やはり俺の青春バンドはまちがっている   作:小野こまっち

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極楽寺ハートブレイク#2

「次でラストな。雪ノ下さっきよりもたついてるぞー」

 

「はい・・・。」

 

昼飯を挟んで全体練習、1時間くらい弾きっぱなしなので流石に全体で疲れが見えてきた。雪ノ下も顔には出さないが最初の頃よりミスが目立つ。皮肉なことに、材木座や俺は逆に走らなくなって何故か良くなってるらしい。

そんなこんなでラスト1回が終了。指痛ってー。

 

「お疲れ、とりま次個人練な。雪ノ下と由比ヶ浜は鷹木についてってくれ。材木座と比企谷は・・・。」

 

「あぁ。2人は親父に頼んである。んじゃよろしく。」

 

「はいよろこんでー♡」(居酒屋風)

 

こうして、鷹木さんの父に連れられ、俺と材木座は寺の入口から寺の倉庫まで荷物を運ぶ修行をさせられた。つかこれ体良く雑用に使われてるだけじゃないのか?

親父さん曰く、リズム隊の呼吸を合わせるのと、体力作りを兼ねてだそうだ。

・・・・・・・・・いや絶対雑用だわ。

 

************

 

「はぁー疲れたねゆきのん。あたし声枯れそうだよ・・・。」

 

「あなたは喉に頼りすぎなのよ・・・。腹式呼吸を意識すれば多少はマシになるのではないかしら・・・。」

 

「そう、由比ヶ浜ちゃんは特にな。それを意識させる為の読経だから。」

 

「読経やってたんすね、個人練習。」

 

「ああ。うちの部、合宿とかやる時ボーカルはだいたいやるからな。集中力もつくし、うってつけって訳。」

 

「ヒッキー達はなにやってたの?」

 

「雑用」

 

「荷物運び」

 

俺と材木座が即答する。

 

「それ練習って言うのかしら?」

 

「リズム隊の呼吸を合わせて、体力もつく。これもうってつけって訳。」

 

「訳わかんねぇ・・・。」

 

本当訳わかんねぇよ。あと由比ヶ浜はえーじゃねぇ。納得すんな?

個人練習終わりからの夕飯タイム、やはり色々聞きたい事があるのか話に花がさく。

 

「そーいえばタンポポ先生って昔、どんな感じだったんですか?」

 

「たしかメタリカの部長で、鷹木さんやハルさんのバンドにいたと聞いていますが・・・?」

 

「おう。コイツの前の部長が俺でな。コイツは・・・。」

 

「おい!鷹木!いいだろ昔のことは・・・。」

 

「まあまあ、んでどんな感じだったんですか?」

 

橘先生をたしなめながら由比ヶ浜が切り込んでいく。

JK時代の先生か・・・。粗暴な言動とか態度とかを見るにイメージ通りにいくならアメリカの不良少女的な感じだろうか。F〇ckとかことある事に言う感じの・・・。

 

「まぁ今より、荒れてたな・・・。部長やるの嫌がって男3人のしてたらしいし。関節凄い曲がり方してたって聞いたぞ。」

 

いや予想以上じゃねぇか・・・。なんだよ凄い曲がり方って。この部は平塚先生といい攻撃力がないといけない決まりでもあるのか?

 

「でも、コイツは人望あったし、自分で考えて動けるやつだからな。色々問題があるとは思うが・・・。」

 

「へー!」

 

「もういいだろ鷹木・・・。」

 

下を向いて大人しくなる橘先生。話題を変えようとしたのか明日の話をしだした。

 

「明日は何人か追加で来るから、雪ノ下はギターの方の個別練な。材木座もドラムの方やるから。あとめぐりも来るから挨拶しとけよ。」

 

「はい。」

 

「めぐり先輩!久しぶりだー!」

 

「ほらさっさと飯食って風呂はいって寝ろ寝ろ。明日も早いぞ!」

 

こうして1日目は過ぎていった。

 

 

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