自給自足で実力主義の学校生活   作:たーなひ

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入院ぐらいからの日にち感覚がガバガバなんやけど、なんとか冬休み側から逆算して下さい。冬休みの初日、つまりこのスタート時点が23日なのであしからず。


十八話

『草元君についての話があるわ。今日の10時、集まれる人は集まってちょうだい。場所はー……』

 

朝起きると、そうゆう旨のメールがクラス全員に送られていた。因みにここで言う全員に高円寺は含まない。

 

まあ、そうゆう訳で俺の無実が証明される訳なんやけど、俺がこの集まりに行っても良いんかちょっと悩み所よね。当の本人が行かんかったら不誠実な気もするし、俺がおったらおったで収拾つかんくなる気もする。

って言ってもリターンの方がデカいから行った方が得かな?うん。行こう。

でも時間通りに行ったらそれこそ詰め寄られて収拾つかんくなるかもしれんから、堀北ちゃんが粗方話終わったぐらいに行った方がええやんな。

 

 

 

 

 

 

 

10時15分頃、俺はみんなが集まっている場所に到着した。団体で纏まって座っているから分かりやすかった。その席に向かって行くと、俺に気付いたらしい池が声を上げた。

 

「あ!草元!」

 

クラス全員の目が俺に向いた。

…なんか居心地悪いな。やめてくれ…そんなに見ないでくれ…

 

「…あー、え、えっと、みんな久しぶり?」

 

すると、平田君が立ち上がって俺の前に立った。

え、なに?殴られるの?公衆の面前で?

 

 

 

 

「すまなかった!!!」

 

そう言って平田君は頭を下げた。

 

「全部堀北さんから聞いたよ。クラスの為に動いてくれたんだろう?なのに…俺達は君を疑って……」

 

……こうは言うけど平田君って絶対「そんな訳ない!何かの間違いなんだ!」とか言って俺の事を庇ってたんやろうな。

俺なら「ほれ見ろ!俺の言った通りやったやろ?」ってマウント取ってまうのに、自分も疑ってたって事にしてクラス全員の分まで謝ってる。

聖人かな?こんなやつが世界に20人もおったらアカンで。平田洋介、お前がオンリーワンだ。

 

「いやいや、気にせんでええよ。こうなる事は薄々わかってたし。むしろ心配かけてごめんな。」

 

これは正直どうしようも無かったしな。事後報告になっちゃうのはしょうがなかった。

 

 

「俺は最初から信じてたぜ!」

 

黙れ山内ぃぃ!!!テメェら3バカは許さんからな!!掌クルックルしやがって!!山内は3学期覚えとけよ!?地獄見せちゃるわ!!

 

「わ、私も!草元君のこと信じてたよ!」

 

く、櫛田ちゃあん……ええんやで。俺がスパイしてたこと知って、自分の事知られてないか心配してるんやろ?大丈夫大丈夫。初めから知ってたで。だから気にせんでええんやで。

 

「あ、じゃあ俺も!」

 

じゃあってなんやねん。

てかなんやこの流れ。みんな「実は俺を信じてたんやで」とかゆうクソ三文芝居か?

 

乗るしかねぇ!このビッグウェーブに!!

 

「み、みんな……」

 

みんなの暖かさに感動してる感じ出しといたらさっさと話終わるやろ。ほら、早く帰らせろよ。こんな主役みたいな扱い受けるの嫌やねん。あ〜帰って早くプリキュア見てえ〜。

 

 

 

まあ、そんな感じで俺の疑いが晴れましたとさ。

はぁ〜、これで平穏な冬休みを送れるわ〜。

 

 

 

 

 

さて、クラスメイトからの疑いも晴れ、自分の部屋に帰って来たのでこれからの事を考える。

 

3学期に待ち受けているのは混合合宿、クラス内投票、選抜種目試験の三つ。

 

クラス内投票は、俺がなんもせんくても堀北ちゃんがなんとかしてくれるからなーんにも考える必要は無い。

 

選抜種目試験も自分の種目だけ真面目にこなせば問題無い。

 

で、最後に混合合宿。これには大きな問題がある。

7泊8日の混合合宿。しばらく学校から出ると言う事。つまり、夏休みのバカンスと同じように水やり問題があるわけだ。

夏休みの時と違うのは、まずその期間。一週間ぐらい雨が降らん事なんかザラにあるし最悪ほっといても大丈夫やろうけど、流石に心配やから一回か二回ぐらいは水やりしときたい。

で、さらに違うのは全学年全クラスが合宿に参加するということ。これが何を意味するかと言うと、他学年の先輩に頼むという最終手段を取ることも出来ないということだ。夏休みと違って坂柳さんも合宿に参加するし、学校に残ってるのなんか用務員さんとかその辺やろ。

 

となると、生徒に頼むのは無理。

夏休みの時は断られたけどワンチャン無いかな?と思って管理人さんに聞いてみても失敗。

先生方はみんな合宿に行くやろうから先生も無理。

 

………あれ?詰んでね?

 

はー、無理無理。こんなん無理やわ。ちょっとだけ蛇口から水垂らしとくぐらいしか思いつかんわ。もうそれでええや。うん。

なんでこの学校は家庭菜園マンに厳しいんやろ。なんか恨みでもあんのか?許して下さい何でもしますから!

 

ん?

 

 

学校の農家虐めに恨み辛みを述べていると、携帯が鳴った。

電話では無く、メールのようだ。

 

差出人は櫛田ちゃん。

櫛田ちゃんか。中々珍しいな。昨日の今日で連絡するってのは中々…

で、内容は……………

 

 

 

 

 

『明後日の25日一緒にお出かけしたいんだけど…ダメかな?』

 

 

 

 

 

 

…………え?

 

え、ナニコレ。

さ、さ、さては池のイタズラやな?俺とした事が池と櫛田の名前を読み間違えてもた見たいやわ!HA HA HA!!

 

えーと、差出人は…と

 

櫛田ちゃん…

 

アレー??おっかしいなぁ………

 

 

え、マジで言うてる?

 

 

や、や、ややややややべぇよ。ふ、震えが止まらねえよ!

 

なんか落ち着かねぇよ。やべぇよ。っべー。マジっべー。

 

興奮しすぎて壁倒立しちゃってるよ……。

 

やべぇ。マジやべぇ。

 

ま、まてまて。まだだ!まだ落ち着け!焦るな草元剛。Be cool………フラットに行こうじゃないか。

 

まずは本気か確認せな…アカン、やんな?

 

『マジで?』

 

送信っと。やっべ手めっちゃ震えたんやけど…

 

 

うおっ!もう帰って来た!

 

『うん。』

 

 

なん…だと…。

い、いや、まだ!まだだ!みんなと遊ぶのに呼んだだけかもしれへんやろ!!焦るな!!

 

『メンバーは誰なん?』

 

そ、送信!!

なんて奴だ櫛田桔梗!ただのメールの文面ですらが可愛く思えてしまう…!こ、これが櫛田ちゃんの力……

 

『私と草元君の2人きりだよ!』

 

 

 

ふう…なんっって事だ全く。

この魔性の女め!俺を舐めるなよ!!この程度でなびくと思うな!!

危ない危ない。もう少しで罠にハマるところだったぜ…

油断も隙もあったもんじゃないな……

 

 

『ダメ……かな?』

 

 

『行きます』

 

…………ハッ!!い、いつの間に!!こ、この指が勝手に送信してしまったぁぁ!!!

 

 

 

 

…………………ちょっと散髪行ってくるわ。服も買わな。

 

 

 

 

 

 

 

ふぅーーー。スッキリした…(事後)

 

とは言え、この、デ、デ、デデデデートについて何か考えない訳にはいかないよなぁ!????

 

まずはレストランを予約して…じゃなくて。

 

まず向こうの思惑やけど、まあまあ見え透いてる。

 

大方、俺が龍園君から何か聞かされてないかを探るため。とか、そんな感じやろ。

 

俺としては俺が櫛田ちゃんを斡旋した事がバレるのが一番不味かったんやけど、態々こうやって探りを入れてくるなら多分大丈夫。

だって斡旋した事を知ってたら態々探りを入れるまでも無く退学させるための動きをしちゃってもええはずやからな。

………あ、これが退学させるための動きって可能性もあんのか。

 

ま、ええや。

 

どうせこんなん考えたって、俺は知らんぷりするしかない。

まあ、疑わしきは罰せよ方式でまだ疑惑の時点やのに退学させられるかも知れへんけど、それはまた考えたらええやろ。

段階を踏まずにいきなり即退学させられるような事にさえならんかったら大丈夫やし、時間かかるならなんとかそれを止めるための“手札”は持ってるしな。

 

 

つまり、俺はこの…デ、デートをぉ!!!

ただただ楽しむだけで良いということだぁぁぁ!!!

マリオカ-トエイィィッッッッ‼︎イヤッフゥゥゥゥ‼︎(マリオ感)

 

 

 

 

テンションが上がって小躍りしてると、またしても携帯が鳴った。

お!櫛田ちゃんかな!??

 

 

チッ!!佐藤かよ!!期待外れやわ!!チッ!チッ!…ペッ!!

 

…で、用件はなんや?

 

『クリスマスに綾小路君とデートに行くんだけど、何かアドバイスとかくれないかな?』

 

 

……ほう。タイミングが良かったな佐藤よ。今俺はかなり、かーーーーーなーーーり、すこぶる気分が良い!この私が直々にアドバイスをしてやろう!喜べ佐藤!!

 

 

『アイツ感情が顔に出えへんから全然笑ってなくてつまらなそうに見えるかもしれへんけど、実際結構楽しんでたりすると思うから気にせんくてええと思うで』

 

こんなもんか。送信と。

はー、佐藤さんこんなに健気やのに振られるの可愛そうよな。ままならんなぁ…。

 

『ありがとう!!』

 

すぐに返事が返ってきた。

はぁ〜。せめて、デート中ぐらいは幸せな気分で過ごしてくれ…。

 

 

 

 

さて、一夜明けて、本日はクリスマスイブの24日。

このクッソ寒い朝っぱらから俺はきよぽんと並んでベンチに座っていた。

 

「なあ」

 

「なんだ?」

 

「クッソ寒いんやけど」

 

「知ってる」

 

「はぁぁ〜」

 

このイベントってあれやんな…龍園君とか堀北会長と集まるイベントやんな。

 

 

「こんな朝っぱらから人を呼び出してんじゃねえよ」

 

はあ。やっぱりそうやんね…。

めんどくさ。寒いし眠いから早く帰って寝たいんやけど……。

 

しばらくきよぽんと龍園君は会話をしていたが、途切れたので少し聞きたかった事を聞いてみる。

 

「なあなあ龍園君」

 

「……なんだ、いたのか」

 

イラ…無視じゃ無視ぃ!

 

「結局俺が櫛田ちゃんを斡旋した事って櫛田ちゃんに言ってないん?」

 

昨日自分で結論付けたけど、一応確認のために聞いときたかった。

 

「…そう言えばそうだったな。安心しろ、俺は何も言ってねえよ」

 

……うーん。自分で聞いといてなんやけど、全然信用出来へんな。

 

「ほーん。あの子から連絡来たりもしてないん?」

 

「あぁ、噂は本当か…みたいな連絡が来てたが無視してやった。……随分桔梗の事が気になるみたいだな。惚れたか?」

 

…別に隠す事でもないか。どうせ遅かれ早かれ櫛田ちゃんとデートした事なんか学年中に広まるしな。

 

「いやー、櫛田ちゃんから明日デートに誘われたんよなぁ…」

 

「…マジで?」

 

きよぽんが大層驚いた顔で聞いてきた。

ごめんな佐藤、ちょっと嘘ついたわ。コイツでもビックリする事ぐらいはあるらしい。

 

「クク。良かったじゃねぇか。ちゃんと毛の処理していけよ」

 

「…笑えへんわ。ホンマに。まともな目的な訳がないんよなぁ…」

 

マジで笑えへん。他人事なら上手いこと下品なジョークにも返してあげれたのに…。

あ、ちゃんと毛は剃っていくので安心してね!!

 

 

「わからねぇぜ?案外テメェに惚れてるかもしれねぇ」

 

「ジョークが過ぎるやろ。いや、それならそれでもちろん嬉しい……いや、むしろその方が良いわ」

 

はーー、ワンチャン無いですかねぇ??無いですよね。理性は分かってるんやけどなぁ…。

 

 

 

この後堀北会長が来て、南雲会長についての依頼をして行った。

俺?俺はなんもせえへんよ。協力はするけど目をつけられたくは無いからな。必要ならちょっとぐらい手貸すで。

 

 

 

 

さて、明日はデート!!

気張っていくぜ!!

 

 

次回、『櫛田の一閃、草元の心臓を穿つ!』

デュエルスタンバイ!




櫛田「アイツスパイやったんか!バレてるかも…殺すか」
草元「デート?うっひょー!!うれぴー!!」

次はデート回やけど俺にそうゆうのが書けるのか…。

後俺最近ワンピースがアツくて、書きたいとは思うんですけどワンピースってめっちゃ人気に差が出ません?なんか敷居高いイメージある…ない?

タイトルどうする?

  • 変えた方が良い
  • 変える必要無い
  • 花山inよう実書いてみてくれ
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