続きになります。
「私のターンですね…ドロー!」
「さぁ、来い!」
「私は手札からレベル4《ハンマー・シャーク》を召喚します!」
あきらがカードをセットすると、釘抜きハンマー風の頭を持ったサメがフィールドに召喚され、ほのかにその魚体が光る。
「さらに《ハンマー・シャーク》の効果を使います、このカードのレベルを1下げることでレベル3以下の水属性モンスターを手札から特殊召喚できます。私が召喚するのはレベル3、《ビッグ・ジョーズ》!」
あきらが召喚したのは大きな顎を持つサメのモンスターだった。これであきらのフィールドにモンスターが2体並ぶ。
「レベル3のモンスターが2体…来るよ、光!」
「あぁ、来る…!!」
489プロのアイドルが操る、モンスターを一度に大量展開する戦法に光は身構えた。
その警戒に応えるようにあきらのフィールドに黒い渦が発生する。
「私はレベル3になった《ハンマー・シャーク》とレベル3《ビッグ・ジョーズ》でオーバーレイネットワークを構築!」
あきらがオーバーレイを宣言すれば2体のモンスターは光り輝いて渦の中に飛び込んでいった。そして大きな光りの球体となって渦から飛び出る。
「エクシーズ召喚!《№17 リバイス・ドラゴン》!!」
あきらがそう叫べば、球体ははじけ飛び、その中から6枚の羽を広げた青い龍が降り立った。
あきらの召喚したリバイス・ドラゴンの攻撃力は光の《フレイム・ウィングマン》よりやや低い2000、だが《カードガンナー》の400を大きく上回る。
「リバイス・ドラゴンの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて、このカードの攻撃力を500ポイント上昇させます!」
リバイス・ドラゴンの周囲を廻る球体が1つ弾け、その効果が発揮される。これでリバイス・ドラゴンの攻撃力は2500になり、光のフレイム・ウィングマンさえ上回る。
「私はリバイス・ドラゴンでカードガンナーに攻撃!バイス・ストリーム!」
「くっ…!しかしカードガンナーが破壊されたことで私はカードを1枚ドローする!」
2100の戦闘ダメージを受けたものの、カードガンナーの効果で光は手札を1枚増やす。そしてあきらはカードを2枚セットしてターンを終える。
「くぅ…なかなか効くね。ドロー!」
(…光さんの手札は5枚…そのうち2枚は前のターンに《融合回収》でサルベージした《融合》と《フェザーマン》…また融合するつもりデスかね…?)
あきらがそう考えていると光は手札の一枚をディスクにセットする。
「私は
・スパークマン》!」
「スパークマン!?まさか!!」
「そのまさかさ!スパークマン!フレイムウィングマン!今こそ1つに!融合召喚、さぁ行こう!《シャイニング・フレア・ウィングマン》!」
光が《融合》のカードと共に掲げたカードは《E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》、煌めく羽を広げた白銀のHEROである。
《フレイム・ウィングマン》と同様のバーン効果に加え、墓地に存在する「E・HERO」の数だけ自身を強化する、まさにHEROの切り札的なカードだ。そんなモンスターを前にしてもあきらは揺らがなかった。
「リバースカード、オープン!!《激流葬》!!」
あきらが伏せていた
そして畳み掛けるようにあきらはもう1枚のカードをオープンした。
「《激流蘇生》発動!自分の水属性モンスターが破壊されたとき、破壊され墓地に送られた自分のモンスターを全て特殊召喚します!」
あきらがカードを発動すると、濁流の中から気泡がぶつぶつと湧き上がり、1本の水柱が姿を現した。それは先ほどシャイニング・フレア・ウィングマンと一緒に激流の中へと沈んだはずのリバイス・ドラゴンだった。
「さらに!召喚した数かける500ポイントのダメージを与えます!!私が特殊召喚するのはリバイス・ドラゴンの1体、よって500ポイントのダメージです!!」
「くっ…!!」
そして余波によって生じた衝撃波によって光の体は小さく揺らぐ。残る光の手札は3枚、その残った3枚を見て彼女は不敵に笑った。
次回、南条のターンその2!