自給自足で実力主義の学校生活   作:たーなひ

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昨日はWi-Fiの原因探しに奔走してました。1日に4本も投稿したし、ええかなって。


十二話

体育祭が終わって10月に入り、少し肌寒く感じるようになってきた。

二学期の残りの行事と言えば、生徒会の総選挙と交代式、そしてペーパーシャッフル。

まあ生徒会関係は、俺に何一つ関係の無い話なので気にする必要は無いやろ。

で、問題のペーパーシャッフルやけど、これも何一つ出来る事はない。

なんか、それこそ龍園君からの依頼の様な物があれば動かざるを得ないけど、原作通りに進んで行くのが最善のはず。

とにかく勉強しまくってなんとかするしか無い。

 

 

交代式を終えたある日の昼休み、綾小路君に佐藤さんが話しかけるという事件が起こった。

騒がしい昼休みの一幕やからそれほど注目されていた訳では無いんやけどな。

 

佐藤さんな〜。足の速さだけで惚れた割にはなかなか一途で好感持てる。

と言うのも、俺は佐藤さんから相談を受けていたのだ。

「綾小路君堀北さんとどうなの?」みたいな感じの。

そこで察したね。ついに綾小路君に春がやって来たって。凍えるような北風(堀北)を超えて、ついに綾小路君にも春(普通の女子)がやって来たと。

 

顔を真っ赤にして教室に帰って来た佐藤さんを一言労っておいた。

いやー!可愛らしいね!なんか初々しい感じで!こうゆう感じの子が良いね、付き合うなら。別に裏がヤバヤバな櫛田ちゃんが嫌いとかそうゆうのでは無い。

 

 

風呂を借りた後少し綾小路君の部屋でゆっくりしていると、綾小路君に電話がかかってきた。

 

「答えてやれるようなことがあると良いんだが」

 

と言ったかと思えば、相手からの言葉にフリーズしてしまった。

これはあれか?軽井沢さんか。相手は女の子みたいやし。

 

「は?草元まで知ってるのか?」

 

電話を耳に当てたままこちらを向いて来たので、サムズアップしておく。

安心しろ綾小路君!俺は君の青春に花を飾ってやろうと思ってるんやで!

 

少しの会話の後、履歴を消すように言って電話を切った。

 

「軽井沢さん?」

 

「そうだ……というか、なんで草元が知ってるんだ?」

 

佐藤さんの事だろう。

 

「いやー、佐藤さんに相談されてな!中々面白そうやったから協力させて貰いました!」

 

グッとサムズアップしておく。

 

「協力って……まだ何かあるのか?」

 

「いやいや、人の恋路を邪魔するわけにもいかんし、ただ相談に乗っただけやで」

 

「……そうか」

 

「そうや」

 

いやー、恋愛相談なんか初めてされたけど中々楽しいな!

ただそれが実らない恋やってわかってるのが悲しいな…

 

「そうゆう草元はどうなんだ?」

 

「へ?俺?何が?」

 

「そういう話」

 

「なーんも無いわ。別に女の子に興味ない訳でも無いんやけどな」

 

俺だって普通にムラムラします。だって……ねぇ?そこら中にメロンが揺れてたら……ねぇ?

 

「一之瀬狙いなのか?」

 

「あれ?言ってないっけ?俺別に一之瀬タイプでも何でもないで」

 

「…そうなのか?」

 

「いや、もちろん可愛いとは思うけど、それで言えば櫛田ちゃんとかのんがタイプやわ」

 

「へぇ」

 

「まあ、タイプかどうかなんか正直どっちでもええんやけどな。結局フィーリングの問題よ」

 

フィーリング、感覚って言っても別に体の相性とか、そうゆうのじゃなくて、居心地とかそうゆうの。

 

その日は恋愛トークで盛り上がった。

まさか綾小路君が恋愛トーク出来るとは思わんかった。「少しでも理解出来たらええな」とか思ってたんかな?

 

 

 

数日して、中間テストが返された。

赤点は無し、つまり退学者も無し。因みに俺の平均点は70点ぐらい。ボチボチやな。

その後にペーパーシャッフルの概要が伝えられて、作戦会議が開かれる運びとなった。

 

学校内にあるカフェ『パレット』で作戦会議をする事になったが、櫛田ちゃんも参加する事になった。

ほんま、裏切り者がおるって厳しいよな。

 

俺としては、これからの事を考えればさっさと退学させておいた方がええと思うんやけど堀北ちゃんはそう思わんらしいしな。

櫛田ちゃんの地位を叩き落とすのは簡単なんやけど、その後が心配やな。原作と違う流れになるのも困るし、そもそも櫛田ちゃんが握ってる秘密が多くて大きすぎる。それを公開したら簡単にクラスが崩壊するやろうし。

 

もし、俺が標的になって追い込まれるような事になれば問答無用でバラすんやけどなぁ…

 

 

堀北ちゃんと綾小路君がようやく到着して、会議がスタートした。

まずはペアの法則性、続いて指名クラスの決定が話され、決定された。

 

そう言えば、今日は確か龍園君がCクラスのスパイを炙り出している日だ。

それを受けて依頼を持ってくる可能性もなくは無い。

ある程度準備はしといた方が良さそうやな。

 

 

次のホームルームでは、クラスに法則の説明と戦略が話されて、相手は攻撃防衛共にCクラスで決定した事が伝えられた。

 

そして小テストを受けた翌日の4時間目に早くも返却され、ペアが決定した。

えー、注目はもちろん、綾小路君&佐藤さんペア!!

いやー!これは運命やね!そうとしか思えない!

因みに俺は小野寺さん。まあ中間層やし、ボチボチやな。

 

ペアが決定して、その後の方針を纏めていると、三宅君と長谷部ちゃんが話しかけて来た。

因みに〜さんと〜ちゃんには特に違いはないで。ただ語感で呼びやすい方選んでるだけな。

聞けば、点数事態はそこそこ取れていて問題無いように見えるのだが、苦手な科目や問題傾向が全くと言っていいほど同じなのだと言う。

 

勉強会に参加しては?と聞いてみたがパスされてしまった。

なんなかんやで幸村君が指導役を引き受ける事になって、綾小路君がその補佐…管理?を任される事となる。

 

 

……ハズだった。

 

「草元くん、あなたもお願いできる?」

 

「えっ?」

 

「教えるほど出来る訳でも無いんだし、少数の方が何かと都合が良いでしょう?」

 

「いや、確かにそうやけど…」

 

「お願いね」

 

そう言って平田君と作戦会議を始めてしまった。

えぇ…なんでや…。

い、いや!まだや!まだ綾小路グループを回避出来る可能性がある!勉強会の後少しずつフェードアウトしていけば……あれ?そもそもなんで俺綾小路グループ回避する必要があるんや?あるかなぁ?うん。ないな。ならば良し。

 

 

放課後、勉強会を行うためにパレットに向かった。

 

なんでか知らんけど俺がお誕生日席に座らされた。お誕生日席ってあんまり使わんくなったよな。

 

 

「一応何か質問があれば先に受け付けるけど」

 

綾小路君がそう切り出すと、長谷部ちゃんが手をあげて言った。

 

「綾小路君って喋るんだ」

 

「ブフッ!」

 

やっべ吹いてもた。

 

「………最初にでてきた質問がそれか」

 

「なんていうか、全然印象無かったから。休んでても気づかない生徒みたいな?」

 

長谷部ちゃん中々辛辣やな。悪気が無い所がさらにひどい。

 

話題が体育祭、部活、そして勉強へと移った。

 

「2人とも見事な理系だな。文系教科の殆どが壊滅的だ」

 

「2人とも仲が良いとは思ってなかったが、得意不得意が被ってると良く知ってたな」

 

「前に図書室で勉強してる時長谷部に声をかけられた。その流れだ」

 

「私もみやっちも比較的、孤独組だしね。クラスに馴染みきれないんだよねぇ」

 

「そういう意味じゃ俺も同じだ。基本的に今存在するグループには違和感がある」

 

「じゃあなんで今回はグループ作ることに賛成したわけ?」

 

「別にグループってほどじゃない。ただの勉強会だ。それに少数なら静かだろ。自分自身が勉強するのに邪魔にもならない。そういうわけでこれから勉強方法を考えていく。悪いが少し時間を貰うぞ」

 

「了解。適当にお茶して待ってれば良いんでしょ?」

 

そんなわけで早速携帯を取り出して寛ぎ始めた。

と思ったら思い付いたかのように喋り出した。

 

「そういえばさ、草元くんも割と孤独組じゃない?」

 

ほ?それはまた意外な評価やな。

結構色んな人と喋ってるつもりなんやけど…

 

「いやいや、そんな事無いだろ。草元は教室でもよく喋ってるぞ?」

 

「いや、そうなんだけどさ。なんか、こう、1人が板についてるというかさ、1人でも違和感が無いというか…」

 

なんやそれ。まさか俺が真性のボッチやとでも言いたいんか?いや、確かにボッチやったけどさ…

 

「もしかして俺バカにされてんのかな?」

 

「多分違うから安心しろ」

 

そうやんな!俺の奥底に眠るボッチを感じ取ったとか、そうゆう訳ではないやんな!

 

 

それから30分を過ぎた頃、長谷部ちゃんがそういえばと切り出した。

止めようとする三宅を押し切って、こう聞いた。

 

「綾小路君って堀北さんと付き合ったりしてんの?」

 

「してない」

 

「即答?なんか随分手慣れた模範解答って言うか、逆にちょっと怪しかったり?」

 

「色んなヤツに聞かれるからだ。堀北とは常に一緒に行動してるってワケじゃない」

 

「そうかもしれないけどね。恋愛の噂は半分は真実で半分は嘘だったりするからなぁ」

 

お?ここもしかして(綾小路君への)アタックチャンスか?

 

「あ、でもこの前コイツさtムグムグ」

 

くっそ!綾小路君のやろう!自らの反射神経をフルに使って口止めして来やがった!

 

「なになに?綾小路君がどうしたの?」

 

目を輝かせて長谷部ちゃんが聞いてきた。

 

「何でもない。な?草元」

 

「ふー。おお、せやな。んでな、コイツがこの前sムグムグ」

 

…ッ!ハヤイッ!まだ子音しか言ってねぇよ。

 

「……何もなかった。そうだよな?」

 

「…おん」

 

この時、俺は初めて綾小路君には絶対に勝てないと言うことを身をもって実感した。

 

勉強会の方針なんかを纏めて、この日は終了、お開きとなった。

 

 

 

その日の夜、俺は久々の外食に来ていた。

 

目の前で焼けたヘレをタレにつけ、口に運ぶ。ついで白飯を投入し、久々の牛肉を堪能する。

 

「ふぅ…うま」

 

「貧乏のDクラスにはなかなかありつけない飯だったか?」

 

目の前に座る龍園君が問いかける。

そう。この龍園君、この前に残した捨て台詞通りに焼肉を奢ってくれると言うのだ。

もちろんただ奢ってくれるだけで済む訳が無いが、折角の焼肉を堪能しない手はない。

 

「まあ、Dクラスが貧乏なんは否定せんけど俺はそんな事ないからな」

 

「の割には随分質素な生活を送ってるようだが?」

 

「いきなり生活水準が上がったらクラスのヤツが怪しむやろ」

 

「確かにな」

 

「あ、ミノ2人前下さい。後ヘレ追加で3」

 

「………少しは遠慮したらどうだ?」

 

「貧乏人のDクラスには中々ありつけない飯やからな…あむ」

 

そう言って牛タンで米を包んで口に運ぶ。

 

「そういえば今回の試験Cクラスは厳しいんちゃう?」

 

「あ?」

 

「勉強だけで言えばDクラスの方が出来るんやし、中々厳しいやろ?それとも何か策でもあるんか?」

 

「クク…さあな」

 

「ほーん」

 

 

 

…ふぅ。お腹いっぱいや。

 

「あ、このイチゴパフェ下さい」

 

「女々しい野郎だな」

 

「そろそろ本題聞いてもええか?」

 

「ああ、そうだな。Dクラスの答案を寄越せ」

 

えらいシンプルな依頼やな。それにコレも櫛田ちゃんと対して変わらん依頼やし…

 

「報酬は?」

 

「20万だ」

 

「25」

 

「…クク、いいぜ。25万だ」

 

「一応確認しとくけど、茶柱先生に提出された問題の答案を龍園君に渡せばええんやな?」

 

「ああ」

 

よし。言質は取った。

 

「オーケー。……ところで、櫛田ちゃんの使い勝手はどうや?」

 

「中々良い女だ。どっかの誰かよりもよっぽど信頼出来て扱いやすい」

 

「へぇ。そりゃ良かった」

 

 

しかし、この依頼をしてきた意図がホンマに全く分からない。

少なくとも、俺が二重スパイに近い役割になってる事には気付いているはず。

わざわざ櫛田ちゃんとの二段構えにする必要は無いと思うんやけど…

 

「んじゃね。御馳走様」

 

ま、ええか。なるようになるわ。




はい。ちょっと今メンタルブレイキング中で、暫く投稿が滞るかも知れません。

それにしてもRTA系って異様に人気高いですよね。俺もめっちゃ好きなんで書いたみたい感はあるんですけど、イマイチ淫夢系に明るくなくてですね。
あと気付いたのは、取り敢えずクロスオーバーはやり得やなって。二つのタイトルから人を引っ張って来るから、オリ主だけの作品よりも人の集まりが良いってようやく気付きました。

タイトルどうする?

  • 変えた方が良い
  • 変える必要無い
  • 花山inよう実書いてみてくれ
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