召喚した少女が世界最強 作:焼肉定食
「えっと鳳ちはやです〜。こちらは……和人。もう伝えてあるんですよね?」
「あぁ。魔物使いってことも全部伝えてある。」
「そうですか。私はちはやさんの執事兼護衛と咲夜と言うものです。」
「咲夜はちはやの魔物で元リライターだからな。」
すると全員が驚いた様にしている
「えっ?どう見ても人だけど。」
「そうだな。元々人間だからこう言う風になったんだと予想できるんだけど。」
「コタロウくんも同じく人型の魔物になっていますからね。」
「そうだな。元々人だった場合人型の魔物になるのかは未だに解明されてないけどな。」
人型の魔物という驚きに鈴以外は戸惑いを隠せないのかキョロキョロと咲夜を見る
「ところで非常事態の様ですが。ここは?」
「オルクスの大迷宮。恐らく地下は100層を超えている感じかな。」
「……この世界の常識は分かりませんが。100層を超えている迷宮は。」
「未だに発見されてはいないな。しかし鉱石の関係上オルクスの大迷宮だと判断したほうがいい。同じ性質の鉱石が使われているしな。」
「なるほど。食料品は。」
と情報を話す和人と咲夜。それを見ているちはやにみんなは呆然としている。
和人のクラスのイメージはオタクというイメージがついている
しかし今の和人の様子は明らかにクラスの時とは違い、真面目に問題を解決に向かうリーダーのように見えた。
そして和人はこれからの方針と今後の課題について告げる
「なるほど。私もその意見には賛成ですね。いくらここで待つとしても限度がありますからね。」
「でも、魔物を食べるって大丈夫なんですか?」
「大丈夫じゃない。毒らしいけどちょっと面白いんだよ。その死に方が。」
「はぁ?」
「細胞がボロボロに砕けさせて死亡したらしいんだよ。でもそれって何か思い当たることはないか?もちろん死なない程度だけど。」
「思い当たること?」
全員が考え始める。すると錬成で神結晶と思われし鉱石に辿りついたハジメが何か思い当たったようだ。
「あっ。筋肉痛。」
「ハジメ正解。」
「なるほど。超回復ですね。」
どうやらユウキとちはやは分からないのか首を傾げている
「筋トレなどにより断裂した筋肉が修復されるとき僅かに肥大して治るという現象です。骨なども同じく折れたりすると修復時に強度を増すんですよ。」
「医学的には休息も大切と呼ばれているけどな。まぁ無理やり筋肉痛を起こさせて体を強化しようってわけだ。」
「そんなことができるんですか?」
「理論上では可能だな。恐らく効果があるのは。鈴。ハジメ。俺と香織かな。」
と俺も精霊化を解く。
すると力が抜け、筋力もかなり落ちる。ってこれって
「あれ?書き換えた能力が消えているな。これ。」
「う〜ん。精霊化の能力は元々ゲームのステータスのようなので実態とは別物と考えたほうがいいと思います。」
「あ〜なるほどな。」
「精霊化しているときはアクセルを一度踏んでいるのでアクセルは後は一度くらいにしておいたほうがいいかと。」
「ん。了解。」
アクセルとは普通の強化とは違い大きく身体能力を上げることだ。元々はコタロウという和人が使用している能力であり、元々は和人の能力ではない。Rewriteも元々は和人の能力ではなく、魔物の力を自分が使っており、1日最高3回制限。また、魔物になる可能性が低いが能力上限があることから咲夜ほどには強くなれないのである
「それじゃあ俺が試しにこいつ食ってみるか。ハジメ。その液体少し頂戴。」
「えっうん。いいけど。」
と和人は息を呑みそしてユウキが狩った狼を喰らう。すると生臭さや堅さから吐き出しそうになるが実験のため必死に喰らう。
酷い匂いと味に涙目になりながらも、神水を飲料代わりにし、一つ食べきったところで。
「アガァ!?」
「「「「和人(くん)!!」」」」
突如全身を激しい痛みが襲った。まるで体の内側から何かに侵食されているようなおぞましい感覚。その痛みは、時間が経てば経つほど激しくなる。
「ぐぅあああっ。――ぐぅううっ!」
耐え難い痛み。自分を侵食していく何か。そしてその痛みを必死に堪える。
大丈夫だと思い少し自分の治療能力を高める。細胞を壊すのを抑えるのではなく治すことだけを考える。
咲夜もそれに気づいたのか和人を見ているようにと忠告する。命に別状はないとわかったからであろう。
体が痛みに合わせて脈動を始めた。ドクンッ、ドクンッと体全体が脈打つ。至る所からミシッ、メキッという音さえ聞こえてきた。
筋肉や骨格が徐々に太くなり、体の内側に薄らと赤黒い線が幾本か浮き出始める。
「これは魔物化。」
咲夜が呟く。いや恐らくは違う。魔物とはまた別の何かだ。
どれくらいの時がたったのだろう。
「はぁはぁ。」
痛みが治まった頃には息を吐き和人は壁によしかかる
「これきちい。というより、これ安全なRewriteに結構近いわ。」
「……安全な書き換えですか?」
「あぁ。恐らく魔物の特徴を自分の体に書き換えるんだよ。なんかさっきから変な感じだし」
温かいような冷たいような、どちらとも言える奇妙な感覚。意識を集中してみると腕に薄らと赤黒い線が浮かび上がった。
「気持ち悪。」
「体は大丈夫なんですか?」
「そうだな。回復できるうように再生つけたからな。てかステータス見てみるか。」
と和人はステータスプレートを取り出す。そこには
上田和人 17歳 男 レベル:4
天職:召喚術師
筋力:100
体力:300
耐性:100
敏捷:200
魔力:3000 使用魔力ユウキ1000
魔耐:300
技能:召喚魔法・魔力操作・豪運・胃酸強化・纏氷・再生・配下強化・技能共有・契約魔法・言語理解
「……なんでや?」
和人はつい突っ込んでしまう。胃酸強化は分かるとして纏雷?魔力操作?これいつ覚えたんだ?
「どうしたの?」
「……書き換えより上昇幅大きい。痛みは大きいけど。安全にステータスを上げられ、技能まで覚えられるのか?」
和人がステータスを見せるとハジメは少し驚いたようにしている。
「つまり魔物を食べたらステータスが上がるってこと?」
「まぁ今はそう考えるのが妥当か。ユウキとちはやはやめとけ。ちはやがもってきた飯を食べろ。」
「へ?ボクたちは何で?」
「ステータス恐らくそれ一万を簡単に超えるだろ?さすがにそこまで上がると連携が。ちはやは咲夜の力借りているだろ?」
「はい。」
「なら当分はそれで大丈夫だろ。それと。」
「一応一ヶ月分くらいの食事は用意しようと思えばご用意できますが。私だけならば地球に帰ることも可能ですし。」
「えっ?それって。」
そういえば伝えてなかったなと和人は苦笑する
「咲夜は空間転移を使えるんだよ。まぁ人間二人分くらいなら運べるけど。」
「魔力だと消費が大きいので生命エネルギーをくれるというなら。」
「帰れるの?」
「やめとけ。寿命がどれだけ減るかも分からないし、ちはやと俺は契約している分俺のところにくるのであれば消費魔力は少ないけど、地球までの座標がどれだけあるかも分からない。」
「距離的には恐らく月の三倍に当たるかと。」
「……間違いなく死ぬだろそれ。咲夜は結構古いタイプの魔物だしな。一応魔力で肉体は再生できるけど、魔力の消費は大きいんだよ。」
「えぇ。でもこれで十分ですよ。これでどの世界線のちはやさんも守ることができますし。」
「親バカめ。」
「幾度の世界線でもちはやさんとしか女性経験のないあなたに言われても。」
「うっせぇやい。」
話が進まないと思いながらも余計なことをと内心舌打ちをする。
実は幾度の世界線で和人がちはや以外の女性と付き合ったことはたった一度きりしかない。
その一回も早死にしていることあって和人はちはや以外の女性とつきあったことはほとんどないのだ。
「……てか話逸れすぎ。話戻すぞ。」
「えっと何の話だっけ?」
「魔物を食べるとステータスが上がるって話だったはずだよ。」
「そうそう。一応ちはやは結界師でもあるし、咲夜と契約している間は槍術師としても優秀だから。」
「ちはやさんって槍使えるの?」
「そうですね〜基本的には近くにあるもの全部を武器にしてますけど。」
近くのものが木とか電柱とか普通のものではないものばかりだろっと和人はつっこみたかったがぐっとこらえる。
ちはやは咲夜の影響で力が超人並みにあり、知能は低いものの
「なんか馬鹿にされた気がします。」
「気のせいだろ。まぁこいつかなり力強いから100kgくらいの槍用意しておいて。」
「「「「は?」」」」
「ちはやさんは私と契約していますから。しかしそうなると接続をしないと。」
「大丈夫契約魔法でできるから。」
すると全員が納得したようにしている。
「まぁ強化するんだったらまずは俺とハジメかな。基本前衛から中衛を担うのは俺かハジメだろうし。」
「えっ?ボクも?」
「いや。ちはやと鈴は結界師。白崎はヒーラーだぞ。咲夜とちはや。俺とユウキの連携が一番あっているし。おれは弓や銃が本当は本職だからな。というよりもハジメはステータスが低すぎるからな。俺の特化型の低いステータスとほぼ変わらなかっただろ?」
「……そうだね。」
すると自覚はあるのか目を伏せるハジメ。
「とりあえず地獄の痛みに慣れるしかないよな。香織は魔法の反復かな。」
「そうだね。ヒーラーはレベルより反復練習で回復量あげてもらったほうがボク助かるかな。」
「咲夜も嫌がらずかけてもらえよ。」
「えぇ。わかってます。」
といいながらもサクサク進んでいく。中心になるのは和人、ハジメ、咲夜、ユウキの四人なので
『『『私(鈴)いらないんじゃない』』』
と内心おもっていることは男性陣とユウキは全く気づかなかった