やはり俺の青春バンドはまちがっている   作:小野こまっち

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始まりの歌#3

「んじゃ店あるから帰るね!」

 

そう言って、空次さんは帰っていった。

残った俺達は片付けをしながらそれを見送り、今はひと段落着いたところだ。

 

「いやー楽しかったね!久しぶりにバンドっぽいこともしたし!」

 

「そうね。ベースとドラムが入ったバンド形式の演奏はめぐり先輩がいた時以来かしら・・・。」

 

「ヒッキーは?どうだった?」

 

「・・・・・・・・・悪くないんじゃねぇの?」

 

実際楽しかった。今まで独学でやってたからこそ余計に、あと空次さんに乗せられてかなりハイだった気がする(当社比)。

 

「うし!片付け終わったら比企谷以外は帰っていいぞ。」

 

えっ・・・?放課後、生徒と女教師何も起こらぬ訳もなく、って言いたいとこではあるが・・・。橘先生だしなぁ。

 

「何考えてんだお前は?反省会と少し話があるんだよ。」

 

デスヨネー。まぁそんなとこだろうと思ったよ。実力を見るって言ってたし。

 

「では鍵はよろしくお願いします。」

 

そう言って2人は帰って言った。

 

「さて、今日のお前の演奏だが・・・、ある程度短い期間だったが、良かったんじゃないか?」

 

「はぁ・・・。そうっすか?」

 

俺的には割と反省が多かった気がする。リハの時にも言われてたが本番も走りぎみだったしな。

 

「まぁまだまだ荒削りだったがな。調子に乗るなよ、それからな・・・。」

 

少しもったいぶった言い方に俺も少し身構えてしまう。少し間をおいて橘先生は・・・。

 

「実はこの部ドラムいないからまだバンド活動出来ないぞ。」

 

「は?」

 

***********

 

ーーー同日夜、ライブ&バーMUSUTNGーーー

 

「おっ!おつかれタンポポ!なんか飲む?」

 

「ハルさん今日はありがとう。ウーロン茶で。」

 

「はいよー。」

 

今日は週末だけあって賑わっている。どこかのバンドが演奏をしていた。・・・・・・あのリードギター上手いな。でもなんかなんかどっかで見たような・・・?

 

「どうだった八幡は?同じベーシストとして?」

 

ウーロン茶を渡しながらハルさんは聞いてきた。

 

「まだまだっすね。独学だったからかクセっていうか音がバラバラだし、遊びを入れる余裕はあったみたいだけどスラップ入れた時リズム狂ってたし。でも基礎固めれば良くなるんじゃないっすか?」

 

「おぉータンポポにしてはべた褒めじゃん!」

 

そんな事ないと思う・・・。そんなことないよな?

 

「鍛えてあげたら?前の子達みたいにさ。」

 

「一馬達か。」

 

「それに、ドラムも。まだ見つかってないんだろ?」

 

「ああ。なんとか5月までには見つけたいなぁ・・・。」

 

「あっ今年もプチ合宿?確かにそれなら早くバンドを形にしなきゃねー!」

 

まだまだ問題山積みだなぁ。これは一馬の時よりピンチかも知れねぇ・・・。

 

************

 

「ただいま〜」

 

いや疲れた。なんか最後のドラムいない発言で一気に疲れた気がする。俺入ったとしてバンド出来ない訳だし・・・。

 

「おかえりお兄ちゃん。どうだったバンド活動は?」

 

「んーまぁ色々あったな。それなりに楽しかったし・・・。」

 

「ふーん・・・。まぁお兄ちゃんが楽しかったなら小町的にはいいけどねー!」

 

とにかく月曜から、橘先生から言われたドラム探しだな。

まぁやらないと平塚先生からなんか言われそうだし・・・。

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