二つの日本召喚   作:死滅殺鬼

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また一日遅れました、申し訳ございません。今回、三つの航空機が登場します。詳細はあとでだしますのでお待ちください。では、どうぞ。

8/19 加筆訂正



ロウリアの栄光は終わりを告げる

ロウリア王国東部諸侯団

 

 副将アデムはイラついていた

 

「どうなっているのですかぁ!」

 

 アデムは近くにいた部下を殴り飛ばした。その理由は突然、偵察隊12騎の魔伝が切れたのだ。悲鳴もないものだから、余計に気味が悪い(日本軍に捕虜として現在、収監中)。

 

「げ、現在調査中でして……」

「そんなことは分かっておるのだ!具体的なことを話せんのか貴様は!」

 

 アデムは報告をした者に罵声を浴びせた。室内は静まり返っていた。そこに将軍パンドールは口を挟む。

 

「そこまでにしておけ、アデム。下っぱとはいえ大事な部下だ、死んでしまってはもとも子もない」

「申し訳ございません、パンドール閣下」

「では話を切り替えるぞ、まず本軍の護衛は何騎用意した」

「はっ、ワイバーンを50騎ほど用意しました。理由としましては、すでに200騎以上が未帰還になっていますゆえ、念には念を入れております。本軍が壊滅しましては、意味がないので」

「ふむ、確かに合理的だ。ネズミの一匹も逃さんよう警戒を怠らないよう、竜騎手にいっておけ」

「了解しました」

 

 将軍パンドールが外に出ると、50騎のワイバーンは10騎ずつの交代で警戒をしていたその時だった。東の空からワイバーンに向かって光の矢が吸い込まれるかの様に追尾し、そしてワイバーンは爆散した。

 

「き、奇襲だ!」

 

 突然の攻撃に将軍パンドールは驚きつつも命令を出すも、いきなりのことで兵士たちも動きが鈍く、すぐに動けなかった。それに敵は空中にいるため、こちらからは手は出せない。ワイバーンに中射程空対空ミサイル『AIM-7F/M スパロー』が直撃し、落ちていく上をF-15(イーグル)はマッハ1.2というスピードで過ぎ去っていく。だが、交代による警戒だったためF-15が撃墜したのは10騎のみ、まだ40騎も残っていたため、すぐに全騎を上げた。

 そして上げた瞬間にワイバーンよりも遥かに高いところからまた別の機体が突入してきた。それはキ43 一式戦闘機「隼」であった。隼は機首にある12.7mm機関砲による攻撃でワイバーンを穴だらけにし再び上昇していった。脅威は去ったがもう少ない航空兵力『ワイバーン』を失ったことは大きかった。すぐにパンドールは立て直そうとしたが、また攻撃は終わっていなかった。

 

「パンドール閣下、まだ何か来ます!」

「何!?」

 

 アデムの言葉に再び空を見上げる、先ほどの来ていた二種類の機体と全く異なることを一瞬の内に彼は理解した。

 

──────────────────────────

大日本帝国陸軍第陸航空軍第百飛行師団第7飛行隊

 

「ワイバーンとやらはすべて叩き落としてくれたようだな」

「そうですね、敵は地上から攻撃する手段を持ってなかったので助かります。これで安全に爆撃できますね」

「よし各機体に連絡、これより敵の本拠地を爆撃する」

「攻撃方法はどうしますか?」

「水平爆撃で構わん。戦車のように動くわけでもないし海軍がやってる急降下爆撃はこの機体では不可能だ」

「了解しました」

 

 そしてロウリア王国東部諸侯団の上空でキ21 九七式重爆撃機は100kg爆弾を連続投下した。

 

──────────────────────────

ロウリア王国東部諸侯団

 

 空を見上げていると、先ほどの機体が黒いものを次々と落としていった。何かはわからない、だが途轍もないほどの死の予感を感じる。そしてその黒いものが地面に接触した瞬間大爆発した。将軍パンドールはこの時、自分が死んだことを悟った。敵は蛮族などではない、化け物だったのだ。そして、ロウリア王国東部諸侯団の本拠地は壊滅した。

 

──────────────────────────

数日後……

 

ロウリア王国首都ジン・ハーク『ハーク城』

 

 六年という長い列強の支援という名の間屈辱的な要求に耐え、そしてロデニウス一の軍事力を達成した。亜人どもを使い潰して、訓練の的にもして最強の軍隊を作り上げた。資源も底につくまで投じ、数十年いや数百年にもわたる高額の借金もして作り上げた軍隊。だが途轍もないほどの力をもつ大日本帝国と日本国という国家によってその目標が完全に潰された。その時、彼は頭にある言葉を思い出していた。

 

『復活の刻来たりし時、世界は再び我らにひれ伏す。我は太陽、すべてをあまねく国家なり』

 

 かつて神に反逆した伝説の国家『ラヴァーナル帝国』、通称『魔帝』である。あの武器、あの兵器、あの異常なまでの強さ、間違いない。我はとんでもない国に歯向かってしまった。悲鳴が聞こえる、近衛兵たちの声だ。もうダメだ、おしまいだ。

 

 タタタタ………ドン!

 

 王の謁見の間に彼らが現れてる、まだら模様と茶色い服を着た奇天烈な軍がなだれ込んでくる。そのなかに5人ほど青色を基調とした服を着る兵士がいた。見慣れない武器、見慣れない服装、やはり魔帝だったのだ。

 

「も、申し訳ございません、魔帝様!」

 

 青い服を着た男性がハーク・ロウリア34世に近づく。

 

「魔帝というのはよくわかりませんが、日本国警視庁の青木と申します。あなたには殺人教唆罪、暴行教唆罪、他多数の犯罪において指示を行い実行した罪で逮捕します。現在、逮捕状は別の者が持っていますが、緊急ですので逮捕いたします。中央歴1639年5月19日、午前10:34、殺人教唆罪及び暴行教唆罪、他多数の犯罪を指示した罪で逮捕」

 

 ハーク・ロウリア34世の両手に手錠がかけられた。




そういえばげんさのハーク・ロウリア34世はどうなったんでしょうか?自分はなろうでしてかみてないので。おそらく牢屋なのかな、それとも立憲君主制になって途中で戻ってるのかな?まあ、いいや。

ハーク・ロウリア34世の逮捕についてですが、読者から指摘がありました。指摘くださった方、勉強になりました。

F-15のスピードに関してはですが、Maxスピードはテスト飛行以外、おそらくしない感じだったので遅くしました。また、ミサイルを撃ったあとにスピードを上げて離脱しています。

九七式爆撃機の爆弾についですが、750kgは最低搭載量のようです。最大爆装の1,000kgに変更をし、100kg爆弾の連続投下にしました。一機約10個落としています。指摘してくださった方々ありがとうございます。勉強になりました。

次の題名は
『戦後処理』
です。期待せずにお待ちください。
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