なかなか読んでてクスっと笑ってしまうような展開にならなくて困りんティヌス。まあ…二学期のクライマックスやし…多少はね?
えー、入院してから入院してから2週間が経ちました。
この間にあった事と言えば原作と何ら変わりなく、高円寺イベントとちょっかいかけられたりしたぐらいらしい。
らしいって言うのは俺が実際目にした訳じゃないから。まあ入院してたんやし当然なんやけどな。
みんな証拠集め頑張ってくれてたみたいやけど今は停滞気味らしいな。そもそも本人が訴える気無いし、証拠も本人同士の証言しか無いからどうにもならんかったんやってさ。きよぽんが言うには「友達を龍園の毒牙から守る為に怒りを押し殺す男の中の漢!」みたいな美談になっちゃってるらしい。なんでやねん。
あと、嬉しい事がありました。
毎日とまでは行かんけど、ほぼ毎日綾小路グループのメンバーがお見舞いに来てくれたんよな。
いやー、これは嬉しいね。まあカフェとかで過ごしてたのが病室に変わっただけな気もするんやけど。
この二週間であった事って言えばこんなもんか。
はぁー、ドラゴンボーイとリトルガールの掛け合いはめちゃめちゃ興味あったんやけどな………今度どさくさに紛れて呼んだろ。
で、明日ついに退院を迎える訳でありましてね。
久々の学校にちょこっとテンションが上がってるんですよ。いや、だって実質クラスの人気者やろ?二週間振りに学校来たら多少は声かけられまくる…やんな?いや、少なくとも櫛田ちゃんは声かけてくれる!絶対になぁ!!
明後日には終業式で二学期終わるから連休明け特有のダルさも少ないし、今月最高やな。
はい。おはようございます!
きよきよしい朝ですね!えー、空は晴れ渡り太陽が燦々と……ってなんやねん曇ってるやんけ!クソが!!気分悪くなったわ!もう今日は学校行かへん!
朝から曇り空に心の中で愚痴を零していると、きよぽんがやって来た。
「おはよう」
「おう、おはよう」
「わざわざ2人で合わせて行かなくても良くないか?」
「いやー、ちょっと教室入るの緊張するやん?2人やったらなんか気楽やし」
「…あぁ、たしかに」
「それにしてもひっさしぶりやな、学校行くの。二週間ベッドの上やと中々体が重たいわ」
「あと2日の辛抱だ」
「……なんかそう考えたら体が軽くなってきた気がする!」
綾小路君と学校への道を歩いていると、不意に俺の携帯が震えた。
メールみたいだ。
差出人は堀北ちゃん。
文面はシンプルで『どうゆうこと?』とだけ。
その下にどこかのURLが貼ってある。
URLをタッチすると、画面が変わってロードが始まった。
これ……動画?かな?
綾小路君と携帯を覗き込む。
ロードが終わって再生された。
『おーけー。スパイになったるわ』『交渉成立だな』
………………え?
「これは…掲示板にもあるみたいだな。グループでも話題になってる」
掲示板……?
これ……………アレか?龍園君か?それともまさかドラゴンボーイ?どっちや………いや、どっちも一緒やわ。ドラゴンガーデンボーイやわ。クッソ!どうなってんねん!
これって船上試験の時のやつやんな?ヤバいぞ……スパイ容疑…いや、スパイ罪か。で袋叩きにされるぞ。
まずいまずいまずいまずい!!
「ど、どど、ど、どうするぅぅ…!」
マジでどうしよ!ホンマにやりおったな龍園君!!
作戦は予想してたから実質俺の勝ちでええか?ええやんな?
もう大人しく負けといてくれやぁぁぁ!!なんでこんな死に目の癖にに爆弾投下してくんねんってぇぇ!こんなんもう道連れやぁぁん!!そんなんできるぅ!??
「…どうするんだ?」
「どうするって言っても……」
えー…どうしたらええんや?
まて…まずは状況を整理しよう。
まず今の問題は、俺がスパイやとバラされた事。
掲示板にバラされたって事は学校に行けばみんな知ってるやろうし、教室で問い詰められるのは間違い無い。それだけならまだ良かった。ただ時期が最悪過ぎる。
今龍園君のせいでピリピリしてるから、龍園君へのヘイトがバカにならん事になってる。その上俺がボコられた件でみんなが動いてくれてたからその高低差分のヘイトも俺に向かう……と。
うん。これはヤバいぞ。
誰が見てもわかる絶体絶命。ボコられる瞬間よりもなまじ籠城とかゆう苦肉の策があるせいで精神的なダメージがデカい。あれよ、ボコられる時はもう完全に詰んでたから諦めてたみたいなところあったしね。
………いや。籠城は別にアリか?
んーーー…………
うん。
「悪い、俺帰るわ。一先ず自分の力でなんとか出来るか試してみるわ」
「ああ。わかった」
という訳で今回は籠城作戦で行きます。
あれ?でもアレか。もうコイツクラス上げに手を貸す理由無くなったから俺を助ける理由も無くなるんか……?
……いや………一応友達やし……多少はね?
きよぽんと別れて、寮に向かう所で知ってるヤツと会ったらめんどくさい事なるから通学路から外れた所で時間を潰す。
その間に欠席連絡だけしといて、今からしないといけない事を考える。
籠城に必要なのは食料。娯楽は部屋に本とかがあるから一先ず大丈夫やし、風呂も学校行ってる間に借りれば良い。水は水道水あるしね。
まずはスーパー。
ある程度腹持ちの良いもんを多めに買っておいて…後は……お菓子でも買っとくか。堅揚げポテトの関西だし醤油味はマジで美味い。オススメやで。
買い物してたらとっくに登校時間も過ぎたので部屋に戻って作戦を考える。
まず、今回の勝利条件は、俺が無罪放免で終わる事。
そのために必要なのは
まず原作通りに龍園君が負ける事。そんでその上で「俺は二重スパイで、Dクラスの為に動いてたんだよ」って示す事。
原作通りに負けてもらう必要があるのは今まで何回か説明してたけど、軽井沢さんの手駒化の為な。屋上イベントから外れてしまうとどうなるか全くわからんくなるからね。
それに原作から乖離し過ぎると俺の知識が通用せんくなってまうからそれは不味い訳よ。
で、俺が今日明日中にこの問題を解決するとなると、堀北ちゃんとか平田君とかに俺の無実を発信してもらわなアカン訳なんよな。そしたら龍園君が軽井沢さんをほっぽってこっちでイベントを始める可能性がある。
そうなると原作と乖離してまうから龍園君が負けるまで動けないってわけ。
だから、まず原作通りに龍園君が負ける事が前提となる。
で、二つ目やけどこれは手段の問題よな。
さっきも言ったけど、安杯は堀北ちゃんとか平田君の力を借りる事。というか他に作戦なくないか?
きよぽんは最悪頼ったらなんとかしてくれるかもしれんけど、極力頼りたくない感じはある。
俺が自力で無実を証明……は無理やろ。そもそもが真っ黒やのに白を足した所で真っ黒には変わりないわ。
てな訳で堀北ちゃんに頼もうと思うんで、メールを送っときますね。
『話があるから朝4時に俺の部屋の前に来てくれ』
ふぅ。
…なんやったっけ。あ、そうそう。
そうゆう訳なんで、龍園君が負けるまで…つまり終業式のある明日まで籠城が決まった訳なんですよ。
よし。こんなもんかな?
後は上手いこと詳細考えといたらええかな?どうゆう筋書きにしよっかな…。
翌朝の4時、ドアを開けるとちょうど堀北ちゃんが来ていたので部屋に入れる。
ん?
そう言えば俺さ、部屋に女子入れるの初めてじゃないか?
男子もきよぽんぐらいしか入らんし……なんか緊張してきた。
「それで、話って?」
「その前に聞いときたいんやけどさ、今日のクラスはどんな感じやった?」
これは割と気になる。
「そうね……本当に大変だったわよ。当然よね。つい昨日まで同情の対象だった人間が裏切り者に変わるんだもの」
「やんなぁ……」
「貴方の部屋にも来たんでしょう?」
「あー…うん」
平田君とかけーちんとかあの辺な。いや、あの辺は別にええねん。「信じてるよ!だから開けて話をしてくれ!」みたいなスタンスやから。
でも3バカも来たんやけどアイツらはマジで許さん。クッソみたいに暴言吐き散らしやがって!許さんぞ!俺は池と山内は絶対に許さない。櫛田ちゃんにあらぬ事吹き込みやがったらしいからな。
「作戦がある…と言っていたわね。これもその作戦ということ?」
「うーん…ちょっとイレギュラーではあるけど支障はないはずや。堀北ちゃんにしてもらいたいのは明日…いや、明後日かな?まあ連絡するわ。で、俺が二重スパイやって事をクラスのみんなに話して欲しいねん」
「……まだ信用出来ない貴方の言うことを私が聞くと思う?」
「それは明日になればわかることや。その結果を聞いた後でも構わんで」
「…明日?」
「色々あんねん」
「……まあ良いわ。約束が果たされれば貴方の依頼も聞いてあげる」
あら。もっと根掘り葉掘り聞かれると思ってたんやけど…。
まあええか。
「んじゃあ、よろしく」
「一応聞いておくのだけれど、私はいつも通りに振る舞っていて構わないのね?」
「おん」
「わかったわ。それじゃ」
そう言って堀北ちゃんは部屋を出て行った。
よし。これで後は原作通りに明日…いや、もう今日か。龍園君が負ければオッケーやな。
はぁー、ホンマ最悪やな龍園君は。
今度焼肉奢らせよう。
あの後一眠りして、寮が騒がしくなってきたので起きました。
今日は午前中で学校が終わるからな。みーんな遊びに行くんやで。俺は部屋で籠城やけどなぁ!!
って思ってたんやけど、きよぽんから連絡来た。
内容は『学校の屋上に来てくれ』
おーーーん??
なんでや?
戦力として数える気なら残念ながらその期待には答えれへんぞ?
まあ……行くんやけどさ。
学校の階段登ってるナウ!
二週間ぶりに校舎入ったけどなんか楽しいね!この後のカオス不可避なイベントさえ無ければ校内探検でもしてたんやけど…
おろ?茶柱先生と生徒会長さんやん。ここで待ってたんやな。
「……草元?どうしてここに?」
茶柱先生がめちゃめちゃ驚きながら聞いてきた。まあそりゃビックリするやんな。教師にも俺のスパイ行為は伝わってるやろうし、学校も休んでたしな。
「あー…屋上に用がありましてですね…」
「残念だが今は屋上は立ち入り禁止だ」
堀北会長が答えた。
言いつけ通りに無関係の人が行かへんようにしてるんか。なかなか律儀やな。健気で好感持てますね!(♂)
「いや、あのー、あ、綾小路君に呼ばれて来たんですけど…」
堀北会長威圧感ぱないねんけど!ぱないの!!
「綾小路に?」
「はい」
そう答えると2人とも顔を見合わせた後、俺を通した。
あ、どうもどうも。すいやせんすいやせん…と手刀で間を切って行く。
検問を潜り抜け、一先ずドアの前で聞き耳を立てると、何やら話し声が聞こえる。
あんまり聞こえてこうへんけど、多分龍園君と綾小路君。あれ?でもこの時話してるのってほぼこの2人やからそれだけじゃ状況わからんくないか?
なんか空気読めてない所で入ってもたらヤバいやんなぁ……。でもずっとここで待っとくのもなぁ…。
あ!そうや!
急いで階段を駆け下りる。
「すいません!綾小路君が上がってからどんくらい経ちました?」
茶柱先生が驚いたように俺を見た後、時計を確認してから時間を教えてくれた。
「だいたい10分かそこらだ」
「あいざいます!!」
10分か…それならもうほぼ終わってるやろ。してたとしてもせいぜい馬乗りになってる辺りかな?
じゃあ特に緊迫した空気とかは無いやろ!
そう思って屋上の扉を開いた。
すると、そこにいた全員が俺を見た。
もう一度言う。"全員が'俺を見た。
全員がピンピンした状態で、俺の到着を待っていたようだ。
「遅かったな」
きよぽんが俺に声をかけた。
「…………………………ゑ??」
なんでコイツらまだ喧嘩始めてないの?
うーん。よく感想で頂いている『読みやすさ』を結構意識してるんですけど、今回とか前回みたいな割とシリアス目な所ってどうなんですかね?冬休みあたりはぼちぼちクスっとなるシーンとか入れていきたい感じはあるんですけど。
タイトルどうする?
-
変えた方が良い
-
変える必要無い
-
花山inよう実書いてみてくれ