魔法少女リリカルなのはA’s 第1話 運命の歯車は回り出す
僕の名前は八神隼人現在8歳である
家族を紹介しようまぁ紹介と言っても一人しかいないのだが…
妹の八神はやて8歳僕たちは双子である
両親は僕達が7歳の時に事故に遭い死んでしまった。
そしてその事故に僕達も遭遇している。
はやてはその事故で足を怪我してしまい今は車椅子生活である
医者が言うには神経等は問題ないのでリハビリを続けている甲斐もあり足はまず普通まで戻ったとのことだが精神的な問題がありまだ歩けていない
僕は不幸中の幸いで身体中に怪我を負っただけで特に問題がなかった。
しかし、僕は前世の記憶というものがその事故で甦ってしまった。
妹に心配を掛けない為にその事は内緒である
基本的な家事は親の手伝いをしていたこともあり殆ど出来る。料理は妹に任せておけば美味いご飯が食べられる。
掃除選択は僕が行う。こうすることで今までやってきた。
しかし、僕達にはお金を稼ぐ術がない。親戚等も知らないしあまり頼りたくない。
そんなある日親の貯金が底を尽きそうな時ギル・グレアムと言う人から一通の手紙が届いた。そこには僕達両親の親友という言葉から始まった。両親にもしものことがあったら頼むと頼まれていたとのこと。自分は忙しい身で一緒に住むことができなくお金を送ることしか出来ないことを許して欲しいと書いてあった。
僕達には他に縋ることもできないが、お金を貰えると言うことに感謝するしかできなかった。封筒に一緒に入っていたキャッシュカードには前世でも見たことが無い程の桁が入っていた。
多分これは俗に言う手切れ金なのだろう。
だが、これがあれば僕達が成人する頃までは絶対にもつ。そうすれば自分たちで金を稼ぎ生きる事ができる。
手切れ金だろうが何だろうが僕はギル・グレアムさんに感謝する
「兄ちゃんどうしたの?」
はやてが聞いてくる
「大丈夫なんでもないよ。ただお父さんとお母さんの親友という人から手紙が届いただけだよ」
僕はお金のことはとりあえず伏せて置くことにした
「さて僕は学校に行ってくるね」
僕は聖祥大付属小学校に通う3年生でもある
「うん気を付けてね兄ちゃん」
はやてに見送られ学校に向かう
多分はやても学校に行きたのだろう僕が学校に向かうと凄く寂しそうな顔をする
僕も連れて行ってやりたいが医者にまだ完全に治ってないからダメだと言われたそのことに関しては医者に従っておく方が無難だろう。
あぁ、出来ることなら代わってやりたい。前世の記憶があるから学校なんて行かなくてもそこそこの知識はある。今更行ってもかなり前の復習をするようなものである。
今までの学校はどう生活して行こうかとお金の心配ばかりしていたため、あまり友達ができていない。まぁ友達がいなくても生きていけるからいいと言えばいいけど
そんな事を考えていると
「おはよー隼人」
と声を掛けてくる人がいる。振り向くとそこには数少ない友達がいた
「おはよう直哉」
そう言って僕も各務直哉に挨拶を送る
「今日もしけた顔してんな隼人よ。あの事故以来大変だと思うけど俺たちはまだ小学生だぜ気楽に行こうぜ」
何とも他人事な一言である
まぁ僕も両親が生きていたらもっと気楽に生きていただろう
「そうだね。善処するよ」
そう返事をすると
「はぁー」
深いため息をつかれた
「まぁいっか、そろそろ予鈴だし急ぐぞ」
そう言い直哉は僕の腕を掴み走りだす
「一人で走れるよ直哉」
僕は抗議するが直哉は僕の話を無視してそのまま走る
教室に着くととりあえず自分の机に向かう直哉
それを見て僕も自分の机に向かう。途中にいるクラスメイトに挨拶をするのも忘れない。
僕が机に着き鞄から教科書を出し片付けていると
「おはよう隼人君」
隣から挨拶をされた。僕も挨拶を返す
「おはよう月村さん」
僕の席の隣には月村すずかさんが座っていた。というよりお隣さんなだけである。
「今日は何処か嬉しそうですね」
そう月村さんに指摘される
「そう?いつも通りだと思うけど?」
僕はお金の心配が無くなったことでの安心が顔に出ているのかと思ったがとりあえず平常運転を意識しいつも通り返事をする
「そうですか?いつもより嬉しそうでしたよ」
そう言いながらクスッと笑う月村さん
「ならきっとそうだね」
僕はニコッと月村さんに笑う
「なんだなんだ隼人、俺の時はしけた顔してたのに月村さんには笑顔を向けるとはどういう了見だ?」
直哉が荷物を片付けて僕の所に来た
「そりゃあ直哉との付き合いは長いからね多分素が出たんだよ。それに月村さんは可愛いからね、可愛い人にはそれなりの態度で返すよ」
僕は憎まれ口を叩きながら言う
「はぁそうですか可愛くなくてわるーござんした」
直哉が拗ねた真似をする
「可愛いなんてそんな」
そう言いながら照れている月村さん
その瞬間僕はクラスメイトの半数に殺気を送られていた
まぁ大体わかると思うが殺気を送ってきたのは男のクラスメイトのである
なぜなら月村さんはこの聖祥大付属小学校の4大美女と呼ばれる程だからである
余談だが少し前までは3大美女と呼ばれていた
そんな彼女にこんな軽口が言える人はそう居ないなぜなら
「あんたまたうちのすずかいじめてるんじゃないでしょうね?」
そう、この金髪の女の子名をアリサ・バニングスさんが睨みを利かしているからである
「いじめるなんてとんでもない。僕はただ可愛いと言っただけだよ」
僕はありのままに言う
「それがすすかにはいじめになるのよ。好きでもない人に可愛いって毎日言われる人の身にもなりなさい」
そう僕の方を指差しながら怒っている
「そうだぞ隼人俺からも忠告しておくけど、あまり言い過ぎるとお前の身がどうなるか知らないぞ」
直哉は男だから僕の危機を察してか忠告してくる
「確かにそろそろやばそうだから止めるよ。忠告ありがとう直哉」
僕は直哉にお礼を言う
「なんで直哉君の言うことは聞くのに私の言うことは耳も貸さないのよ」
どこかでバニングスさんが騒いでいる(隣だけどね)
「まぁ確かにバニングスさんの言う事も一理あるからもう言わないようにするよ」
僕は少し残念そうな顔(演技)をして言う
「そんな、私は大丈夫だよ。可愛いなんて他に言ってくれる男の人いないから少し嬉しいですし」
月村さんがフォローしてくれる
「いえ、そう言われましてもやっぱり僕なんかが言うよりかわ好きな人に言ってもらいたいですもんね」
そう自己完結する
「あう、うぅ〜」
月村さんが困った顔をしている
「またそうやってすずかをいじめてる」
バニングスさんが言う
「じゃあ僕はどうすればいいのですか?」
僕はバニングスさんに聞く
「そんなの自分で考えなさい」
また怒り出すバニングスさん
「若いうちから怒ってばかりいると苦労顏になっちゃいますよバニングスさん」
冗談を言うと
「あ〜ん〜た〜ね〜」
そう言うと額に十字路みたいな筋がいっぱい出て来る
「どうしたのアリサちゃん?」
今登校してきた高町なのはさんがバニングスさんに声をかける
「なんでもないわ、ちょっと隼人君とO☆HA☆NA☆SHIしようと思っただけよ」
なんでもないと言っているが顔がマジである
「アリサあんまり怒ってはだめ」
高町さんの後ろからバニングスさんの金髪キャラに被る金髪の女の子フェイト・テスタロッサ・ハラウオンさんがバニングスさんを宥めている
そんなこんなを眺めていると
「キーンコーンカーンコーン」
と予鈴がなり始めた
「さ、皆さん予鈴がなったから自分の席にもどりなさい」
そう言いながら手でシッシとやると
「覚えておきなさい」
不吉な言葉を残してバニングスさんは席に向かう
「あんまりアリサちゃんからかっちゃダメだよ隼人君」
そう言いながら高町さんも席に向かう
「みんな仲良くね」
ハラウオンさんはその一言を残して席に向かう
あと、直哉も何か言っていたが気にしない
この席になって僕はさっき居た女の子と隣の女の子と少し関わるようになった
まぁ先程の女の子達が4大美女なのだが僕にはあまり興味が無い
休み時間になればまたやってくる4大美女、僕に話しかけてくるわけではないが周りにいるというだけでクラスメイトの半分を敵にしてしまった僕はきっと被害者なのだろう
さて、4時間目も終わり昼食の時間だこの時間だけはいつも平和でありがたい。
なぜなら4大美女は屋上でご飯を食べるという習性があるためいつも屋上に行くのである
だから僕は自分の机で平和を噛み締めようと弁当を取り出すと
「良かったら隼人君も一緒にご飯を食べませんか?」
と月村さんが提案してくる
ちょっとまて、僕の平和を壊そうとするのですかあなたは、一番害がないと思って油断してたけどなんて人だ
「いえ、折角ですが、女の子が楽しく食べている所にお邪魔するのは気が引けるので遠慮しておきます」
この一言でクラスメイトはナイスと親指を立てる
しかしその後
「私、隼人君に嫌われてるですか?」
泣きそうな顔で聞いてくる月村さん
その瞬間クラスメイトは月村さんを泣かせた僕に死ねと親指を上向きから下向きに変える
どうすればいいんだよ‼︎
「あんたまたすずかをいじめて何度言えばわかるのよ‼︎」
ややこしい人がきた
「いや、いじめてないから、一緒に食べないかと言われたから女の子達が楽しく食べてる所にお邪魔するのは遠慮しますと言っただけだよ」
僕はありのままに言う
「あんた、それ本気で言ってるの?すずかは今だかつて男の子を食事に誘ったことが無いのにそれを断るなんて信じられない‼︎」
と怒り出す
初めてと聞いた時クラスメイトの顔が何故か見えなくなったその代わり目の所だけ赤く光って見えた。これは怖い 本能がヤバイと警告を鳴らしてくる
今この場所に留まるということはつまり死が待っていると思っていていいだろう
「わかったよ。一緒にご飯を食べるよ。でも、直哉も一緒に食べるという条件の元ならいいよ。じゃないと僕は一人で食べるから」
最大限の譲歩を行い交渉する
「いいわよ。直哉君には私から言っておくから先行ってなさい」
そうバニングスさんが言う
「いや、それじゃあ意味がないから僕が責任を持って誘って連れて行くさ」
そう言い、僕は直哉の所に行く
「直哉、今の話しきいてただろ?行くよ」
僕は直哉の腕を掴み引っ張っていく
「ちょっと待て、隼人何で俺なんだ?ていうかその力はなんだ振りほどけないぞ」
直哉が何か言っているが無視である
「さて、楽しい楽しい昼食だよ直哉、一緒に食べようね」
僕は笑いながら直哉に言う
「いや、目が笑ってないから隼人落ち着け、な」
直哉が宥めてくるがこれが落ちつていられるか
「僕はいつでも落ち着いてるよそうだ今日は何をして遊ぼうか直哉?」
僕はこの時壊れていたのだろうなんだかとても居心地が悪かった覚えだけある
「そこ、バカやってないでさっさとこっち来てご飯食べなさい」
バニングスさんが言う
「そう言われてるからな、行こうぜ」
直哉が目的地を指す
「ここまで来たのだからしかたない行くか」
僕は覚悟を決めて足を進める
「遅かったですね」
少し泣きそうな顔の月村さんが言う
「あぁ、直哉を説得するのに苦労してな」
苦労なんてしてないがここで泣かれてもやっかいだ
「そうなんですか、直哉君迷惑でしたか?」
月村さんが今度は直哉に向って泣きそうな顔を向ける
「迷惑だなんてとんでもない。俺みたいな凡人が一緒に混ざっていいものかと思案していただけですよ」
一瞬こちらを睨んだがそれどころではないようだ
「さ、ご飯が冷めるから早く食べよう」
僕が提案すると
「そうなの、早く食べるの」
と高町さんが賛成してくれる
「たく、誰のせいで遅くなったと思ってるのよ」
バニングスさんが何か言っているが無視である
まぁ、一緒に食べてみればそう対した事は無いのだけどこの後が少し怖いと思いながら僕は4大美女と直哉で話を咲かせていた
「そう言えば、隼人君は毎日弁当を持ってきてるけど誰が作ってるの?」
ハラウオンさんが尋ねてくる
この辺はまだ小学生だからそこまで気が回らないのだろう
「僕の妹が作ってるんだよ。両親は一年前に他界しちゃったからね」
僕がなんでもないように言うと
「ごめんなさい」
ハラウオンさんが謝ってくる
「気にしなくてもいいよ。もう心の整理はできてるから」
これは事実である確かに両親がいないのは寂しいけど、僕は前世の記憶がありそこでもすでに両親は他界していたからそこまで堪える事は無かった
「妹さんって言ったけどこの学校に来てないわよね?」
バニングスさんが空気を読んで話を逸らしてくれた
「うん、そうだよ」
返事をすると
「隼人の妹さんは俺達と同い年だけど去年の事故で足を怪我してしまったから今はその治療で学校に通ってないんだよ。だけど妹さんの料理はかなり美味いぞ」
直哉が力説する
なんかはやての事になると直哉がかなり誇らしげに話すんだよな。こいつもしかしてはやてに惚れてるのか?
「直哉、妹はやらんぞ」
僕が冗談で言うと
「何言ってんだよ。そんなの隼人には関係ないだろ?」
なんと本当に惚れてやがったかまぁはやてがいいなら僕は別に構わないけどね
「その妹さんってどんな子なの?」
高町さんが興味津々と言わんばかりの顔で聞いてくる
「隼人と違ってかなり美人だ。あれは大きくなったらモテるぞ。」
まぁ自分が惚れてるから評価もそれに相乗してしまうんだろう。ま、僕から見てもそこそこ美人だと思うよ
「へーそうなんだ。一回見て見たいわね」
バニングスさんが何か怪しげな顔をする
「殆ど病院と図書館の往復してるから中々会えないぞ」
僕が言うと
「もしかして、妹さんってはやてちゃん?」
そこで月村さんが妹の名前を言う
「そうだけど月村さん、はやての事しってるの?」
僕は月村さんに尋ねる
「うん、前に図書館へ行ったら車椅子に乗った女の子が居て高い段の本を取ろうとしてたから取って上げた事がきっかけで仲良くなったの」
月村さんが思い出しながら話す
「そうか、はやてが友達になったすずかちゃんって月村さんの事だったのか、その節は妹がお世話になりました。これからも仲良くしてやってくれ」
僕はお礼と今後も良好な関係を望みそう言った
「うん。はやてちゃんとはもう友達だもん」
嬉しそうに月村さんが言う
「すずかどんな子なの?」
ハラオウンさんが聞いてくる
「えっとね、身体が不自由で大変なのに気後れとかしないし、芯が真っ直ぐでとっても頑張り屋さんです」
月村さんから見たはやてはそんなイメージなのか
隣の直哉を見てもウンウンと頷いている
俺と二人の時は結構甘えてくるけどなま、これは唯一の肉親であるが為かな
そんな事を考えているといつの間にかはやての話で周りは盛り上がっていた。今度紹介するように言われたがどうしたものか頭を悩ませていると
「キーンコーンカーンコーン」
と予鈴が鳴り出した
「さ、午後の授業が始まるから教室に戻ろう」
僕が提案すると
皆頷き教室に戻る
僕は少し後に教室に戻ったのは理解してもらいたい
さて、午後からの退屈な授業をどう切り抜けようか
横の月村さんは寝てると起こしてくるし迷惑になるから寝れない。遊ぶにしても物が無い
仕方無い明後日のはやての誕生日のお祝いでも考えながらやり過ごそう
そう、明後日の6月4日ははやての誕生日である。
僕はギリギリ6月3日生まれだ。双子でも出てくる時まで一緒じゃないから日付を超えてしまえば別の日が誕生日なのだ。
まぁ、僕の誕生日はいつもはやてと一緒に行われていたから明後日一緒にやればいいだろうと思っている
子供だけじゃ物足りないから先生にも来てもらおう
先生とははやての主治医の石田先生である。はやての話をよく聞いてくれるし、悩みも解消してくれる良い先生だ。そうと決まれば、今日の病院受診の後に話をしておこう。いくらはやてと仲が良いからっていきなりは困るだろうしね
そんな事を考えながら午後の授業は終わった
さて、ホームルームも終わったし帰るか
「それじゃあ、お先に月村さん」
僕は月村さんに挨拶をして教室を出て行く
家に着くとはやてがうーんと唸っている
「どうしたはやて、何か困った事でもあるのか?」
僕が聞くと
「あのな、明日兄ちゃんの誕生日やろ?どうやって驚かせようか悩んどったところなんよ」
なんともまぁ自分でバラしてしまったよこの子
「はやて、それは兄ちゃんがいない時に考えを纏めないと意味がないぞ。それに兄ちゃん聞いちゃったからもう驚けないぞ」
僕が言うと
「あれ兄ちゃんいつ帰ってきたの⁉︎」
かなり驚いている
「ついさっきかな」
僕は今帰ってきたと告げる
「そか、おかえり」
はやてが嬉しそうに言う
「おう、ただいま。そう言えば学校で月村さんと話してはやてと友達だった事がわかったよ。世間は狭いね」
今日の話をはやてにすると
「え、すずかちゃんお兄ちゃんの学校に通ってるの?」
驚いた顔してきいてくる
「おう、っていうか席が隣だ」
僕は軽く月村さんの情報をはやてに教えてやる
「あの子そんなにお金持ちやったんや、全然気づかなかったわ。なんで図書館なんて利用してるんやろ?金持なら買えばええのに」
と疑問を口にしている
「それは多分、本が好きだから本が沢山ある所に行きたいんじゃないかな?」
僕が言うと
なるほどと頷いている妹。そんなんで納得できるんだ
「さて、そろそろ病院に行くぞ」
僕がはやてに言うと
「せやね、今日も石田先生にいっぱい話聞いてもらうんや」
ワクワク顏で楽しそうにしている妹の車椅子を押しながら病院にへ向かう
病院に行くにはバスに乗って行くのだがもう1年以上通っているためかバスの乗客はみな知り合いばかりだ
はやての事を心配してくれるおじいちゃんやおばあちゃんん、学校帰りの中学校、高校の皆さん。
はやてを見る度に声を掛けてくれる。本当にありがたい。
はやても最初の頃は恥ずかしがっていたが今では皆と堂々と話すほど仲が良くなった。
多分はやての心を癒してくれたのは石田先生とこの街の皆さんなんだろうな。僕なんて側に居てやる事しか出来ないからなんの役にも立てないしね
病院に着いて診察の順番を待つ間今日は何を食べたい?や学校どうやった?と聞いてくる妹にそつなく答えながら平穏な時間を満喫していた
「八神はやてさん」
看護師さんがはやてを呼んでいるどうやら順番が来たみたいだ
「いくかはやて」
僕が言うと
「うん♪」
何がそんなに楽しみなのかニコニコしている
「先生こんにちは」
僕とはやてが言う
「はい、こんにちは。今日はちょっとはやてちゃんの身体の検査をしますので少し時間がかかっちゃうけど大丈夫?」
と聞いてくる石田先生
「大丈夫ですよ」
僕が答える
「なんで兄ちゃんが答えるん?」
はやてが聞いてくる
「だってはやては検査してもらってる間はそこにいればいいけど、兄ちゃんは1人でボーッとしてないといけないからな、兄ちゃんが答えるのが筋だろう」
と答えておく
「そか、そうやね、じゃあちょっと行ってくるわ」
そう言いはやては看護師さんに連れられて行く
「それで、はやての容体はどうなんですか?」
僕は先生に聞く
「本当にしっかりしてるはね隼人君は」
そう言いながらはやての容体を教えてくれる
足の方は治ったはずだが最近足の先から少しずつ麻痺が強くなっていると言われた。このまま症状が進めばいずれ呼吸もできなくなり最後には死が待っているという最悪の話までされた
一応僕ははやてと一緒の年齢なのにこの先生は僕に対しても大人の人を相手するように話してくれる。
多分僕が唯一の肉親であるからなんだろう
「そうですか、今の所改善策というのは無いのでしょうか?」
僕が聞くと
「現状打てる手は打っているが改善が見られない事、特効薬等は無いわ」
と申し訳なさそうに言われた
「わかりました。これは僕のわがままですが、もし、はやての麻痺が進んで息もするのが大変になったら苦しまず死ねる方法をとってはもらえませんか?もちろん法律に反しているということは重々承知です。ですが、はやての苦しむ顔はあまり見たくないのです」
僕は無理を承知でお願いする
「それは、ごめんなさい。医者は誰かを生かす為に働いているから殺すことはできません」
また、申し訳なさそうに言う先生
「そう、ですよね」
やはり無理だったか、何かいい方法はないのだろうか?
はやての病気が治るいい方法は
医者が手を尽くして見つからないんだ僕なんかが考えたってわかるわけがない。けど、何か出来ないだろうか?それくらい考えたっていいよな
「そうだ、先生。話は変わりますけど、明後日って何か予定とかありますか?」
僕は本来の用事を思い出し先生に尋ねる
「明後日ですか?仕事があるので夜からなら予定はありませんよ」
先生が答えてくれる
「そうですか、良かった。明後日はやての誕生日なんで一緒に祝ってもらいたいのですがいいでしょうか?」
僕がお願いすると
「いいですよ。私も何かプレゼント用意しておきますね」
先生は快く承諾してくれた。
これで明日のサプライズは完璧だ。
はやてよ。驚かすならバレないところで密かにやるのだぞ
今日のはやてを思い出しながらそう思う僕である
それから先生とどういうサプライズをするかや、どう登場してもらうか等細かい打ち合わせを行った
はやての検査が終わり結果がでる1週間後にまた来るように言われ今日は家に帰った。
色んな検査をされたみたいでお疲れな様子のはやて
「大丈夫か?」
僕が聞くと
「あんま大丈夫じゃないかも、今日はごはん作れへんわ」
ちょっとニヤッとしながら言うはやて
「そうか、じゃあ今日は兄ちゃんがご飯作るよ」
そう言うと
「やったー♪兄ちゃんの手料理だ♪」
とても喜んでいるはやて
「あれ?そんな元気があるならご飯作れるんじゃないか?」
僕が意地悪すると
「ゴホッゴホッ・・・やっぱりしんどいわ」
とわざとらしく病人みたいな態度になる
「わかったわかった兄ちゃんに任せとけ」
そう言い今日は何を作ろうか考えながら家路に着いた
今日の夕ご飯は小学生が作れるような簡単なチャーハンにしました。おかずはなぜか冷蔵庫に大量に入っていたもやしを使ってもやし炒めを作り簡単に済まさせてもらいました。
「兄ちゃんの手料理久しぶりだ♪」
はやては僕の出す料理に文句を言わず食べてくれた
「まずかったら言えよ。兄ちゃんが責任持って食べるから無理するなよ」
僕は自分で作った料理を食べる
やっぱりはやてには敵わないなと思うのだった
「まずくないよメッチャ美味しいで」
はやては笑顔で言ってくれた。いい子だ本当いい子に育ったなありがとう父さん母さん
「そうか、よかったよ」
内心安堵しながらご飯を食べる
「今日の検査で疲れただろうから先に風呂入って休んどけ後は兄ちゃんがやっとくから」
はやてに休むように言うと
「わかったそうするわ、それじゃあお先に」
そう言うとはやては風呂へ向かった
「ふう、今日は色々あって疲れたな、明後日の誕生日にはもっと疲れるだろうから僕もほどほどにして休もう」
そう言いながら洗い物や洗濯をたたんでいくのであった
「兄ちゃん風呂でたよ」
はやてが風呂からでて戻ってきた
「わかった兄ちゃんは少し休んだら入るから先に休みや」
僕が休むように促すと
「わかった」
そう言って欠伸をしながら部屋に向かって行く
言う必要は無いが僕とはやては別々の部屋で寝ている
流石に男女が一緒に寝るのはまずいだろう
多分前世の記憶があるから余計に気を使うだけなんだろうけど
少し休んだ後、風呂に入り僕も自分の部屋に行った
バニングスさんにはやて紹介するように言われたけどどうしようや、月村さんには何かお礼をしないとなと思いながら眠りに落ちる僕である
23:59・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・00:00
???の書・・・起動
周辺の魔力探知・・・発見
八神隼人・・・魔力ランクG
八神はやて・・・魔力ランク?
結果八神隼人を主とする
何か変な音がするため起きてみると
目の前に本が浮かんでいる
なんだこれ?何で浮いている?
誰かいるのか?
そう思い目をこすってよく見てみるも本が浮いている以外は何も見えない
心霊現象ってやつか
僕は警戒して本を見ていると
『おはようございます。マスター』
いきなり本が喋りだした
え、何?この本勝手に喋り出したよ
っていか、マスターって言ったこの本?
「マスターって僕のこと?」
『はい、八神隼人様をマスターとお呼びしています』
こいつは僕の名前まで言いやがった
なんだこいつ
頭の中は危険信号が鳴り響いている
『落ち着いてくださいマスター。私はあなたに害を加えません。どうか、私の話を聞いてください』
話を聞けと言われたが、どうみても怪しすぎる
「一つ聞くが本当に害を加えないのだな?」
僕が聞くと
『はい』
そう言って、机の上に飛んで行き降りた
そこまで離れているなら少しは対処できるだろう
「わかった話を聞くよ」
僕は少し冷静になれたと思い込んでいるため
話を聞くことにした
『ありがとうございます。それでは、一つ一つ話をしていきますね』
そう言って本はこの世界に魔法という不思議な力がある事、僕の中にも魔力があり練習すれば使えるようになる事、僕の魔力はランクで言うと一番下との事、魔力は努力次第では増える事を教えてくれた
「いや、いきなり魔法がどうのこうのと言われても何て言って良いのかわからないけど、驚いた」
それくらいしか言えなかった
確かに魔法があるなら本が浮いていても不思議ではない
むしろ魔法の説明があったから納得できた。
これが何かの呪いとかだったらまじ死ぬところだったかもだからな
『現状マスターは魔法を使う事がない世界に居るため殆ど魔力がありません。ですが、今から頑張ることにより魔力量を増やす事が可能です』
「魔力量ってどれくらいが基準なんだ?」
『魔法を使う世界ではC〜Bは欲しいところですね。Dでもやっていけないわけでは無いですが、かなり下っ端扱いを受けます』
「なるほど」
別に魔法を使う世界に行きたいわけではないのでこのままでもいいかと思ったが、ふとはやての事を思い出し
「魔法で怪我や病気って治せるのか?」
そう聞くと
『可能であり、不可能であるというところです。簡単な怪我や病気なら治せますが、切れた腕をくっつけるや、石化、麻痺、などはかなり高度な魔法を使用しないといけないためマスターの魔力量では無理です』
「なら、僕の魔力量を増やせばいつかは使えるかもしれないんだな?」
『はい、ですが、ランクで言うならA➕以上のランクが必要になりますので、マスターがそこまで行けるかどうかは不明です』
「ま、やらないで後悔するならやって後悔するよ。どうやったら魔力量を増やす事が出来るの?」
『魔力を使う事で少しずつ増えていきます。ですが、少し使うだけでは増えてはいきません。大量に魔力を使う必要があります』
「わかった、魔力を使う事によっての副作用とかあるのかい?」
『特に副作用はありません。強力な魔法を放つと副作用が出る魔法もありますが、現状マスターが使える魔法には副作用はありません』
「なら安心だね。とりあえずなにをしたらいいかな?」
『それなら、私に魔力を注いで下さい。私は魔力の貯蔵ができます。溜まった魔力であれば例え大量の魔力が必要な魔法でもマスターの魔力を使う必要がなくなります』
ふむ、それはありがたい。ま、魔力があっても、そのランクの魔法を扱う事が出来ないと意味がないだろうけど貯めておいてそんはないだろう
「どうやって注げばいいのかな?」
『私に手を当て身体の中の魔力を私に入れるイメージをしてください。それだけで魔力が私に貯蔵されていきます』
「こんな感じかな?」
僕は本に手を当て身体の中にある魔力を本に入れるイメージを
「って僕魔力を感じたことないからイメージ出来ないんだけど」
焦る僕は
『大丈夫です。魔力は血液みたいな物身体中にめぐっています。血が身体を巡るイメージで十分です』
それならなんとか
「じゃあ気を取り直してもう一度」
今度は血が身体を巡るイメージで手に集め本へと入れるイメージをしたら、ての周りが暖かい物に包まれている感じがした
本を見ると魔力が送られているのか輝き始めた
「これでいいのかな?」
僕が尋ねると
『はい、マスターの魔力が送られて来ています』
そう言う本を見ていると手の暖かさが無くなり始めた
「もしかして、もう魔力切れかな?」
僕が聞くと
『はい、マスターは現在かなり魔力が少ないため、その感じが無くなると魔力が切れたことになります』
本が説明しているうちに手から暖かさが無くなった
「魔力ってどのくらいで回復するものなのかな?」
『個人差はありますが、マスターの魔力ならば3時間もあれば回復すると思います』
「そんなにかかるの?」
僕の量で3時間ならSSSの人とか、一日で回復でき無いのではないのかと心配すると
『普通魔力は全部使い切ることがありません。ですから、自分の魔力が残っていると、魔力を使って魔力の回復量が増やせる小技的な物があるのですが、現在マスターはそれを使って急いで回復する必要も無いですし、魔力切れする程使った方が魔力の伸びがいいので特に気にしなくていいです』
「なるほど、それなら今日はもう遅いから寝れば起きた時には回復してるし、少しづつ増やしていこう」
そう言って納得する。
『はい、あまり無理されてもかえって伸びが悪くなるのでゆっくりと自然体にやることが望ましいです。それではゆっくりおやすみくださいマスター』
ある
23:59・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・00:00
???の書・・・起動
周辺の魔力探知・・・発見
八神隼人・・・魔力ランクD
八神はやて・・・魔力ランク?
結果八神隼人を主とする
何か変な音がするため起きてみると
目の前に本が浮かんでいる
なんだこれ?何で浮いている?
誰かいるのか?
そう思い目をこすってよく見てみるも本が浮いている以外は何も見えない
心霊現象ってやつか
僕は警戒して本を見ていると
『おはようございます。マスター』
いきなり本が喋りだした
え、何?この本勝手に喋り出したよ
っていか、マスターって言ったこの本?
「マスターって僕のこと?」
『はい、八神隼人様をマスターとお呼びしています』
こいつは僕の名前まで言いやがった
なんだこいつ
頭の中は危険信号が鳴り響いている
『落ち着いてくださいマスター。私はあなたに害を加えません。どうか、私の話を聞いてください』
話を聞けと言われたが、どうみても怪しすぎる
「一つ聞くが本当に害を加えないのだな?」
僕が聞くと
『はい』
そう言って、机の上に飛んで行き降りた
そこまで離れているなら少しは対処できるだろう
「わかった話を聞くよ」
僕は少し冷静になれたと思い込んでいるため
話を聞くことにした
『ありがとうございます。それでは、一つ一つ話をしていきますね』
そう言って本はこの世界に魔法という不思議な力がある事、僕の中にも魔力があり練習すれば使えるようになる事、僕の魔力はランクで言うと一番下との事、魔力は努力次第では増える事を教えてくれた
「いや、いきなり魔法がどうのこうのと言われても何て言って良いのかわからないけど、驚いた」
それくらいしか言えなかった
確かに魔法があるなら本が浮いていても不思議ではない
むしろ魔法の説明があったから納得できた。
これが何かの呪いとかだったらまじ死ぬところだったかもだからな
『現状マスターは魔法を使う事がない世界に居るため殆ど魔力がありません。ですが、今から頑張ることにより魔力量を増やす事が可能です』
「魔力量ってどれくらいが基準なんだ?」
『魔法を使う世界ではC〜Bは欲しいところですね。Dでもやっていけないわけでは無いですが、かなり下っ端扱いを受けます』
「なるほど」
別に魔法を使う世界に行きたいわけではないのでこのままでもいいかと思ったが、ふとはやての事を思い出し
「魔法で怪我や病気って治せるのか?」
そう聞くと
『可能であり、不可能であるというところです。簡単な怪我や病気なら治せますが、切れた腕をくっつけるや、石化、麻痺、などはかなり高度な魔法を使用しないといけないためマスターの魔力量では無理です』
「なら、僕の魔力量を増やせばいつかは使えるかもしれないんだな?」
『はい、ですが、ランクで言うならA➕以上のランクが必要になりますので、マスターがそこまで行けるかどうかは不明です』
「ま、やらないで後悔するならやって後悔するよ。どうやったら魔力量を増やす事が出来るの?」
『魔力を使う事で少しずつ増えていきます。ですが、少し使うだけでは増えてはいきません。大量に魔力を使う必要があります』
「わかった、魔力を使う事によっての副作用とかあるのかい?」
『特に副作用はありません。強力な魔法を放つと副作用が出る魔法もありますが、現状マスターが使える魔法には副作用はありません』
「なら安心だね。とりあえずなにをしたらいいかな?」
『それなら、私に魔力を注いで下さい。私は魔力の貯蔵ができます。溜まった魔力であれば例え大量の魔力が必要な魔法でもマスターの魔力を使う必要がなくなります』
ふむ、それはありがたい。ま、魔力があっても、そのランクの魔法を扱う事が出来ないと意味がないだろうけど貯めておいてそんはないだろう
「どうやって注げばいいのかな?」
『私に手を当て身体の中の魔力を私に入れるイメージをしてください。それだけで魔力が私に貯蔵されていきます』
「こんな感じかな?」
僕は本に手を当て身体の中にある魔力を本に入れるイメージを
「って僕魔力を感じたことないからイメージ出来ないんだけど」
焦る僕は
『大丈夫です。魔力は血液みたいな物身体中にめぐっています。血が身体を巡るイメージで十分です』
それならなんとか
「じゃあ気を取り直してもう一度」
今度は血が身体を巡るイメージで手に集め本へと入れるイメージをしたら、ての周りが暖かい物に包まれている感じがした
本を見ると魔力が送られているのか輝き始めた
「これでいいのかな?」
僕が尋ねると
『はい、マスターの魔力が送られて来ています』
そう言う本を見ていると手の暖かさが無くなり始めた
「もしかして、もう魔力切れかな?」
僕が聞くと
『はい、マスターは現在かなり魔力が少ないため、その感じが無くなると魔力が切れたことになります』
本が説明しているうちに手から暖かさが無くなった
「魔力ってどのくらいで回復するものなのかな?」
『個人差はありますが、マスターの魔力ならば3時間もあれば回復すると思います』
「そんなにかかるの?」
僕の量では3時間ならSSSの人とか、一日で回復でき無いのではないのかと心配すると
『普通魔力は全部使い切ることがありません。ですから、自分の魔力が残っていると、魔力を使って魔力の回復量が増やせる小技的な物があるのですが、現在マスターはそれを使って急いで回復する必要も無いですし、魔力切れする程使った方が魔力の伸びがいいので特に気にしなくていいです』
「なるほど、それなら今日はもう遅いから寝れば起きた時には回復してるし、少しづつ増やしていこう」
そう言って納得する
『はい、あまり無理されてもかえって伸びが悪くなるのでゆっくりと自然体にやることが望ましいです。それではゆっくりおやすみくださいマスター』
本におやすみと言いながら眠りにつく僕
なんだかんだ言っても初めて魔力を使った負担が体にきたのだろう、かならすんなりと眠りに落ちて行った
現在0:38・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0:40
『マスターの魔力完全回復を確認。マスターはレアスキル超回復の持ち主と断定』
本におやすみと言いながら眠りにつく僕
なんだかんだ言っても初めて魔力を使った負担が体にきたのだろう、かならすんなりと眠りに落ちて行った
現在0:38・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0:40
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『マスターの魔力完全回復を確認。マスターはレアスキル超回復の持ち主と断定』