自給自足で実力主義の学校生活   作:たーなひ

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ば、爆速の投稿によって爆速でお気に入りとUAと評価が増えていく…!
そうか……これが世界の心理か。

本日午後3本目の投稿となるので、まだ読んでない方は気を付けて下さい。


十話

夏休みも終わり、二学期が始まった。

バカンスの後は特に何事も無く、平穏な日々を過ごしていた。

もちろん、部屋に引きこもってただニート生活をしていたわけではない。これからの行動の方針を考えたりしていたわけだが、いかんせん不確定要素が多い。

龍園君の依頼によっては、原作とは全く違う方向に動く可能性もなくは無い。なるだけ気を付けていきたいところだ。

 

次のイベントは体育祭。

正直運動も別に不得意ではないので、練習なんかせんくても最下位になったりはしない。はず。

かと言って上位を狙えるほどの身体能力も無いので、一位を狙えるのはせいぜい借り物競走とか障害物競走とかぐらいやな。

自慢じゃ無いけど、中学の頃は障害物競走でポックリ(地域によって呼び名違ったりするんかな?ググってどうぞ)で全学年最速ラップを叩き出した。もちろん誰もラップタイムなんか測って無いから、目算で。

 

 

まあそんな訳で、二学期最初の日には体育祭の説明のホームルームがあった。

体育祭は紅白対抗で、個人の結果に応じて個人に報酬が与えられる仕組みだ。

 

全員参加種目は

100メートル走、ハードル競走、棒倒し(男子)、玉入れ(女子)、男女別綱引き、障害物競走、二人三脚、騎馬戦、200メートル走。

推薦参加種目は

借り物競走、四方綱引き、男女混合二人三脚、3学年合同1200メートルリレー

 

改めて見るとめちゃくちゃ多いな。

 

 

加えて参加表という物があり、これには全種目の参加者が記入されクラスにとっての生命線ともなりうる存在だ。

それが流出したら、大変な事になるわけだ。

 

 

 

続いて、全学年の顔合わせが行われる。

一年生から三年生まで赤組と白組にわかれている。

でもあれやな。全部で合計12クラスしかないからめっちゃ少なく感じるな。

 

あ…!はぁーそうかーー、Aクラスと組むから坂柳さんとも顔を合わせなアカンのか。嫌やなぁ…。

視線を向けた先には坂柳さんが座っている。

とにかく喋りたくない俺は、目も合わせないようにしよう……と思っていたが、バカンス明けから一度も会っていない。礼も言わずに避け続けるのは野菜の神の怒りに触れる可能性がある。何せまさに命の恩人なのだから。

 

俺は嫌な事はさっさと済ませる男。意を決して坂柳さんへと歩を進める。

取り巻きの橋本君を含む数人が行く手を阻もうとするが、近づくのが俺である事を理解すると橋本君が引いて、次いで周りの人も引いて行った。

 

「よ、坂柳さん」

 

「ええ、こんにちは」

 

「この前はありがとうな。お陰で助かったわ」

 

「いえいえ、気になさらないで下さい。もやしもイチゴも大変美味しかったですよ」

 

…自分で作った野菜を褒められると嬉しいな。しかもそれが坂柳さんって言うね。

…ハッ!まさかこれは!告白か!?「毎日一緒にあなたの野菜食べたいなぁ♡」ってゆう遠回しな!……でもごめんな。この前も言ったけどロリコンじゃないねん。こめんなさい(錯乱)。

 

「そかそか、なら良かった」

 

「いえいえ」

 

「んじゃ」

 

そう言って立ち去る事に成功した。

ふぅ。なんとかお礼を済ませれた。これで野菜の神の怒りを買わずに済むわ。

 

 

「おい!草元、どうゆう事だよ!」

 

クラスの場所に戻ると、池がなんでか突っかかってきた。

 

「は?何が?」

 

「惚けんなよ!なんでお前はAクラスの女子と知り合いなんだよ!」

 

うーん。これ、池とか山内じゃ無かったら「Aクラスと通じてるんじゃないんか」って言われてると思うんやけど、こいつとか山内に聞かれると「なんで他クラスの女子と仲良いんだよ羨ましいぃ〜!!」ってなるから不思議よな。

 

「いや、前にちょっとお世話になってな」

 

「せ、世話になったぁぁ〜!??」

 

いや、それは曲解しすぎやろ。ガチでお世話して貰ったわけないやん。

やっぱコイツは…

 

「バカやったか…」

 

「なんだとコイツー!!」

 

癇癪を起こす池を尻目に堀北ちゃんが近づいて来た。

 

「あなた、坂柳さんと知り合いだったの?」

 

「何?嫉妬?」

 

「……刺すわよ」

 

「じょ、冗談やん」

 

コイツはマジで刺すからヤバい。コンパスとかシャーペンとかでな。

 

「まあ、この前にちょっと世話になっただけやで」

 

「その詳細を聞いてるのだけれど」

 

正直に言いたいのは山々なんやけど、この場で部屋に招き入れてたみたいな事がバレると良くないやろ。

 

「ンー、後でまた言うわ。今は場が悪い」

 

「ちょっと、まだ話は「話し合いをするつもりはないってことかな?」…?」

 

みんなの視線が声の主である一之瀬さんに向かったので、その隙にさっさと端まで移動して腰を据えて耳を傾ける。

 

「こっちは善意で去ろうとしてんだぜ?俺が協力を申し出たところでお前が信じるとは思えない。結局端から腹の探り合いになるだけだろ?だったら時間の無駄だ」

 

振り返ってそう言ったのは龍園君。今のところなんの依頼も無いが、どうゆうつもりだろうか。まあ確かに今回は櫛田ちゃんが参加表さえ写真に収めれば万事解決やし、やることもないか。

 

「なるほどー。私たちのことを考えて手間を省こうとしてくれてるんだねー。なるほどー」

 

「そういうことだ。感謝するんだな」

 

そう言って龍園君はCクラスを連れて去って行った。

不気味やな。ホンマに。

正直、クラスの奴を怪我させろとか、下剤ぶち込めとか、そうゆう類の依頼が来ると思ってたから気が気じゃなかったんやけど……考え過ぎか?

 

この後は特に滞りなく話し合いが終了した。

 

 

 

それからは毎日2時間の時間が設けられ、その時間を話し合いに使おうが、練習に使おうが、雑談に使おうが自由というわけだ。

 

そして、ついに依頼がやって来た。

仕事の内容は、Dクラスの戦略、出場メンバーとその詳細。

これは恐らく、櫛田ちゃんにあてられた物と何ら変わり無い。

情報の質を上げようとしているのか、それともどちらが有能か見極めようとしているのか、詳しい事は分からないが報酬は25万。十分にやる価値はある。

 

依頼を受けた日にある人物に一つ頼み事をしておいて、後は話し合いのたびにボイスレコーダーを使って話し合いの声を録音した。

これで戦略と出場メンバーに関しては概ね完了したも同然。

後はメンバーの詳細だが、これは流石に厳しい。

櫛田ちゃんほど関係が広い訳でもないので、その点においては確実に負ける。まあ、それはしょうがない。

 

 

話し合いは着々と進んで行き、まず最初に決まったのはメンバーを決める方法。

単純に勝ちを取りに行く効率的な方法に決まった。

 

翌日の体育の時間に握力を測るイベントがあったが、俺は47。まあぼちぼちやな。

 

その後に決まった借り物競走には、おしくもジャンケンで負けてしまい不参加となった。別に出んでもええなら出る気ないしな。

なんや綾小路君、そんな代わって欲しそうな目して。安心してくれ、代わらんから。

 

 

次の日から本格的に練習がスタートした訳だが、別に手を抜く理由も必要も無さそうなので、少しでも良い記録を目指して練習する。

 

練習が始まると、もうボイスレコーダーの出番も無くなってしまった。

ほぼほぼ仕事はやり終えたので、適当に私的な見解を渡すだけでええかな。

 

 

 

体育祭まで2週間を切った土曜日の朝、俺は3バカに呼ばれて綾小路君の部屋にやって来ていた。因みに今日綾小路君は櫛田ちゃんと堀北ちゃんで偵察に向かう予定がある。

 

みんながラーメンすすっており、俺は無難なカップヌードルのカレー。うんうん。カレーが一番美味いな。

 

「なあ健。おまえって堀北に告る予定とかないの?」

 

「は?んだよ急に」

 

「いや、気になるじゃん。そういうの。なか春樹?」

 

「だ、だな」

 

なんか山内気まずそうやな。

そういえば佐倉さんに振られたっていう話を聞いたような聞かなかったような…

 

「体育祭の結果次第ってとこだな。公認貰えたらそんとき言うかもな」

 

「あー、例の呼び捨て宣言のことね」

 

そう。学年で一位を取れば、堀北ちゃんが須藤君に呼び捨てを許可するという約束。

鈴音ちゃん……うーん、なんか微妙やな。やっぱ堀北ちゃんがしっくりくるわ。

 

「正直俺より運動神経がいい奴はいねーからな、1年で」

 

「唯一の対抗馬の高円寺も、本気ではやんねーだろうしなぁ」

 

高円寺君な……本気になったらどんだけ凄いんか知りたいわ。マジで綾小路君とかといい勝負しそうな感じある。

 

「ま、俺としちゃ、ある程度真面目に参加すりゃ文句はねぇ」

 

話が一区切りついたところで、綾小路君がそういえばと切り出した。

 

「Aクラスの坂柳って生徒いただろ。足の不自由な子。覚えてるか?」

 

「あの美少女だろ。そりゃ覚えてるに決まってるし」

 

……なんで池はそんなに得意げなんや。

 

「あの子の噂とか聞いてないか?」

 

「噂って男として?何つーかあの子って影薄いっつーか、全く話題にならないんだよな」

 

影薄いはヤバいやろ!透明感が凄いと言え!

 

「その子の事なら草元が良く知ってるんじゃないか?世話して貰ってたみたいだし」

 

は?

 

「あ!そうだそうだ!お前あの子とどうゆう関係だったんだよ!」

 

お前ら……未だに世話になったの意味を間違えてるのか。

 

「世話になったってそうゆう意味じゃないと思うが」

 

「「え?」」

 

ナイス綾小路君!君ならやってくれると信じてたで!

 

 

「なーんだ、そうゆう意味かよ。つまんねーの」

 

「面白がって損したぜ」

 

綾小路君が誤解を解いてくれたと思ったらそんな事を言い出した。

う、うぜー…そっちが勝手に勘違いしてただけやんけ!

 

「それで、坂柳って子はどうなんだ?」

 

あ、それが聞きたいからコイツらの誤解を解いたのね。

 

「ちょっと喋っただけやったけど、すごい上品な感じやったな。それこそどっかの国のお姫様みたいな」

 

当たり障りの無い事を言っておく。

どうせ体育祭終わったら会うんやし自分の目で見て確かめろ。

 

綾小路君が出て行った所で、俺も用事と言って部屋を抜けた。

別段用事なんて無い。ただ須藤君の妄想を語り聞かされるのが嫌なだけだ。

 

 

 

体育祭まで一週間を迎えた所で、全競技の最終組み合わせを決める話し合いが行われた。久しぶりのボイスレコーダーの使い所で、ちょっとだけ嬉しい。

 

 

そしてついに、体育祭当日を迎えた。




はい。ちょっとキリがいいところまで行けるか不安やったんですけど何とかいけました。

1日に三本も投稿すると、後書きに書く事無くなって困りますね。
この後すぐ続き書き始めるから、もしかすると深夜にまた投稿するかも知れません。知らんけど。

タイトルどうする?

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  • 変える必要無い
  • 花山inよう実書いてみてくれ
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