召喚した少女が世界最強 作:焼肉定食
「おっ。また当たった。」
「お前どんな確率で 星7引くのかよ。」
と虹色に光っている画面を見ながらクラスメイトと話している少年がいた
「ってよっしゃアスナきた!!」
「っ!!」
「マジか?」
「ちょ、嘘だろ!!」
「って星7サチもいるじゃねーか。どんだけ運がいいんだよ。」
とワイワイ盛り上がる他のクラスの男子グループの中心となっている少年。上田和人は男子グループでかなりの大規模なグループを築きあげていた。
女子からはかなり批判的な目で見られているのだが気にせずありのままの自分を見せている和人は全く気にしない。しかし男子からの人望はかなり高いのだ。
「くそ〜俺また爆死だよ。」
「爆死はきついよな。これ10連一回3000円近くするのに。」
「それな。学生じゃ辛いよな。」
「爆死も多いけどな。やっぱり。」
「それでもほぼ二回に一回は 星6があたるお前ずるいだろ。それにお前の課金額いくらだよ。」
「限度額いっぱいの三万。」
と膨れる友達に苦笑する和人。ついでに両親はギャンブラーでプロ契約を結んでいるほどの実力であり、かなり暮らしに裕福がある。
和人自身株式を買っていて数千万という資産を稼いでおり、かなりの裕福した暮らしが続いている。
「おはよ〜和人。また課金したの?」
「鈴。おはようさん。」
とちっちゃい、貧乳と呼ばれる幼なじみでロリっ子の谷口鈴が話しかけてくる。
「……なんか和人変なこと考えなかった?」
「なんにも。」
とジト目で和人を見る鈴に呆れたようにしている
「まぁ和人だから仕方ないか。」
「オッケー。お前ちょっとそこのロリっ子表にでろ。」
「あぁ!?」
といつも通りの日常にクラスメイトは呆れたように二人を見る
「まぁ鈴、和人くん落ち着いて。」
「えりりん。おはよ〜」
「相変わらず仲良いな。お前ら。」
「まぁ、いつものことだしな。」
「そうそう。一つのスキンシップだよ。」
「言いながら二人とも頰をつねるのやめようよ。」
と苦笑しているショートカットの女子。中村恵里が苦笑する
するとガラガラと扉が開く。するとこのクラスで一番の嫌われものの南雲ハジメが入ってくる
「おっ。ハジメ。おはようさん。」
「あっ。和人くんおはよう。」
ハジメに挨拶する。和人自身話が合う友達のうちの一人だ
「見てよ。アスナとサチ特別版。」
「えっ?ってすごい!!」
「だろ!!」
とワイワイゲームの話題で盛り上がっていく
「ちょっと雫ちゃん。」
「香織、諦めなさい。上田くんに南雲くんと話を遮られて怒られたの分かっているの?」
「うっ。」
「ちゃんと上田くんなら話すタイミングを作ってくれるわよ。あなた、上田くんの協力で南雲くんと付き合い始めたんでしょ。」
「そうだけど私より上田くんと話す機会が多いのは間違っていると思う。」
と近くには八重樫雫と白崎香織という二大女神と呼ばれる二人の姿があった。
和人は恵里、雫、香織、鈴の4人で恵里とは中学時代に鈴とトラブルに巻き込まれた時以来の付き合いである。
ハジメが嫌われているのは人気ものの香織と付き合っているからである。元々ハジメに香織が話しかけれて嫉妬の視線が集まっていたのでそれなら香織に告白させた方が早いとこっそり後押しをした結果である。
「どうしたの?」
「いや、安心と信頼の面倒ごとを押し付けられたなって思って。ハジメ昼休憩開けておいて彼女の機嫌取れ。」
「あはは。ごめんね。」
「本当いいよなぁ〜南雲。白崎さんと付き合えて。」
と隣のクラスの戦国守が苦笑する
「和人は彼女作らないのかよ。」
「作らないな。てかこの学校で恋人できたら奇跡だぞ。」
「好きな人とかいないのか?」
「ん〜いないなぁ。てか戻れよ。お前1分で始業だぞ。」
「あっやべ。康太戻ろうぜ。」
とバタバタし始める和人達。これも日常の一幕である。
雫と和人は昼食の時間ずっと耐えていた。
「ハジメくんこれ美味しい?」
「う、うん。美味しいよ。」
「はい。あ〜ん。」
「へ?」
というのも目の前で繰り広げているのはバカップルのいちゃついている模様をただただ見続けているもよう。それをずっと甘い空気の中にいる雫と和人はお互いに無表情で昼食にありついていた
「そういえば和人は最近私たちと食べているけど他の人との付き合いは大丈夫なの?」
「大丈夫だ。そこら変はちゃんとバランスとっているから。」
「あなたってそういうところ本当にうまいわよね。」
「ハジメの性格上デートとか土日に遊びに行けることは少ないしな。俺は優待で結構外に連れまわすことが多いし。土日を他の友達に回せばいい。俺は運動や勉強もあんまり苦じゃないし。」
和人はゲームばっかりではなく勉強も運動も両立させており、土日の午前中は市内の草野球チームに所属しているほどである。また鈴や恵里の買い物に付き合ったり友達とカラオケに言ったりなど交友関係をしっかり保っているのだ。
「……本当あなたって不思議な人ね。」
「ん?」
「うん。確かに和人くんっていつの間にか仲よくなったよね。」
「そうだね。天之河くんとは結構険悪みたいだけど。」
「あいつのご都合主義の頭はどうも合わないんだよ。あいつもぬらりくらりと掴み所がない俺の性格は合わないだろうよ。」
和人はぬらりひょんのごとく掴み所がない性格をしており、いつも逃げ道を用意してある。また、反光輝派としてはこの学校では有名で二大勢力の一角をになっていた。さらに教師陣に限っていうならば和人の方が評価が高いのだ。
「自分でいうのね。」
「生憎自覚はあるからな。治すつもりはさらさらないが。」
そうやって大げさに表情を作る和人と呆れたような雫をしていたところで
凍りついた。
純白に光り輝く円環と幾何学模様が現れたからだ。その異常事態には直ぐに周りの生徒達も気がついた。全員が金縛りにでもあったかのように輝く紋様――俗に言う魔法陣らしきものを注視する。
その魔法陣は徐々に輝きを増していき、一気に教室全体を満たすほどの大きさに拡大した。
自分の足元まで異常が迫って来たことで、ようやく硬直が解け悲鳴を上げるクラスメイト。未だ教室にいた社会科担当の愛子先生が咄嗟に「皆! 教室から出て!」と叫んだのと、魔法陣の輝きが爆発したようにカッと光ったのは同時だった。