導きの地のレベルは上がっている状態です。
fgo 最新話見ました、あそこのシーン元から結構トラウマもんだったのにアニメで声がついたせいで余計にやばくなってんな。と思ってました。
あとハンターはギルオスの重ね着を装備してます。
いざ調査拠点へ行こうとしたときに、何故か私がハンターに抱えられ、そしてジャンヌは受付嬢に抱えられて翼竜に掴まって行くことになった。因みにジークは霊体化している。ジャンヌは駄々をこねたため受付嬢が抱える羽目になった。ハンターの方は流石に力持ちなのだろう安定感があり周りの景色を落ち着いて見ることができた。しかし、ジャンヌの方は流石にキツかったのだろうめちゃくちゃふらついてる。ジャンヌはなにか騒いでいるが彼女が自分からあちらがいいと言ったのだ。私は知らない。
改めて周りの景色を見ると、感想は綺麗や幻想的の一言だった。なぜならほば隣り合うようにして森やら砂漠やら珊瑚地帯、極めつけは溶岩地帯まであるのだ。ハンターが言うには少し海を渡った所には氷雪地帯もあるらしい。この島そのものが特異点では無いのかとも思ったがどうやら違うらしい。ここは新大陸と言われる場所でまだ調査が完全には行き渡ってないそうだ。・・・あれ?ハンターが、喋った?慌ててハンターの顔を見る。相変わらずいかついマスクをつけているが今はそんなことはどうでもいい。
「今喋りましたよね!?」
「・・・はい」
「なんで今まで喋ってくれなかったんですか?」
「あの・・・私喋るのは普通にできるですが、そこまで関心がなくて、狩りの途中なら普通に喋れるんですが・・・それで周りも優しいんで表情から読み取ってくれたりしたんで・・・」
なるほど、周りが過保護すぎたが故に喋るということ自体を必要と感じていなかったのか。
「なら何故急に?」
「いえ・・・ただ気まずかったので」
ああ、最もな理由だ。案外普通の人なのかもしれない。変人と思ってしまったことは反省しよう。
『喋れるというのなら、この世界についてもっと詳しく話してくれるかい?どうせ着くまで暇なんだろう?』
「いいですが、一体なにを?」
『歴史とかは大体教えてもらったからね。ここにいる理由も。だからこれは私の個人的に興味があるから聞くんだけど、その武器や防具が気になってね。こちらの世界じゃそこまで特徴のある武器は中々見ないからね。』
「これですか、これらの装備は自分達て倒したモンスターから剥ぎ取った装備を加工して作られているんですよ。だから少し見た目がすごいのも多いですね。私が背負ってる太刀なんかもそうです。そして大きいのは相手が大きいからこちらもでかい武器で対抗する。といった単純なものです」
ちなみにこの武器は飛竜刀【月 】と呼ばれるものです。金色の竜の素材から作られています。と言いながら見せてくる。確かに峰の方は金色だったり竜っぽい面影が見られる。そう考えながら少し触ってみようとする。すると
「あまり触らないほうがいいですよ。これ毒武器ですから」
慌てて手を引っ込める。この人真っ直ぐ立ち向かうと見せかけてそういう手を使う人だったか!
『いや君毒耐性あるだろう?』
そういえばそうだった。久々で忘れてた。
「他にも色々ありますけどね火やら水やら氷やらと」
『それはつまり武器の中にその属性がつけられているといううことかい?』
「ええ、火を出せる竜の素材なら火属性が、水を出せる竜なら水属性がつく、といった感じです。モンスターによって弱点は変わってくるのでそれに応じて装備を変えるんです」
『なるほど、有り難う。その発想はなかった。今後の研究に活かせるかもしれないね。ワイバーンとかの素材を使ったりして武器をつくるのもいいかもしれない』
「かなり特殊な技術なので、かなり大変だと思いますがね」
『心配しなくても大丈夫さ。私は天才だからね』
そう言われると本当に再現できてしまいそうなのは私だけではないのだろう。いつの日かハンターのような格好でレイシフト先にいる日がくるかもしれない。私は内心そう思った。
閑話休題。それから暫くして、ハンター達の拠点が見えてきた。その間に受付嬢側の翼竜がバランスを崩してしまい、グラグラになったことでジャンヌが絶叫していたが、それは今は置いておくとしよう。
そして遂に地面に降り立つ。ずっと抱えられていたので降り立った瞬間は何故か快感を感じてしまう。後ろでジャンヌは両手をつけて息を荒げている。よほど先ほどの空中ブランコが怖かったのだろう。ジークはジャンヌの背中に手を添えて落ち着かせている。紳士だ。
「だ、大丈夫ですか?」
「これを見て大丈夫って言えるならあんたはイカれてるわよ!大体あんたがしっかりしてればあんなことならなかったんでしょうが!」
そもそもあんたが私も乗りたいって言わなかったらあんなことならなかったんでしょうが。と思うが言えば殺されるだろう。心内に控えておく。
「大丈夫だ、彼女はサーヴァント。あそこからの高さから落ちても支障はない。」
「そういう問題じゃないでしょ!」
「しかし、ジャンヌダルク。君があそこで駄々をこねず霊体化してついていっていたらこんなことにならなかったのも事実だろう」
あー・・・やった。ここから先はもうお察しの通りだ。ジャンヌが責めまくるのに対してジークは先ほどの言葉に問題があったと思い、すまない連呼。その近くで責任を感じてしまっている受付嬢がオロオロとしている。ハンター?我関せずと遠くを眺めてるよ。こういうのには慣れてないのだろう。どうしようか考えていると、
『お二人とも!入口の前でそんなに騒いでいたら迷惑をかけてしまいます!』
と。珍しくマシュが一喝。普段はそこまで言わないから余計に聞いたのだろう、ジャンヌは黙り込んでしまった。納得はしてないようだが。
「にゃ〜・・・」
突然聞こえた猫の鳴き声。モンスターが闊歩する世界にも普通の存在がいるものなのか。そう考えながら鳴き声のした方向をみる。
「旦那さん、旦那さん。その人達はなんにゃ?不思議な格好してるにゃ」
『「「「・・・」」」』
なんだ、この生物は。本当に猫なのか?二足歩行に服を着ているそれも可愛い系じゃなく防具といったかんじの。不思議な格好はこちらのセリフだ。
「アイルーさん、この方達の説明は後でします。相棒、まずは総司令の所にいきましょう。」
ハンターは顔を縦にふり賛成の意をしめす、その次に隣で絶句している3人と通信機越しの2人をみる。
「あ、説明してませんでしたね。今のはアイルーという種族でして。土木や調理、更には狩りなど私達人間の手伝いをしてくれています。」
「・・・言葉を喋ってたのは?」
「彼らは知能がとても高いので、私達の言葉を覚えて使ってるんです。個体差はありますが」
『それは・・・猫としての範疇を超えすぎでは?』
「厳密にはあれは猫ではありません。あくまで猫のような見た目をした獣人ということらしいです。」
『そちらの世界は我々の世界の常識が全くもって通用しないな・・・予想外のことばかりで私でも現実を受け止めきれるか不安になってきたよ』
天才であるダヴィンチちゃんにそこまで言わせるとは・・・この世界恐ろしや。
「あの子すっごいもふもふそうだったわね・・・」
「実際もふもふですよ。とても友好的ですのでジャンヌさんが触っても大丈夫だと思いますよ」
「そ、そう?じゃあ後で会いにいこうかしら」
『くっ・・・!羨ましいです!ジャンヌさん!私もそちらにいけたらよかったのに・・・!』
「そっちにはフォウくんがいるじゃん」
『フォフォーウ!』
『フォウさんももふもふなのですが・・・新発見したもふもふというのがとても羨ましく感じてしまいます』
「あのー、そろそろよろしいですか?総司令の所に案内したいのですが」
「了解です」
「それで・・・その方々が今の説明にあったカルデアという組織の?」
「はい、聖杯というものを探しにこちらにこられたようです」
今受付嬢が話しているのは総司令。この調査拠点アステラのトップだ。トップというだけあって貫禄がある。因みにジャンヌは紹介が終わったらどこかにいった。おそらくだが先ほどのアイルーに会いにいったのだろう。
『それで、聖杯が確認されたからには何か異常がある筈なんだけど、そういった報告はないかい?』
「・・・近頃モンスター達の動きに不審な点があったことが確認されていた。もしかすると聖杯とやらと関係があるかもしれない」
『その不審な点とは?』
「生息区域だ。本来その場所にはいない筈のモンスターが出てきたりしたことが報告にあった。とはいえ報告は片手で数える程度しかなかった。偶々迷い込んだというのも前例にはあったため今回もそれだと思っていたんだが・・・」
「聖杯の存在を聞かされると、何か別の原因があってもおかしくありませんね」
「でも、聖杯っていうのは人々の願いを叶えるというものなんでしょ?モンスター達にどうこうできるとは・・・」
『その辺りはまだ憶測でしかないが、もし誰かの願いがモンスター達に関係することであり、その願いが聖杯に聞き届けられることによってモンスター達に異変が起こった。なんてことも考えられる。』
「こっちの世界の人が聖杯を使った可能性があるってこと?」
『あくまでそういう考えもある。ということさ。でも用心するにこしたことはないね。もしかすると我々の世界のサーヴァントがいる可能性もある』
「ふむ・・・もしそうだとしたら厄介だな」
「総司令、今は調査より、カルデアの方々と協力して聖杯を見つけるべきかと」
「うむ、その通りだ。カルデアの藤丸君。我々はこの新大陸にもしものことがあってはならない。そのため我々はカルデアに全面的に協力し、その聖杯を見つけ、この異変を解決しようと思うのだがどうだろう。」
「それは願ってもないことですけど・・・。いいんですか?聖杯による被害はこちら側に非があるというのに、ましてや今の被害が聖杯と確定できるものでもないというのに」
「言っただろう?もしものことがあってはならないと。そして我々はハンターだ。自然の均衡を守るためにいる。元々やることとなんら変わらない。他のハンター達からしたら今回は珍しい依頼だな。という程度さ」
『いやー・・・この世界では呆気なく協力を得られすぎてないかい?なんというのかな?懐が深すぎるというのかな?』
『何にせよ、協力を得られるのは喜ばしいことです。よかったですね、先輩!』
「ここまでうまくいきすぎると後がすごい不安・・・」
「はっはっはっ、我々の世界の人間というのはまさに平和というのが当てはまるかもしれないな。相手が相手なんだ。同族同士で争ってる暇なんてないんだろうさ」
「なんだかそう言われると答えづらい・・・」
「さて、とは言っても聖杯を探すには調査に出なくてはならないということだ・・・もちろんそこには危険がある。私としては藤丸君を調査に出すというのは少し気が引けるのだが・・・」
「そこは我々サーヴァントに任せてもらって構わない。何があってもマスターは守る」
「うむ・・・そこはそれで構わないか。しかし案内役は必要だろう。そこで・・・君に頼もうと思う」
そう言いながら総司令はハンターをみる。ハンターはそれに頷く。話せばいいのに。
「よし、それでは頼む。進展があれば報告してくれたまえ。こちらも何かわかったら報告しよう。今日のところはこれくらいでいいだろう。今から調査を始めてくれても構わないのだが、もうすぐ日が暮れる。今日は休んで明日に備えたまえ。彼らの案内を頼む」
「はい、了解です!」
『総司令さん。本当に良い方でしたね。突拍子もない話を信じてくれた上に全面協力なんて』
「あーいうのがこっちの世界で上に立つべき人なのかな?」
『正直、彼は優しすぎる気もするけどね』
「それがこの世界では普通なんでしょ。じゃあ、ジャンヌの所に行こう」
「了解した。マスター」
「とは言ってもどこにいるんだろう?」
そういうと、後ろから肩を叩かれる。ふと振り向くとそこにはある場所を指差したハンターがいた。ハンターが指をさす方向をみるとなんだか騒がしい場所がある。
「あそこがどうしたの?」
しかしだからといってハンターの意図を汲み取れるほど接していない立香では何を言いたいのかわからない。そこで受付嬢に聞くと。
「あそこにジャンヌさんがいるそうです」
と言われた。いやほんとになんでわかるの?しかもハンター目良すぎない?実はアーチャーのサーヴァントだったりしない?結構遠いよ?あれ。
そして言われた方向に歩いていくとそこにいたのは周りをハンターで囲われ、しかも禍々しい武器を担いだジャンヌがいた。周りからは似合ってる!とかかっこいい!称賛の声を受けまくってる。
「あー・・・ジャンヌ?」
「あら?あんた達随分話してたのね?見なさい!あんた達がそんなことしてる間に私はこんなにも人気者になっちゃったんだから!」
「うん、それはいいんだけど。その武器どうしたの?」
「なんかアイルーを追いかけまわしてたんだけど逃げられちゃって。それで偶々加工屋?って所にたどり着いたのよ。そこで貸してもらったの」
いや友好的な存在といわれるアイルーに逃げられるってどんだけしつこかったんだろう。
「ああ、試着用の武器ですか」
「それにしてもこの世界はセンスいいわね!こんな格好いい武器があるなんて!私もこんな武器が欲しかったわ!」
因みに彼女が今持っている武器はスラッシュアックスという武器で名前は断滅の一閃【破】とのこと。スラッシュアックスという武器の説明はされても良く分からなかった。
しかし彼女がそれを担いでいると背丈が相まって余計に武器が大きく見えるため禍々しさがさらに増している。あとジャンヌの鎧が黒なので武器の色と合ってよく似合っていた。そして私も持ちたいと思って渡してもらったら重すぎて持ち上がらなかった。周りのハンターからはもっと鍛えなきゃ生きていけないぞ?と言われた。この重さの武器を手にモンスターと戦うなんて、やっぱりハンター達は人間じゃないのかもしれない。立香はそう思った。
後ジャンヌはその後も色々な装備に変えて楽しんでいた。ひっそりとジークフリートも装備していたのを私は見逃さなかった。
ハンターさん喋らせてしまいました。私の力不足ですすいません。
最後が感想文っぽくなったのはなんとなくです。
普通に考えてあの武器は普通の人間には持てない。
あとジャンヌの感性だとモンハンシリーズの武器と相性がいいだろう。とういことで書かせていただきました。
モンハン世界の人たちはモンスターの相手で忙しいので人間の間ではめっちゃ平和そう。
次回は調査拠点の案内の続きと少し探索が入るかも。
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