聖スカーレット学園   作:音眼紫玖

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今回もわちゃわちゃ
同じ日で二本立てみたいな感じ


#4 学級委員会と告白と

「自分たちで自由にやってくれ」

 

と言い残して職員室へと帰っていった上白沢先生。

今は金曜日の放課後、学級委員会が開かれる時間。『生徒自治』制度が代々受け継がれてきたここ聖スカーレット学園では、こうやって生徒たちを自由にさせて、結末だけ見届ける教師が大半……らしい。パチュリーさんから聞いた話だけど。

 

「コレは……メンバーと活動内容を書くのか」

 

アリスがささっと全員の名前と役職を書く。書道でも習っていたのか?とても綺麗な字。

 

「活動内容は……」

 

「まず今日が委員会計画作りでしょー」

これは私。

 

「その次はクラス目標作りになるな」

魔理沙。

 

「宿泊研修のレクに文化祭」

霊夢。

 

「臨海学校にマラソン大会」

レティ。

 

「ここまで全部前期が計画するんだぜ「嘘でしょ?」

魔理沙、そして私。アリスはコツコツカリカリと書いている。

 

……計画作り、目標作り、宿泊研修、文化祭、臨海学校、マラソン大会……この学校の学費っていくらなんだろ。少なくとも公立や偏差値の低い高校よりは高いと思う。

 

「なんか特別な活動とかするかー?」

 

「……うーん……特には思いつかないわ。一瞬、新聞作りとかも考えたけど」

 

「クラスに広報部いるからなぁ……」

 

広報部……って、確か学校新聞を作ったり、学校紹介のムービーを作ったり……学園祭の映像を編集して校内のどこかにある(らしい)パネルに展示する部活……って書いてあった。

 

「はぁ……何もしないっていうのもなんかなぁ……」

 

「あっ、そうだ……ポストとか作れば?学内での悩み、クラスでやりたいこととか書いて投函したら、数日後に学級会が開かれるってやつ!」

「学級委員ですることとかは、そのポストに頼ればいいんだよ!」

 

「レティ……?」

 

──

 

「そうと決まれば、早速ポストに使うダンボールもらってきましょ」

 

霊夢はノリノリなんだね……まぁ、何も考えずクラスメイトに頼ればいいっていう仕組みだもんね……。

 

「あっ、私も行くぜ」

「美嵩も来るよな?」

 

「あぁ……うん」

 

──

 

コンコンコンッ

 

「失礼しまーす……」

「ダンボールってありますか?」

 

「ダンボール……?……あぁ、確か初等部の給食配膳室にあったはず」

 

「ありがとうございます」

 

「委員会で使うの?」

 

「はい……まぁ、そんなところですね……」

 

《何キョドッてんだよ》

 

《いや、だって……職員室来たの初めてだし》

 

「失礼しましたー……」

 

──

 

「失礼しまーす……って、今の時間は食器洗ってたりしてていないのか」

 

「たくさんあるし、もう勝手に拝借していこうぜ」

 

「一つ減ったくらいどうってことないわよね?」

 

 

 

 

 

 

「貰ってきたぜー!!」

 

「でーレティ、これをどうするの?」

 

「どうするって……箱にして、紙をいれる切れ込みを入れて……あとは、紙を取り出す為の扉とか?」

 

「じゃーガムテープとダンボールカッター借りてくるからー」

 

「いってらー」

 

あとは……それ専用の用紙を作るくらいなんだけど……。

 

「上に『悩み』とか『遊び』『許可を取りたい』とか書いて、下に大きめの四角でも書く?」

 

「ん?悩み?遊び?」

 

「『ジャンル』みたいな感じ」

 

「あぁ……。レティ頭いいね」

 

ドタドタドタドタ!

 

「じゃじゃーん!!新品ピカピカのカッターだぞ!!!」

 

「魔理沙危ない!!キャップぐらいして!!」

 

「だって、こんなにピッカピカなんだぞ!刃も出したくなるだろ!」

 

「わかったから!」

 

魔理沙が来たら一気に騒がしくなった……。やっぱり君はムードメーカーにしてトラブルメーカーだよ……。

 

「ん?アリスの字薄くないか?こういうのってだいたい印刷するんだろ?」

 

「あぁ……後でやらなきゃね」

 

キーンコーンカーンコーン……。

 

「あら?もう終わり?」

 

「貰ったり借りてくるのに時間かけすぎたのかもね。作業の続きは来週やりましょ」

「道具とかは適当な棚とかに入れとけばいい」

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃ、私らこっちだから。バイバーイ」

 

「霊夢ー!レティー!バイバーイ!」

 

 

「さっきからずっとテンション高いわね、魔理沙……あっ、私はそっちだから」

 

「アリスもバイバーイ」

 

 

 

「……ねー……魔理沙。私たちって、小さい時にどこかで会ったことあるのかな……」

 

「なんだ?藪から棒に」

 

「初日から違和感があったの。妙な安心感というか……初対面の人には絶対ありえないような……」

 

「……」

 

数秒の沈黙の後、魔理沙はポケットから生徒手帳を開いてこっちに見せた。

 

「え……!?」

 

「忘れてたのか?」

 

そのページには、写真が入っていた。橙色の髪の幼女と、金髪の幼女のツーショット。

 

「……幻想市交流センター。通称『幻想郷』」

 

「幻想郷……あぁ、なんか名前だけなら聞いたことあるような……」

 

「いや、実際に行ったことあるんだよ。小学2年生の時」

「その場で知り合って、仲良くなって。その後数回会って遊んで」

 

「それじゃ、なんで始業式の日……」

 

「あの頃はミカサも真面目だったのにな。親御さんからの話では、サボりもしないし遅刻もしないって」

 

「ギクッ」

 

「つまりそういうこった。……悪い、今日は早く帰らないと親父にどやされるから、また月曜日な」

 

「あっ、バイバ……イ」

 

えっ……嘘。そんな記憶無い。

……もしかして、記憶喪失……?私にはあり得ないと思ってたけど……。帰ったら親に『私ってなんか事故とか巻き込まれたことあったっけ?』って聞いてみようかな。創作とかでも事故で記憶喪失って結構見たことあるし。

 

 

続く




魔理沙と美嵩の《》はテレパシーじゃなくて小声です。でも、この二人ならテレパシーもいけるのでは……

レティって原作でこんなに冴えてたっけ?そもそも口調も合ってない気がするけど

最後はちょっとシリアス……?
二次創作オリキャラに要らないような設定つけちゃう癖どうにかしたい
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