自給自足で実力主義の学校生活   作:たーなひ

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ふぅ。日にちを跨いだとは言え、実質1日四本投稿は鬼やと思うんです。
まあWi-Fiがバグってて使えへんからコレしかやること無いってのはあったんですけど。

ってな訳で11話です。
感想でもいたただいていたんですが、本日これで4 本 目ですので、「あれ?なんかこれ飛んでない?」ってならんようにお気をつけ下さい。


十一話

ついに体育祭当日となった。

 

あれ以降は追加の依頼も無く、平穏な日々を過ごした。

報酬は既に払われており、オデノサイフハユルユルダ!!

 

 

さて、初っ端の100メートル走1組目…つまり須藤君がスタートを切り、ぶっちぎりの一位となった。

因みに俺は3組目だったが、4位だった。8人いる内の4位ならまあ順当やろ。

 

須藤君が高円寺君に突っ掛かるアクシデントがあったが、どうにか収束し、二種目目のハードル走が始まった。

俺は2組目だったが、なんでか知らんけど一位取れてしまった。アレやな、実質障害物競走みたいなもんやし、そんなもんやろ。知らんけど。

 

続く競技は棒倒し。

殴る蹴るなどの暴力行為は禁止だが、ある程度の組み合いなんかは容認されている。

つまり喧嘩なんて一度もした事のない俺にとっては一番の難関。

 

だが俺はこの時の為に一つ戦略を考えていた。

その名も"アルベルトファイヤー作戦"。

説明しよう。アルベルトとはその名の通り山田アルベルトとかいう怪物の事である。ファイヤーはポケモンで、技"睨み付ける"か有名なポケモンである。

つまり、ずっとアルベルトと睨み合って、この棒倒しを乗り切ろうという作戦である。

もちろん立ってるだけだと怪しまれるので、ちょくちょく近づいては離れる、名付けてクローズ&アウェイを繰り返す。ヒット&アウェイではない。ヒットなんかしたら多分ボッコボコにされる。

 

これを繰り返す事でなんとか攻めを乗り切ったが、棒を倒されてしまった。

守りに入る時はとにかく安全地帯を探って移動する。とにかくCクラスの正面には入らないようにする。

なんとか怪我する事もなく棒倒しを終えたが、須藤君のイライラは最高潮に達している。マジで怖い。

 

女子の玉入れは何とか勝っていたようだが、次は綱引きだ。

龍園が綱引きの途中にいきなり手を離すという悪魔の所業をする事がわかっているが、ならば手を抜いておけば良いのかと言われればそんな事もない為、一先ず全力で勝ちに行くしかない。

まあ、結果は俺達の勝ちだが、良いようにやられたせいで気持ちは良くない。

 

次は障害物競走。これもなんとか一位をとれた。

二回も一位取れるのはおかしいはずなんやけど、龍園君が一枚噛んでるのか微妙なところやな。

 

次は二人三脚。因みにペアは三宅君だ。

その準備をしている間に女子の障害物競走が行われており、そこでは堀北ちゃんと木下さんとの事故が起きて二人は転倒、。堀北ちゃんはなんとか走りきったが、木下さんは続行不可能となって最下位で終わった。

 

で、二人三脚やけど残念ながら5位となった。

まあ、こればっかりは時の運やな。

 

 

休憩が明けて次は女子騎馬戦。Cクラスの徹底した堀北ちゃん狙いであえなく堀北ちゃんは脱落。

続く男子騎馬戦は赤組有利かに思われたが須藤君が挑発に乗ってしまったこと、そして龍園君のハチマキが何故か滑る事が敗因となって赤組は敗北した。

ハチマキにローションを塗ったようやけど、それって実質頭にローション付けたって事やろ?気持ち悪くないんかな?

私、気になります!

 

 

良いようにやられて、イライラと不安が募るDクラス。

 

須藤君が平田君を殴った事で場を追われた須藤君は、学校を出て寮の方へ帰って行ってしまった。

 

午前の部が終了し昼休憩を迎えて、綾小路君、平田君、軽井沢さんと裏切り者、つまりスパイの話をしながら昼食を共にした。

 

 

続く午後の部は推薦競技。つまり俺の出番は無い…と言いたいところだったが須藤君と堀北ちゃんの不在によって嫌でも出なくてはならなくなる可能性がある。

 

最初の借り物競走は、池の豪運で一位をもぎっとったが綾小路君は惨敗。後で聞けば『友達を10人連れてくる事』、『好きな人』、『置き時計』やったらしい。ご愁傷様。

 

そして、続く四方綱引きは最下位となってしまった。

 

ここまで、須藤君と堀北ちゃんの分の代役は全て平田君が払っている。

流石に俺も、プライベートポイントを多く所持している身として出さない訳にはいかない。

 

「平田君、携帯の番号教えてくれん?」

 

「え?良いけど…」

 

教えてもらった番号に、15万振り込んだ。

 

「え?ちょ、草元くん!これは…」

 

「気にせんといてくれ。ある程度持ってるのになんにも出さへんのは悪い気がするから」

 

「………わかった。ありがとう」

 

しばらく考えてたけど、どうにか納得したみたいやな。

 

「ん」

 

これで俺の罪悪感は多少拭えた。後は傍観やな。

見れば、綾小路君と櫛田ちゃんが二人三脚の用意を始めている。確かここで、綾小路君が櫛田ちゃんに裏切り者の確認を行なっている。

あーあ、ええなー綾小路君。心安らぐ一時とは言えへんけど女の子と合法的にくっ付けるのは役得よな。

じゃあ代わりたいかって聞かれればそう言う訳でも無い。

女の子とくっ付けば緊張するし、変に気使うから女の子の体を堪能する事は出来んからな。…ちょっとえっちな響きですね。

 

 

 

後半戦の最後、花形である1200メートルリレーが行われるまであと少しというタイミングで、須藤君と堀北ちゃんが戻って来た。

なんとか間に合ったみたいで良かった。実はちょっと冷や冷やしてたんやで。

 

なんやかんやで綾小路君がアンカーを走る事になってぶっちぎりの足の速さを見せたが、運悪く(これはホンマに)邪魔が入って、競走していた堀北生徒会長には負けてしまった。

 

これで綾小路君は一躍時の人。

足の速さでモテモテになるなんて、小学生かな?

 

 

で、体育祭の結果だがこれも原作通り。

赤組の勝利で、一年生は

一位 Bクラス

二位 Cクラス

三位 Aクラス

四位 Dクラス

となった。

 

赤組の勝利、白組の敗北と合わせてクラスポイントの増減は

Aクラス -50

Bクラス -50

Cクラス -100

Dクラス -100

で、全員が後退する結果となった。

 

因みに一年最優秀選手賞はBクラスの柴田君。

これによって須藤君の名前呼びの夢が潰えたかのように思えたが、堀北ちゃんなりの落とし所で、須藤君に名前呼びを許可した。

うんうん。良かったねぇ。ホロリ

 

 

で、この後は綾小路君は坂柳さんとの対面。

堀北ちゃんは龍園君、櫛田ちゃんとの対面を果たして今日のイベントは終了となる。

 

原作通りなら。

 

 

 

 

 

原作通りに体育祭が終了し、これで長い1日が終わりかと思ったら、そうはいかないらしい。

 

 

俺は体育祭の後、カラオケルームで人を待っていた。

代金はむこう持ちなので、待ってる間に何曲か歌ってても別にええやろ。

 

そう思って『アンパンマンのマーチ』を再生。

すると伴奏が流れ始めた所で待ち人、龍園君がやって来た。

 

「クク。良い趣味してるな」

 

「いや、ちゃうねん!言い訳させて!龍園君が来た時にコレ熱唱してたらどうゆう反応するか見たかっただけやねん!ホンマに!」

 

いや、これだけは勘違いしてもらっては困る。これからアンパンマンマーチで弄られる事になれば耐えられない。

 

龍園がソファに腰掛けた。

 

「さっさとその曲を止めろ」

 

「……なんや連れへんなぁ」

 

折角歌ったろと思ったのに…

 

「で?用件はなんや?あの後こうやって会うのは初めてやし、さぞかし重要な話なんやろ?」

 

「……さっき送って来たメール。アレはお前か?」

 

 

…これで俺はようやく確信した。

龍園君は、最初から俺のスパイとしての活躍を期待してなかった。

 

そもそもコイツは、無人島試験が堀北ちゃん以外の誰かの手によるものだと確信していた。

それが後にXとされる人物な訳だが、俺をそのXだという疑いを持って俺に接触して来た。

 

その時の俺はただただ俺の利益を最大に、不利益は最小にするように立ち回っており、クラスの勝敗は微塵も気にしていなかった。

そのおかげで、その時は無人島でDクラスを一位に導いたXでは無いと結論付けられたのだろう。

 

ならなぜ俺とスパイ契約を結んだのかは分からないが、ある程度動かせる駒を用意しておくのも悪くないと踏んだのだろう。多分。知らんけど。

 

 

そして体育祭終了後に届いたメール。

そこには情報の漏洩、Dクラスの完全敗北、堀北の挫折の全てを見透かした上で、この結末を容認したという意図、意思が含まれている。

つまり、Cクラスの作戦を全て見透かした人物の仕業となる。

そうなれば、ある程度の情報が与えられたスパイが、二重スパイとして最も疑われるのは必然だ。

 

もちろんそれがXであるかどうかは別の話だが。

 

 

「メール?なんの事や?」

 

龍園君は薄い笑みを崩さない。

俺は溜息を吐いてから続ける。

 

「どうしてもその情報が欲しいなら金を払えば良いやろ。そうゆう依頼を出せば俺はそれに答える」

 

「クク…なら依頼だ。あのメールを送ったのは誰だ?」

 

知らないと答えるのが適切だが、最適では無い。

そもそも…

 

「そのメールってなんなん?それも知らずに答えられへんやろ」

 

カマをかけていることが見え見えやったしな。

すると、携帯を取り出して弄り始めた。

少しして、携帯をテーブルに置いて画面をタップした。

Cクラスの作戦会議と思われるものの音声が入っており、それが先程送られたという。

 

「で、このメールを送って来たのは誰だ?」

 

今は「知らない」と、そう答えるのが最適なはず。

しかし龍園君はそれを許さない。例え本当に知らなくともボッコボコに殴られてトラウマを植え付けられる事になるだろう。

 

ならば、この場合の返答は…

 

「100万」

 

「あぁ?」

 

「依頼料。先払いや」

 

「テメェ…ふざけてんのか?」

 

「ふざけてるのはそっちやろ。スパイとして俺を雇ったのはお前や。これは正当な権利のはずや。お前は言い値で良いとも言ったしな」

 

「……バカが。わざわざそんなもん払わなくても、俺がお前に力尽くで言わせられることを考えてねぇのか?」

 

龍園君が立ち上がる。

 

「そうゆう手段に出る事を、俺が予想出来ている事を考えてへんのか?」

 

睨み合う。

お、お、お前舐めんなよ!こ、こちとら体育祭でアルベルトと睨みあっとんじゃい!!

 

「ちっ……80万だ。それ以上は出さねえ」

 

そう言って座り直す。が、もう一声欲しいな…

息を吐いて答える。

 

「…残念やったな。またポイント貯まったら聞いてくれ」

 

そう言って少しよろけながら席を立つ。

 

「…クク……ハハハ!待てよ!わかった。100万出してやる」

 

「…………おーけー。ええ買い物したな」

 

「ククク…大した野郎だ。そんだけ足が震えてるのに俺相手にそれだけの啖呵を切るとはな」

 

そう。俺の足はガックガク。ホンマに情け無いレベルで。

ソファに座り直して、足の震えを誤魔化す。

 

「しゃあないやろ。喧嘩なんかまともにした事ないし、お前がどうなったかを知るのは俺が殴られた後やからな」

 

「そうかよ。……ほら、ポイントだ」

 

確かに100万ポイントが送られている。

それを確認して、大きく息を吸って、吐き出した。

 

「……よし、教えてあげるわ。メールの送り主。

 

 

 

 

 

 …………………俺や」

 

沈黙。

それを破ったのは龍園君だった。

 

 

「……………クッククク…ククク…ハーッハッハッハ!!そうか!お前か!無人島の時も!盗聴したのも、お前だったのか!!」

 

最高だ、そう言い終えた龍園。

 

 

 

 

でも、一つ、いや、致命的な間違いがある。

 

 

「待てや龍園。俺はメールを送ったのが俺やって言っただけで?」

 

「…………………あ?」

 

龍園君の笑みが次第に薄くなっていく。

 

 

「依頼は達成したやろ。俺は帰る。腹減った。今度呼ぶ時は焼肉でも奢ってくれな」

 

そう言って部屋を出た。直後、龍園君の高らかな笑い声が聞こえたのは、きっと幻聴では無い。

 

 

 

事実だった。俺がメールを送ったのは。

しかし、本当はそれを言う予定は無かった。そもそも俺が呼び出された事が予定外で、その内容がそうゆう話だった時点で、俺は正直に話す事を決めていた。

 

 

俺があのメールを送る事になったのは、単純な話だ。

頼まれた。

呼び出しがかかり、そのメールを送れない可能性があれば、誰だって信頼のおける暇な人間にそのメールを送るようにお願いする。

そういう訳で、俺がメールを送る役に抜擢されたという訳だ。まあ抜擢って言っても、選択肢はほぼ無かったんやろうけどな。

 

この後、恐らく依頼が来る事はない。俺としては聞くことも吝かではないんやけど、向こうはそうは思わない。

 

 

これで漸く、平穏な日々に戻れる…と思ったけどまだ冬休みの前にペーパーシャッフルがあったか。めんどくせ!

 




誤字報告のやつあるじゃないですか。あれって誤字修正って押したら勝手に治るってことで良いんですかね?
よく分からんので感想の方で誤字報告して頂いた方が、モチベも上がるし、俺が分かりやすいので一石二鳥かなと。
別に感想を稼ぎたいとか、そうゆうのは一切無い(ある)。

タイトルどうする?

  • 変えた方が良い
  • 変える必要無い
  • 花山inよう実書いてみてくれ
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