昨日は帰った後、速攻で両親に話を聞いた。
どうやら、私は……11歳の時、青信号に猛スピードで突っ込んできた乗用車にはねられたらしい。
幸い、身体に後遺症は残らなかったけど……過去の記憶が一部、ほんの一部だけ消えたんだとか。
そんな漫画や小説みたいなことあるかなぁ……って思ったけど、両親の真剣な顔からして、本当のことだと悟った。
「ついに気づいてしまったか……」と呟いていたけど、どういうことかな。
ちなみに今日は適当に散歩。来たばかりで土地もよくわからないし。
しばらくの間のんびり歩いていると、桜並木に入った。何人か写真を撮っている人もいる。
……あれ?あそこに見える金髪ロングは……
「おーい!まり……っ」
呼びかける途中で、昨日の帰り道のことを思い出して、つい躊躇ってしまった……。
魔理沙は地面にしゃがみ込んで、何かを観察している?確かに木の根元に、パンくずを持った蟻の行列が……。……ん?パンくずを持った蟻?
「あっ、ミカサ……」
「……おはよう。こんな朝早くにどうしたの?」
「今日、霊夢と一緒に買い物に出かける約束をしていたんだ。集合時間よりかなり早く起きてしまったもんでな」
「はぁ……」
初めて見る、魔理沙の私服姿。読めない英語が書かれた白いTシャツに、黒のカーディガン。
ダメージジーンズのショートパンツはかなり扇情的で……って、おいおい……。何言ってんだ私。
脚には白黒縞々のニーハイソックス。動きに合わせて伸びたり縮んだりしてすごくer……言っちゃダメだなコレ。
「そういうミカサは?誰かと待ち合わせでもしてるのか?」
「いや、私は別に……ただの散歩」
「ちょっとこのまま学園まで行ってみる。というわけで、じゃあね」
「……お、おう……」
なんか今の魔理沙、妙にしおらしい?ような……いつもの魔理沙を知ってるから、なんか違和感。
聖スカーレット学園には、平日の外出だけは制服、という
裏を返せば、休日は私服でもいい。むしろ、休日に制服で外出する方が珍しいかも。
私の私服は、基本的に地味。緑や紺、時々紅。今日は少し挑戦して、ピンクの無地のトレーナーに、黒系のチェック柄のミニスカートを履いてきた。脚には学校にも履いて行ってる黒のニーハイソックス。落ちないように、ガーターでしっかり留めている。
「広報部……」
ここは文化部棟。軽音楽部、吹奏楽部、書道部、美術部……広報部などが主に活動している建物。運動部棟とは左右対称になる形や場所をしている。
一応中から話し声とかは聞こえるから、誰かいるんだよね……。うん、入っちゃおう!(←バカ)
コンコンコン
「失礼しま……した」
今、どうして部屋に入らなかったと思う?それは……。
大量のカップ麺!!そしてインク!!極め付けは……
黒髪で『部長』の腕章をつけた生徒が中等部の銀髪の生徒に……だっ……抱きついてる!!
……逃げろー!!
「あっ!?ちょっと待ってー!!」
「ぜぇ、はぁ……」
追いかけてきてたようだけど、階段をうまく利用して逃げてきた。高架の渡り廊下も使って、今は中等部の屋上……。
「……学校散策でもするか」
……この決断が、後に身体にとんでもない負担をかけることになるとは、今の私は思っていなかった……。
「ぢぬ……ごのがっごうびろずぎ……」
……続く
投稿サボり過ぎてクオリティが酷いことに……