自給自足で実力主義の学校生活   作:たーなひ

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いつの間にかUA一万超えててビビリ侍。

感想もたくさん頂いていて、とても励みになっております。


十四話

期末試験は滞りなく終了した。

原作通り1人も退学者が出ることは無かったし、堀北ちゃんも櫛田ちゃんとの勝負に勝ったようだ。

 

これで後は、龍園君の黒幕探しで二学期は終わり。

龍園君との契約も今回の敗北で切れるし、一先ずは裕福で安全安心な暮らしに戻れるかな。

 

そして12月に入りポイントが支給された。

5月当初と比べるとかなりクラスポイントが増えており、他クラスとの差も縮まっている。

俺はその金で毛布を買った。めちゃめちゃフワッフワであったかい。てか今年の冬寒いな。毛布に包まって登校したいレベル。

 

これからちょっと雰囲気がピリっとするけど時期に収束するし、平和も同然やな〜。

 

 

 

 

なんて思っていたのに…………

 

今俺は、病院のベッドの上で痛々しい姿を晒している。

 

「なんで…なんでこうなったんや………」

 

 

時は昨日の12月2日、その放課後に遡る……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日俺は、龍園君からの呼び出しを貰っていた。

期末試験の事とか、これからの事についての話するんやろなぁ〜。

思えば、これがバカやった。

どうせ今回も焼肉奢って貰うだけやと思ってたし、せいぜいめんどくさい依頼があるぐらいやろとも思ってた。

 

 

待ち合わせは、7時に寮から遠く離れた人気のない道……なんで俺はこの時点で気付かんかったんや。人気ないとか怪しすぎるやん。

いや確かに、焼肉屋の通り道でもあったし分からんでもないよ。でもさ、いっつも「席取っとるから行っといて」方式やん?いつもと違うとこに警戒しとかなアカンかったやろ……

 

 

待ち合わせ場所に行くと龍園君が先に待っており、2人で焼肉屋への道を歩く。

 

「今回の試験は残念やったね」

 

「全くだ。使えねえスパイのせいで大金をドブに捨てちまった」

 

「それは申し訳ないなぁ。ウチの堀北ちゃんがエラい優秀やったみたいで」

 

「桔梗も役に立たなかったし、この試験は俺達Cクラスに何のプラスも無かった。

 

 

………だが、それも今回で終わりだ」

 

そう言った直後、龍園君に蹴飛ばされた。蹴られたのではなく押し込むように、蹴飛ばされた。

次にものすごい力で路地裏に引きずり込まれる。

当時は何が起こっているか全くわからなかったが、俺を引きずっているのはアルベルトだった。

 

かなり奥まで引きずり込まれ壁に投げつけられた。

肺の空気が一気に出て、ぐふぅと声が漏れた。

 

顔を上げると正面に龍園君、さっき通っていた道路方面にはアルベルト、その反対側には石崎。

 

これは………もしかしてヤバイやつ?

はい。ヤバイやつです。誰がどう見ても万事休す。全俺が死を覚悟した。

 

 

好戦的な笑みを浮かべる龍園君が徐に口を開く。

 

「さっさと黒幕を吐け。そうすりゃ少しは手加減してやる」

 

うわぁ…だよねぇ……。この時期でこの場面ならそうゆう話だよねぇ…。

 

「い、いや、知らん……あ。そ、そうや、ポイント!ポイント払えば教えたるやん!」

 

やっべこっっわ!マジで声が震える…

 

「あ?テメェ状況わかってんのか?あぁ!?」

 

石崎が凄んできた。マジで怖いんで勘弁して下さい!

石崎が胸倉を掴んで来た。え、ちょ!ちょちょちょ!ちょ、おまっ…ブヘェ!!

 

な、殴られたんやけど!!なんでなんでなんでなんで?

なんで龍園君止めないの?嘘やろ?もう俺ダメなの?

 

「オラ、さっさと吐けよ!オラァ!」

 

もう一発!?

 

「オラァ!!」

 

さらにもう一発ぅ!??

 

クッソ痛い…ウッソやろ…?口がめっちゃ血の味するしジンジンするんやけど。

 

今回俺はバラすつもりはない。

というのも、軽井沢さんを手駒にする…なんか言い方悪いな……まあええや。手駒にするには、あの屋上みたいな状況を作る必要がある。一種の極限状態みたいな、そうゆう心理状態。

で、そのためには屋上イベントまで黒幕の正体が完全にバレてない事が条件となる。それまでにバレてたら原作とは違う感じになってもて屋上イベントが無くなるからね。

きよぽんに軽井沢さんが居ないとなるとかなりこれからの動きに支障が出るから、軽井沢さんを手駒にするのは外せない。

後々の事を考えれば、ここで俺がボッコボコにされてでも黒幕をバラさない方が良い………………はず。

 

 

「ほう…言わねえ気か?その胆力だけは認めてやるが、利口な選択とは思えねぇな」

 

………てかクッソ痛いんやけど…もうサイッアク…!

 

「言っても変わらんやろ…?ホンマかどうかもわからんねやし、どうせ言ってもボコボコにされるだけやん」

 

「クク…確かにな。だが言わねえよりはマシだ。軽傷で済むぞ?」

 

「もう俺の中やと重傷やわ…マジで血吐く事なんか無いと思ってたし……」

 

「……そうかよ。石崎、いたぶってやれ。やり過ぎるなよ」

 

「はい」

 

俺に喋る気がない事が分かったのか、会話を打ち切り石崎に指示を出した。

 

「悪く思うなよ。さっさと吐けば楽だってのに」

 

指を鳴らしながら石崎が近づいて来た。

 

「……はぁ。一つだけ、良い事教えたるわ」

 

「あ?」

 

「喧嘩した事ないとは言ったけど、こうゆう場面が初めてな訳では無いんやで?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい。そんな訳で、三週間の入院生活を余儀なくされました。

いやー!ボッコボコにされたね!あの後記憶ないし。気が付いたら3人とも倒れてるとかやったら良かったんやけど、残念ながら目が覚めたのは病院やったわ。

最後カッコつけたけど、もちろんハッタリや。なんか揺さぶりみたいなやつでワンチャン作れへんかな?って思ったんやけど無理やったわ。

はぁー、身体中打撲だらけで痛い……。くそったれがぁ!!

 

因みに、三年生の先輩が通りかかって人を呼んでくれたらしい。あのままやと下手しい死んでたね。夜やし…。

…いや、それはないか。流石に人が死ぬと本格的な調査が入ってあの3人がお縄やから、そうなる前に何かしらの手はうつやろ。

 

まあ、手が使えるのは良かったわ。何かしらで時間潰せるし、ケータイも使えるからな。しかも食費が無料なんは爆アド。漫画でも買ってきてもらおかな…。

 

……………あ、野菜!…はきよぽんに頼めばええか。

 

 

それにしても3週間か…ギリ終業式には間に合うぐらいかな?

別に間に合ったかて何かある訳じゃないんやけど、クリスマスを病院で過ごすのは…こう…嫌やん?

 

 

「おい草元!無事か!?」

 

そう言ってあっきーが飛び込んで来た。

 

「お、あっきー。わざわざ来てくれてありがとーな」

 

その後ろから綾小路グループ達が入って来た。

 

「お、皆来てくれたんか」

 

「よっ。随分大怪我だね」

 

「痛そう…だね。大丈夫?」

 

「見舞い品だ。適当に食べてくれ」

 

けーちんが見せた袋の中には大量のお菓子が入っていた。

 

「あらあら。お気遣いどーもー」

 

みんな割と言葉は軽い感じやのに、どうも渋い顔をしている。

あっきーが口を開いた。

 

「……龍園…か?」

 

 

これがまためんどくさいんよな。

俺が龍園君達にボコられたって言えば間違いなく裁判になる。今回は俺が被害者やから須藤君みたいにはならんやろし、向こうが罰則を食らうのは目に見えてる。

ただそうすると証拠が無いから裁判が長引いてその上で裁判に勝ったすると、屋上イベントが潰れる可能性がある。俺はどっからどうみても大怪我やし、証拠が無くても軽く3週間は絶対停学になる。屋上イベントを起こしたい俺は向こうの停学なんかは避けたいわけよ。

だから、俺は今回の事を訴えたりするつもりはない。

龍園君がなんでこんなハイリスクな事をしたんかは分からんけど、俺が事を荒げる必要はないやろ。

 

 

「いいや、階段から足滑らしてもてな。いやー、ドジやったわホンマ」

 

「階段から落ちて全身打撲にはならないだろ」

 

やっぱあっきーは分かってんのかな?こうゆう怪我もいっぱい見てきたんやろうし。

 

「なったんやからしゃあないやろ」

 

「ねえ…先生に言った方が…いいんじゃない、かな?」

 

「階段から落ちましたって?ハハ…それは恥ずかしいやろ」

 

「…なあ、なんで隠すんだ?クラスのみんなも、もうお前の為に動き始めてる。後はお前が訴えでもすればアイツらを追い込める」

 

え、もうそんなに大事なってんの!??

まいったねぇ…ちょちょっと話題に上るぐらいやと思ってたのに……好感度上げすぎたかな?(嬉しい)

 

「階段から落ちただけやのに大袈裟やなぁ。みんなにも言うといてや。ドジ踏んだだけでここまで騒ぎが大きくなるとホンマに恥ずかしいから」

 

「なんでホントの事言わないわけ?もしかして…脅されてるとか?」

 

待て待て、そんなわけないやん。てかそこまで行くと収拾つかんくなるやん。シャレになってないって〜…

 

「いやもうホンマにちゃうから。もうええやろ?俺がただドジっただけやって」

 

うーん。どうにも納得してくれそうもないなぁ…。かと言って事情を説明するかって言われるとなぁ…。

クソダルファンタスティックエブリデイやわ。

 

 

「……………わかった」

 

「啓誠!?」

 

けーちん!?分かってくれたの?いやー、インテリは理解が早くて助かるわ!

 

「そろそろ行こう。ゆっくり休ませた方が良いだろう」

 

そう言ってけーちんが出て行き、渋々と言った感じで残りの4人も出て行った。

 

ふぅ。とんだ災難やな。まさかクラスぐるみで動き出すとは…。クラスメイトの優しさが身に染みるわ。物理的に。もうやめてくれホンマに。頼むから殴り込みするとか辞めてくれよ?

 

んー……一応…きよぽんに釘刺しとくか…

 

________________________________

 

病院を出た綾小路グループ一行。

 

「啓誠、いいのか?」

 

綾小路が幸村に問いかけた。

 

「アイツはきっと俺達を守ろうとしてるんだ。Dクラスのみんなが同じ目に合わないように関わるなと、そう言ってるんだ」

 

「じゃあやっぱり…龍園君達が……?」

 

「そうだろうな。何でアイツが狙われたのかは分からないが、卑怯な手を使ったに違いない」

 

「じゃあどうするの?」

 

「俺達で剛の仇を討ってやるんだ」

 

「いや待て。剛が関わるなという意味で言っているなら、その意思を汲んでやる方がアイツの為なんじゃないのか?」

 

「…いや、アイツは分かってない。友達が傷つけられて大人しくしてられるほど俺達は優しくない」

 

綾小路のやんわりとした静止も受け入れられず撃沈された。

周りを見ると、みんなが覚悟を決めたような表情をしている。

 

(そういう意味で言ってるわけではないんだけどなぁ)

 

綾小路の心の声は、友情に燃える彼らに届くことは無かった。

 

_______________________________

 

 

『……そうゆう訳で、なんか戦う感じになった』

 

 

……………………………………は?

 

い、意味がわからんのやけど?

深読みしすぎやて……てかきよぽんマジで何してんの?

 

『いや…悪い』

 

はー、つっかえ。

何とかしてーや。

 

『もう手遅れだ。もう既にクラス全員に伝わってる』

 

ファーーーー!www

 

なんで…なんでなんや…!

なんでこいつらアオハルっぽいことしてるんや…

ボコられた仲間の仇討ちって…ごくせんかな?青春ヤンキードラマかな?茶柱先生がジャージツインテ眼鏡は似合わんよな?

 

……そ、そうや!平田君と櫛田ちゃんに伝えてーや!クラスの中心が呼び掛ければ収束していくやろ?

 

『言ったろ。既にクラス全員だ。今から伝えた所で収束しないだろうし、ついでにBクラスまで出張ってきた。もう学年全体の問題だ』

 

デデドン(絶望)

 

なぁ…おかしくないか?いや、みんな何にも悪いことしてないし、どっからどう見ても美徳なんやけど…ねぇ?こう…申し訳ない気持ちもあるし……そもそも動いて欲しくないし…被害者本人の意思を無視するってどうなん?僕!そうゆう仲間外れみたいなの、良くないと思います!!

 

もう終わりか…俺が何言っても無駄なんや……。

 

 

これが……スパイやってたツケなんか……?

 

 

ん?

 

 

 

んん?

 

 

 

 

これさ。

 

 

 

 

 

もしかして…

 

 

 

 

 

いや、もしかしてなくても………

 

 

 

 

 

 

今スパイってこと龍園君にバラされたらヤバくない?

 

 

いや、こんだけ大騒ぎになってさ。ほぼ学年全体の問題になってさ。その被害者が実はスパイでしたって…コレ……晒し上げられませんかねぇ?クラス全体からぶち殺される未来しか見えへんわ。

ヘイトが龍園君から全部俺に向きそうでめっちゃめちゃ怖いんやけど……大丈夫か?

 

いや、大丈夫ちゃうやろ。

マジでヤバイ気がしてきた。コレ…マジで俺ヤバイぞ。

ど、どどどどどうするぅぅ!!

 

 

 

コンコン

 

 

未来を案じて遺言を考えていると、病室の扉がノックされた。

 

返事をすると、入ってきたのは堀北ちゃん。

 

 

「やぁ。いやー、ドジってもてね!」

 

包帯を見せつけておちゃらけて見せるが、黙って俺を睨みつけて一向に喋ろうとしない。

あれ?こうゆう雰囲気の話ではない…ってこと?

 

 

「単刀直入に言うわね」

 

 

おん?

 

 

「あなた、Cクラスのスパイだったのね」

 

 

 

 

 

 

……………………オワタ\(^o^)/

 




はい。
俺的には展開とか思考とかは自然というか、違和感無いかなって思うんですけど、読んでる側ってどうなんですかね?なんか無理矢理ってゆうかご都合主義に見えてるならちょっとアレかなーと、思たろう。

実はちょくちょく次の作品考えてるんですけど難しいね。面白そうな設定とかは思いつくんやけど形にしようとしたら全然上手くいかんわ。設定というかベースだけあげたら小説書いてくれる人とかおらんのんかね?

タイトルどうする?

  • 変えた方が良い
  • 変える必要無い
  • 花山inよう実書いてみてくれ
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