3000UAありがとうございます。
「おっす後輩たち!やってるか!」
「ハルさん、めぐり先輩お久しぶりです!」
「雪ノ下さんも由比ヶ浜さんも久しぶり〜。そっちの男子2人が・・・。」
「比企谷八幡です。」
「ざっ材木座義輝でしゅ」
「よろしくね〜。」
「それと、全員初めてだったよな!こっちが・・・。」
「万城目愛葉です。タンポポちゃんと同い年で今はギタリストやってます。よろしくね〜!」
城廻先輩はなんていうかほんわかぽわぽわ癒しぱわーな感じの人だな。あまりに癒し系すぎてそのうち1家に1人の時代が来るかもしれない。ストレス社会と戦うあなたにってな。
万城目先輩の方はなんていうか普通の人だな。橘先生と同い年でうちのOBならおそらく同じバンドのはずだ。あんな激しい演奏をする人には見えないんだが。まぁ普通じゃないとすれば由比ヶ浜以上のいや、これ以上はやめよう。
「とりあえずハルさんは材木座を、愛葉は雪ノ下の練習をお願いします。城廻はそうだな・・・。由比ヶ浜とボーカル練に入ってくれ。」
と先輩方との挨拶もそこそこにパート練が始まった。
「さぁて比企谷。地獄へようこそ。」
誰かストレス社会で戦うぼっちに癒しをくれ。
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「おい比企谷、さっさと片付けろ。飯の時間だ。」
「・・・・・・・・・っす。」
地獄って本当に見れるんだな。頭の中でメトロノームの音が永遠にリピートしている。気を抜けば発狂しそうなんだが・・・。
夕食を取るために広間へ行ったのは俺が最後だったらしく、全員揃っていた。雪ノ下はかなり絞られたのか目に力がない。ついにアイツもこちら側にきたか・・・。
「比企谷君、いくら私の目に力がないからといって貴方のとは全く異なるわ。同じカテゴリーに入れないで欲しいのだけど。」
「なんも言ってないんだよなぁ・・・。」
ほんとなんで俺の思考が読まれてるんだよ。エスパーなんじゃないの?
Lv7くらいの。
「うし、全員揃ったな。明日のスケジュールを説明するぞ。明日の朝練は今日と同じだ。その後朝飯と掃除を済ませたら全体練習して昼前には帰る。荷物とかまとめておけよ。」
「「「「はい。」」」」
「いやー今年の後輩たちは素直だこと。ペットと飼い主は似るって言うけど顧問と部員は似ないんだねぇ。」
「んな事はないだろ。」
「素直じゃないからなぁタンポポちゃんは。」
こうして始まった橘先生と愛葉さんの口喧嘩は高木さんが仲裁するまで続き、合宿2日目の夜は過ぎていった。
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「はぁ、無駄に広いなこの寺。」
なんとなく寝れない夜ってあるよな、まぁ今がそんな時なんだけど。
今の俺は布団にいても眠気が来ないので、とりあえずトイレに行った帰り道だ。この寺はトイレに行くだけでちょっとした散歩である。
「八幡じゃないか。トイレはあっちだぞ。」
「いや、今行ってきたとこなんで。空次さんこそ何してるんですか?」
「いやー、綺麗な満月だからさ。」
「あぁなるほど。」
確かに見上げてみると綺麗な満月が見えた。遮る物も無く山の上だからだろうか、なんとなく大きく見えた。