お、おう・・・ならどうすりゃ・・・」
「手っ取り早いのはポケモンバトルね。テレビとかで見た事あるでしょ?」
「お、おう・・・」
ポケモンバトルはこの世界で最もメジャーで有名なものだ。
ポケモンと人が協力して相手を戦闘不能になるまでポケモンを戦わせる競技みたいなものだ。
今日見たやつは巨大化したり姿が変わったりしていた。
「バトルってあれだろ?巨大化したり姿変わったりする・・・」
「あーそれはそのポケモンやトレーナー、会場が特殊なだけ。一般的にはお互いのポケモンを普通に戦わせるだけ。ワンパチ自体ポケモンバトルやったこと無さそうだしかなりの経験になると思うよ?」
「そうなのか、色々あるんだな・・・とりあえず相手頼んでもいいか?」
「いいよ、今日はそのために来たんだし。」
「よし、初バトルだぞワンパチ!」
「ワパッ!」
ワンパチはバトルのことを本能的にわかるのか気合いの入った鳴き声を上げた。
「とりあえずフィールドに移動しようか。CIRCLEの横の公園に自由に使えるところがあったはず。」
「よっしゃ、やるぜー!」
「ワパーッ!」
フィールドのトレーナーの立つところにアタシとレイがそれぞれ立った。
「使用ポケモンは1匹で基本はどっちかが戦闘不能になったりしたら終わりだけど今日は私が止めたら終わりね。」
「わかった!行けワンパチ!!」
「ワパッ!!」
ワンパチをフィールドに立たせる。
レイはモンスターボールを出すとそれを構えて投げた。
「行って、ストリンダー!」
「リダッ!!」
スマホを構えて相手のポケモンの情報を見る。
ストリンダー パンクポケモン でんき/どくタイプ
ハイの姿とローの姿の2種類があり、胸の発電器官を振動させることで電気を発生させる。その時ハイの姿はギター、ローの姿はベースの音が響くという。
マスキはハイの姿もローの姿もどちらも使うが今回はローの姿のようだ。
「ストリンダー、相手はバトル初めてだから少しだけ手加減してあげてね。」
「リダ」
「手加減なくていいぜ!な、ワンパチ!!」
「ワパッ!!」
ワンパチも威勢のいい声を上げた。
やる気は十分のようだ。
「それじゃあ・・・ポケモンバトルスタート!」
その掛け声と共にバトルが始まった。
「ワンパチ、たいあたり!」
「ワパッ!」
ワンパチは勢いよくストリンダーに向かってたいあたりした。
ストリンダーはそれを避けずに受け止めた。
「ストリンダー、ばくおんぱ!」
「リィィィダァァァァァア!!」
ストリンダーが胸を響かせながらばくおんぱを放った。
その勢いに負け、ワンパチがアタシの元に飛ばされてきた。
「ワンパチ!大丈夫か!」
「っっ!!ワパッ!」
ワンパチは軽く頭を振ると再度フィールドの真ん中に戻った。
「よし、それならワンパチ、ほっぺすりすり!!」
ワンパチは勢いをつけて飛び上がるとストリンダーの頬に自分の頬を擦り付けた。
そこから放たれる電撃がストリンダーに襲いかかった。
ほっぺすりすりは相手をマヒにさせる技でマヒになってしまうとスピードが落ちてしまう。
「いくらレイのポケモンでもスピード落とせばどうにか・・・!」
「ストリンダー!」
「リダッ!」
ストリンダーはレイの指示に軽く頷くとワンパチを片手ではねのけた。
「ワンパチ!!そんな、マヒになるんじゃ・・・」
「マスキ!ストリンダーはでんきタイプ。でんきタイプのポケモンはマヒにならないんだよ!!」
「まじかよ!?」
確かによく考えてみたら常に電気と共にしてるポケモンが痺れるわけが無いのか。
ワンパチが覚えている攻撃技はたいあたりとほっぺすりすりだけである。
その2つがほとんど効いていない以上どうすればいいのだ・・・
「これで終わりにするよ!ストリンダー、スパーク!!」
「リダッ!!」
ストリンダーの周りに電気が走るとその電気を纏って突進してきた。
ワンパチは跳ね除けられた時の衝撃で立てないようだった。
「ワンパチ!危ないよけろ!!」
「ワパ・・・ッ・・・」
何とか立とうとするも立てないようだった。
ストリンダーのスパークがワンパチに当たろうとした瞬間、レイが叫んだ。
「ストップ!ストリンダー!」
「リダ」
するとストリンダーは高く飛び上がり、くるっと一回転して着地した。
レイがストリンダーに駆け寄って軽く頭を撫でた。
「お疲れ様ストリンダー」
「リダ〜♪」
「ありがとう、休んでて。」
レイはストリンダーをモンスターボールに戻すとカバンから木の実を取りだした。
「マスキ、このオボンのみをワンパチにあげて。」
「お、おう!大丈夫かワンパチ・・・!」
アタシはオボンのみをワンパチに与えた。
オボンのみはポケモンの体力を回復させる効果のある木の実だ。
ワンパチはそれを食べるといつものような元気を取り戻した。
「お疲れ様マスキ、初めてにしてはなかなか良かったと思うよ?」
「いや、ワンパチにしっかりとした指示を与えれなかった。難しいんだなこれ・・・」
「ううん、ちゃんと指示は出せてたと思うしちゃんとほっぺすりすりの技の追加効果を知ってて指示できたのはいい所だよ。ただ、相手がでんきタイプだったってところがダメだったところだね。」
「おお・・・ありがとうな、レイ。」
ワンパチを抱き抱えてレイと握手をした。
バトルの後はしっかり握手するのがポケモンバトル界での暗黙のマナーである。
「とりあえずマスキ、まずはワンパチにスパークを覚えさせてみたらいいんじゃないかな?」
「スパークって・・・さっきストリンダーがやった技か?」
「そう、スパークはワンパチも覚えるはずだから、しっかり鍛えれば覚えられると思うよ?なんならうちのストリンダーが面倒見てくれるし。この子、面倒見はいいんだ。」
「どうするワンパチ、お前が決めることだ。」
ワンパチは軽く下を向いて考えた。
しかしすぐ上を向いて短く「ワパッ」と吠えた。
「決まったようだね。」
「あぁ、よろしくなレイ!」
「うん、まだマスキには覚えて欲しいところたくさんあるし、私も頑張ろうかな。」
こうして、レイとストリンダーによるアタシ達の特訓の日々が始まった。
初めてのバトル、大敗北に終わったけど、それでもこの胸の高鳴りは一生忘れられるものではなかった。
最初のくだりやりたかっただけじゃねぇかw
あ、これからも原作メンバーや他メンバー出るのでよろしくです