アイドルとは即ち決闘者   作:ムーさん@南条P

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細かく投稿していきます。




第6話 古書堂の決闘者

 

 

世のアイドルたちは個性的である。没個性すら個性とする彼女たちの中には、他に類を見ないような個性の持ち主も存在する。

探偵、スパイ、ナース、キャビンアテンダント、医者に弁護士などを筆頭に、趣味:失踪、出身地:海の向こうなど個性の嵐である。

そんなアイドルたちの中でも、内向的な者はいる。

 

「王の物語を語るとしましょう…。」

 

今日の光の相手、鷺沢文香もまた内向的なアイドルの枠に入るだろう。

いわゆるインドア派のビブリオマニアな彼女もまた、アイドルである。普段は古書堂に籠り読書に浸る彼女であるが、こうしてデュエルの為に外に出ることもある。

今回は新進気鋭の489プロではなく、業界大手の海馬プロの所属アイドルということもあって、光も緊張を隠せないでいた。

 

「《聖騎士モルドレッド》を召喚します。そして《聖剣クレラント》をモルドレッドに装備させ、効果を発動…。デッキから《聖騎士イヴァン》を特殊召喚し、モルドレッドが装備するクレラントを破壊、クレラントの効果でイヴァンに装備させますね。」

 

所有していた聖剣を取り上げられたモルドレッドは口惜しそうな顔をしてイヴァンを盗み見る。

聖剣を手にしたイヴァンの隣には相棒とも言える獅子が一頭佇んでいた。

 

「イヴァンの効果によって出現した聖騎士トークンと、イヴァンをリンクマーカーにセット…条件は戦士族モンスターを2体…!《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚します…!」

 

そして文香のフィールドに二人の美女が現れると、1人の男の影がその場にゆらりと現れて消えた。

 

「リンク召喚!くっ、展開が早い!」

 

「イゾルデの効果で《聖騎士トリスタン》を手札に加えますね。そしてイゾルデのもう1つの効果です。デッキから《聖剣カリバーン》、《聖剣アロンダイト》、《天命の聖剣》、《聖剣ガラティーン》を墓地に送って、レベル4の戦士族モンスターをデッキから特殊召喚します。《聖騎士アルトリウス》を特殊召喚です。」

 

若いながらも屈強で精悍な騎士が姿を現す。モルドレッドも並ぶ彼の姿は逞しく、頼もしさを感じさせている。

 

「1ターンでこんなに大勢のモンスターを並べるなんて!文香さん、すごい!」

 

「ふふ、ありがとう…。では、アルトリウスとモルドレッドでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚、ランク4!《神聖騎士王コルネウス》」

 

素直に驚愕し称賛する光に、すこしこそばゆく思った文香は誤魔化すようにプレイングを続ける。

アルトリウスとモルドレッドの二人が渦の中に入れば、鎧に身を包んだ青年騎士が姿を現した。

 

「おー!カッコいいっ!」

 

「コルネウスを守備表示でエクシーズ召喚、カードを伏せてターンエンドです。」

 

「なら、私のターンだ!ドロー!」

 

光がバッとデッキトップに指を掛け、勢いよく1枚を引く。

 

 

 

 





ふみふみは割と聖騎士のイラストストーリー考察とかしてそう。
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