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ロデニウス大陸で新たな国家が誕生した。新生オースリ・ロデニウス連合王国である。以前あった五つの国が統合され新国家として成立したのだ。そのためもともとあった国は『クワ・トイネ州』『クイラ州』『ロウリア州』『アカーム州』『リセイケル州』として再出発した。その中心に新たに円状の州『ラデニウク州』が出来た。だがそれと同時に仕事も増えた。
その1、領土の把握。ロデニウス大陸自体は分かっているため、島の把握と州境の把握。
その2、統一貨幣の制定。現在ロデニウス大陸には三つの貨幣がある。『クワトイネ貨幣』『クイラ貨幣』『ロウリア貨幣』だ。これらを新しい貨幣に交換する為替レートも急務である。
その3、国家・州の軍備整理。州ごとの軍はそのままでも良いが新しく国を作る以上、正規の軍隊も必要である。各州から素質のある者を選ばれているが、民兵もいる。これについての整備は急務である。
その4、国家外交の改正。新国家成立に向けて大事な部分として、新たな国家が誕生したことによる外交の再交渉だ。すでに宣言はしているが半信半疑の国も少なくないからだ。
その5、納税制度の再設定。納税はただ納めればいいだけでなく、その土地ごとに決めなければ上下が激しくなる。
その6、特産品などの把握。クワ・トイネ州とクイラ州は双方とも分かっているが、ロウリア州、アカーム州、リセイケル州は分かっていないところがあるからだ。これは急務ではないが大事である。
そして国王に『カナタ』が即位した。新王朝『クトゥール朝』を制定、各王朝と公爵、代表が統合された。それと同時に政治部会は廃止、新たに政府が誕生し首相に『ヤゴウ・リーガル』が任命された。下に大統領及び省庁の大臣を一部記載する。
新生オースリ・ロデニウス連合王国(一部抜粋)
・国王:カナタ・イルメート(クトゥール朝)
・首相:ヤゴウ・リーガル
・外務大臣:メツサル・レード
・陸軍大臣:ハンキ
・海軍大臣:シャークン
・空軍大臣:ムーラ
その他複数の大臣がいるが、ここでは省略する。
各軍の編成をおおざっぱに説明する。
陸軍編成
陸軍総司令官:ハダール
第1軍団 司令官:ノウ
参謀長:ギーテ
師団数10
旧クワ・トイネ公国の日本式装備を活用する部隊。他の国より亜人が多く占めているため、戦闘能力が高い。
第2軍団 司令官:ミレイユ
参謀長:ヒダッシュ
師団数9
旧クイラ王国の日本式装備を活用する部隊。亜人と人間が半々に属しているため、多用途な戦いに向いている。
第3軍団 司令官:ミミネル
参謀長:ヤミレイ
師団数14
旧ロウリア王国、旧アカーム騎士王国、旧リセイケル共和国の日本式装備を活用する部隊。人間が過半数を占めるため、第1、2軍に戦闘能力は劣るが人数は一番多い。
第4軍団 司令官:イーネ
参謀長:キース
師団数6
各州のロデニウス式装備を活用する部隊。主に国家の警備を担当するため、治安維持が目的である。
海軍編成
海軍大提督:ノウカ
第1艦隊 司令官:パンカーレ
参謀長:ブルーアイ
艦船数:戦艦4隻、航空母艦2隻、巡洋艦8隻、駆逐艦16隻
旧クワトイネ公国で建造された艦艇を活用する部隊。大日本帝国式装備を活用し、駆逐艦の4隻は日本国式装備を搭載している。
第2艦隊 司令官:イベルト
参謀長:ループレ
艦船数:戦艦2隻、航空母艦1隻、巡洋艦4隻、駆逐艦8隻
旧クイラ王国で建造された艦艇を活用する部隊。大日本帝国式装備を活用し、駆逐艦の2隻は日本国式装備を活用している。
第3艦隊 司令官:ホエイル
参謀長:ベアル
艦船数:戦艦6隻、航空母艦3隻、巡洋艦11隻、駆逐艦20隻
旧ロウリア王国で建造された艦艇を活用する部隊。大日本帝国式装備を活用し、駆逐艦の6隻は日本国式装備を活用している。
第1警備部隊 提督:ミドリ
参謀長:アメダス
艦船数:警備艇4隻
クワ・トイネ州近辺を警備する部隊。他の艦船より銃や防弾ベストなどの携帯装備が多く配備されている。
第2警備部隊 提督:イーヴァ
参謀長:ネフェ
艦船数:警備艇4隻
クイラ州近辺を警備する部隊。他の艦船より銃や防弾ベストなどの携帯装備が多く配備されている。
第3警備部隊 提督:ロベリィ
参謀長:レッカ
艦船数:警備艇6隻
ロウリア州南部、アカーム州近辺を警備する部隊。他の艦船より銃や防弾ベストなどの携帯装備が多く配備されている。
第4警備部隊 提督:コドゥール
参謀長:サーキエル
艦船数:警備艇6隻
ロウリア州北部、リセイケル州近辺を警備する部隊。他の艦船より銃や防弾ベストなどの携帯装備が多く配備されている。
空軍編成
空軍総将軍 カリネ
第1航空部隊 司令官:マールパティマ
参謀長:ルデリー
師団数24
クワ・トイネ州、クイラ州において日本式航空機を運用する部隊。クワ・トイネ州、クイラ州を主に警備し、臨時の際は陸軍と協力する。
第2航空部隊 司令官:ホトルム
参謀長:ヒティック
師団数32
ロウリア州、アカーム州、リセイケル州において日本式航空機を運用する部隊。三つの州を主に警備し、臨時の際は陸軍と協力する。
第1~第3飛竜部隊
師団数9
ロデニウス大陸に残っていた飛竜で構成された部隊。基本的にラデニウク州近辺を警備する。
合同軍 司令官:陸、空のそれぞれの大臣
参謀長:陸、空のそれぞれの副大臣
ラデニウク州を常に守る部隊。陸、空の部隊の数百名を選抜して決める特別な部隊。新しい兵器などはここでテストされてから各部隊に配備される。
日本の訓練によって心身共に鍛えられた軍人たちは、足並みが以前よりも綺麗になっていた。なお敬礼はロデニウス式のものを残しているため、すべて日本式になっているわけでもない。
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大日本帝国の方でも大きな動きがあった。天皇中心の憲法から国民中心の憲法への改正。女性の権利の正統性、徴兵制度を強制から半志願制に変更などがあった。また総理大臣には新たに吉田茂が就任し、東條は陸軍将校へと戻った。理由としては吉田は軍に真っ向から意見を言える人であり、東條は誰かの下について動くのが向いていたからだ。
桑久呂戦争のあと、日本の書籍や動画を元に現在使用されている武器・兵器の改善を目指したのだ。改善といってはいるが、そのほとんどは一度解体されてからの再建造になる。それ以外にも師団の編成などの調整もあった。また陸軍省と海軍省が合併され新たに『軍命省』が設立された。
まず陸軍では増えすぎていた軍の縮小が行われた。もともと第1~第4軍だけだったが、満州や支那への駐屯、戦争長期化による師団不足で増えていたのだ。それにより兵站も不足し食糧困難、資源不足が問題だったのだ。そのため軍は6つまでに縮小された。5つの軍が日本の各地の師団をまとめ、1つの軍がロデニウス大陸に駐屯することになった。ロデニウス大陸は日本式装備をもってはいるが実戦経験が無いため、日本の駐屯は必須だったのだ。これは会議のもと、ラデニウク州に駐屯することに決まった。
次に海軍では軍備が拡張された。旧世界よりも海が広い可能性が高く、ロウリアのように4,000隻とはいかないもののかなりの数をもつ国がいる可能性を考えると質だけでなく量も必要なのだ。特に大東亜戦争が良い例だ。なお、それにおける資材は陸軍の廃棄武器・兵器やクイラ王国の鉱石などを使っている。資金は日本国で為替をし大金を手にいれている。ただし、すべて大日本帝国の資金には入らず、3割は日本国に入る。ここにどの艦種がどれくらい竣工または建造中かを軽く記載する。
戦艦32隻竣工、8隻建造中
航空母艦40隻竣工、8隻建造中
重巡洋艦24隻竣工、8隻建造中
軽巡洋艦24隻竣工、4隻建造中
駆逐艦220隻竣工、建造中なし
潜水艦113隻竣工、19隻建造中
その他の『艦艇』、『特務艦艇』、『特設艦艇』、『雑役船』は艦船が出たときに説明する。大日本帝国海軍はこれを機に戦力を拡大させた。ドックの心配はあったが艤装や船体を、艦娘とKAN-SENと同化させることに成功した。ただし艦娘・KAN-SEN状態の艤装な場合は威力が1/4以下になってしまうという弱点もある。なお、艦艇に戻した状態のとき、『艦娘』及び『KAN-SEN』が艦長になり副長を大日本帝国軍人が務めることになった。
そして新たに新設された空軍は、陸軍の航空隊と海軍の航空隊が合わさって出来た。当初こそいがみ合い口喧嘩が耐えなかったが、それが原因なのか技術力が向上し今まで問題だった部分を日本国の書籍を読み解決しこれをしたら陸海両用できるのではないか、と策をどんどん練ることになっていった。
大日本帝国の軍隊は再び初心を取り戻した。質がどれだけよくても量があってもそれを扱う人が最も大事なのだと。そのため日本国での訓練を学びそして環境を大事にする、それが大日本帝国軍の基礎となった。
大陸自体が国家になったのでオーストラリアを少し文字っていれています。
さて次回の題名は
『生ける侍の国、フェン王国』
てす。題名からもろばれですが期待せずにお待ちください。
アンケートのご協力ありがとうございました。訓練内容を詳しく書いて欲しいという方が多くいましたので、次の幕間で書ける様に善処します。なおアンケートについてはこちらで削除しましたことをご了承ください。
大統領を首相に変えました。ご指摘してくださいました方、ありがとうございます。良い勉強になりました。